2011/07/28(木)
1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 19:26:09.73 ID:DyoHjCJG0
ほむら「どうしてこんな事に……」
ほむら「軽く調子を合わせてあげるだけだったんじゃないの?」
ほむら「なんとかしなくちゃ……」
ほむら「みんな巴マミに毒されてる……!」
ほむら「どうしてこんな事に……」
ほむら「軽く調子を合わせてあげるだけだったんじゃないの?」
ほむら「なんとかしなくちゃ……」
ほむら「みんな巴マミに毒されてる……!」
前作
マミ「みんなの必殺技に名前を考えてあげましょう」
4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 19:28:44.18 ID:DyoHjCJG0
──ほむホーム──
ほむら「はい、という訳で『第二回 巴マミ厨二病対策会議』を始めたいと思います」
杏子「何が『という訳』なんだよ」
まどか「対策会議?」
さやか「今日、用事あったんだけどなー」
まどか「あー、上条くんのとこ?」ニヤニヤ
さやか「ち、違うって! あたしだってそんな恭介のとこばかり……///」ゴニョゴニョ
ほむら「そこ、私語は慎むように」
ほむら「えー、昨日、魔女退治を行った訳だけど、何かおかしい点に気が付かなかったかしら?」
ほむら「はい、佐倉杏子」ビシッ
杏子「へっ! あ、あたし!?」
6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 19:31:00.71 ID:DyoHjCJG0
杏子「おかしな点って言ってもなー」
杏子「いつも通り結界見つけて、いつも通り使い魔倒して、いつも通り魔女を見つけて」
杏子「いつも通りお前とまどかとマミが援護して、いつも通りさやかが牽制して」
杏子「いつも通りあたしの紅龍の顎【クリムゾン・バイト】でとどめ──
ほむら「はい、ストップ」
一同『???』
11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 19:34:13.68 ID:DyoHjCJG0
ほむら「なんでナチュラルに必殺技を使ってるのよ。変でしょう? おかしいでしょう?」
杏子「? 何が?」キョトン
ほむら「っ……! もうそこまで……」
ほむら「いい? ついこの間までティロ・フィナーレ(笑)とか言ってたくせに」
ほむら「普通に必殺技を使ってる訳よ。あなたも、あなたも、あなたも!」ビシッビシッビシッ
杏さやまど(ビクゥ!!!)
12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 19:36:28.23 ID:DyoHjCJG0
さやか「……あー、なんとなく言いたいことはわかったわ」
ほむら「わかってくれたようね」
杏子「つまり普通じゃない必殺技を使えってことか?」
まどか「超必殺技だね!」
ほむら(……おバカだとは思ってたけどここまでとはっ……!)
16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 19:39:11.41 ID:DyoHjCJG0
さやか「違う違う、つまりこいつはさ」
さやか「あたし達がマミさんに付き合って必殺技を使い始めたのが気に入らないって言ってんの」
ほむら「まあ、有り体に言えばそういうこと」
ほむら「そもそも事の発端は、巴マミがみんなの必殺技の名前を考えてきたからだったわ」
杏子「あー、そういやそんな事もあった気がするなー」
ほむら(……爬虫類並の記憶力ね)
17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 19:41:34.37 ID:DyoHjCJG0
ほむら「巴マミの期待を裏切れない、かといって必殺技を叫ぶのは恥ずかしい」
ほむら「そこで私達は今後どうするべきかを話し合った。つい先日の事よ」
まどか「うん、結局私達がマミさんに合わせるって事で解決したんだよね」
ほむら「してないから。 むしろ悪化しているから!」
ほむら「まさか厨二病が伝染性の病気だとは知らなかったわ……」
18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 19:44:27.95 ID:DyoHjCJG0
さやか「えーと確か、初めはマミさんの持ってきた黒歴史ノートを見てひとしきり笑った後」
さやか「余りにもかわいそうだから、軽く調子を合わせてあげようって感じになって」
ほむら「ええ、頃合を見て段々やめていく……みたいなノリだったはずよ」
ほむら「それなのに! いつの間にかみんな嬉々として使ってるじゃないの!!」
杏子「紅龍の顎【クリムゾン・バイト】とか?」
さやか「狂嵐の蒼剣【シュトゥルム・シュヴェーアト】とか?」
まどか「神翼の流星群【デウス・エクス・メテオール】とか?」
ほむら「……連呼しないでちょうだい。いたたまれなくなってくるわ……」
21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 19:46:52.54 ID:DyoHjCJG0
さやか「いやー、あたしもさ、初めは抵抗あったんだよ?」
さやか「実際、何度か吹き出しそうになったし……」
さやか「でもさ、叫んでる内に『あれ、ひょっとしてこれかっこいいんじゃない?』とか思えてきちゃってさ」
まどか「あぁー、それわかるー」
杏子「なんか爽快感があるんだよな」
さやか「そう! 爽快感! やっぱ気持ちいいんだわ、これが」
23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 19:50:00.21 ID:DyoHjCJG0
まどか「ほむらちゃんだって気持ちいいいでしょ?」
ほむら「??? 私は叫んだ事なんてないわよ」
まどか「ええっ! だってみんなで必殺技使おうって約束したよね?」
杏子「ほむらの必殺技は時間停止だったよな」
さやか「うん、凍れる時の魔女【フリージング・ウィッチ】」
さやか「そんで銃とか刀で攻撃するってのが、マミさんの考えてきた設定」
まどか「血溜まりの祝祭【トリガーハッピー】と聖剣の祝祭【エクスカーニバル】だよ」
ほむら「だから連呼しないで……」
24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 19:53:29.28 ID:DyoHjCJG0
杏子「ひょっとしてお前、時間止まってる間に技名叫んでないのか?」
ほむら「当たり前でしょう」
ほむら「誰も見てないのにわざわざ叫んでいたら、ただの痛い娘じゃないの」
杏子「ええ~、そりゃないぜ~。誰も見てないからこそ視線を気にせず叫べるってもんだろ」
さやか「あたしもてっきりアンタが一番気楽に叫んでるって思ってた」
まどか「ほむらちゃんヒドイよ~。わたしだって最初は恥ずかしかったんだからね」
ほむら(あれっ? なんか私が悪者の流れ!?)
26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 19:55:49.77 ID:DyoHjCJG0
杏子「お前も恥ずかしっがってないで一度叫んでみろよ」
杏子「新しい自分ってやつに出会えんぜ?」
さやか「ほら、勇気を出して……」
まどか「ほむらちゃんならきっと羽ばたけるよ……」
33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 19:59:23.57 ID:DyoHjCJG0
ほむら「いやいやいやいや、おかしいおかしい」
ほむら「いったん冷静になりましょう。元々あなた達もこちら側の人間だったでしょう?」
ほむら「厨二病(笑)とか黒歴史ノート(笑)とか言って馬鹿にしてたじゃない」
ほむら「あの頃の自分を思い出して……! お願いよ……」
杏子「忘れちまったな……そんな昔の事はよ……」キリッ
まどか「杏子ちゃんカッコイイ~!」
さやか「やるじゃん! あんた!」
ほむら(駄目だこいつ……早くなんとかしないと……!)
37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 20:05:15.01 ID:DyoHjCJG0
ほむら「いいわ、わかった、わかりました」
ほむら「そっちがそういう気なら、こっちにも考えがあります」
杏さやまど(???)
ほむら「戦争を、しましょう」ズラララララララララララ
杏子「ちょっ! 室内でぶっそーなモン出すなよ!」
さやか「銃口こっち向いてる! こっち向いてるってば!!」
まどか「ほ、ほむらちゃん、お、落ち着いて……!」
ほむら「私はとっても冷静よ、まどか」ニコッ
杏子(ほ、ほむらが笑った……!)
さやか(でも目がぜんっぜん笑ってない……!)
38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 20:07:57.50 ID:DyoHjCJG0
まどか「ほ、ほむらちゃん疲れてるんだよ。少し休もう、ね?」
ほむら「優しいのね、まどか」
ほむら「でも私、優しさなんて欲しくないの」
ほむら「私が欲しいのは沈黙だけ」
ほむら「今後、技名を叫ばないと約束してくれるのなら、二回頷いてちょうだい」
ほむら「それ以外の動作は停止でさえ、敵対行為とみなして即座に攻撃に移るわ」
杏さやまど コクコクッ!!!
40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 20:11:14.80 ID:DyoHjCJG0
ほむら「よかった。もし約束を破ったらどうなるか……わかってるわよね」ジャキンッ
さやか「わ、わかった! わかったから早くそれしまってよ!」
ほむら「そう、聞き分けのいい子達で助かる………わ」パーン!
