タイトル未定Z

色々趣味だの何だの語りかけます。

初ソニー
デジカメ話

DSC00341.jpg
DSC-RX100


 RX100の写真。
 比較的高感度に強く、またマルチショットNRでかなりノイズを減らせるので、私の手持ちのカメラの中じゃ一番夜景に強いという事になる。
 写真は新宿都庁から、パークハイアット側を見下ろしたもの。パークタワーはしょっちゅう行ってるので、なんかこう「ここがいつも見てる風景か」と思うと違和感がある。
 ちなみのこの角度の写真は、色んな人が撮っていて、Flickrとかにもたくさんあるし、外国の人も撮ってるし、デジカメのカタログなんかにもある。なんでいつもこの角度なんだろう、とか思って都庁行ってみて初めて分かった。窓に沿って手すりがあるんだけど、2箇所くらい手すりが切れてて窓にメッチャ寄れる場所があって、ここはそのうちの一つなんだよね。だからそこで撮ると自然とこういう絵になる、と。




 C-2020ZからLX3までの買い替えに8年半もかかったのに対し、LX3の次の機種は3年半くらいで買った。と言っても、季節ごとに大量に新機種の出るコンデジの世界では、3年半同一機種というのも十分長いのかも知れないが。

 LX3を買った時に、C-2020Zのレンズキャップが面倒だったので、それがなくて、なおかつある程度の性能、携帯性を持つ機種が欲しかったが、どうにもレンズキャップ無しという条件が外れなかった。一応、キヤノンのPowerShotのGシリーズが、他LX3などと同じような「高級コンデジ」のカテゴリにあって、レンズバリア式だっだのだが、ややごつかったとか色々あって、選択肢から外れていた。

 それが、1インチセンサーと言う、LX3やGX200など当時の高級コンデジより大きなセンサーを備え、画質的にも上回っていながら、レンズバリア式で、軽量小型でもあり、携帯性と画質、機能性をハイレベルで融合させていた。
 世間的にも、「凄いコンデジが出た」と評判だったし、私の評価も高かった。これなら毎日持ち歩いてあちこち撮って、画質も悪くないという最強散歩カメラになりうるという期待を込めて、購入した。


  1. 2012/10/31(水) 23:00:00|
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遠近感
デジカメ話



 地元の駅のホームから。
 非常に高い位置にあるホームから見下ろすと、川や道路や他の高架が幾重にも重なって見える。実際ここは毎日通ってるんだけど、改めて上から見ると「こんな風になってるんだ」と不思議な感じがする。




 広角レンズだと、視界の広い範囲が写るというのがまずいいんだけど、それともう一つ、遠近感が強調されるというのも、特徴になっている。
 写真に極端なパースがつき、肉眼で見ると近い物が、すごく遠くに感じる。このダイナミックな遠近感のおかげで、C-2020Zでは撮れなかった写真が撮れる。

 そのかわり、人物を広角レンズで撮ると、遠近感が強調されすぎて、鼻が大きく見えたり、右目と左目の大きさが違って見えたりするので、良くないらしい。なので、人を撮る時はできるだけ望遠のレンズで撮るといいらしい。
 私はあんまり人物を撮らないのだけど、良く考えると人物を撮るカメラって持ってないなー、とか思った。


  1. 2012/10/30(火) 23:00:00|
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広角大好き
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 鉄塔を真下から撮ってみた。
 高い鉄塔が丸々入る広い画角と、それに伴って夕陽と空がグラデーションするのが綺麗で、結構好きな写真。




 LX3は、C-2020Zと同じく、ワイド端でF2.0の明るいレンズを搭載しているのが特徴だが、もう一つ、その明るさでなおかつワイド端が換算24mmというかなりの広角レンズを採用しているのが、私にとっては大きかった。

