FF5攻略第8回。
以前も書いたが、このゲームのシーフは、「ぬすむ」というアビリティを持っている。戦闘中に使うと敵から確率でアイテムをゲットする。FF3のシーフも持っていたし、他ゲームでも結構あるアビリティだ。それぞれの敵に、「ぬすむを使った時にもらえるアイテム」というのが設定されている。更にこのFF5の場合、盗めるアイテムのテーブルが2つあり、「低確率で盗めるレアアイテム」というのも存在する。中にはそれ以外では手に入らない貴重なアイテムもある。
まあ、これ自体はRPGでは良くある仕組みなんだけど…正直これ楽しいの…? ってずっと思っている。敵からアイテムを盗むまで殺さないようにしたりするし、そもそも1人戦闘参加していないようなものなので、戦闘が長引く。更にFF5の場合低確率の方のアイテムもあり、そうでない方のアイテムを盗んだ場合は諦めないといけない。盗めるアイテムは1個だけなので、もしそれがボスかつどうしても低確率の方を盗みたければ、リセットするしかない。
これが虚無なんだよね、本当に。いやレアアイテム集めなんてウィザードリィの村正とかの頃から虚無だったと言えばそうなんだけど、「ぬすむ」は本当に虚無感強くてさ。嫌ならやらなければいいんだけど、やれば見返りがあるというか、エリクサーなんかは盗んで増やすものだし、それじゃないと手に入らないアイテムがあると言われるとやりたくなるし…。私は今回まだ攻略サイトを見て全部分かってるからいいけど、そうでなければどいつから何を盗めるのか良く分からないから、全部やってみようってなる。
もうこの仕組みやめて欲しいんだけど、FFシリーズはこれが好きでねえ…。マジでFF9なんかこれのせいで超絶眠くなったし、FF8は盗むとちょっと違うけどドローの仕組みがあったりして、本当に虚無感凄かった。いい加減、盗むシステムはつまらないと気付いて欲しい。
バリアの塔を破壊した後、潜水艇でゼザの帰りを待つ。が、来ない。
いつまでも待つガラフを、バッツが説得する。ガラフはようやく、ゼザが元々動力室を担当したのは生きて帰れない事が分かっていたからだと納得した。
バリアの塔破壊作戦で使った潜水艇をちゃっかりいただいたので、行ける場所がちょっと増える。元々飛竜でほとんどの場所は行けたのだが、一部はこの潜水艇じゃないと行けない。潜水艇は海底を移動できる他、浮上して船としても使える。
まずは、ムーアの村に向かい、いくつか装備を揃える。また、召喚獣カトブレパスがいるので倒して手に入れる。
エクスデスによって水没させられたギードの祠に行く。潜水艇だから水没した祠にも行ける。
中には亀がいたので、バッツが「こいつ面白いぞ」とか言いながら殴ったり蹴ったりする。そしたらガラフにめっちゃ怒られた。どうやらこの亀が賢者ギードらしい。
いや、仮にこれがただの亀だったとしても、殴ったり蹴ったりするなよ…とは思う。
ここで、物語の核心に触れる情報が得られる。
まず、エクスデスは元々、ムーアの大森林にある1本の木だった。そのムーアの大森林には何かが封印されており、それに群がる邪悪な心のせいで、その木は暗黒魔道士エクスデスになったのだそうだ。
それから500年、ギードはエクスデスを封印し続けたが、30年前にそれが破られた(だから正確には470年だよね)。そう考えるとギード凄いよね。クリスタル4つの力をもってしても30年で破られたのに、ギードは個人で500年封印していたんだから。その後、暁の4戦士が第1世界でエクスデスを封印したという訳だ。
なんか、封印という言葉が連発されてて分かりづらいよね。ムーアの大森林→何かが封印されている/ギード→エクスデスを500年封印していた/第1世界のクリスタル→エクスデスを30年封印していた、となる。