さやか「うっわ!!!!!!!」
杏子「う、撃ちやがった! 信じらんねー!!」
まどか「さ、さやかちゃん! 大丈夫!?」
ほむら「大丈夫、当ててないわ」
杏子「当たり前だ! 馬鹿!」
ほむら「……馬鹿?」ギロッ
杏子「いえ、なんでもないです、はい」
さやまど ガクガクブルブル
44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 20:13:50.61 ID:DyoHjCJG0
ほむら「えー、とにかくこれで私のお願いは理解して貰えたと思います」
ほむら「他に質問等ありませんか、ありませんね?」
杏さやまど『………』
ほむら「では時間も時間ですし、これにて『第二回 伝染性巴マミ厨二病対策会議』を終了します」
47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 20:18:39.62 ID:DyoHjCJG0
──三人帰宅
ほむら「ふぅ……なんとかなったわね」
ほむら(それにしても興奮のあまりわけのわからないキャラになってしまったわ)
ほむら(私としたことが、まどかの前ではしたない……///)
ほむら(次からはいつものクールで優しいほむらちゃんでいかなければね……)
49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 20:21:37.56 ID:DyoHjCJG0
──数日後
ほむら「……どういうことよ」
ほむら「約束したわよね? 約束したわよね?」
ほむら「まさか、忘れていたの?」
ほむら「あれほど必殺技を使わないようにってお願いしたでしょう?」ピキピキ
杏子「お、落ち着けよ、別に忘れてた訳じゃないって」
ほむら「……じゃあ、どういう訳よ」
杏子「あたしもさ、最初は使うつもりなかったんだ」
杏子「だけどさ、最後に一回だけ、どうしてもやってみたかったんだよ」
杏子「新必殺技をな!」
50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 20:23:49.78 ID:DyoHjCJG0
──数時間前
さやか「まどか! そっち行ったよ!」
まどか「うん、まかせて!」バシュ!
杏子「よっしゃ! 後は魔女だけだ」
ほむら(よかった。みんな約束を守ってくれてるわ)
ほむら(この分なら大丈夫そうね)
マミ「佐倉さん、紅龍の顎【クリムゾン・バイト】……いける?」
杏子「ちょい厳しいな……だがあたしに考えがある」
53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 20:26:10.72 ID:DyoHjCJG0
杏子(光栄に思え……お前が最初の獲物だ……!)カッ!
まどか「な、何あれは!?」
さやか「新技だ!」
杏子「吹き飛びなっ! 紅龍翔炎覇!!」ドバァァァァッ!!
ほむら(ホムッ!?)
55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 20:28:46.23 ID:DyoHjCJG0
マミ「魔女が怯んだわ! みんな一斉攻撃よ!」
まどか「は、はいっ! いっけぇ~! 神翼の流星群【デウス・エクス・メテオール】!!」バシュ!!
ほむら(ホムッ!!!?)
さやか「これでとどめだぁっ! 狂嵐の蒼剣【シュトゥルム・シュヴェーアト】!!」ズバァ!!
ほむら(ホムッ!!!!!?)
マミ「ティロ・フィナーレ!!」ドンッ!!
・
・
・
・
・
マミ「風が……勝利を運んでくれたわ」ニコッ
56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 20:30:35.17 ID:QzyOi6ZnP
ほむらさんマジギレか?w
57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 20:33:16.60 ID:DyoHjCJG0
ほむら「新……必殺技……ねぇ」
ほむら「禁止されたのは『必殺技』であって、『新必殺技』ではないと言いたい訳?」
杏子「そ、そうじゃないって」
杏子「実はさ、前々から新必殺技を考えてたんだよ」
杏子「で、そろそろ実戦で使ってみようかなって時に、この間のアレだ」
杏子「せっかく編み出したのに一度も使えないって酷な話だろ?」
58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 20:35:09.80 ID:f8stl9vg0
>マミ「風が……勝利を運んでくれたわ」ニコッ
これはヒドイwww
59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 20:35:36.29 ID:DyoHjCJG0
ほむら「……で?」
杏子「で、でもお前が怒るかもなって思って、我慢してたんだ」
ほむら「……じゃあ、何で使ってしまうの?」
杏子「いやー、戦闘でテンション上がっちゃてさ、もういいや、やっちゃえーって」
ほむら「子供ですか!!!」
61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 20:38:19.99 ID:DyoHjCJG0
まどか「ウェヒヒヒ 子供だ~」
さやか「あんたも人のこと言えないでしょ~」アハハ
ほむら「あなた達もです!!!」
まどさや『!!!』ビクッ
ほむら「何で使うなって言われて、使っちゃうんですか!?」
ほむら「怒らないから先生に話してごらんなさい!」
62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 20:40:54.90 ID:DyoHjCJG0
まどか「え、え~と、杏子ちゃんだけずるいな~って。私も最後に一回くらいいいかなって……」
さやか「二人見てたらなんかノリで……」テヘッ
ほむら「かわいく笑ってもだめです!!」
ほむら「いいですか、みなさん! あなた達の症状はかなり深刻な段階まで進行しています」
ほむら「でも、今ならまだ間に合います。先生はあなた達の為を思って忠告したんですよ!」
さやか(なんかほむらの奴、またキャラ変わってない?)ヒソヒソ
まどか(うん、早乙女先生みたいだね)ヒソヒソ
63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 20:43:53.98 ID:DyoHjCJG0
ほむら「今はうるさい事を言われてると思うかもしれません」
ほむら「ですが、いつの日か必ず先生に感謝する日がくるはずです……」
ほむら「何故それをわかってくれないのですか……」
杏子(語りはじめちゃったよ……)ヒソヒソ
まどか(どうしよっか……)ヒソヒソ
さやか(一応謝っとこっか?)ヒソヒソ
杏子(そだな)ヒソヒソ
64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 20:44:53.67 ID:tD1cpkbQ0
ほむほむ先生……必殺技を叫びたいです……
67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 20:49:03.10 ID:DyoHjCJG0
杏子「あ、あのー先生?」
ほむら「……なんですか、佐倉さん?」
杏子「約束破ってすいませんでした……」
さやか「先生はあたし達の為に怒ってくれてたんですね……」
まどか「……ごめんなさい、ほむら先生」シュン
ほむら(な、涙目まどかカワイイ///)
72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 20:54:30.46 ID:DyoHjCJG0
ほむら「コホン、わ、分かってくれればいいのよ」
ほむら「今度こそ必殺技を使わないと約束してくれるわね?」
まどさや杏『はいっ!』
ほむら「えー、それでは、りぴーとあふたーみー『交わした約束忘れないよ』。さんはいっ」
まどさや杏『交わした約束忘れないよ!』
ほむら「良く出来ました。それではこれにて『第三回 劇症型伝染性巴マミ厨二病対策会議』を終了します」
76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 20:59:26.72 ID:DyoHjCJG0
──三人帰宅
ほむら(バカバカバカバカ、私のバカ!)
ほむら(またしてもまどかの前でわけのわからないキャラになってしまったわ)
ほむら(せっかく築き上げた私のクールなイメージが……)
ほむら(まるでどこぞの行き遅れみたいだったじゃないの)
ほむら「……でも、お陰でなんとか治療が間に合ったわ」
ほむら「必ずまどかを救ってみせる……!」
80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 21:04:39.03 ID:DyoHjCJG0
──翌日、マミホーム
さやか「はい、それでは『第一回 チキチキ暁美ほむらに必殺技を使わせよう会議』を始めます」
まどか「わ~」パチパチ
杏子「待ってました!」パチパチ
マミ「……いまいち話が飲み込めないんだけど」
さやか「実はこういう事がありまして……」カクカクシカジカ
82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 21:09:04.81 ID:DyoHjCJG0
マミ「……私って暁美さんにそういう風に思われてたんだ……」シュン
さやか「あ、あたし達は違いますよ!」
まどか「そうですよ! マミさんのセンスかっこいいし、素敵だな~って思います!」
杏子「ああ、あいつの方がズレてやがんだ!」
マミ「みんな……」
83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 21:09:10.25 ID:9W7fkT9K0
寝返ったwwwwwwww
84 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 21:10:47.32 ID:/lODZ25/0
全員裏切りやがったwwwww
85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 21:12:55.94 ID:DyoHjCJG0
杏子「ぶっちゃけ、アタシも初めは抵抗あったさ」
杏子「でも、今ではマミに感謝してるくらいなんだぜ?」
さやか「この気持ちをあいつにも教えてやりたいんです」
まどか「だからマミさんも知恵を貸して下さい!」
QB「マミ、友達の為だよ」
マミ「そ、そうよね。わかった、私で良ければ協力するわ」
まどさや『やった~!』
86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 21:17:51.80 ID:DyoHjCJG0
QB「それで、誰かいい考えがあるのかい」
まどか「ウ~ン、それがねぇ……」
さやか「結局本人の気持ちの問題だからさぁ」
マミ「やっぱり照れが抜けないのが問題なのかしらね」
杏子「一度経験してみたらあの良さがわかると思うんだけどな」
まどか「キュウべえは何かない?」
87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 21:20:15.29 ID:DyoHjCJG0
QB「みんなで積極的に必殺技を使っていって慣れさせるっていうのはどうだい」
さやか「あー、実際あたし達もマミさんの影響で使い始めたわけだし」
杏子「なるほど、むしろ技名を叫ばない方が不自然みたいな空気を出して……」
まどか「杏子ちゃんなんて新必殺技を編み出しちゃったくらいだもんね!」
マミ「そういえば佐倉さん。すごいじゃないあの新必殺技」
杏子「いやー、なんか照れるな///」
88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 21:20:44.73 ID:QzyOi6ZnP
QBまでw
89 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 21:23:02.50 ID:DyoHjCJG0
杏子「紅龍の顎【クリムゾン・バイト】は強力なんだけどさ」
杏子「魔力の消費が激しいし、溜めにも時間がかかるんだよ」
杏子「その欠点を補える技をって考えたのが、あの紅龍翔炎覇なんだ」
マミ「……魔力を炎に変換し、振り上げた槍の一撃と共に爆炎で敵を吹き飛ばすのね」
マミ「威力は紅龍の顎【クリムゾン・バイト】に劣るけど、その分汎用性を高めた技……って所かしら?」
杏子「流石だな……初見でそこまで見抜くとは……」ゴクリ
92 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 21:25:35.17 ID:DyoHjCJG0
マミ「ふふ、うれしいわ。あなたがもうそこまでのステージに上がって来てくれたなんてね」
杏子「へっ、近い内にお前のレベルまで登ってやるからな///」
さやか「あ、あたしだって負けないもん!」
マミ「ええ、楽しみにしてるわ」
96 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 21:28:00.00 ID:DyoHjCJG0
QB「じゃあ、今度からみんなで必殺技を多様していくって事でいいのかな?」
まどか「意義なーし」
さやか「右に同じー」
杏子「おっけー」
マミ「……ちょっといいかしら」
一同『????』
98 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 21:31:00.83 ID:DyoHjCJG0
マミ「確かにキュウべえの案も悪く無いわ」
マミ「でも、今まで散々私達が必殺技を使うところを見てきて、それでもまだ拒否反応があるのよね?」
マミ「それに昨日必殺技を使わないって約束したばかりなんでしょう?」
マミ「それなのにまた約束を破ったら、余計に意固地になってしまうんじゃないかしら」
QB「なるほど、確かにそうかもしれないね」
99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 21:33:36.75 ID:DyoHjCJG0
さやか「さっすがマミさん!」
まどか「そこまで気が回らなかったよ~」
杏子「じゃあ、どうすりゃいいんだ?」
マミ「別の方向からアプローチしてみたらどうかしら」
QB「君には何か考えがありそうだね」
マミ「こんなのはどう? 二つ名を付けてあげるのよ」
QB(!!?)