 実際、最広角で35mmのC-2020Zだけでやってきた私にとって、24mmの画像はかなり新鮮だった。街並みを撮っても、視界より広い範囲を写すし、高い建物でもおさまる事が多い。風景を写すのが好きな私にとって、この画角はかなり嬉しかった。
 そりゃ、一眼レフの交換レンズの中には、例えば12mmとかの超々広角レンズがあるのは知ってるけど、そういうのは相当大きくて重いレンズをつけないといけない(もちろんその分画質も上等なんだけど)。それが、こんな小さくて軽いコンデジで、24mmが楽しめるとか、素晴らしいじゃないですか。

 そのかわり、ズーム端が60mmと、もう望遠というより若干標準域と言った感じでおさまっており、もはや望遠としての役割を果たしていないが(倍率的にも2.5倍とかなり控えめ)、そのかわり60mmでもF2.8とやはり明るく、素性が良いという印象がある。

 あとは、アスペクト比が4:3固定だったC-2020Zに比べて、LX3は3:2、16:9などの比率が追加されている。LX3は画角が対角線で固定されているので、16:9や3:2は、4:3より更にワイドに撮れる。裏の液晶が3:2なのと、より写真らしいという理由で、私は3:2で撮っていた。それも含めて、C-2020Zより広く撮れるという印象が強かった。
 最初はもう、ワイドだってだけで楽しくて色々撮ってたなー。


  1. 2012/10/29(月) 23:00:00|
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またキャップ式
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 水族館で撮った、イソギンチャク? かなんかの写真。
 ガラス越し、水の中という事でふわーっとした表現になっているが、それでも陰影の具合などC-2020Zではとても撮れないような描写で、なかなかお気に入り。




 LX3を買った当時、他に欲しい機種として候補に挙がっていたのは、リコーのGX200と、シグマのDP1だった。
 GX200は、LX3と非常に良く似た機種で、換算24mmの広角レンズを備えている。ただ、ワイド端がF値が2.5と、そこがLX3に比べて劣っている。しかし、GX200は電子水準器を備えていた。これは喉から手が出るほど欲しい機能で、その他の点を捨ててでも欲しいくらいではあった。
 シグマのDP1は、FOVEONセンサーを搭載していて、カメラのサイズはほぼ同じくらいのコンパクトなカメラだけど、とにかく画質は圧倒的だった。比較サイトとかでも、とにかくコンデジとは比べ物にならない画質(特に解像力)で、一眼レフに匹敵している。ただ、他の機能がほんとダメダメで、特に液晶モニタの表示が死ぬほどダメな事と、あとは色再現性に疑問があるなどという問題もあった。

 けど、3機種とも全部レンズキャップ式なんだよね。他にもカメラはたくさんあるけど、自分の中の必要な条件を並べて行くと、どうしてもレンズバリア式は除外になってしまった。
 それで結局DP1はあまりにも特殊過ぎるから外すとして、LX3とGX200で最後まで悩んだけど、C-2020Zを買った時と同じく、「明るいレンズが正義」という考えに基づいて、半ば勢いでLX3を買ってしまった。

 でも、後悔はしていない。


  1. 2012/10/26(金) 23:00:00|
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DMC-LX3
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DMC-LX3


正式名パナソニック LUMIX DMC-LX3
発売日2008年8月22日
センサー1/1.6インチCCD
画素数1010万画素(3776x2520)
レンズF2.0-2.8(換算24-60mm)
モニタ3.0型46万画素
その他1cmマクロ


●長所
 ・F2.0、24mmスタートの明るくて広角なレンズ。
 ・1/1.6インチセンサーと比較的大きなセンサーに、1000万画素と他のと比較して少なめの画素数を実装。
 ・明るいレンズに加えて強力な手ブレ補正を備え、歩留まりが高い。
●短所
 ・望遠が60mmまでで、もはや望遠というより標準に近い距離である事。
 ・緑色の再現がやたらおかしい。
 ・同価格帯のカメラの中では解像力に劣る。
 ・高感度性能もそれほど高くはない。
 ・モードダイアル他全体にメカニカルスイッチが柔らかく、バッグの中で勝手に変わる。

