タイトル未定Z

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第203回:ブレス オブ ファイア 竜の戦士(その1)
オールドゲーム攻略

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ブレス オブ ファイア
竜の戦士
リリース1993/04
メーカーカプコン
プラットフォームスーファミ
ジャンルRPG


 カプコンが出した本格ファンタジーRPG。この後シリーズ化するので、これがその第1作となる。
 カプコンと言えばこのblogでも色々扱っているようにやはりアクション系のゲームが強く、ドラクエなどに端を発するRPG人気にはあまり乗っていかなかった。この時点でカプコンが出していたRPGと言えば、ファミコンでの天地を喰らうシリーズと、ゲームボーイで出したレッドアリーマーくらいではないかと思う。そんな中、いきなり完成度の高いRPGを出してきた。
 私はもう当時既にカプコン信者と言っていいような存在だったが、なぜかこのブレスオブファイア(以下長いのでBoF)はやっていなかった。やっていない理由が特別にあった訳ではない。多分、この第1作が発売した時にあまりその存在を知らなかっただけだろう。何しろ当時はドラクエFFロマサガと、RPGだけでもやるタイトルがたくさんあったので、目に入らなかった。やがてシリーズ化されてその名前を知る事になるが、「どうせやるなら第1作から…」とか思っている内に2023年まで来てしまった。

 という事で、今回クリアまでやってみた。
 で、最近のドラクエやFFの記事の傾向を見ても分かるように、90年代以降のフルボリュームのRPGは、私はつい「その15」とかそのくらいまで書いてしまう。頑張って減らすようにはしているが、FF5で第12回まで書いてるからね。
 しかしRPGを毎回全15回で書いていたら、私の体がもたない。というか寿命がもたない。なので、今回は「クリアした上で記事を全3~4回くらいにまとめたい」と思いながらプレイしていた。
 果たして可能かどうか、皆さんの目で確かめていただきたい…。

追記:関係ないですが、各記事の最後に「続く」「終わる」などとつける事にしました。自分で読んでて分かりづらかったので…。


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 まずはゲームを新規開始すると、主人公の名前入力がある。ゲーム上のデフォルトネームは無いが、このシリーズでは主人公の名前は「リュウ」とされている。ゼルダシリーズにおけるリンクみたいなものだ。なので、私もリュウと入力する。
 そのリュウが寝ているところから始まるのも、ちょっとゼルダと似ている。夢の中で謎の竜に「目覚めよ」と言われ、起きてみると村中がボーボーに燃えていた。ちょっと熟睡しすぎやろ…。
 この村は竜の血を引く「白竜族」が住んでいるのだが、同じく竜の一族である「黒竜族」が攻めてきたらしい。


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 長老の家に避難してきた住人達が「こうなったら戦うしかない」と腹をくくるが、そこにリュウの姉であるセイラが来る。どうやらセイラは優秀な魔法使いらしいが、村人全員に石化の魔法をかける。このままだと全滅すると危惧したセイラは、犠牲を自分だけに留めるために石化させたのだ。


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 そしてセイラは、黒竜王ゾーゴンの腹心ジュダスと戦う。だがジュダスは妙に強く、セイラは敗れてしまう。

 ここで物語のバックボーンが示される。
 かつて竜の一族は世界を統治していたが、そこに邪悪な女神ミリアが現れる。ミリアはあらゆる欲望を叶える能力を持つため、竜の一族ですらそれに狂わされ、女神を求めて争うようになった。しかし竜の戦士とその7人の仲間達が立ち上がり、ついに女神を封印した。その封印は「女神の鍵」と呼ばれる6つの鍵で施されていた。


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 という事で、リュウの冒険が始まる。
 長老やおばばは、セイラの仇討ちをしようとするリュウを止められないと考え、多少の路銀をくれた。