しかし、こういうゲームでボスの正体が「木」って結構珍しいよね。なんというか、たいてい植物ってどちらかというと善の存在とされる事が多いから。ただトールキンの指輪物語でも、年経た柳が悪意を積み重ねて柳じじいになってたし、前例がないわけでない。
ギードに「長老の木の枝」をもらい、ムーアの大森林に行く。この枝は、その何かを封印している者の体の一部だそうだ。という事は、長老の木が何かを封じているという事になる。その枝がないと、そもそも大森林に入れない。
しかし、なぜギードはここまで「何が封印されているのか」について語らないんだろう。メタな視点で言うなら、それをプレイヤーに対してサプライズにしたいからというのは分かるのだが、賢者であるギードがそれを隠す理由は特にないよね。
ところが大森林を進んでいる最中、大森林が大火事になる。どうやらエクスデスが火をつけた様子。お前も木のくせに…。
ちなみにここには面白い仕掛けがある。ここの宝箱には「イージスのたて」が入っていたのだが、わざと取らずに森林火事イベントを見ると、中身が「フレイムシールド」になる。多分、宝箱の中の盾が火災でいぶされて、フレイムシールドに変化したという意味合いなのだろう。面白い趣向だけど、こんな風になっているのはここだけなんだよね。
大森林の最深部で、長老の木を見つける。
森全体が焼けるような火事だったのに、この木は太いせいか幹の部分は無事だった。
中は空洞になっているので、入ってみると、長老の言ってた「封印されし物」が見つかる。
なんだろこれ…。なんかブニブニしてる、グミみたいな物体。
そのグミが襲ってくるので戦闘になる。
こいつらは地水風火の4属性バラバラで、それぞれ強力な攻撃をしてくる。特に土がタイタン同様アースシェイカーを使ってくるので、レビテトはかけておこう。タイタン戦の時はレビテトを持っていなかったが、バル城で手に入れている。
グミを倒すと、エクスデスにお礼を言われる。
実は、
グミの正体はクリスタルだった。なんか第1世界と形が違うし、フィールド上ではブニブニしていたからあんまりクリスタル感なかったけど、実はそうだったらしい。このクリスタルがエクスデスの事を封印していたから、それを破壊したバッツ達にお礼を言ったという流れだ。
んー…。
まだ封印されてたの…? 第1世界にあるクリスタルに封印されていたのは分かるんだけど、第2世界のクリスタルにも封印されていたんだ…。そのクリスタルも長老の木に封印されていたし、このゲーム封印祭り過ぎじゃね?
あと、バッツ達にクリスタルを破壊させるのがエクスデスの狙いだったのなら、いちいちギードの祠を水没させたり、ムーアの大森林に放火する必要なくなかった? 自分の目的を遅らせているだけじゃん。さっさとギードから枝受け取ってまっすぐクリスタルの所に行ってもらった方が話が早かったように思うんだけど。
なんかこういうところも、前にFF4の時に書いた、
「ジャンプ漫画的」な部分だと思う。物語装置として「悪役だから悪い事をする」という行為が先にあって、その動機に関しては適当に後から考えると言うね…。週刊連載してる訳じゃないんだから、ちゃんと考えてから実装すればいいのに…。
第1世界のクリスタルと同様、封印が解かれた場合なぜかクリスタルはエクスデスの言うなりになる。その圧倒的クリスタルパワーでバッツ達は倒れる。
というか、こちらの世界での「封印を解く」って、クリスタルを砕く必要はないのか。第1世界では粉々にしないと封印解けなかったけど。となると、「バッツ達がクリスタルとの戦闘に勝った」という事実は何を指しているんだ…? なんかやる気なくさせたみたいな…?