 2005年のDMC-LX1、2006年のDMC-LX2に続き、2008年に発売されたLシリーズの3代目。
 LX1とLX2は、16:9の横長CCDセンサーを作って、4:3の比率が一般的なコンデジの中では、ワイドに撮れるというのが売りの機種だった。
 このLX3は、センサーを一新し、3:2の比率になった。また、液晶モニタの比率も、LX1が4:3、LX2が16:9だったのに比べ、LX3は3:2になっているので、全体的に3:2をメインにしている印象があった。一眼レフなどは、昔なからの写真の比率として、3:2をメインにしている機種が多かったが、コンデジはPCのモニタの比率にあわせて4:3がデフォルトの機種が多かった(と言っても、もうこの時期は4:3のモニタ自体なくなってきていたが)。それを考えても、1ランク上を目指しているという雰囲気だった。
 また、センサー自体の性能も大きく上がったのと、換算24mm・F2.0始まりの、広角で明るいレンズを採用しているので、従来の機種より大幅に性能が上がっており、いわゆる高級コンデジと呼ばれるような機種になった。

 C-2020Zに始まるオリンパスのCAMEDIA4桁シリーズに続く、久々のF値の小さい明るいレンズのカメラが出たという事で、喜んで飛びついた。なおかつ、換算24mmスタートの広角レンズで、描写いいし広く撮れるし手ブレ補正効くしで、C-2020Zをはるかに超えた写りに大満足だった。
  1. 2012/10/25(木) 23:00:00|
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LX3購入
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 パナソニックのDMC-LX3で撮った写真。
 (これからしばらく、LX3の写真が続くけど、C-2020Zの写真紹介を辞めたわけではなく、そのうちまた載せます)

 新宿東口側から撮ってみた。今はもうビックカメラになってしまった、カメラのさくらやが写っている。




 2009年の頭に、ついに私は新しいデジカメとして、パナソニックのDMC-LX3を購入した。

 久々、F2.0のレンズを積んでいて、ワイド端が24mmの超広角で、センサーもコンデジの中では大型の部類の1/1.6インチで、世間的な評判も上々だった。私なんかも、パナソニックのデジカメなんて見向きもしてなかったんだけど、このLX3でかなり見直した。他にも多くの人がそんな感じらしい。

 そういうわけで、かなり欲しくなったんだけど、残念な事にまーたレンズキャップ式なんだよね。ほんとそこだけが残念で残念で、それでずっと悩んでいた。


  1. 2012/10/24(水) 23:00:00|
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理想の機種
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P8040189.jpg
C-2020ZOOM


 夜の風物詩、花火。
 なかなかこれをC-2020Zで撮るのは難しい。どうしてもシャッター速度が稼げなくて、ブレやすいし、そもそもシャッターラグが結構あって、花火のいい瞬間が撮れない。
 この写真なんかは、何枚も撮って、比較的出来のいい奴だった。




 C-2020Z購入から8年も経ち、さすがに色々無理が出てきた。
 それでも使い続けたのは、そもそも貧乏性だからすぐに物を買い替えない性格というのもあるが、なかなか魅力的な機種がなかったから、という半ば負け惜しみに近い考えもあった。
 何しろ私が欲しいのは、携帯性や機動性がC-2020Zより良くなっていて、なおかつ画質部分も納得行くものだ。それがなかなか発売されなかった。特に、レンズのF値は重要かなーとか思ってた。C-2020Zの時に、それにこだわっただけに。
 オリンパスも、C-2040ZOOMやC-3040ZOOMでF1.8の機種を出したが、その後はなかなかレンズ明るい系の機種が出なかった。他社も同様だ。