100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 21:35:24.29 ID:f8stl9vg0
更にヒドイ方向にwww
107 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 21:39:21.50 ID:DyoHjCJG0
まどか「? 二つ名ってなんですか」
マミ「二つ名っていうのはね、その人を表す称号や代名詞みたいなものね」
マミ「例えば私の二つ名は【魔弾の射手】っていうの」
まどか「カッコイイ……///」
マミ「ふふ、キュウべえにもあるのよ」
QB「ちょ!? マ、マミ」
マミ「【運命の使徒】って名付けてあげたわ」
108 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 21:41:40.03 ID:DyoHjCJG0
まどか「いいな~、キュウべえ」
さやか「ずるいずるい! あたしにも付けてくださいよ」
杏子「うらやましいぞ、オイ」
QB「そ、そうかな」
110 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 21:42:50.22 ID:2B5nMirK0
照れんな宇宙生命体
111 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 21:45:52.79 ID:DyoHjCJG0
マミ「どう? こういう二つ名を付けてあげて、私達の世界への足がかりにしてもらうっていうのは」
さやか「はいっ! いいアイデアだと思います」
まどか「ウェヒヒヒ やっぱりマミさんに相談してよかった~」
杏子「あ、あたし達にも考えてくれよな。ほむらやキュウべえばっかりズリーぞ」
マミ「はいはい、もちろんよ」ニコッ
125 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 22:12:17.45 ID:DyoHjCJG0
マミ「でも、まずは暁美さんからね」
マミ「やっぱり『氷』は使いたいわ」
杏子「凍れる時の魔女【フリージング・ウィッチ】の時にも思ったけど」
杏子「ホント『氷』とか『凍る』ってイメージが合うよな、アイツ」
まどか「クールだもんねー」
128 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 22:14:45.20 ID:DyoHjCJG0
マミ「……氷の刃【フリージング・エッジ】……」ポツリ
さやか「それカッコイイ! それにしましょうよ」
マミ「いえ……確かに暁美さんにはいずれマジカル現代兵器の使用をやめてもらって、刀を持ってもらうつもりよ」
マミ「ウィッチとエッジが掛かっていて語呂もいいわ。でも……」
さやか「じゃあ、何が不満なんです?」
マミ「画数よ」
さやか「??」
マミ「ふふ、わからない? 『氷の刃』だと画数が少なすぎて字面がよくないのよ」
さやか「ああっ! 本当だ!!」
132 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 22:19:21.81 ID:DyoHjCJG0
まどか「すごい……そこまで計算しているなんて……」
杏子「くっ、恐ろしい奴だぜ……」
マミ「だから少し捻りましょう。そうね、『漆黒の氷刃』なんてどうかしら」
さやか「しっこく?」
マミ「彼女の黒髪とミステリアスな雰囲気を表現してみたわ」
マミ「後、黒い刀身の刀を使ってもらう予定なの」
まどか「完璧です、マミさん!」
QB(……まあ野暮なことは言わないでおこう)
136 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 22:22:39.88 ID:DyoHjCJG0
QB「じゃあ、次は誰の番だい」
杏子「はいはい、あたし!」
さやか「あっ、ずるい!」
杏子「へっへーん、早い者勝ちだよ」
マミ「もう、けんかしないの」
139 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 22:26:06.09 ID:DyoHjCJG0
マミ「それで、何かリクエストはあるかしら」
杏子「やっぱ『紅』は入れて欲しいな。『真紅の○○』とか」
マミ「いろいろあるわね……『真紅の咆哮』、『真紅の領域』、『断罪の真紅』……」
杏子「う~、どれもいいぞ。迷うな~」
マミ「それならこんなやり方もあるわ。『の』を使わないの」
QB「どういうことだい」
マミ「例えば、紅帝【クリムゾン・インペリアル】とか」
142 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 22:29:13.81 ID:DyoHjCJG0
マミ「ひらがなを使わない事によって、全体的にシャープさと締まりが出たでしょう」
QB「そうかな?」
さやか「そうだよ。『紅帝』佐倉杏子か……カッコイイじゃん!」
杏子「うん、あたしこれがいい!」
マミ「ふふ、決定ね」
145 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 22:34:16.22 ID:DyoHjCJG0
さやか「次こそさやかちゃんの番ですよー」
マミ「はいはい、美樹さんもリクエストはあるのかしら」
さやか「『騎士』! 『騎士』って入れて欲しいです」
まどか「さやかちゃんにぴったりだね」
マミ「そうね、騎士か……『聖騎士』とか……」
まどか「あっ! 私もいいの思いついちゃった!」
QB「ま、まどか!?」
まどか「『蒼天の聖騎士』って良くないですか? マミさん!」
148 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 22:39:35.34 ID:DyoHjCJG0
さやか「え~、『の』が入ってんじゃん」
マミ「いえ、なかなかいいセンスをしているわ」
マミ「以前ノートを見せてもらった時も思ったけど、鹿目さんには才能があるわ」
マミ「私の次に【覚醒者】─創世の扉を開きし者─となるのはあなたでしょうね」キリッ
まどか「マミさん……///」
QB(なんだよこの空気)
150 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 22:42:40.45 ID:DyoHjCJG0
マミ「でもまだまだ荒削りね。鹿目さんのアイデアを元に修正するって事でいいかしら」
さやか「マミさんがそう言うなら、あたしは構いません」
まどか「私もオッケーです」
マミ「じゃあ、剣標を使いましょう」
杏子「剣標?」
マミ「ええ、『†蒼天の聖騎士†』って書くのよ」
153 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 22:44:25.72 ID:N13UJGUI0
『†漆黒の堕天使†』
ネトゲにいるよなこういうの
156 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 22:45:03.29 ID:DyoHjCJG0
杏子「記号か! その発想はなかったぜ」
まどか「さやかちゃんの武器を表してるんですね!」
さやか「すっごく良いよこれ! あたしにピッタリ!」
マミ「喜んでくれてうれしいわ。じゃあ、これにしましょうか」
157 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 22:48:27.17 ID:DyoHjCJG0
マミ「さあ、お待たせ鹿目さん」
まどか「ウェヒヒヒ よろしくお願いします」
マミ「実はね、鹿目さんの二つ名はもう出来てるの」
まどか「えっ!」
マミ「天啓が降りてきたとでも言うのかしら。ふと脳裏に浮かんだのよ」
マミ「そう……『円環の理』……と」
158 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 22:48:35.49 ID:QzyOi6ZnP
マミさん素敵!
