ロマサガ3攻略第3回。今回でおしまい。
正直このシリーズは…魔界塔士Sa・Gaの頃からバグの宝庫なんだけど、このロマサガ3でもとんでもないバグでドハマリした事がある。「神王の塔」「アビスリーグ」と聞いたら「ああ、あれか」と思い出す人もいるだろう。
既に書いているように、トーマスを仲間にしているとトレードイベントが進行可能になる。最初のイベントは1億オーラムを貯めるというものだが、次は打倒ドフォーレ商会、その次はアビスリーグ壊滅という合計3つのイベントがある。その最後のアビスリーグ壊滅というイベントだが、アビスに協力する商人達の会社を全て買収すれば成功となる。
まあどのイベントもやる事は各町のエージェントに話しかけて物件を買収する、の繰り返しだ。しかし他イベントの進め方によっては、
「神王の塔」という場所のエージェントが出現しなくなる。もっと正確に書くと、エージェント役のNPC自体は存在するんだけど、別イベントに関係する台詞が優先してしまいエージェントとしての仕事をしなくなる。この状態でまだ神王の塔の物件にアビスリーグ所属の物が残っていると、イベントは進行不能になる。
いやあ…。これメチャクチャ探したよ。どいつがエージェントかも知らないからさ。もう全部のNPC何度も話しかけて、それでもいないからワールドマップもウロチョロしたりしてさ。多分何日かここで費やしていた。最終的には「もうこれバグだわ」と結論づけてイベントを諦めた。
魔界塔士1の電車に閉じ込められたり、ロマサガ1の最終試練でどうにもならなくなったり、このシリーズのバグとか謎仕様には毎回苦しめられている…。自由度が高いのはいいんだけどバグが多いよ…。
次は…。ええと魔王殿の少し奥に行こうか。以前ゴンを助けに浅い階には潜ったが、今度はもうちょい深くまで行く。一番奥まで行くとアビスゲートがあり、四魔貴族と戦えるんだけど、さすがにそこまでは行かない。まず勝てない。
まあそのへんうろついているザコとは仕様上いい勝負ができるんだけど、固定っぽい敵が強くてねえ…。
このオーガには結構苦しめられた。ただ、今のレベルより強い敵に関しては技を閃くチャンスでもある。なんか派生しそうな技を色々使っていく。
あとこの羅刹って奴も強かったなー。こいつ固定の敵なんかな。それともランダムエンカウントなのかな。良く分からないけど周囲の敵より強かった。
あかん、調子に乗って閃かせていたらハリードの技が8個になってしまった。1個だけ極意化していたので、それは忘れさせる。文字が赤になってない技はまだ極意を会得していない。消費WPが0のパリィやなぎ払いなんかはとっとと極意にしておきたい。
よし、だんだん極意も覚え始めた。いいぞ。
魔王殿のここまで行くと「指輪を…」と言われてそれ以上進めなくなる。
ここから引き返す。
そしてランスの町の聖王家当主に話しかけると、「そしたら聖王の指輪が必要ですね」と言って指輪をくれる。300年前聖王が使用していた、聖王遺物の1つだ。
しかしここもちょっと分かりづらいよね…。魔王殿の扉も「指輪を…」だけじゃなくもう少し細かく要求してくれや…。まあこういうところがサガらしいよねって言われたらその通りなんだけど。
次は新しい町に行こうか。船でファルスに行く。
どこもこのファルスは隣にあるスタンレーの町ともうすぐ戦争になるようだ。
パブで話をしていると、「傭兵にならないか」と言われる。スタンレーとの戦いに参加しないかって事だ。
いったんここは保留する。
まあ傭兵はともかく、新しい町に行ったらまずはトレードだ。早速ファルス水産を買収する。
ちなみにこの時は技として「スマイル」を覚えている。カタリナが微笑みかける事により、被買収側の心証が良くなる。こういうトレード時の専用技がいくつかある。
ああっ、しまった。ファルス水産は独立資本ではなく、ラファエロ商会の傘下だった。良く見ていなかった。
こういう場合、買収工作を受ける事がある。元の持ち主が取り返しに来るのだ。
まあやる事は同じなんだけどね。お金の積み合い。
ただ、資金は無限に出てくる訳じゃない。今はグループにお金を出させているけど、そのうち拒否するようになる。あんまり無駄なお金は使いたくない。
また、特定の町には元々ピドナの工房で働いていた職人がいたりする。ノーラのイベントを進めた後に話しかけると、「じゃあ戻ってみるか…」となる。こうやって工房の職人の数が増える。職人が戻った時に、武器開発をさせるか防具開発をさせるか決められる。ロマサガ2と同じで、開発した装備は1個もらえる上、しばらくすると普通に買えるようになる。職人の数が増えたらその分開発期間が縮まる。
もう一つの町であるスタンレーに行く。こちらもファルスとの戦いの準備を進めている。
ここのパブに、玄武の魔法を売っている人がいた。これでようやくトーマスに「生命の水」や「神秘の水」などの術を覚えさせる事ができる。いやー、マジで回復役いなくて辛かったんだよね…。
