ゼルダの伝説 夢をみる島 |
リリース | 1993/06 |
メーカー | 任天堂 |
プラットフォーム | ゲームボーイ |
ジャンル | ARPG |
ゼルダの伝説シリーズ第4作。今回はゲームボーイオリジナルだ。過去作をゲームボーイに移植したとかではなく、完全新規の内容となっている。一応話は神々のトライフォースと繋がっているようで、ガノンを倒した後のリンクが船旅の途中遭難するところからゲームがスタートする。
(※ちなみに私は最初から神トラの続きと解釈していたが、実は確定した情報ではなかった模様。わりと近年任天堂側から神トラの続きだという情報が出てきたようだ)
私はこのblogで何をクリアして何を途中までにするかあんまり決めていないが、なんとなくゼルダドラクエFFはエンディングまでやろうかな…と思っている。そういう訳でこの夢島も最後までやる気だったのだが、途中で断念した。なので全2回くらいの方向で。
オープニング映像でリンクが船で暴風雨に遭い、難破してしまう場面が描かれる。そして謎の島「コホリント」に流れ着き、その浜辺でマリンという少女に助けられる。
という事でゲームはそのマリンの家で目を覚ますところから始まる。以前神々のトライフォースの記事にも書いたが、「リンクが目を覚ますところから始まる」というのはゼルダシリーズのお約束だ。
なお、マリンはゼルダ姫にそっくりらしく、リンクは最初勘違いをした。単に似ているだけで全くの別人だ。ゼルダはこのゲームには一切出て来ない(ゼルダの伝説なのに…)。
リンクの持ち物のうち、盾だけは一緒に持ってきたようで、マリンの父親であるタリンから受け取る。
剣も持っていたはずだがここにはないので、リンクが打ち上げられていた浜辺にあるに違いない。まずはそこに行くのが目標となる。
マリンの家があるメーベの村には他にも色々住人がいる。ここの人なんかは「ワンワン」を飼っている。ワンワンと言えば、スーパーマリオブラザーズに出てきたあの敵キャラだ。
このように、今回の夢をみる島には他ゲームのキャラがふわっと参加している。
村の図書館には地図と、あと色々な情報の書かれた本がある。
地図はセレクトボタンでいつでも見られるが、そちらは既に行った事のあるエリアのみ表示される。本に書いてある地図は全ての場所が見られる。
村にいるうるりらじーさん。ゲームのヒントを教えてくれるのだが、面と向かって話すのは苦手らしく、他の場所から電話をした時のみ教えてくれる。わりとこのゲームは謎解きが難しくて詰まる事があるので、うるりらじーさんのヒントは普通に役に立つ。
夫婦で子育てをしているパパール。
「いずれ山で遭難するっスよ」とか言っている。なんで自分が遭難する事知っているんだ…? とか思うよね。このゲームの登場人物はみんなこんな不思議というか、ちょっとメタなところがある。
そういう作風とみなす事もできるが、恐らくこれについてはちゃんと理由がある。
では浜辺に行こうか。
今のところ盾しか持っていないので攻撃はできないが、その盾だけでなんとかできる部分がある。例えばこのトゲの生えた敵は普通に触るとダメージを受けるが、盾を構えていれば押せる。それで道を開ける。
しかしこの敵、星のカービィのゴルドーだよね…。
浜辺に剣が落ちているのを見つけた。
近づくと、フクロウが飛んでくる。このフクロウが行くべき道を示してくれる。
ちなみに同様の役割として、続編の「ゼルダの伝説 時のオカリナ」以降はケポラ・ゲボラというフクロウが出てくる。色々ヒントを教えてくれるのは一緒だが、この夢島のフクロウには名前がない。ケポラ・ゲボラの方が後だからというのもあるが、このフクロウに名前がない事もちゃんと理由はある。
剣を拾ってセットすると攻撃できるようになる。
なお、前作である神々のトライフォースの最後でマスターソードを元の台座に戻した。その時「SLEEPS AGAIN... FOREVER!」と書かれていたので、この時系列ではマスターソードはもう出てこない。この夢島の剣もマスターソードではなく、ただの「剣」としか書かれていない。
村にある遊技場。ぬいぐるみつかみ機がある。
この中央におなじみのヨッシーがあり、これを子供が欲しがっている。それを渡すところから長いわらしべ長者イベントがある。
剣を手に入れたので、シリーズ恒例の草刈りができる。
村の中に「刈ってください」と言わんばかりの草むらがあるので斬りまくると、「秘密の貝殻」が見つかる。こいつはドラクエシリーズにおける「ちいさなメダル」のようなもので、規定数集めて特定のNPCに渡すとアイテムがもらえる。
