シャロム攻略第4回。
ロマンシアほどじゃないけど、わりと難しい謎解きをしながらここまで来た主人公とブタ子。いや、ちゃんとNPCがヒントをくれる場面は多いし、言うほど「理不尽」って感じではないけど。
それでも、前回最後に語った、セーブをしないと進めないトリックに関しては、やや理不尽気味と言って良いと思う。更に言うと、パスワードシステムがバグってるのは、完全に理不尽だ。インターネットが無かったらクリアできなかったよ(多分、昔はテープでセーブしていたから回避できた)。
しかし、私はこのゲームを発売当時クリアしているんだけど、良く攻略サイトも何も無しでクリアできたなあ…と今改めてプレイして感じたりする。
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- 2019/04/30(火) 18:27:41|
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シャロム攻略第3回。
このゲームは、今時の感覚からすると、下ネタが多い。もちろん、子供も遊ぶものだから、モロにエロというわけではないけど。
ポートピアでもあったけど、女性に対して「取る」コマンドを使ったりすると、「服を取る」と解釈されたり、同様に「見る」「調べる」も一定性的な解釈をされる。また、女性の側もそれを極端に嫌がるわけではなく、「やっぱり私って男性の目を惹きつける魅力があるんだわ」とか、「それはいいけどお金をいただくわ」とか、つまり下ネタと解釈した上での反応をしてくる。
こういうの、現代では通用しないよね。女性を見たりする事に関して、いちいち性的な視点を挟む事を、今ではセクハラとして忌避される傾向にあるし。
この手の下ネタを見ると、私は「昭和ライトエロ」の流れを強く感じる。例えば、漫画で言うと、「コータローまかりとおる」とか、「さすがの猿飛」とか、あのへん。あのへんの主人公って、女子更衣室に忍び込んで、女性の下着を山ほど盗んだりとかして、「きゃーエッチ」みたいな事言われてたりするじゃん。でも今の平成、というかもう来週には令和の時代に突入するんだけど、その感覚からすると、完全に性犯罪者だよね。明るいスケベ、の範囲に収まってない。女子更衣室に忍び込むとか、下着を盗みだすとか、陰湿な性犯罪行為の範疇になっている。
こう考えると、30年経って、こういうものに対する規範意識とか、モラルとか、そういうのがだいぶ変わったんだなあ、と思う。良い事も悪い事もあると思うけど。
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- 2019/04/23(火) 23:00:00|
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シャロム攻略第2回。
前回冒頭に書いたように、この魔城伝説シリーズ3部作は、縦スクロールシューティング→アクションRPG→アドベンチャーとゲームジャンルを変更した。そのため、特にこの3作目のシャロムでは、驚きをもって迎えられた。この時の、当時の空気感を書いておきたい。
まず、続編、あるいはシリーズ作品の中で、別ジャンルのゲームになる事自体は、そこまで珍しくもなかった。この魔城伝説でも、1→2ですでに変更されているし。それでも、3がアドベンチャーであるという事がなぜそこまで驚きをもって迎え入れられたかと言うと、当時の価値観では、「ゲーム進化論的に、先祖返りしている」という空気で受け止められたからだ。
80年代前半のPCゲームの世界では、アドベンチャーゲームが主力だった。ミステリーハウスやZORKをはじめとして、惑星メフィウス・デゼニランド・鍵穴殺人事件・サラダの国のトマト姫・ザースなど、とにかく各社主力タイトルを出していた。また、例えば機動戦士ガンダム・うる星やつら・風の谷のナウシカなど、アニメや漫画をゲーム化するとなったら、まずはアドベンチャーだった。
で、80年代中盤からの、アーケードゲームの人気商品は、シューティングゲームだった。このblogでも取り上げた、ゼビウスに始まり、スターフォース・ツインビー・グラディウスや、究極タイガー・スラップファイト・ファンタジーゾーン・ダライアスなど、80年代後半までずっとシューティングの天下が続いた。
そしてまた、家庭用ゲーム機と言えば、やはり主力はRPGだった。ドラクエ・FFのようなコマンド式RPGが人気だったが、ゼルダの伝説やワルキューレの伝説、エスパードリームなど、アクションRPGも人気のあるジャンルだった。
ここまで書くと、言いたい事が分かってもらえるだろう。
ゲームジャンル的に、縦シューティングからアクションRPGと言うのは、ゲームの歴史として妥当な進化と言えた。しかしアドベンチャーゲームと言うのは、これが出た87年当時でも「古臭いゲームシステム」と言う認識があった。だから、1・2がこう来て、3でこうなっちゃうの? という気持ちになるのは、当時としてはごく普通だった。
そんな感じで、このジャンル変更は結構ショッキングで、当時は反発する人もいた。
という前置きをしつつ、攻略進めます。
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- 2019/04/19(金) 23:00:00|
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シャロム 魔城伝説III 完結編 |
リリース | 1987/12 |
メーカー | コナミ |
プラットフォーム | MSX |
ジャンル | アドベンチャー |
と言う事で、祝第100回! ついにこのオールドゲーム攻略連載も100回を迎えました。
その記念すべき100本目の攻略ソフトは、MSXのシャロム!!
シャロムは、ここでも過去取り上げた、魔城伝説、ガリウスの迷宮に続く、魔城伝説シリーズの第3弾。初代が縦スクロールシューティング、次がアクションRPGと、ジャンル変更をしたわけだけど、この第3作はなんとアドベンチャーゲームと、また前2作とも異なるジャンルで攻めてきた。
当時の、雑多なジャンルの入り混じったゲーム業界に慣れていた、自分も含むゲームキッズ達にとってさえ、「えっ、アドベンチャーなの?」と言う驚きをもって迎えられた(このへんの話は次回します)。
しかも、タイトルに「完結編」とつけているという事は、「これ以上続編を出しません」と言う意思表明であり、相当気合が入ってるんだな、とは感じられる。しかし…当時の雑誌などの情報から、主人公はなんと現代世界の高校生である事がわかっており、「一体これどうするつもりなんだ…」という気持ちでいっぱいだった。
そんな、ジャンルも設定も意表をつきまくった、シリーズ最終作を、今回もボリュームたっぷりでお届けします。
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- 2019/04/14(日) 23:00:00|
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ニンジャウォーリアーズ |
リリース | 1987/12 |
メーカー | タイトー |
プラットフォーム | アーケード |
ジャンル | アクション |
ダライアスと同じく、3画面をハーフミラーでつなぎ、いわゆるボディソニックを取り入れた音響システムを備えた、横スクロールアクションゲーム。2人同時プレイ可能なのも、ダライアスと同じ。
ゲームタイトルの通り、主人公の2人は忍者だが、舞台は現代であり、主人公たちは人型ロボットすなわちアンドロイドである。
で、横にずんずん進んで、敵を倒していくという、黄金の城風のグラフィックに、ナムコのローリングサンダーを混ぜたような、ある意味地味な作品となっている。
海洋生物をモチーフにしたグラフィックと、派手なパワーアップを武器に、かなりのヒットをおさめたダライアスと異なり、こちらはその地味さもあいまって、ゲームセンターでもあまり人気があったように思えないし、また続編とかも出なかった。現代に至るまで続編が作られているダライアスとは対照的だね。
ではそのニンウォリの攻略行きます。軽めに。
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- 2019/04/11(木) 23:00:00|
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