 それが、ようやく2008年の夏に、かなり理想の機種である、DMC-LX3が発売された。


  1. 2012/10/23(火) 23:00:00|
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限界が来た
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夕日
C-2020ZOOM


 夕陽が綺麗に撮れた。
 良く考えると、他の機種だとなかなかこうは撮れないかも。なんか、太陽が白っぽくなったり、あるいは極端に暗くして空が写らないくらいにしないといけなかったり。
 普通に人間が見たまんまみたいな、こういう赤い夕陽が撮れるのはC-2020Zのレンズのたまものかも。




 C-2020Zを8年以上も使ううち、もうデジカメとしての限界を感じてきた。

 元々、C-2020Zから買い替えたいという欲求は、ずっとあった。
 まずは、やっぱりレンズキャップ式というのがちょっと困りものだった。例えば友人が何かを撮る時、非キャップ式のカメラでさっと撮ってさっとしまうのを見て、いいなーと常々思っていた。C-2020Zは、レンズキャップをつけたり外したりという手間もあるし、鏡筒の競り出しもそれなりに時間がかかるし、データの書き込み中は鏡筒が戻らない仕組みなので、先にキャップをして歩き始める事もできない(ここは馬鹿な仕組みだなーと思う。電源オフにしたら鏡筒だけ先にしまって、データの書き込みが終わったらそのままオフという仕組みにしとけばいいのに)。
 私は作品はあまり撮るつもりはなく、目について「あ、いいな」と思ったものをさっと撮る感じなので、撮影のレスポンスがかなり重要なのだ。

 それから、画質にもいい加減不満が出てきた。
 どんなにレンズがいいとか言っても、所詮は200万画素機。買った当時はまだ良かったけど、2000年6月に買ってから8年半も経つと、他のデジカメに比較してかなり辛くなってきた。ましてや私は100万画素のモードで記録していたわけだし。
 もうすでに世の中はコンデジでも1500万画素、一眼レフだと2000万画素を超える時代にになっていた。そんな中で、100万画素で撮ってるのはかなり時代遅れ感があった。

 更に本体の劣化も激しく、電池の接触が悪くなってつかなくなってきたし、後ろのボタンがやたら固くなったし、スマートメディアの認識率も酷く落ちてきた。一時期、全くスマメを認識しなくなり、その時はさすがに買い替えを考えたが、100均で偶然目についたスマメ端子磨き板(?)でカリカリやってたら認識したので、その時は棚上げになった。
 その時買い替えてたとしたら何になっただろう? キヤノンあたりかな?


  1. 2012/10/22(月) 23:00:00|
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35mmの画角
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P1140029.jpg
C-2020ZOOM


 これは王子で撮った写真かな。
 木の枝と、キラキラ光る水面の対照がなかなか鮮やかで、好きな写真。
 モノクロにしても渋くて良さそうだね。




 C-2020Zのレンズは、ズーム式で、35mm換算で35mm~105mmという焦点距離になっている。
 ワイド端で35mmというのは、定義上ギリギリ広角レンズに入るが、まああんまり広角という感じはしない。風景を撮るのにギリギリ困らないくらいの画角だ。
 私は元々、広角レンズいいよねとか思ってたのだが、当時のデジカメで広角の機種はなかったので、その時はあまり重視していなかった。
 そういうわけで、35mm~105mmのC-2020Zを買ったわけだが、風景ではほとんどワイド端の35mmで撮っている。

 この35mmという数字は面白い。人間の見た目にかなり近いのだと思う。写真で撮った物の大きさが、眼で見た印象と良く似てるのだ。これが、広角寄りだと、見た目よりは小さく撮れる。望遠はその逆で、見た目より大きく撮れる。35mmはぴったりくらいで、見たままの大きさ、遠近感で撮れるのだ。
 実際、人間の視野角というのは、35mmフィルムのカメラで言うとちょうど焦点距離が35mm前後なんだそうだ。なので、それより焦点距離が短かったり、あるいは長かったりすると、目で見た大きさの感覚とはズレる(ただ、人間の脳は常に画像の合成をし続けているので、イメージ的にはもっと広い範囲が印象に残るけど)。