159 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 22:50:33.39 ID:DyoHjCJG0
まどか「円環の……理」
杏子「なんか壮大だな」
さやか「うん、導かれたくなる感じだよね」
QB「よくわからないけど、危険な台詞を聞いた気がするよ」
161 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 22:50:48.10 ID:3lUtwRdf0
/ `ヽ
/ \
} ヽ
/ / ノ / 、
.′ / / / / 〈 ! | }
_| / / / / / '. | l l
_{{ヾV / / 〃 / '. ! ! iイ}__
{{ヾV | -/、 __/|./ __}_八..‐/ / /{人 }
、、ノ | / Ⅵ` !/ ´ レ ∨ / /i:Lノノ
r―‐くハ人丶Ⅳ ィ斧ミ ′ ィ斧ミヽ}/ .イi:iムィ´ ̄}
ノ==ミヽ、ヘヽ\ 弋zン 弋zン// ノ ≠==ヘ
く≧===ミヽ、\≧xゝ' ' ' , ' '∠イ__¨´/ _ノ そう……『円環の理』……と
rー――=ミ`ヽ __>‐く ゝ、`ー―- 、 -――-っ / 〉‐-ミ .ィ¨¨¨´
ノ___ , く ̄ _マム斗<二ニニ=-=ニニ二ソ 、/__ `丶≧≠´ ̄ ̄ ̄}
く≧===ミ丶/ ヽ / ` ー――っ `ヽ / ヽ ´ ̄ ̄ ヽ
___){ ∨ ..⊆ニニニ 、 ∨ '. . ィ´ ̄ ̄
.. ´ 人 r‐┴―‐ 、}-:i´ー― 、`ゝ-―‐-≧x、ィ{,-‐ ¨¨} V´ ヽ、__
/ ..-―≠ /| ヽi:i:i:i:i:i:i:i//¨マムi:i:i:i:i:i:i/ 、 ヽ `ヽ
./ / ./ / / ノ___ /ー‐ 〃i:/ マム‐一〈 __〉、_〉―― 、 ハ \
{ { / ヽ ムイ人人ノ`ヽ/ /i:i:i/ マム ヽ ,斗ヘト、 }ゝ ∨ .} 〉
ヽ ヽ 〈 \/ ヽ人} /i:i:i/ マム Ⅳヽ}ヽノ ヽノ }ノ /
165 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 22:55:01.99 ID:DyoHjCJG0
マミ「どうかしら、鹿目さん」
まどか「はい、これがいいです!」
まどか「ウェヒヒヒ さやかちゃんを導いてあげるね」
さやか「あはは、なにそれw」
QB(……さっきからなんだかモヤモヤするんだよね)
168 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 22:58:34.86 ID:DyoHjCJG0
マミ「ふぅ、全員分できたわね」
マミ「後はどういうタイミングで暁美さんに二つ名を付けてあげるかだけど……」
杏子「アイツまどかの奴には甘いからさ」
杏子「まどかからプレゼントだって言えば無下には断らないんじゃねーか?」
さやか「あー、それいけそう。頼める? まどか」
まどか「まかせといて! ほむらちゃん喜んでくれるかなぁ……」
マミ「もちろんよ。ねえ、キュウべえ?」
QB「……そうだね」
169 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 23:02:08.33 ID:DyoHjCJG0
さやか「じゃあ、これにて『第一回 チキチキ暁美ほむらに必殺技を使わせよう会議』を終了します」
マミ「あ、ちょっと待って、美樹さん」
さやまど杏『?』
マミ「その『チキチキ~』とかいう名前はどうにかならないかしら」
マミ「どうも優雅さに欠けて、今日という記念すべき日にふさわしくないわ」
さやか「むぅ、確かに」
マミ「この神聖なる話し合いは『円卓会議』と呼称するのがいいと思うんだけど」
QB(この部屋のテーブルって三角じゃないか)
171 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 23:03:48.12 ID:N13UJGUI0
某鳳凰院さんを彷彿とさせるネーミングだな
173 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 23:05:36.46 ID:/lODZ25/0
だんだんQBが冷めてきてるwwwww
174 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 23:06:25.44 ID:DyoHjCJG0
まどか「賛成!」
杏子「異議なし!」
QB「!!?」
さやか「満場一致だね。では『第一回 円卓会議』を終了します」
176 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 23:10:34.69 ID:DyoHjCJG0
──数日後
ほむら「……漆黒の氷刃?」
まどか「そう! かっこいいでしょ!」キラキラ
ほむら(な、なんてこと……私のまどかが…こんな……)
まどか「私からのプレゼント……嬉しくなかった?」ウルウル
ほむら(ホムッ!!!)
ほむら「う、嬉しくない訳じゃないのよ」
ほむら(どうしよう……まどかを傷つけずにこの場を切り抜けるには……!)
ほむら「ただ、びっくりしたというかなんというか……」
182 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 23:15:14.15 ID:DyoHjCJG0
まどか「本当? よかった~///」
まどか「実は私も二つ名を付けてもらったんだ」
ほむら「!?」
まどか「『円環の理』って言うんだよ」
さやか「そしてあたしが『†蒼天の聖騎士†』」
ほむら「!!?」
杏子「『紅帝』こと佐倉杏子だ」
ほむら「!!!!?」
マミ「運命を告げる風に選ばれた戦士……『魔弾の射手』巴マミよ」
ほむら(こいつがすべての元凶……!)ギロ
189 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 23:21:44.90 ID:DyoHjCJG0
マミ「あら、どうしたの? 怖い顔して」
杏子「あれ~、もしかしてまどかのプレゼントが気にいらなかったのか~?」ニヤニヤ
まどか「え……」
ほむら「ち、違……!」
さやか「何が違うんだよー」
ほむら「……ちょっとキュウべえ。三人だけで話させなさい」ボソ
QB「テレパシーでかい? オーケー、わかったよ」
192 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 23:23:58.52 ID:DyoHjCJG0
ほむら(どういうことよ! さらに病状が進行してるじゃない)
ほむら(『交わした約束忘れないよ』って……あの日の誓いは嘘だったの?)
杏子(へへっ、耳が痛いな……これは業【カルマ】を背負っちまったかもな……)
ほむら(……くっ、邪気眼が開き始めている……!?)
ほむら(今すぐにでも『第四回 致死性劇症型巴マミ厨二伝染病対策会議』を開かないと)
さやか(あー『第四回 チキチキ対策会議』ねー)
杏子(ちょwwそれナイショwww)
ほむら(??? 何をわけのわからない事を)
195 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 23:28:22.49 ID:DyoHjCJG0
まどか「ねえ、さっきから三人で何してるの?」
ほむら「な、なんでもないのよ」
杏子「いやー、ほむらが必殺技を叫ぶ事だけじゃなく、二つ名を付けられるのも嫌だってゴネるからさー」
ほむら「ちょっ、おま……!」
まどか「そんなぁ~……」シュン
さやか「ああ~、泣かした~」
マミ「あらあら、困ったわね」
ほむら「あうぅぅぅ……」
199 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 23:30:53.43 ID:DyoHjCJG0
さやか「別に二つ名で名乗りを上げろって言ってるわけじゃないじゃん」
杏子「あたし達仲間だろ? これくらいは付き合えよ」
マミ「暁美さん、あなたのクールな性格は好きだけど、少しは協調性を身につけた方がいいわよ」
ほむら「でも、さすがに……」
マミ「あのね、そんなことだから何時までたってもお友達ができないのよ」
ほむら(なん…だと……?)
QB(なん…だと……?)
201 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 23:32:01.99 ID:rRU1FFyp0
なん・・・だと・・・・・・?
202 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 23:32:10.86 ID:Zsfm4i4r0
言いやがったなマミさん
205 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 23:33:26.83 ID:vURcQ7Rw0
え…?マミさん…?え…?
209 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 23:36:04.44 ID:DyoHjCJG0
まどか「ほむらちゃん……お願い」
ほむら「わ、分かった、分かりました」
ほむら「自分で名乗ったりはしないけど、あなた達が私をそう呼ぶのは認めるわ。それでいいでしょう?」
さやか「そうこなくっちゃ!」
まどか「ありがとう! ほむらちゃん」
ほむら「はあ……、どうしてこうなったのかしら……」
QB「暁美ほむら、君は本当に損な性格をしているよ」
杏子「よっしゃ、話もまとまったことだし、そろそろ魔女退治に向かおうぜ」
マミ「ええ、行きましょう……私達の戦場【ヴァルハラ】へ」
・
・
・
・
・
214 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 23:40:58.50 ID:DyoHjCJG0
QB「見つけたっ! 魔女だよ」
マミ「さあ、舞踏【ゲーム】の始まりよ。『魔弾の射手』巴マミ、shooting!」
さやか「聖剣の裁きを受けてみよ! 『†蒼天の聖騎士†』美樹さやか、出陣!」
杏子「炎を統べる王、『紅帝』佐倉杏子、推して参る!」
まどか「『円環の理』に導いてあげる! 鹿目まどか、行きます!」
ほむら(背中がムズムズするわ)
マミ「……」チラッ
さやか「……」チラッ
杏子「……」チラッ
まどか「……」チラッ
ほむら(えっ! 何、この視線……!)
