わたしも同じぐらいの歳で、SIerで維持管理とか開発(COBOL)やってるよー。
脱出したいけど、田舎に住んでるし、たいした経験や技術がないし、なかなか難しそう。だけどすこしでも良いへ行けるようにぼちぼち勉強がんばってる。先が見えなくて怖いけど、がんばろうね〜。
俺もとうとうNo.2。カシラにゃあまだまだかなわねぇ。
昨年やっと舎弟もできたんだぜ。まだまだケツの青いガキでしょっちゅう泣いてやがるけど、俺が背中で引っ張ってやらねぇとな。
族の名前?俺は漢字はよくわかんねぇけど、カシラは〝かぞく〟って言ってたぜ。なんかググッとくる響きだろw
族を追い出されないようにがんばらねぇとな。お前らもがんばれよ。
元々カレと自然消滅してしばらくして、その元々カレはFacebook以外のSNSを全部消した。
それに気付いてわたしのせいなのかな?と少し気になったけれど、偶然かな、とも思った。
それから、その後また違う人と付き合って別れた。
その人もSNSをやめた!!
さすがにわたしが原因なのかと気になってくる
それともやはり、偶然なのだろうか
そもそもわたし自身インスタを2日に1回開くかどうか、という感じで熱心にやってるタイプではない。だから当然相手のSNSを監視して文句言ったりしたこともない。ついでに言うと束縛とかも一切したことはない。
あと、もう一つ気になってることがあって、二人とも付き合う前までは自信満々なリア充って感じだったのに、別れる前は妙にネガティブだったことだ。
わたしが相手の陰な部分を引き出している気がしてしかたがない……。
次はちゃんと暖かい関係を築ける人を見つけてくれるといいなと思う。
偶然かもしれないけれど、わたしのせいだったら二人とも、ごめん……。
技術力が高いことで有名な、あるIT企業の名前を冠した開発者向けの大規模イベントが、この週末に開催される予定だ。
参加者数は4桁になるらしい。
俺は当日だけ運営を手伝うボランティアとして、このイベントに誘われた。
この手のボランティアは何度か参加しているので、特に抵抗はなかった。
ただ手伝うのは当日だけなので、このイベントが誰によって計画され、どのように運営されてきたのか、詳しくはわからない。
グダグダに最初に気付いたのは、当日ボランティア向けの説明会に参加したときだった。
説明会は、本番の数日前に1回だけ開催される。
説明会の日時は応募時には知らされなかったので、仕事などの都合で参加できないボランティアもいる。
「ボランティア説明会を○月×日にやりますが参加しますか? 参加できない人には、中継用のURLをSlackで通知します」
という内容のメールが来た。
今どきBccかよ! と思ったが、それ以上に気になるのは、Slackだ。
どこのSlackだ。
誘ってくれた人にも聞いたが(彼女も当日ボランティアの一人だった)、よくわからないという。
一方、回答を記入するGoogleフォームは、氏名と参加可否のチェックボックス、コメントだけしか記入項目がなく、メールアドレスを入力できない。
これじゃあフォームに質問を書いても、返事をもらえないじゃないか。
とにかく
「説明会へは参加するが、Slackへの参加方法がわからなくて困っている」
しばらくして、Slackへの招待URLが書かれたメールが来た。またBccだ。
きっとメールの送信者は俺の質問に返信してくれようとしたのだが、返信先のメールアドレスがわからず、ボランティア全員に送ったのだろう。
とりあえずSlackには参加できたが、俺のIDと、フォームで質問してきた人を、運営は(俺自身が申告しない限り)マッチングできない。
このフォームを作った奴は、SELECT文を書いたことがないのだろうか。
そして説明会の当日が来た。
開始時刻の直前にまたBccでメールが来て、「このメールを受信した人の担当部署は××です」という本文と、同じ部署を担当するボランティア全員の名簿が送られてきた。
名簿には、氏名しか記入されていなかった。リーダー格のボランティアにだけ、SlackのIDが併記されていた。
これは本格的にやばい、と思った。
最初のボランティア全員へのメールをBccで送信したのは理解できるが、今回のメールは、名簿に名前が載ってる人だけに送られているはずだ。
というか、ボランティア用のSlackがあるのだから、名前よりSlack IDを書いてくれた方が有難い。
現在は、全員が1つのチャンネルに押し込まれているので、どのIDが何を担当しているのか、俺にはさっぱりわからない。
というか、招待されたときにIDを申告していないのだから運営も俺のIDと氏名を一致できない。
アホだ。運営はどアホだ。
さて説明会の会場に行くと、十数人が集まっていた。誘ってくれた彼女は欠席だった。
名簿の人数とイベントの規模から俺が予想した人数より、ずっと少なかった。運営側は5人くらいだった。
説明会が始まったが、俺と同じ不安を持っていたボランティアがいたようで、運営が設営手順の説明を始めるとすぐに
「この名簿を使って、同じ担当のボランティアにどうやって連絡するんですか?」
と質問していた。まともな神経を持っていれば当然の質問だろう。
質問者と2、3回やりとりをして、質問の意図を悟った瞬間、運営の全員が目を丸くした。
彼らは、こんな質問が来ることを夢にも思っていなかったのだ。
メールアドレスを他のボランティア知らせないという、個人情報保護施策だけを馬鹿正直に、忠実に実行したのだ。
そして、俺の予想通り、説明会は紛糾した。
運営が事前に作ったボランティア向けマニュアルは穴だらけで、不備が大量にあった。
他のボランティアも少しずつ事態に気付いて、次々と運営に質問を浴びせてきた。
「そこは我々が何とかします」
「検討するので後で回答させて下さい」
などとかわしていたが、次第に声が上ずってきた。
テンパっているのが目に見えてきた。
説明会を仕切り直せる日はもうない。
マニュアルの改訂にも膨大な時間がかかるだろうし、事前レビューなどできないだろう。
改訂後も不完全なマニュアルが俺たちボランティアへ渡されることは目に見えている。
説明会が終わると、事態を悟ったボランティア達が勝手にチャンネルを作り出した。
運営が信用できないから、自分達だけで何とかしようと動き出したのだ。
俺も帰る前に同じ担当のボランティアを見つけて、チャンネルを新しく作って一緒に入った。
次の日には、Slackに複数のボランティアから、膨大な量の質問が運営へと投げられていた。
俺はただ見ているしかなかった。
仲間はできたが、今Slackで打ち合わせをしてもマニュアル改訂でひっくり返されそうだ。
ならば何もしないで、ただ待っていた方がいい。
…このイベントに参加しようとしてる人、トラブルに巻き込まれたくなかったら、参加するのやめた方がいいと思うよ。
…って言いたいけど、伝える方法あるのかな。