 なので、35mmばかりで撮ったC-2020Zの写真は、そういう意味では自然な感じの写真ばかりになった。


  1. 2012/10/19(金) 23:00:00|
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インテリジェンス
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P3300045.jpg
C-2020ZOOM


 桜の季節、夕方頃に撮った写真。
 完全に逆光で撮ってるにも関わらず、桜の色も、雲の色も、木の陰も表現できているのが、当時のデジカメの能力を考えるとなかなか素晴らしいと思う。




 C-2020Zで撮った写真は、歩留まりが高い事に、ずっと後になって気付いた。他のカメラを買ってからの話だ。
 C-2020Zの写真リストを見ると、手ブレでどうしようもなかったり、真っ暗だったり真っ白になったり、ホワイトバランスが大きく崩れた写真がそんなにない。これは結構意外な事だ。のちに買ったコンデジだと、もっと外れ率が高い。露出が大きく狂っていたり、ホワイトバランスがメチャクチャだったり。
 まあ、別にC-2020Zが、その点に関して他の機種より優秀というだけじゃないのだろう。手ブレに関しては、そもそもファインダーを覗いて顔固定している時点で有利だし、そんなにバシャバシャ撮れる機種ではないので、一枚一枚ゆっくり丁寧に撮る分、失敗が少ないのかも知れない。
 それでも、ホワイトバランスの優秀さに関しては、10年後の機種に負けてないと思う。元々のC-2020Z独特の色合いというのはあるけど、ホワイトバランスを大きく崩さない。これは誇っていいと思う。

 C-2020Zは、ビューファインダーがついており、後ろの液晶は(特に色温度的に)あてにならないので、ファインダーを覗いて撮り、ちゃんと撮れてるかはPCで見てのお楽しみ、という具合だった。
 そういう機種だからこそ、露出やオートでのホワイトバランスを崩さないという点は、とても助かった。やっぱり、昔の機種とは言っても、当時10万を越える価格だったわけだし、色々丁寧だったんだろうな。


  1. 2012/10/18(木) 23:00:00|
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明るいは正義
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朝日と木の枝
C-2020ZOOM

 朝日の中、防波堤の先に何かがある、みたいな写真。実はただの木の枝。
 何かシュールな絵だったので、撮ってみた。実際シュールな写真になった。




 C-2020Zの特徴と言われたら、まず誰がなんと言おうと「開放F2.0の明るいレンズ」という事になるだろう。私は結局、それが決め手となってこのカメラを買った。
 カメラ知識の乏しい私が、それなりに調べて、知恵を絞って、この時代のカメラであれば、「レンズが明るい方が正義」だと思ったのだ。
 当時、他の機種で言えば、もうすでに300万画素の機種(カシオのQV3000EX)などや、動画性能が高い機種、起動が早い機種、ズーム倍率が高い機種などがあり、それぞれで売りがあった。その中で、特にレンズの明るさが売りであるC-2020Zを選んだのだ。

 レンズの明るさが正義だと考えたのは、まず当時の機種には手ブレ補正を持つものが少なく、出来るだけ明るくてシャッター速度を短くできる方が有利だと言うのが理由の一つ。それからまた、センサー側の感度がフィルム等に比べてかなり低く、レンズそのものが明るい方が低ノイズで撮れるとも考えた。