222 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 23:46:06.89 ID:DyoHjCJG0
ほむら「いやいやいやいや、私はやらないわよ」
マミ「暁美さん」
ほむら「私は絶対に……」
さやか「転校生」
ほむら「だって、約束した……」
杏子「ほむら」
ほむら「ううっ……」
まどか「ほむらちゃん」
ほむら「…………………………………」
ほむら「フ、フ、フ、漆黒の氷刃【フリージング・エッジ】、暁美ほむら、い、行きます///」
223 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 23:46:46.02 ID:QzyOi6ZnP
きましたわー
224 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 23:46:50.50 ID:wHa1AkY80
言っちゃったw
231 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 23:48:26.71 ID:DyoHjCJG0
まどか「おめでとう!」
さやか「おめでとう!」
杏子「おめでとう!」
マミ「おめでとう」
ほむら「えーと……あ、ありがとう?」
QB「わけがわからないよ」
237 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 23:52:59.10 ID:DyoHjCJG0
マミ「暁美さん、これを……」チャキ
ほむら「これは?」
マミ「いつかくる日の為に用意していたの。『黒刀・八咫烏』よ」
QB「どこに持ってたんだよ」
ほむら「私の為に、こんな……」
マミ「いいのよ、優れた武器は使い手を選ぶと言うわ」
マミ「聞こえるでしょう? 戦いの予感に震える『八咫烏』の鳴き声が……」
ほむら「……ええ、確かに聞こえる気がしないでもない風かもしれないような」
魔女(うわっ……私の存在感、薄すぎ?)
239 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 23:54:23.84 ID:u+SenBR/0
その刀は間違いなく通販
241 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 23:55:41.59 ID:DyoHjCJG0
マミ「さあ、速攻で片付けるわよ!」
一同『はいっ!』
さやか「はあっ! 狂嵐の蒼剣【シュトゥルム・シュヴェーアト】!!」
杏子「喰らえっ! 紅龍翔炎覇!!」ドバァァァァッ!!
まどか「さあ、ほむらちゃんも!」
ほむら「え、ええ、時よ止まれ……凍れる時の魔女【フリージング・ウィッチ】」ピキーン
247 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/23(土) 00:00:05.82 ID:fipSiA550
ほむら(ああ、ついに言ってしまったわ)
ほむら(……どうせ誰にも見られてないんだし、ちょっとだけ試してみようかしら)
ほむら「え~と、えくすかーにばる」ズバッ!
ほむら(あれ? 何この感じ……)
ほむら「聖剣の祝祭【エクスカーニバル】!」ザシュッ!
ほむら(ちょっとかっこいいかも///)
ほむら「鳴け──八咫烏!!!」斬!
ほむら「そして時は動き出す……!」ピキーン
249 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/23(土) 00:00:19.41 ID:9uuDHYYeP
染まりつつあるなw
257 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/23(土) 00:03:12.10 ID:fipSiA550
ほむら「みんな、魔力をまどかに集めて!」
まどか「ほむらちゃん!?」
マミ「はっ! 暁美さん、アレをやるつもりね」
さや杏「アレ?」
マミ「心が一つになった今の私達なら出来る……!」
マミ「未完成だった鹿目さんの最終奥義【アルティマ・アーツ】が!」
264 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/23(土) 00:06:14.21 ID:fipSiA550
杏子「そうかっ、あの技か!」
さやか「あたしの魔力、使って……!」
ほむら「私の想いを……!」
マミ「届け……祝福の詩……!」
まどか「感じる……みんなの魔力が私の中で一つになっていく……!」
杏さやほむマミ『いっけぇぇぇぇぇ!!!!!』
まどか「神翼の流星群【デウス・エクス・メテオール】──『零式』!!!」バシュ!
・
・
・
・
・
268 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/23(土) 00:08:51.52 ID:2rncHoLUO
これにはワルプルギスの夜も苦笑い
271 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/23(土) 00:09:58.65 ID:fipSiA550
QB「やれやれ」
QB「まさか暁美ほむらまでがあちらの世界へ導かれてしまうなんてね」
QB「あれほど抵抗していたのに、何故こんな結末になってしまったんだろう?」
QB「ほんと人間って……」
QB「わけがわからないよ」
──おわり──
272 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/23(土) 00:10:28.65 ID:/wN2zPkM0
おつ!
273 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/23(土) 00:10:38.21 ID:y232/DvS0
零式やっちゃうのかよww
277 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/23(土) 00:12:42.78 ID:EVVIGaK80
>ほむら「鳴け──八咫烏!!!」斬!
・・・かっこよくね?いや・・・かっこよくね?
278 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/23(土) 00:12:46.49 ID:9llOUlIwi
乙っちまどまど!
281 :1:2011/07/23(土) 00:13:13.41 ID:fipSiA550
以上です。ありがとうございました
後、デミさんとか言った奴ちょっと屋上来い
読み物:まどか
お絵かき掲示板
画像掲示板
マミ「みんなの必殺技に名前を考えてあげましょう」
4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 19:28:44.18 ID:DyoHjCJG0
──ほむホーム──
ほむら「はい、という訳で『第二回 巴マミ厨二病対策会議』を始めたいと思います」
杏子「何が『という訳』なんだよ」
まどか「対策会議?」
さやか「今日、用事あったんだけどなー」
まどか「あー、上条くんのとこ?」ニヤニヤ
さやか「ち、違うって! あたしだってそんな恭介のとこばかり……///」ゴニョゴニョ
ほむら「そこ、私語は慎むように」
ほむら「えー、昨日、魔女退治を行った訳だけど、何かおかしい点に気が付かなかったかしら?」
ほむら「はい、佐倉杏子」ビシッ
杏子「へっ! あ、あたし!?」
6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 19:31:00.71 ID:DyoHjCJG0
杏子「おかしな点って言ってもなー」
杏子「いつも通り結界見つけて、いつも通り使い魔倒して、いつも通り魔女を見つけて」
杏子「いつも通りお前とまどかとマミが援護して、いつも通りさやかが牽制して」
杏子「いつも通りあたしの紅龍の顎【クリムゾン・バイト】でとどめ──
ほむら「はい、ストップ」
一同『???』
11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 19:34:13.68 ID:DyoHjCJG0
ほむら「なんでナチュラルに必殺技を使ってるのよ。変でしょう? おかしいでしょう?」
杏子「? 何が?」キョトン
ほむら「っ……! もうそこまで……」
ほむら「いい? ついこの間までティロ・フィナーレ(笑)とか言ってたくせに」
ほむら「普通に必殺技を使ってる訳よ。あなたも、あなたも、あなたも!」ビシッビシッビシッ
杏さやまど(ビクゥ!!!)
12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 19:36:28.23 ID:DyoHjCJG0
さやか「……あー、なんとなく言いたいことはわかったわ」
ほむら「わかってくれたようね」
杏子「つまり普通じゃない必殺技を使えってことか?」
まどか「超必殺技だね!」
ほむら(……おバカだとは思ってたけどここまでとはっ……!)
16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 19:39:11.41 ID:DyoHjCJG0
さやか「違う違う、つまりこいつはさ」
さやか「あたし達がマミさんに付き合って必殺技を使い始めたのが気に入らないって言ってんの」
ほむら「まあ、有り体に言えばそういうこと」
ほむら「そもそも事の発端は、巴マミがみんなの必殺技の名前を考えてきたからだったわ」
杏子「あー、そういやそんな事もあった気がするなー」
ほむら(……爬虫類並の記憶力ね)
17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 19:41:34.37 ID:DyoHjCJG0
ほむら「巴マミの期待を裏切れない、かといって必殺技を叫ぶのは恥ずかしい」
ほむら「そこで私達は今後どうするべきかを話し合った。つい先日の事よ」
まどか「うん、結局私達がマミさんに合わせるって事で解決したんだよね」
ほむら「してないから。 むしろ悪化しているから!」
ほむら「まさか厨二病が伝染性の病気だとは知らなかったわ……」
18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 19:44:27.95 ID:DyoHjCJG0
さやか「えーと確か、初めはマミさんの持ってきた黒歴史ノートを見てひとしきり笑った後」
さやか「余りにもかわいそうだから、軽く調子を合わせてあげようって感じになって」
ほむら「ええ、頃合を見て段々やめていく……みたいなノリだったはずよ」
ほむら「それなのに! いつの間にかみんな嬉々として使ってるじゃないの!!」
杏子「紅龍の顎【クリムゾン・バイト】とか?」
さやか「狂嵐の蒼剣【シュトゥルム・シュヴェーアト】とか?」
まどか「神翼の流星群【デウス・エクス・メテオール】とか?」
ほむら「……連呼しないでちょうだい。いたたまれなくなってくるわ……」
21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 19:46:52.54 ID:DyoHjCJG0
さやか「いやー、あたしもさ、初めは抵抗あったんだよ?」
さやか「実際、何度か吹き出しそうになったし……」
さやか「でもさ、叫んでる内に『あれ、ひょっとしてこれかっこいいんじゃない?』とか思えてきちゃってさ」
まどか「あぁー、それわかるー」
杏子「なんか爽快感があるんだよな」
さやか「そう! 爽快感! やっぱ気持ちいいんだわ、これが」
23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 19:50:00.21 ID:DyoHjCJG0
まどか「ほむらちゃんだって気持ちいいいでしょ?」
ほむら「??? 私は叫んだ事なんてないわよ」
まどか「ええっ! だってみんなで必殺技使おうって約束したよね?」
杏子「ほむらの必殺技は時間停止だったよな」
さやか「うん、凍れる時の魔女【フリージング・ウィッチ】」
さやか「そんで銃とか刀で攻撃するってのが、マミさんの考えてきた設定」
まどか「血溜まりの祝祭【トリガーハッピー】と聖剣の祝祭【エクスカーニバル】だよ」
ほむら「だから連呼しないで……」
24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 19:53:29.28 ID:DyoHjCJG0
杏子「ひょっとしてお前、時間止まってる間に技名叫んでないのか?」
ほむら「当たり前でしょう」
ほむら「誰も見てないのにわざわざ叫んでいたら、ただの痛い娘じゃないの」
杏子「ええ~、そりゃないぜ~。誰も見てないからこそ視線を気にせず叫べるってもんだろ」
さやか「あたしもてっきりアンタが一番気楽に叫んでるって思ってた」
まどか「ほむらちゃんヒドイよ~。わたしだって最初は恥ずかしかったんだからね」
ほむら(あれっ? なんか私が悪者の流れ!?)