あちこちの町に「ぼくに構わないで!」と喋るキャラがいる。あちこちにいるんだけど、多分これは同一人物が流れ歩いているみたいな設定なのだろう。
このキャラには名前が無いので一般的に
「少年」と呼ばれている。実はストーリーに重大な関わりがあるのだが…一応伏せておく。もう分かると思うけどね。
さて。
スタンレーの町でも傭兵を受け付けているから、こちらで参加しようか。別にファルスでもどっちでもいいんだけど、ファルスは報酬が1000オーラムなのに対しスタンレーは1500オーラムだ。どちらでもいいなら高い方がいい。
傭兵として戦いに参加すると、
「マスコンバット」というミニゲームが始まる。
これはあれかなあ…。いわゆるRTS(リアルタイムシミュレーション)にあたるのかな。兵士がポコポコぶつかるから、時々指示を出して勝利に導くみたいな感じ。プレイヤーはこの時1傭兵でしかないんだけど、一応この部隊の指揮が可能になる。
プレイヤーは右側で、ファルス軍は左側。
まず最初に陣形を選び、見ていると勝手に戦う。ただ普通にぶつかるとモラル(士気)が下がっていくので、いったん全軍防御で様子を見る。向こうは前進と後退を適当に繰り返するので、後退した時に前進して間合いを詰め、向かってきたら防御をする。これで士気は有利になる。
端っこの方まで来たら全軍突撃で押し込む。そしたら向こうのリーダーであるクラックスが死亡した。これで一気に有利になる。一応リーダーが死んでも戦闘終了ではない。
最後ヤケクソになって向こうが突撃してくる。これを受けると士気が下がるので、「統率回復 強」を選択する。ちなみに後ろに数字のある命令は1回しか使えない。
もうこの時点でほぼ勝負がついていたけど、一応定期的に中間報告が出てくる。
その直後くらいに勝利。
いやあっけなかった…。正味1分くらいしかプレイしていない…。
戦闘終了後、ファルスのパブに戻って来る。なんかみんな上機嫌だ。まあこちらも報酬受け取って機嫌いいけど。
ちなみに、プレイヤーがマスコンバットに参加できるのはこのイベントくらいしかない。ただ、ミカエルを主人公にした場合はたくさん発生する。1軍隊を従える領主様だからね。
なのでマスコンバットをたくさんやりたかったらミカエルでスタートするといい。
じゃあ次ツヴァイクに行こうか。
いちばーん最初にも書いたけど、なんかこうプレイしてて区切りのいい場面が特になかった。なので次のイベントで一応攻略を終わろうかなと考えた。
ここのパブで情報を聞ける。西の森に変な動物が現れたから、それを捕まえてきたら買い取るらしい。
この話を聞くと「西の森」という場所がオープンする。
ここが西の森。
普通に敵が出てきて触るとエンカウントするのだが、「変な動物」はそれとは違う特徴的なシンボルになる。この変な動物とは触るだけでは戦闘にならず、Aボタンを押した場合のみ戦闘になる。
これが変な動物その1、「奇面草」。確かに変な動物だ。
あんまり強くない。
あとは「マコ」、「ムクチャー」と戦った後、「バーニイ」と戦闘になる。
なんかこのウサギ見た事ある。前作にも出てきた!
この4匹を捕まえてツヴァイクに戻れば売り払う事ができる。
ただ先に進むと
「教授」の館がある。中に教授を名乗る女性がいる。なかなかにやべー女で、話しかけるといきなり歌い始める。自分の事を天才とか美人とか言いまくる、結構ナルシストな人だ。
で、この人に話しかけるとペット探しを頼まれる。そのペットと言うのが先程捕まえた4匹の「変な動物」で、もうそのまま「ありがとう」と言って引き取ってしまう。お礼は「熱いキッス」だ。
まあ…教授の熱いキッスがもらえるだけで実益は全くないので、普通に考えたらツヴァイクで売り払った方がいい。ただ私はもう教授に話しかけるとそのまま引き取られちゃう事を知らなかったので、損してしまった。まあでもいいか、これで一応攻略終わるし。
さて。最初にも書いたようにかなり中途半端な場所だけど、ここで攻略を終わろうか。
まず…。システムは相変わらず複雑だねえ。どこに行けば何が起きるのか分かりづらいフリーシナリオシステムや、戦闘を重ねると敵も強くなってしまうシステムなど、ロマサガシリーズならではの部分はそのままだ。今回それに加えトレードやマスコンバットなどのミニゲーム、合成術やコマンダーモードなどの新バトルシステムなど、過去作に比べて色々仕様が増えている。今回のプレイでは触れていないけど、例えばミカエルでプレイしたら前作同様内政や開発のシステムがあったりと、キャラによって仕様も色々違ったりする。システムの複雑さで言えばより上がってると言ってもいい。
でもね、一応書いておくけど、ロマサガシリーズの複雑さってそこまで理解しなくてもプレイできちゃうものなのよ。私のようにblogで紹介していこうってなるとある程度システムの把握が必要だけど、普通にやる分にはそこまで内部的な仕組みを分かってなくてもプレイできてしまう。むしろ極めようとしない限り、雰囲気だけでプレイしてくのが普通なんだと思う。私もずっと初回プレイはほぼ雰囲気だけでやってきたし、今作におけるトレードとかマスコンバットとかもほぼ仕組み分からないまま適当にやってきた。何がなんだか良く分からないけど、なんとなく勢いでプレイするっていうのが許される。まあそれで詰む事もあるんだけど…。