 C-2020Zは特に、レンズが明るいだけでなく、補色系フィルタ採用機種で、そこでもまた画像の明るさを稼いでいる。
 実際、ネットで調べた比較画像とか、あるいは友人と一緒に遊びに行って、お互いのデジカメで撮った画像を比較してみても、私の考えは間違ってなかったと思う。
 当時のデジカメは、まだセンサーの性能も低いし、電子的な後処理でどうにかする技術もまだまだだった。結果として、カラーノイズが盛大に乗るカメラが多かった。デジカメ黎明期の写真や、あるいは初期の携帯電話カメラなんかもそうだが、ちょっとでも薄暗い部分があると、そこに赤や緑のノイズがかなり出てくるのが普通だった。正直どのカメラもそうなので、当時としては「デジカメはこんなもん」という感覚もあった。

 それが、C-2020Zでは、非常に少なかった。そりゃ、完全に暗い夜の写真なんかはノイジーだけど、そうでない限り少々薄暗くてもノイズが少なかった。他の機種だと、暗くて全然写らないようなところでも、良く写った。
 例えば、今回の写真である朝日だが、周囲はかなり薄暗く、当時のデジカメでこんなに綺麗に写る状況ではなかった。無理やり増幅すると、ノイズが目立つようになる。この写真でも、拡大すると、特に右側のブロックに赤や緑のおなじみノイズがあるのが分かるが、むしろその程度で済んでいるのが素晴らしいと思う。

 この点は本当にいいカメラだった。


  1. 2012/10/17(水) 23:00:00|
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最高画素数なら…
デジカメ話

P5190056.jpg
C-2020ZOOM


 初夏の頃、富士山近くの忍野八海にて。
 透明度の高い池と、グラデーションのかかった底の模様と、水面に映った空と雲が良く描写されていて、贅沢な雰囲気の写真になった。




 C-2020Zはいいカメラで、このカメラで撮った写真がたくさんあるというのは、財産だと思う。
 ただ、一つ後悔というか、どうしようもなかったんだけど、最高画素数で撮っておけば良かった、という思いはなくもない。
 このカメラは、200万画素(1600x1200)が最高だが、その下で1024x768という100万画素の画像サイズがある。私は、その1024x768のサイズで、高画質(つまりJPEGの圧縮率が低い)というモードで撮影していた。
 これには理由があって、まず1600x1200のSHQというモードでは、普段使っている32MBのスマートメディアに20枚前後しか入らないという事、また書き込みにも非常に時間がかかり、撮影レスポンスが悪くなる事などがある。そしてこれが大きかったのだが、当時私が持っていたPCのモニタは、普段1152x864ドットにしていた。これだと、1600x1200の画像は縮小して見なければならない。1024x768の画像なら、等倍で見られる。実際、縮小した1600x1200の画像と、等倍の1024x768の画像は、さほど画質に変わりがなかった。それで、1024x768でいいやと思ったのだ。どうせPCでしか見ないし。

 ところが時代が過ぎ、今の私のPCの普段のモニタは、30インチで2560x1600ドットという巨大モニタ(パニパャチブ)だ。C-2020Zの最大画素数である1600x1200ですら、引きのばして見るくらいの大きさだ。このモニタで見た時、1600x1200で撮られた200万画素の画像と、1024x768で撮られた100万画素の画像は、ハッキリ違う。やはり100万画素で撮られた画像は、ぼやっとして、引き伸ばしというよりすでにピントが合っていないような写真に見えてしまう。逆に200万画素の画像は、これもある程度ぼやけているけど、それでもパッと見はなかなか精細な雰囲気の絵になる。つまり、100万と200万のあいだにかなり差があるように思う。

 もし、私が将来こういう大型モニタを買い、昔の写真の画素数不足で頭を抱えるような事を予測していたのなら、200万画素で記録していたかも知れない。ただ、どっちにしろスマメに入る枚数が少なくなる、そして遅くなるというデメリットのせいで、それは無理だったかも知れない。撮ってた写真の枚数が減ってただろうしね。

 だから、もうこれはそういう時代のカメラである以上、仕方なかったかも知れない。そのかわり、たくさんの写真を撮ったわけで、それでよかったかなと。


  1. 2012/10/16(火) 23:00:00|
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最初のカメラ
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空
C-2020ZOOM