26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 19:55:49.77 ID:DyoHjCJG0
杏子「お前も恥ずかしっがってないで一度叫んでみろよ」
杏子「新しい自分ってやつに出会えんぜ?」
さやか「ほら、勇気を出して……」
まどか「ほむらちゃんならきっと羽ばたけるよ……」
33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 19:59:23.57 ID:DyoHjCJG0
ほむら「いやいやいやいや、おかしいおかしい」
ほむら「いったん冷静になりましょう。元々あなた達もこちら側の人間だったでしょう?」
ほむら「厨二病(笑)とか黒歴史ノート(笑)とか言って馬鹿にしてたじゃない」
ほむら「あの頃の自分を思い出して……! お願いよ……」
杏子「忘れちまったな……そんな昔の事はよ……」キリッ
まどか「杏子ちゃんカッコイイ~!」
さやか「やるじゃん! あんた!」
ほむら(駄目だこいつ……早くなんとかしないと……!)
37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 20:05:15.01 ID:DyoHjCJG0
ほむら「いいわ、わかった、わかりました」
ほむら「そっちがそういう気なら、こっちにも考えがあります」
杏さやまど(???)
ほむら「戦争を、しましょう」ズラララララララララララ
杏子「ちょっ! 室内でぶっそーなモン出すなよ!」
さやか「銃口こっち向いてる! こっち向いてるってば!!」
まどか「ほ、ほむらちゃん、お、落ち着いて……!」
ほむら「私はとっても冷静よ、まどか」ニコッ
杏子(ほ、ほむらが笑った……!)
さやか(でも目がぜんっぜん笑ってない……!)
38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 20:07:57.50 ID:DyoHjCJG0
まどか「ほ、ほむらちゃん疲れてるんだよ。少し休もう、ね?」
ほむら「優しいのね、まどか」
ほむら「でも私、優しさなんて欲しくないの」
ほむら「私が欲しいのは沈黙だけ」
ほむら「今後、技名を叫ばないと約束してくれるのなら、二回頷いてちょうだい」
ほむら「それ以外の動作は停止でさえ、敵対行為とみなして即座に攻撃に移るわ」
杏さやまど コクコクッ!!!
40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 20:11:14.80 ID:DyoHjCJG0
ほむら「よかった。もし約束を破ったらどうなるか……わかってるわよね」ジャキンッ
さやか「わ、わかった! わかったから早くそれしまってよ!」
ほむら「そう、聞き分けのいい子達で助かる………わ」パーン!
さやか「うっわ!!!!!!!」
杏子「う、撃ちやがった! 信じらんねー!!」
まどか「さ、さやかちゃん! 大丈夫!?」
ほむら「大丈夫、当ててないわ」
杏子「当たり前だ! 馬鹿!」
ほむら「……馬鹿?」ギロッ
杏子「いえ、なんでもないです、はい」
さやまど ガクガクブルブル
44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 20:13:50.61 ID:DyoHjCJG0
ほむら「えー、とにかくこれで私のお願いは理解して貰えたと思います」
ほむら「他に質問等ありませんか、ありませんね?」
杏さやまど『………』
ほむら「では時間も時間ですし、これにて『第二回 伝染性巴マミ厨二病対策会議』を終了します」
47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 20:18:39.62 ID:DyoHjCJG0
──三人帰宅
ほむら「ふぅ……なんとかなったわね」
ほむら(それにしても興奮のあまりわけのわからないキャラになってしまったわ)
ほむら(私としたことが、まどかの前ではしたない……///)
ほむら(次からはいつものクールで優しいほむらちゃんでいかなければね……)
49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 20:21:37.56 ID:DyoHjCJG0
──数日後
ほむら「……どういうことよ」
ほむら「約束したわよね? 約束したわよね?」
ほむら「まさか、忘れていたの?」
ほむら「あれほど必殺技を使わないようにってお願いしたでしょう?」ピキピキ
杏子「お、落ち着けよ、別に忘れてた訳じゃないって」
ほむら「……じゃあ、どういう訳よ」
杏子「あたしもさ、最初は使うつもりなかったんだ」
杏子「だけどさ、最後に一回だけ、どうしてもやってみたかったんだよ」
杏子「新必殺技をな!」
50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 20:23:49.78 ID:DyoHjCJG0
──数時間前
さやか「まどか! そっち行ったよ!」
まどか「うん、まかせて!」バシュ!
杏子「よっしゃ! 後は魔女だけだ」
ほむら(よかった。みんな約束を守ってくれてるわ)
ほむら(この分なら大丈夫そうね)
マミ「佐倉さん、紅龍の顎【クリムゾン・バイト】……いける?」
杏子「ちょい厳しいな……だがあたしに考えがある」
53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 20:26:10.72 ID:DyoHjCJG0
杏子(光栄に思え……お前が最初の獲物だ……!)カッ!
まどか「な、何あれは!?」
さやか「新技だ!」
杏子「吹き飛びなっ! 紅龍翔炎覇!!」ドバァァァァッ!!
ほむら(ホムッ!?)
55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 20:28:46.23 ID:DyoHjCJG0
マミ「魔女が怯んだわ! みんな一斉攻撃よ!」
まどか「は、はいっ! いっけぇ~! 神翼の流星群【デウス・エクス・メテオール】!!」バシュ!!
ほむら(ホムッ!!!?)
さやか「これでとどめだぁっ! 狂嵐の蒼剣【シュトゥルム・シュヴェーアト】!!」ズバァ!!
ほむら(ホムッ!!!!!?)
マミ「ティロ・フィナーレ!!」ドンッ!!
・
・
・
・
・
マミ「風が……勝利を運んでくれたわ」ニコッ
56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 20:30:35.17 ID:QzyOi6ZnP
ほむらさんマジギレか?w
57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 20:33:16.60 ID:DyoHjCJG0
ほむら「新……必殺技……ねぇ」
ほむら「禁止されたのは『必殺技』であって、『新必殺技』ではないと言いたい訳?」
杏子「そ、そうじゃないって」
杏子「実はさ、前々から新必殺技を考えてたんだよ」
杏子「で、そろそろ実戦で使ってみようかなって時に、この間のアレだ」
杏子「せっかく編み出したのに一度も使えないって酷な話だろ?」
58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 20:35:09.80 ID:f8stl9vg0
>マミ「風が……勝利を運んでくれたわ」ニコッ
これはヒドイwww
59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 20:35:36.29 ID:DyoHjCJG0
ほむら「……で?」
杏子「で、でもお前が怒るかもなって思って、我慢してたんだ」
ほむら「……じゃあ、何で使ってしまうの?」
杏子「いやー、戦闘でテンション上がっちゃてさ、もういいや、やっちゃえーって」
ほむら「子供ですか!!!」
61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 20:38:19.99 ID:DyoHjCJG0
まどか「ウェヒヒヒ 子供だ~」
さやか「あんたも人のこと言えないでしょ~」アハハ
ほむら「あなた達もです!!!」
まどさや『!!!』ビクッ
ほむら「何で使うなって言われて、使っちゃうんですか!?」
ほむら「怒らないから先生に話してごらんなさい!」
62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 20:40:54.90 ID:DyoHjCJG0
まどか「え、え~と、杏子ちゃんだけずるいな~って。私も最後に一回くらいいいかなって……」
さやか「二人見てたらなんかノリで……」テヘッ
ほむら「かわいく笑ってもだめです!!」
ほむら「いいですか、みなさん! あなた達の症状はかなり深刻な段階まで進行しています」
ほむら「でも、今ならまだ間に合います。先生はあなた達の為を思って忠告したんですよ!」
さやか(なんかほむらの奴、またキャラ変わってない?)ヒソヒソ
まどか(うん、早乙女先生みたいだね)ヒソヒソ
63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 20:43:53.98 ID:DyoHjCJG0
ほむら「今はうるさい事を言われてると思うかもしれません」
ほむら「ですが、いつの日か必ず先生に感謝する日がくるはずです……」
ほむら「何故それをわかってくれないのですか……」
杏子(語りはじめちゃったよ……)ヒソヒソ
まどか(どうしよっか……)ヒソヒソ
さやか(一応謝っとこっか?)ヒソヒソ
杏子(そだな)ヒソヒソ
64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 20:44:53.67 ID:tD1cpkbQ0
ほむほむ先生……必殺技を叫びたいです……
67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 20:49:03.10 ID:DyoHjCJG0
杏子「あ、あのー先生?」
ほむら「……なんですか、佐倉さん?」
杏子「約束破ってすいませんでした……」
さやか「先生はあたし達の為に怒ってくれてたんですね……」
まどか「……ごめんなさい、ほむら先生」シュン
ほむら(な、涙目まどかカワイイ///)
72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 20:54:30.46 ID:DyoHjCJG0
ほむら「コホン、わ、分かってくれればいいのよ」
ほむら「今度こそ必殺技を使わないと約束してくれるわね?」
まどさや杏『はいっ!』
ほむら「えー、それでは、りぴーとあふたーみー『交わした約束忘れないよ』。さんはいっ」
まどさや杏『交わした約束忘れないよ!』
ほむら「良く出来ました。それではこれにて『第三回 劇症型伝染性巴マミ厨二病対策会議』を終了します」
76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 20:59:26.72 ID:DyoHjCJG0
──三人帰宅
ほむら(バカバカバカバカ、私のバカ!)
