DP1 Merrill
近所の公園の小さな川を撮ったところ。
DP1 Merrill
その中央部の拡大。
細かい水の流れや、コケや枯れ葉のちょっとしたディテールまで詳細に描かれてる。
一眼レフといいレンズで撮ったら、こんなの当たり前なのかもしれないけど、気軽に持ち運べるコンデジ(というにはちょっとでかいけど)でここまで解像するんだから、凄いとしか…。
DP1Mの特徴は、何と言っても、何を差し置いても、その強烈な解像感にある。
その特殊な素子と、レンズと、ローパスレスである事に支えられ、少なくとも解像感という意味では現在のトップクラスの一眼レフにすら匹敵する(少なくとも、昼間の光量のある中では。夜中では比較にならない)。
良く良く考えると、風景が大好きで、自分が見たままに風景を写してくれるのが一番なので、DP1Mのような方向性は私に合っている。人や食べ物の写真を撮るのがメインなら、見栄えがいい方がいいし、解像力よりももっと重視される物がたくさんある(人なら望遠とかAF速度・精度であるとか、肌色の補正など)。
ただ、あまり三脚を持って、つまり荷物の多い状態で出かけたくないので、結局ほとんどのシーンを手持ちで撮る事になる。シャッタースピードが十分稼げるところならいいけど、結局のところ解像力が高いという事はわずかな手ブレでも拾ってしまうわけで、手持ちでサクサク撮るというコンセプトと合わないところもある。デカくて重い三脚を持ち歩いてガッチリ固定して撮るのであれば、一眼レフでもいいじゃんという話になる。
そのへんのジレンマが、この機種にはつきまとっている。
- 2012/11/19(月) 23:00:00|
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