 以前サイトの方で使用し、K A M E さんにカレンダーにもしてもらった、空(うちの犬)の写真。
 少し空の顔が青っぽくなっちゃったけど、まぶしげな顔と、傾いた芝生の地面とのコントラストがいい。
 また、この紫から水色へグラデーションするような独特な空(skyの方)の色合いが、C-2020Zっぽいと思う。




 元々、特にカメラが趣味というわけではなく、正直あまり詳しくもないが、実際カメラを持たせたらバシャバシャ撮る子ではあった。小学生の頃、旅行に行く時に親のカメラを借りて、それで山ほど写真を撮ってきて、フィルム代と現像代がものすごくかかってしまい、怒られた事がある。
 あんまり「作品」を撮ろうとした事はない。それこそ、目についた風景をそのまま切り取ったような写真が好きだ。そうして、どこかに出かけるたびに、目線で切り取った写真を見て、思い出しながら楽しむのだ。

 で、このC-2020Zを買ってからというもの、犬の散歩から旅行まで、色んなところ、色んなものを撮りまくった。
 2000年にこのカメラを買って、2009年に買い換えるまでの8年間くらいのあいだ、とにかくたくさんの写真を撮ったので、私のPhotoフォルダにはC-2020Zの写真があふれている。

 最初にも書いたけど、本当に初めてのデジカメがこれで良かったと思う。ダメなカメラの写真を8年分も撮りためていたら、「もっといいのを買っとけば」という後悔をしていたかも知れない。逆に言えば、これがいいカメラだったからこそ、8年も使い続けて買い替えが遅れたのかも知れないけど。


  1. 2012/10/15(月) 23:00:00|
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おだやかな写り
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花
C-2020ZOOM

 夏ごろ、道端で撮った花の写真。
 なんて事はないスナップだけど、明るさや色調が絶妙で、私としてはすごく好きな一枚だ。




 C-2020Zの描写の特徴は、レンズが明るいので、大体の場面で明るく綺麗に撮れるというのもあるけど、それ以上に独特の色合いを持っているというのもある。
 おおむね、色彩がアンバーに倒れるという感じで、緑は若干黄緑に写り、赤はオレンジに写る。青はわずかに紫になる。かと言って、画面全体が黄色っぽいというわけではない。あくまで、有彩色のピークの位置が、他のカメラと違うという感じだ。

 このせいで、非常に柔らかい雰囲気の画像になる。
 コントラストはごく普通で、軟調という感じではないんだけど、原色がギスギスせず、あたたかい印象になる。そのおかげで、植物だとか、人物の肌色などが自然な写りになり、好印象になる。今回の写真みたいなのがそれだ。
 そのかわり、原色が少しくすんだような色になるため、全体的に鮮やかさに欠け、街並みを写すと昔の写真っぽい写真になる。これはこれで、今C-2020Zの写真を見ると、「当時はこうだったなあ」と感慨にふけるところがなくもないが、今C-2020Zで写しても同じように「昔風」の写真になる。

 そういう、色の出方はある程度一定なので、これをレタッチして忠実な色表現にするのは難しくない。
 ただ、これはこれでいいよなと思うようになったので、特にレタッチはせず、そのままにしてある。なんとなく、C-2020Zという名前のフィルムの味、みたいな。おだやかで、柔らかい雰囲気を作り出すフィルムだ。


  1. 2012/10/12(金) 23:00:00|
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C-2020ZOOM
デジカメ話

 これから、時々デジカメ写真を紹介したりしていくBlogにしていこうかなーと。本格的な一眼レフなんか持ってないので、本当に趣味的な写真になるけどね。
 その前に、持ってるデジカメの紹介とかしようかなーみたいな。