ほむら(またしてもまどかの前でわけのわからないキャラになってしまったわ)
ほむら(せっかく築き上げた私のクールなイメージが……)
ほむら(まるでどこぞの行き遅れみたいだったじゃないの)
ほむら「……でも、お陰でなんとか治療が間に合ったわ」
ほむら「必ずまどかを救ってみせる……!」
80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 21:04:39.03 ID:DyoHjCJG0
──翌日、マミホーム
さやか「はい、それでは『第一回 チキチキ暁美ほむらに必殺技を使わせよう会議』を始めます」
まどか「わ~」パチパチ
杏子「待ってました!」パチパチ
マミ「……いまいち話が飲み込めないんだけど」
さやか「実はこういう事がありまして……」カクカクシカジカ
82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 21:09:04.81 ID:DyoHjCJG0
マミ「……私って暁美さんにそういう風に思われてたんだ……」シュン
さやか「あ、あたし達は違いますよ!」
まどか「そうですよ! マミさんのセンスかっこいいし、素敵だな~って思います!」
杏子「ああ、あいつの方がズレてやがんだ!」
マミ「みんな……」
83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 21:09:10.25 ID:9W7fkT9K0
寝返ったwwwwwwww
84 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 21:10:47.32 ID:/lODZ25/0
全員裏切りやがったwwwww
85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 21:12:55.94 ID:DyoHjCJG0
杏子「ぶっちゃけ、アタシも初めは抵抗あったさ」
杏子「でも、今ではマミに感謝してるくらいなんだぜ?」
さやか「この気持ちをあいつにも教えてやりたいんです」
まどか「だからマミさんも知恵を貸して下さい!」
QB「マミ、友達の為だよ」
マミ「そ、そうよね。わかった、私で良ければ協力するわ」
まどさや『やった~!』
86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 21:17:51.80 ID:DyoHjCJG0
QB「それで、誰かいい考えがあるのかい」
まどか「ウ~ン、それがねぇ……」
さやか「結局本人の気持ちの問題だからさぁ」
マミ「やっぱり照れが抜けないのが問題なのかしらね」
杏子「一度経験してみたらあの良さがわかると思うんだけどな」
まどか「キュウべえは何かない?」
87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 21:20:15.29 ID:DyoHjCJG0
QB「みんなで積極的に必殺技を使っていって慣れさせるっていうのはどうだい」
さやか「あー、実際あたし達もマミさんの影響で使い始めたわけだし」
杏子「なるほど、むしろ技名を叫ばない方が不自然みたいな空気を出して……」
まどか「杏子ちゃんなんて新必殺技を編み出しちゃったくらいだもんね!」
マミ「そういえば佐倉さん。すごいじゃないあの新必殺技」
杏子「いやー、なんか照れるな///」
88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 21:20:44.73 ID:QzyOi6ZnP
QBまでw
89 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 21:23:02.50 ID:DyoHjCJG0
杏子「紅龍の顎【クリムゾン・バイト】は強力なんだけどさ」
杏子「魔力の消費が激しいし、溜めにも時間がかかるんだよ」
杏子「その欠点を補える技をって考えたのが、あの紅龍翔炎覇なんだ」
マミ「……魔力を炎に変換し、振り上げた槍の一撃と共に爆炎で敵を吹き飛ばすのね」
マミ「威力は紅龍の顎【クリムゾン・バイト】に劣るけど、その分汎用性を高めた技……って所かしら?」
杏子「流石だな……初見でそこまで見抜くとは……」ゴクリ
92 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 21:25:35.17 ID:DyoHjCJG0
マミ「ふふ、うれしいわ。あなたがもうそこまでのステージに上がって来てくれたなんてね」
杏子「へっ、近い内にお前のレベルまで登ってやるからな///」
さやか「あ、あたしだって負けないもん!」
マミ「ええ、楽しみにしてるわ」
96 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 21:28:00.00 ID:DyoHjCJG0
QB「じゃあ、今度からみんなで必殺技を多様していくって事でいいのかな?」
まどか「意義なーし」
さやか「右に同じー」
杏子「おっけー」
マミ「……ちょっといいかしら」
一同『????』
98 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 21:31:00.83 ID:DyoHjCJG0
マミ「確かにキュウべえの案も悪く無いわ」
マミ「でも、今まで散々私達が必殺技を使うところを見てきて、それでもまだ拒否反応があるのよね?」
マミ「それに昨日必殺技を使わないって約束したばかりなんでしょう?」
マミ「それなのにまた約束を破ったら、余計に意固地になってしまうんじゃないかしら」
QB「なるほど、確かにそうかもしれないね」
99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 21:33:36.75 ID:DyoHjCJG0
さやか「さっすがマミさん!」
まどか「そこまで気が回らなかったよ~」
杏子「じゃあ、どうすりゃいいんだ?」
マミ「別の方向からアプローチしてみたらどうかしら」
QB「君には何か考えがありそうだね」
マミ「こんなのはどう? 二つ名を付けてあげるのよ」
QB(!!?)
100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 21:35:24.29 ID:f8stl9vg0
更にヒドイ方向にwww
107 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 21:39:21.50 ID:DyoHjCJG0
まどか「? 二つ名ってなんですか」
マミ「二つ名っていうのはね、その人を表す称号や代名詞みたいなものね」
マミ「例えば私の二つ名は【魔弾の射手】っていうの」
まどか「カッコイイ……///」
マミ「ふふ、キュウべえにもあるのよ」
QB「ちょ!? マ、マミ」
マミ「【運命の使徒】って名付けてあげたわ」
108 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 21:41:40.03 ID:DyoHjCJG0
まどか「いいな~、キュウべえ」
さやか「ずるいずるい! あたしにも付けてくださいよ」
杏子「うらやましいぞ、オイ」
QB「そ、そうかな」
110 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 21:42:50.22 ID:2B5nMirK0
照れんな宇宙生命体
111 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 21:45:52.79 ID:DyoHjCJG0
マミ「どう? こういう二つ名を付けてあげて、私達の世界への足がかりにしてもらうっていうのは」
さやか「はいっ! いいアイデアだと思います」
まどか「ウェヒヒヒ やっぱりマミさんに相談してよかった~」
杏子「あ、あたし達にも考えてくれよな。ほむらやキュウべえばっかりズリーぞ」
マミ「はいはい、もちろんよ」ニコッ
125 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 22:12:17.45 ID:DyoHjCJG0
マミ「でも、まずは暁美さんからね」
マミ「やっぱり『氷』は使いたいわ」
杏子「凍れる時の魔女【フリージング・ウィッチ】の時にも思ったけど」
杏子「ホント『氷』とか『凍る』ってイメージが合うよな、アイツ」
まどか「クールだもんねー」
128 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 22:14:45.20 ID:DyoHjCJG0
マミ「……氷の刃【フリージング・エッジ】……」ポツリ
さやか「それカッコイイ! それにしましょうよ」
マミ「いえ……確かに暁美さんにはいずれマジカル現代兵器の使用をやめてもらって、刀を持ってもらうつもりよ」
マミ「ウィッチとエッジが掛かっていて語呂もいいわ。でも……」
さやか「じゃあ、何が不満なんです?」
マミ「画数よ」
さやか「??」
マミ「ふふ、わからない? 『氷の刃』だと画数が少なすぎて字面がよくないのよ」
さやか「ああっ! 本当だ!!」
132 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 22:19:21.81 ID:DyoHjCJG0
まどか「すごい……そこまで計算しているなんて……」
杏子「くっ、恐ろしい奴だぜ……」
マミ「だから少し捻りましょう。そうね、『漆黒の氷刃』なんてどうかしら」
さやか「しっこく?」
マミ「彼女の黒髪とミステリアスな雰囲気を表現してみたわ」
マミ「後、黒い刀身の刀を使ってもらう予定なの」
まどか「完璧です、マミさん!」
QB(……まあ野暮なことは言わないでおこう)
136 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 22:22:39.88 ID:DyoHjCJG0
QB「じゃあ、次は誰の番だい」
杏子「はいはい、あたし!」
さやか「あっ、ずるい!」
杏子「へっへーん、早い者勝ちだよ」
マミ「もう、けんかしないの」
139 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 22:26:06.09 ID:DyoHjCJG0
