住宅ローン利用者・利用予定者の実態調査等
- 2012-10-28(18:15) /
- 住宅ローン
住宅金融支援機構では、
平成21年度より「金利タイプ別利用状況」を民間住宅ローン利用者の調査結果とは別に
原則毎月公表しています。
「フラット35利用者」及び「民間住宅ローン利用予定者」については年3回調査を実施し
公表しています。
「金利タイプ別利用状況」(借入月別構成比率推移)では、
平成24年9月度の「変動型」の利用割合は、54.5%と前月より増加。
同時期の「固定金利選択型」の利用割合は、24.9%と前月より減少。
うち、10年固定選択型の利用割合は、10.6%。
「全期間固定型」は、20.6%と前月より減少。
私自身の感触よりは、「変動型」が少ない感じを受けましたが、やはり「変動型」、
「短期固定金利選択型」の低金利が人気であり、市場としては金利上昇リスクに対する
懸念はまだあまりないようです。
また、その他の調査結果をみてみると、
「変動型」と「全期間固定型」の利用割合がそれぞれ増加しており、傾向が二分して
いるようです。
そして住宅ローン検討にあたって、さまざまな金利タイプを比較する傾向が強まっています。
気になるのは、
金利上昇に対する認識などが低くなっていること、
住宅・販売事業者の影響力が、
入口においても、決定においても、半数前後もあることです。
住宅・販売事業者は決して住宅ローンのプロではありません。
販売目的重視で住宅ローンをすすめられるケースを
よく見受けます。
なかには、FPばりに詳しく、的確なアドバイスをされてみえる方もみえますが、
数は極めて少ないです。
以前に比べ最近は、契約を獲得することが非常に難しくなっており、営業経験5年程度でも
累積引渡棟数が20棟に満たない営業マンも多く、経験値が絶対的に少ないので、
知識・経験不足が否めません。
弊FP事務所に相談に来られる方の住宅・販売事業者からの提案内容をみさせていただくと
お粗末なものが少なくありません。また、その提案主旨もよくわかりません。
住宅ローンに限ったことではなく、火災保険等の提案内容にもいえるのですが、
「提携先だから手続きが楽だから」とか、「手数料収入目当て」だったりと、
業者本位の提案内容になっていることが多いと感じます。
住宅ローンも保険も入口は確かに大事ですが、
もっとも重要なことは、アフターフォローです。
住宅・販売事業者は販売はしますが、アフターフォローは、保険会社に丸投げです。
入口の数万円程度の保険料の安さより、何かあった時の対応の違いで、
結果が数十万~違ってきます。
それほど、保険金請求事例は複雑で紛争になっていることもしばしばです。
皆様にとって、どちらが有益かを本質で見極めてください!!
各調査結果は、下記を参照ください。(住宅金融支援機構HPより)
平成24年9月期 金利タイプ別利用状況 ※毎月実施 詳細はこちら↓
http://www.jhf.go.jp/files/100506867.pdf
平成24年度 第1回 民間住宅ローン利用者 ※年3回実施 詳細はこちら↓
http://www.jhf.go.jp/files/100503761.pdf
平成24年度 第1回 フラット35利用者 ※年3回実施 詳細はこちら↓
http://www.jhf.go.jp/files/100503764.pdf
平成21年度より「金利タイプ別利用状況」を民間住宅ローン利用者の調査結果とは別に
原則毎月公表しています。
「フラット35利用者」及び「民間住宅ローン利用予定者」については年3回調査を実施し
公表しています。
「金利タイプ別利用状況」(借入月別構成比率推移)では、
平成24年9月度の「変動型」の利用割合は、54.5%と前月より増加。
同時期の「固定金利選択型」の利用割合は、24.9%と前月より減少。
うち、10年固定選択型の利用割合は、10.6%。
「全期間固定型」は、20.6%と前月より減少。
私自身の感触よりは、「変動型」が少ない感じを受けましたが、やはり「変動型」、
「短期固定金利選択型」の低金利が人気であり、市場としては金利上昇リスクに対する
懸念はまだあまりないようです。
また、その他の調査結果をみてみると、
「変動型」と「全期間固定型」の利用割合がそれぞれ増加しており、傾向が二分して
いるようです。
そして住宅ローン検討にあたって、さまざまな金利タイプを比較する傾向が強まっています。
気になるのは、
金利上昇に対する認識などが低くなっていること、
住宅・販売事業者の影響力が、
入口においても、決定においても、半数前後もあることです。
住宅・販売事業者は決して住宅ローンのプロではありません。
販売目的重視で住宅ローンをすすめられるケースを
よく見受けます。
なかには、FPばりに詳しく、的確なアドバイスをされてみえる方もみえますが、
数は極めて少ないです。
以前に比べ最近は、契約を獲得することが非常に難しくなっており、営業経験5年程度でも
累積引渡棟数が20棟に満たない営業マンも多く、経験値が絶対的に少ないので、
知識・経験不足が否めません。
弊FP事務所に相談に来られる方の住宅・販売事業者からの提案内容をみさせていただくと
お粗末なものが少なくありません。また、その提案主旨もよくわかりません。
住宅ローンに限ったことではなく、火災保険等の提案内容にもいえるのですが、
「提携先だから手続きが楽だから」とか、「手数料収入目当て」だったりと、
業者本位の提案内容になっていることが多いと感じます。
住宅ローンも保険も入口は確かに大事ですが、
もっとも重要なことは、アフターフォローです。
住宅・販売事業者は販売はしますが、アフターフォローは、保険会社に丸投げです。
入口の数万円程度の保険料の安さより、何かあった時の対応の違いで、
結果が数十万~違ってきます。
それほど、保険金請求事例は複雑で紛争になっていることもしばしばです。
皆様にとって、どちらが有益かを本質で見極めてください!!
各調査結果は、下記を参照ください。(住宅金融支援機構HPより)
平成24年9月期 金利タイプ別利用状況 ※毎月実施 詳細はこちら↓
http://www.jhf.go.jp/files/100506867.pdf
平成24年度 第1回 民間住宅ローン利用者 ※年3回実施 詳細はこちら↓
http://www.jhf.go.jp/files/100503761.pdf
平成24年度 第1回 フラット35利用者 ※年3回実施 詳細はこちら↓
http://www.jhf.go.jp/files/100503764.pdf
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