むしろ「意味分からないけど雰囲気だけでプレイする」という意味では、このロマサガ3が一番いい線行ってるかもしれない。なんだかんだロマサガ1は善行/悪行システムをちょっとは把握していないと最終イベント手前でやる事がなくなったりするし、ロマサガ2も皇帝継承や世代ジャンプについては把握していないとちゃんと最終皇帝でたどり着けなかったりする。それに比べるとロマサガ3はまだ理解していない人に優しい仕様になっている気がする。
それを如実に現れているのは、ザコ敵レベルのシステムかなあ。ロマサガは1も2も、ザコ敵のレベルが戦闘回数で上がっていくシステムになっていた。そのため逃げてばかりいるとこちらのレベルアップが敵のレベルアップに追いつかず、とてもきつい事になる。それに対してこの3は逃げた場合はカウントしない事になった。そういう部分を見ても「知らない人に優しくしよう」というのがちょっと芽生えてきたんじゃないかと思う。
トレードやマスコンバット、コマンダーモードなど良く分からないシステムも色々増えたけど、そのへんは極論やらなくてもいいからね。まあトーマスとかミカエルで始めちゃったら仕方ないけど、それ以外の主人公ならトレードとかマスコンバットはやりたくなきゃやらなきゃいいし。コマンダーモードや合成術も別に使わなくても普通にクリアできる。私は過去ほぼ使った事がない。
他にもメニュー画面から現在進行中のイベントが確認できるようになったりと、初心者が困りそうな部分に対してフォローを入れていたりする。
でもね。
優しくなったと言ってもそれはロマサガ基準であって、相変わらずプレイヤーを突き放してるなあ…と感じる部分は多々ある。キャラが急に「カタリナさん!」とか言って仲間にするかどうか選ばされたりとかさ。イベントが完了しても画面上何も変わらず、町の人も何も言わなかったりとかさ。そういうの日常茶飯事なんだよね。あんまりにもシステマチックというかさ。どうしても「システム上の都合なんだろなあ…」っていうのを端々から感じてしまう。結果として感情移入が削がれるというか、物語の中にスッと入っていけない。なんかこう物語を楽しんでいるというか、デバッグしているような気持ちになってくる。後ろで動いてるシステムを想像しながらプレイしなきゃいけないというかさ。
ゲームの評価としては…ちょっとインパクトが足りなかったかなという気がする。いやまあ新しいシステムも盛り盛り入れてあるし、「死食」に絡むストーリーや背景設定は心惹かれるものがある。ただこう…ロマサガ2からの進化が小幅というか、予想できる範囲内くらいの違いしかなかったので、個人的にはそれほど感銘を受けなかった。
あと上に書いたように、ロマサガシリーズの伝統ではあるんだけど、
「内部的には複雑な事をしているんだけど表面上は分からない」ってのがちょっとうざったくなってきたなー、という感じがした。今回攻略サイトを見ながらプレイしたんだけど、全然知らない事ばかりだった。「はー、内部的にはこういう仕組みになってたんだー」と思う部分ばかりだった。
一応先程も書いたように、その複雑な仕組みが分からなくてもプレイできるしクリアもできちゃうのよ。でもこう、攻略した感があんまりなくてさあ。あまりにも「自分はこれ雰囲気だけでプレイしてるなあ」という気持ちがモリモリ湧いてきて。「この仕組みがこうだから、こうすれば勝てる!」みたいなゲームシステムと向き合って進めてる感があんまりない。良く分からないけどまあゲーム進んでるっぽいからいいや、みたいな部分が大半だった。
正直これはロマサガ1も2もほぼ同様だ。ただまだその頃は物珍しさでやれてたからさ。2もなんだかんだ皇帝継承とか新しい仕組みあったから、「良く分からないけど最後までやってみっか」みたいな気持ちにはなれた。ただ3作目ともなると、「そろそろ意味分からせて欲しい…」という切実な要求が自分の中で出てきた。
当時ロマサガ3に抱いていた不満感とかは漠然としていたけど、今言語化するとこんな感じかなあ。
とか色々文句は書いたけど、結局複数主人公でクリアしてるんだからわりと遊んでるんだよね。本当に面白くないゲームは1回クリアしたらもうやらないし、何ならクリアまで行かない事もある。それに比べたらぶつくさ言いながらも何周かはしてるんだから、わりと気に入ってるんじゃないかと思ってるw 実際グラフィックとか音楽は相変わらず上質だし、ゲームの手触りとかそういう部分はちゃんと良くできてるんだよね。
だからこそ、内部的な複雑さをもう少しプレイヤーに分かりやすくして欲しかったなあ…とか思ったりしている。
(終わり)
- 2024/12/21(土) 10:00:00|
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