C-2020ZOOM

 
正式名オリンパス CAMEDIA C-2020ZOOM
発売日1999年11月
センサー1/2インチCCD(補色系フィルタ)
画素数211万画素(1600x1200)
レンズF2.0-2.8(換算35-105mm)
モニタ1.8型11万画素
その他ビューファインダ、スマートメディア


●長所
 ・F2.0と明るいレンズで、補色系フィルタという事もあり、写真が明るくきれいに取れる。
 ・光学ビューファインダー(ズーム連動)を持ち、グリップも抜群で、ブレづらい。
●短所
 ・レンズキャップ式で、起動も遅く、また書き込みも早くはないので、撮影レスポンスが悪い。
 ・原色がそれほどビビッドに再現されず、ふんわりした画像になる。
 ・スマートメディアの容量、速度の問題で、最高画質&最高画素数で撮る気にならない。
 ・電池のふたがやたら固い


 C-2000ZOOMという見た目も良く似たカメラのマイナーチェンジバージョン。
 F2.0の大口径で明るいレンズが特徴で、さすがにこの頃のデジカメは10万越えだけあって、各部の作りが良く、当時のカメラとしてはものすごく良く写るカメラだった。当時は各社コンパクトデジカメを色々試行錯誤しつつ出していたが、その中でも傑出しており、今でも「名機」という評価を受けている。
 オリンパスはこの後、F1.8という明るさを達成したC-2040ZOOM(そのかわり画角が狭く広角端で換算40mm)、300万画素にしてやや広角にしたC-3030ZOOMを出し、以後2004年のC-8080WideZoomまで一連のシリーズを発売した。どれもこれも評判が高い機種ばかりで、オリンパスコンデジの黄金時代だった。C-2020ZOOMは、中でも「名機」と呼ばれるような存在だった。

 私は、当時三洋のDSCシリーズ(マルチーズ)と、東芝のAllegrettoM5などと悩んで、この機種を買った。
 三洋のマルチーズは、コンパクトながら動画性能も高く、当時周囲の人がかなり持ってたんだよね。なので、最終的にはみんなの持ってない方で、という動機でこちらのC-2020ZOOMにした。マルチーズと違い、ごつくてかさばり、機動性は低い。動画性能もあまりない。でも、レンズが大きくて画質がいい。

 これを買って、私はどこに行くにも持ち歩き、色んな物を撮ってまわった。
 結果的に、この機種を買って正解だったし、今でも満足している。そりゃ、今(2012年)の基準から考えると、動作は遅いし、200万画素はもはや私のモニタの画素数以下で引き伸ばして見る始末だし、機能的にも色々足りていない部分が多い。しかし、細かいところまで見なければ、画像全体としてはかなりいい出来だと思う。
 やはりレンズが明るく、質が良かった。定価が10万越えする機種であり、全体にチャチさがない。良く出来た製品だと思う。

 現在でも、「現役です」「今でも通用します」と書いている人がネット上では見られる。さすがに画像全体で、現行機種と勝負になるとは言わないが、とても13年前のデジカメとは思えない写真を撮ってくれる事自体は事実で、誇張でもなんでもない。
 これからポチポチ写真を掲載して、それが嘘じゃない事を証明したい。


  1. 2012/10/11(木) 23:00:00|
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Blog再開
日記

 ご無沙汰しております。約2年くらい放置していたけど、またちょっとBlog再開しようかなーと(と言っても特に告知も何もしてないので、見てる人はいなかったと思うけど)。
 今後はある程度Blogに移行しよう! とか思ってたけど、その後転職とかあって、なかなかできなかった。本家の更新も減ったしね。

 ただ、最近デジカメを新しく買って、面白いから撮りまくって、このままだと写真日記になってしまうので、これを機にある程度Blogにしようかなーと。昔撮った写真とかをポツリポツリ載せたり、あるいはゲームの攻略日記にしたりとかしようかなーみたいな。

 ま、そんな感じでよろしくお願いします。


  1. 2012/10/10(水) 23:00:00|
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