 ステータス画面で表示されるが、リュウの顔はこんな感じ。額に竜っぽい紋章があるのが特徴だ。


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 外を歩いていると、普通に戦闘に入る。
 画面はこんな感じで、クォータービューとなる。だから少し前に取り上げた「伝説のオウガバトル」と似たような画面構成となる。私は伝説のオウガバトルについてはグラフィックのインパクトが強かったと書いたが、このBoFについてはあまり印象がない。いや、オウガバトルに比べて落ちるという事は特にない。カプコンらしい丁寧なドット打ちで、アニメーションも良くできている。まあただ、当時の反応を私が良く知らないだけかもしれない。

 戦闘に関してはファミコン版天地を喰らう同様、オートバトルもできる。「総」というコマンドを使うとずっと素殴りを続ける。賢くはないけど楽になる。


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 ドラクエ3などと同様、このゲームも時間経過がある。ただ、ドラクエにおける時間経過はプレイヤーがフィールドを歩く事によってなされるのに対し、このBoFはただフィールドで突っ立っているだけでも進んでいく(※街中では進まない)。

 で、歩いていると時々鹿だの豚だのがフィールドに現れる。「なにこれ、ここだけシンボルエンカウント…?」とかずっと謎に思っていたが、もっと先に進んでから意味が分かった。狩人の能力を持った仲間がパーティの先頭に立つと、フィールド上で弓矢を撃てるようになる。それで角とか肉を手に入れられる。
 初見では意味不明過ぎて笑う。


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 主人公のいたドラグニールの村から北に行くと、カンタベルがある。元は立派な王国だったんだろうけど、黒竜族に襲われボコボコにされた上、今ではなぜか非常に臭い化け物が城に住み着いており、王様ですら外に避難している。
 しょうがないので、倒しに行く。


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 これがその臭い化け物、ブリーブ。
 このゲームはドラクエ風RPGとしては珍しく、敵の体力ゲージが見える。なので基本的にはどれくらいの攻撃をすれば倒せるのか分かる。
 しかしボス戦の場合、完全に体力が見えてしまっては緊張感が削がれるので、このゲームには「根性システム」が採用されている。ボス敵の体力が残りわずかになると根性値が発動し、なかなか死ななくなる。内部的にはダメージは蓄積しているのだが、結果的に残り体力が分からないようになる。なのでボス戦に関しては、あまり他ゲームと変わらない。


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 ブリーブを倒し、嫌な臭いも消えてカンタベルに平和が戻った。
 王様に報告した時、地震が起きた。どうやら、黒竜族が「大地の神殿」を目覚めさせたらしい。大地の神殿には、かつて女神ミリアを封印した6つの鍵の1つ、「大地の鍵」がある。これを使うと、好きな場所に地震を起こせるらしい。超兵器過ぎる…。


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 という事で、大地の神殿があるナナイ王国に行く。
 ここは既に黒竜族に支配されており、軍隊がウロウロしている。ただ夜になると見張りの数人が寝ているので、侵入できるようになる。起きてる奴もいるので、そいつには近寄らないように。


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 そして大地の神殿に入る。

 で、このあたりから「まもりけむり」を使用していく。
 まず、このゲームは結構エンカウント率が高い。そしてザコ敵がなかなか強い。わりとダンジョンに入って数歩歩いたら瀕死になって戻るなんて事もあり得る。加えて言うなら、次回あたりに書くけど主人公の足がかなり遅く、イライラする。
 上記の問題を解決するために、この「まもりけむり」というアイテムを使う。なんだか安直な名前だが、これはドラクエにおける「せいすい」、あるいは「トヘロス」と同様エンカウント率を下げる効果がある。下げるというか、エンカウント率がゼロになる。ザコ敵と全く戦わなくて済むようになる。


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 そのまもりけむりを使ったまま、大地の神殿に潜り込む。
 まもりけむりもドラクエの聖水同様、ある程度歩くと効果が切れる。大体ダンジョンの1フロアで1~3個くらい使うかなあ。だから常に10個くらい持っておきたい。しかし、これは価格がたったの10ゼニーだ。大量に買っておけばいい。


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 神殿の奥にはゾーゴン軍の将軍が装置をいじって遊んでいた。この「どこでも地震を起こせる装置」で世界を破滅させたいらしい。いやいや、なんか理由があって世界を征服したいのは分かるけど、地震起こしまくって世界を滅ぼしたいは変だろ…。こいつマジで軍人かよ。