家に戻ったがマリンもタリンもいない。
マリンは広場にいて、話しかけるとタリンが不思議の森に行ったという事が分かる。そして「私は歌うのが大好き!」と言って、「風のさかな」の歌を歌い出す。
このへん、会話に脈絡がないんだよね。タリンは森に出かけた、の後「私は歌うのが大好き」って全然話が繋がってない。マリンに限らず、このゲームに出てくる人はみんな話に脈絡がない。またゼルダシリーズはそういう変わり者のNPCが多いんだけど、夢島は特に多い。
森に入るとあのフクロウが来る。
フクロウが言うには、このコホリント島は他とはちょっと違う理で成り立っているらしい。この島を治める神である「風のさかな」が目覚めぬ限り、リンクは島の外に出られないようだ。という事は、リンクの目的はその「風のさかな」を起こす事になる。
フクロウは「テールの洞穴に入るための鍵を探せ」というので森を進むが、変なタヌキがいて幻術をかけてくる。これのせいで先に進めない。このタヌキをなんとかしないと鍵が取れない。
仕方ないので森の他の場所をウロウロしていると、キノコが見つかった。これが必要になる。
ではそのキノコを持って、魔女の家に行く。
途中ハートの器が地面にあるが、穴だらけで取れない。という事はその穴を越えるアイテムが手に入るんだな…というのが想像できる。
これが魔女。彼女に森で拾ったキノコを作ると、3秒で「魔法の粉」を作ってくれる。
この魔法の粉はアイテムとして使う事で色々な効果がある。その効果の一つに「燭台に火をつける」というのがある。つまり従来作におけるロウソクやカンテラと、神トラの魔法の粉を合わせたような役割になる。
タヌキに魔法の粉を使うと、画面の中がガンガン跳ね回った上タリンの姿に戻る。どうやら不思議の森のキノコを食べたら変身してしまったようだ。そしてその事は「夢」としてしか覚えていない様子。
これで先に進めるようになった。少し上の画面の宝箱にテールの鍵がある。これが最初のダンジョンの鍵だ。
またメーベの南側に戻って進んでいくと、テールの洞穴がある。ここで鍵を使うと中に入れるようになる。
ダンジョンの中はそんなに神トラと変わらないかな。
相変わらず「小さな鍵」を集めるのが重要になる。敵を全滅したり、何かの謎解きをすると手に入る事が多い。
マップ/コンパス/ボス部屋の鍵と3種類のアイテムがあるのもシリーズの伝統。
マップを手に入れるとメニュー画面に全体図が表示される。おお、レベル1のダンジョンから広いな…。
早速ギミック付きの敵がいる。トランプのスートが順番にくるくるルーレットしている敵がいて、殴った時の絵柄で固まる。3匹の絵柄を揃えると成功で、この敵が消えて先に進めるようになる。
普通にやるとなかなか揃えるのは難しい。最初の時点で絵柄は同期しているので、回転斬りで3匹いっぺんにダメージを与えるのが早い。
コンパスが手に入った。
従来のコンパスは「ボスの居場所が分かる」という微妙にどっちでもいいような効果だったが、今作では小さな鍵のある部屋が分かる機能がついた。これは助かる。小さな鍵があるかないか分からないからとにかく倒すみたいになってたしね。
それ以外にも、宝箱や鍵が出る場所はさりげなく分かるようになってたりして、謎解きはちょっとユーザーフレンドリーになっている気がした。
初代ゼルダにもあった、サイドビュー面。出てくる敵も思いっきりクリボーやパックンフラワーなのがこのゲームらしい。
サイドビュー面は神々のトライフォースの時には出てこなかったからちょっと新鮮。その神々のトライフォースの時に書いだが、ゼルダシリーズは全体的にモードレスである事を重視しているような気がする。つまりその時だけの操作体系というのをできるだけ排除しよう、と。その意味ではサイドビュー面は思いっきり操作が変わるので、ちょっと思想と反する部分はある。
「ロック鳥の羽根」を手に入れた。これをボタンにセットするとジャンプできるようになる。ここまでも宙に浮いているアイテムや飛ばないと進めなさそうな場所があったんで「飛ぶんだろうな」という予感はみんなあったと思うけど、意外と早い。
サイドビュー面でもジャンプできるようになる。クリボーなんかは踏めば倒せる。つまりマリオと一緒だ。
このサイドビュー面ではジャンプできる事が前提で作られていると思う。
(続く)
- 2023/07/30(日) 10:00:00|
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