そこへクルルが乗り込んで来て、PKサンダーを当ててエクスデスを跳ねのける。うーん、この展開1回見た。タイクーン王が操られていた時と全く一緒やん。
しかしこちらはタイクーン王と違い、エクスデス本体。そうそう小娘の攻撃で弱るような奴じゃない。というか元々暁の4戦士がフルボッコにしても死ななかったような奴なんだから。
という事でエクスデスは何か赤いポワポワを出し、クルルを動けなくしてしまう。それを見てガラフは激昂し、クリスタルパワーに負けずに前進していく。エクスデスは「そんな事をすればクリスタルが砕けるぞ」などと脅すが、もうそんなのどうでもいいんじゃないですかね。別に最初からエクスデスを封印してたなんて事知らなかったし、今では封印もなくむしろエクスデスのパワーになってるんだから、砕けてもらった方がありがたいと言うか。なんで脅すつもりになったんだろうか。
そうしてガラフとエクスデスの戦闘になる。
エクスデスはメテオやフレアなど超強力な攻撃を仕掛けてくるが、この時のガラフは無敵状態であり、絶対死なない。なので構わず攻撃し続けて倒そう。私は直前で白魔道士にしていたのでかなり時間がかかった。アビリティにりゅうけんをセットしていたから、それだけで削りきったわ…。
しかしさすがにこの無敵状態は、自分の命を燃やし尽くしたらしい。なんというか、体内の小宇宙(コスモ)を最大限まで使い切った、みたいな。
結局、ガラフは死んでしまう。最後に、「エクスデスを倒せ」と言い残す。えっ、今倒したんじゃないの…? とは思うが、ゲームの流れ的にこれでラスボスが死んだとはプレイヤーも考えないだろうから、白々しくなくて良いのかもしれない。
という事で、まだ生きているであろうエクスデスを倒すために、冒険は続く。
長老の木の外に出ると、ガラフの声が聞こえてくる。長老の木の力を借りて、ガラフの力を凝縮したこの…これはティアラ? 腕輪? 何か良く分からないけど、輪っかみたいなアイテムがクルルに贈られた。
これをつけると、ガラフのレベルやジョブ経験、アビリティが全てクルルに引き継がれる。そしてこのクルルが新たにパーティに加わるのだが、ガラフから全て引き継いでいるので、2番目のガラフとして扱って良い(※ただし、このゲームではキャラによって少しだけパラメータの成長率が異なる。ガラフは戦士向け、クルルは魔道士向けのパラメータとなっている)。
このゲームは細かい事に、キャラそれぞれに、ジョブそれぞれのドット絵が用意されている。みんなちょっとずつデザインが異なる。クルルの場合、少女という設定を生かしてみんな可愛らしいものになっている。白魔道士も猫耳がついてるし、バーサーカーなんかは着ぐるみ状態だ。
さて、それではエクスデス城に乗り込んでラスボス倒しますか。
「もうちょい…倒す前に何かないの…?」と少し面食らったけど、ストーリー上こうなっている。
ところがその城の大広間で行き止まりに出くわす。バッツは戻ろうとしたが、クルルは「これはエクスデスの作った幻…」と言い出す。どうやら真の道は隠されているらしい。
とは言え、ガラフは先日単騎で乗り込んでバッツ達を助けたんだから、幻でごまかしてるのは自分の部屋に続くルートだけで、残りは律儀に現実通りの幻を作っていたらしい。なんでやねん。
クルルの「おじいちゃん何とかして」という祈りがガラフに届き、そのガラフの声がケルプの村で臥せっているケルガーに届き、「エクスデス城の幻を打ち破らねば」と言い出す。
良く分からないが、ケルプの村の人みんなの力でケルガーの命をエクスデス城に送り込み、幻を打ち消す。当然、ケルガーは死ぬ。これで、病気で死んだドルガンに続き、動力室で爆発したゼザ、エクスデス戦で命を落としたガラフ、そして幻を打ち破ったケルガーと、暁の4戦士全てが亡くなった。
幻を取り払ったエクスデス城は、なんかこう毒々しいというか肉々しいというかなんかそんなような装飾になっていた。
これを幻で取り繕ってたの凄いだろ…。
エクスデス城を進んでいく。
途中、ゴーレムと同様に、召喚獣カーバンクルがいる。倒すと仲間になる。召喚した時、全員にリフレクをかけるので、ボスによっては非常に強い。必ず手に入れておこう。
そしてまたまたギルガメッシュと出会う。何度目だよ。向こうもまた会えて嬉しいみたいな事を言ってるし。
「あの爺さんはどうした?」みたいな事を聞かれたので「実は…」というとちょっと悲しんでいた。
それはそれとして戦闘は続く。
途中で形態が変化し、体がでかくなって腕もいっぱい生える。その中でも一番目立つ剣は「エクスカリバー」らしく、本人も自信満々に攻撃してくる。
だが、この形態になってからのギルガメッシュのダメージはカスみたいになる。「最強の剣じゃないのか」と本人も驚く。
エクスデスもこの勝負は見ていたようで、「お前はもう要らん」とか言ってギルガメッシュを次元の狭間送りにする。
この戦闘後武器が手に入ってるのだが、そいつが
「エクスカリパー」だ。実は微妙にエクスカリバーではない。ギルガメッシュは偽物をつかまされたという訳だ。
それはいいんだけど、このエクスカリパーが手に入ると、「カスダメしか出ない」というデメリットがあるのに最強装備では入ってきてしまう。めんどくさい…。こだわりがない人は捨てていいと思う。
(続く)
- 2023/03/08(水) 10:00:00|
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