 将軍を倒すと、「大地の鍵」が手に入るが、神殿は崩れ去る。


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 ナナイ王国から先に進むと、ウィンディアがある。そこには「飛翼族」と呼ばれる、背中に大きな翼がある種族が住んでいる。飛翼族は大人になると大きな鳥に変身できるようになるらしい。


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 城に行ってみるが、王様に会わせてもらえなかった。
 なんか普通にひそひそ話が聞こえてしまうのだが、王の娘であるニーナと侍女の話によると、王様は今何かの毒に冒されて倒れているらしい。それがバレると色々まずいから、客には伏せておくようだ。


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 という状態で、操作キャラがニーナになる。自ら解毒薬を探しに行くという訳だ。
 こういうストーリー重視のRPGで、操作対象が一時的に切り替わるのは結構珍しかったかも。


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 とりあえず、ロメロ村に向かう。
 ここでは、謎の魔法使いの薬により一度死んだ者が蘇ったりしている。ただ段々顔色が悪くなったり、日光が苦手になったりしたようだ。いやいや、それ普通じゃないっしょ…ゾンビでしょ…。


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 ちょっと話の流れが分からなかったが、どうもこの魔法使いがウィンディア王に盛られた毒の作り主らしい。という事は、解毒薬も持っているに違いない。
 その魔法使いのいるカーマの塔にやってきたが、さすが毒のエキスパート。飛翼族に対して良く効く「ドロミの草」を燃やし始めた。この煙を吸うと飛翼族は無力化するらしい。まだ鳥になれないニーナはついてきた兵士の一人を逃し、その兵士が鳥に変身して城に戻ってきた。


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 兵士はボロボロになりながらも城にたどり着き、ニーナ王女がピンチな事を伝える。
 とは言えドロミの草を使われている以上、飛翼族は例外なく弱体化するらしい。そういう訳で、たまたま滞在中だったリュウに声がかかる。わりと無茶なお願いだが、リュウは誇り高き竜の戦士なので、快く引き受ける。
 カーマの塔へは、鳥になった兵士達が届けてくれる。


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 魔法使いとの戦い。どうもこの魔法使いは不老不死の薬を作るのが目的で、そのために若い女が必要だったようだ。それでロメロの村から女をさらってきたが、後はニーナを犠牲にすれば完成する、というところまで来ていたらしい。

 なんかこの魔法使い、そんな薬使わなくても最初から不老不死な顔してるけど…。


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 無事魔法使いを倒し、解毒薬を手に入れたので王様に飲ませる。しばらく意識が戻らなかったので、ニーナは「手遅れなのかしら」とオロオロしていたけど、そのうち目覚めてベッドの上で飛び跳ねまくった。いや治りすぎだろ…。

 そしてRPGのお約束だけど、ニーナはリュウの冒険についていくと言い出す。王様は引き止めるが、わりとすぐに諦める。多分ニーナはかなり強情なのだろう。


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 さて、この問題を解決するまでウィンディアより東には行けなかった。そこに至る橋は城の秘密通路に繋がっており、王様の許可がないと通れない。

 ウィンディアより東南に向かうと、トトールの村があった。しかし川の上流を黒竜族の工作でせき止められており、隣のタタール村の村長が持つ「勇者の指輪」を渡せと脅されている。トトール村の村長はそんな指輪とっとと渡してしまえと言っているが、タタール村の村長はそれを拒んでおり、そのせいで村同士がいがみ合っている。


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 トトールとタタール両方の話を聞いて回ると、南の「なげきのもり」でトトール村の村長や黒竜族を見かけたという人がいた。どうもそこが怪しい。ただ、森の入り口は木で塞がれているので、のこぎりが必要になる。これまでの冒険で既に「てっこうせき」を手に入れているので、そいつを鍛冶屋に渡すとのこぎりを作ってくれる。

 (続く)

  1. 2023/05/25(木) 10:00:00|
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