マミ「それで、何かリクエストはあるかしら」
杏子「やっぱ『紅』は入れて欲しいな。『真紅の○○』とか」
マミ「いろいろあるわね……『真紅の咆哮』、『真紅の領域』、『断罪の真紅』……」
杏子「う~、どれもいいぞ。迷うな~」
マミ「それならこんなやり方もあるわ。『の』を使わないの」
QB「どういうことだい」
マミ「例えば、紅帝【クリムゾン・インペリアル】とか」
142 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 22:29:13.81 ID:DyoHjCJG0
マミ「ひらがなを使わない事によって、全体的にシャープさと締まりが出たでしょう」
QB「そうかな?」
さやか「そうだよ。『紅帝』佐倉杏子か……カッコイイじゃん!」
杏子「うん、あたしこれがいい!」
マミ「ふふ、決定ね」
145 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 22:34:16.22 ID:DyoHjCJG0
さやか「次こそさやかちゃんの番ですよー」
マミ「はいはい、美樹さんもリクエストはあるのかしら」
さやか「『騎士』! 『騎士』って入れて欲しいです」
まどか「さやかちゃんにぴったりだね」
マミ「そうね、騎士か……『聖騎士』とか……」
まどか「あっ! 私もいいの思いついちゃった!」
QB「ま、まどか!?」
まどか「『蒼天の聖騎士』って良くないですか? マミさん!」
148 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 22:39:35.34 ID:DyoHjCJG0
さやか「え~、『の』が入ってんじゃん」
マミ「いえ、なかなかいいセンスをしているわ」
マミ「以前ノートを見せてもらった時も思ったけど、鹿目さんには才能があるわ」
マミ「私の次に【覚醒者】─創世の扉を開きし者─となるのはあなたでしょうね」キリッ
まどか「マミさん……///」
QB(なんだよこの空気)
150 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 22:42:40.45 ID:DyoHjCJG0
マミ「でもまだまだ荒削りね。鹿目さんのアイデアを元に修正するって事でいいかしら」
さやか「マミさんがそう言うなら、あたしは構いません」
まどか「私もオッケーです」
マミ「じゃあ、剣標を使いましょう」
杏子「剣標?」
マミ「ええ、『†蒼天の聖騎士†』って書くのよ」
153 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 22:44:25.72 ID:N13UJGUI0
『†漆黒の堕天使†』
ネトゲにいるよなこういうの
156 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 22:45:03.29 ID:DyoHjCJG0
杏子「記号か! その発想はなかったぜ」
まどか「さやかちゃんの武器を表してるんですね!」
さやか「すっごく良いよこれ! あたしにピッタリ!」
マミ「喜んでくれてうれしいわ。じゃあ、これにしましょうか」
157 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 22:48:27.17 ID:DyoHjCJG0
マミ「さあ、お待たせ鹿目さん」
まどか「ウェヒヒヒ よろしくお願いします」
マミ「実はね、鹿目さんの二つ名はもう出来てるの」
まどか「えっ!」
マミ「天啓が降りてきたとでも言うのかしら。ふと脳裏に浮かんだのよ」
マミ「そう……『円環の理』……と」
158 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 22:48:35.49 ID:QzyOi6ZnP
マミさん素敵!
159 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 22:50:33.39 ID:DyoHjCJG0
まどか「円環の……理」
杏子「なんか壮大だな」
さやか「うん、導かれたくなる感じだよね」
QB「よくわからないけど、危険な台詞を聞いた気がするよ」
161 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 22:50:48.10 ID:3lUtwRdf0
/ `ヽ
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} ヽ
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_{{ヾV / / 〃 / '. ! ! iイ}__
{{ヾV | -/、 __/|./ __}_八..‐/ / /{人 }
、、ノ | / Ⅵ` !/ ´ レ ∨ / /i:Lノノ
r―‐くハ人丶Ⅳ ィ斧ミ ′ ィ斧ミヽ}/ .イi:iムィ´ ̄}
ノ==ミヽ、ヘヽ\ 弋zン 弋zン// ノ ≠==ヘ
く≧===ミヽ、\≧xゝ' ' ' , ' '∠イ__¨´/ _ノ そう……『円環の理』……と
rー――=ミ`ヽ __>‐く ゝ、`ー―- 、 -――-っ / 〉‐-ミ .ィ¨¨¨´
ノ___ , く ̄ _マム斗<二ニニ=-=ニニ二ソ 、/__ `丶≧≠´ ̄ ̄ ̄}
く≧===ミ丶/ ヽ / ` ー――っ `ヽ / ヽ ´ ̄ ̄ ヽ
___){ ∨ ..⊆ニニニ 、 ∨ '. . ィ´ ̄ ̄
.. ´ 人 r‐┴―‐ 、}-:i´ー― 、`ゝ-―‐-≧x、ィ{,-‐ ¨¨} V´ ヽ、__
/ ..-―≠ /| ヽi:i:i:i:i:i:i:i//¨マムi:i:i:i:i:i:i/ 、 ヽ `ヽ
./ / ./ / / ノ___ /ー‐ 〃i:/ マム‐一〈 __〉、_〉―― 、 ハ \
{ { / ヽ ムイ人人ノ`ヽ/ /i:i:i/ マム ヽ ,斗ヘト、 }ゝ ∨ .} 〉
ヽ ヽ 〈 \/ ヽ人} /i:i:i/ マム Ⅳヽ}ヽノ ヽノ }ノ /
165 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 22:55:01.99 ID:DyoHjCJG0
マミ「どうかしら、鹿目さん」
まどか「はい、これがいいです!」
まどか「ウェヒヒヒ さやかちゃんを導いてあげるね」
さやか「あはは、なにそれw」
QB(……さっきからなんだかモヤモヤするんだよね)
168 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 22:58:34.86 ID:DyoHjCJG0
マミ「ふぅ、全員分できたわね」
マミ「後はどういうタイミングで暁美さんに二つ名を付けてあげるかだけど……」
杏子「アイツまどかの奴には甘いからさ」
杏子「まどかからプレゼントだって言えば無下には断らないんじゃねーか?」
さやか「あー、それいけそう。頼める? まどか」
まどか「まかせといて! ほむらちゃん喜んでくれるかなぁ……」
マミ「もちろんよ。ねえ、キュウべえ?」
QB「……そうだね」
169 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 23:02:08.33 ID:DyoHjCJG0
さやか「じゃあ、これにて『第一回 チキチキ暁美ほむらに必殺技を使わせよう会議』を終了します」
マミ「あ、ちょっと待って、美樹さん」
さやまど杏『?』
マミ「その『チキチキ~』とかいう名前はどうにかならないかしら」
マミ「どうも優雅さに欠けて、今日という記念すべき日にふさわしくないわ」
さやか「むぅ、確かに」
マミ「この神聖なる話し合いは『円卓会議』と呼称するのがいいと思うんだけど」
QB(この部屋のテーブルって三角じゃないか)
171 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 23:03:48.12 ID:N13UJGUI0
某鳳凰院さんを彷彿とさせるネーミングだな
173 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 23:05:36.46 ID:/lODZ25/0
だんだんQBが冷めてきてるwwwww
174 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 23:06:25.44 ID:DyoHjCJG0
まどか「賛成!」
杏子「異議なし!」
QB「!!?」
さやか「満場一致だね。では『第一回 円卓会議』を終了します」
176 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 23:10:34.69 ID:DyoHjCJG0
──数日後
ほむら「……漆黒の氷刃?」
まどか「そう! かっこいいでしょ!」キラキラ
ほむら(な、なんてこと……私のまどかが…こんな……)
まどか「私からのプレゼント……嬉しくなかった?」ウルウル
ほむら(ホムッ!!!)
ほむら「う、嬉しくない訳じゃないのよ」
ほむら(どうしよう……まどかを傷つけずにこの場を切り抜けるには……!)
ほむら「ただ、びっくりしたというかなんというか……」
182 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 23:15:14.15 ID:DyoHjCJG0
まどか「本当? よかった~///」
まどか「実は私も二つ名を付けてもらったんだ」
ほむら「!?」
まどか「『円環の理』って言うんだよ」
さやか「そしてあたしが『†蒼天の聖騎士†』」
ほむら「!!?」
杏子「『紅帝』こと佐倉杏子だ」
ほむら「!!!!?」
マミ「運命を告げる風に選ばれた戦士……『魔弾の射手』巴マミよ」
ほむら(こいつがすべての元凶……!)ギロ
189 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 23:21:44.90 ID:DyoHjCJG0
マミ「あら、どうしたの? 怖い顔して」
杏子「あれ~、もしかしてまどかのプレゼントが気にいらなかったのか~?」ニヤニヤ
まどか「え……」
ほむら「ち、違……!」
さやか「何が違うんだよー」
ほむら「……ちょっとキュウべえ。三人だけで話させなさい」ボソ
QB「テレパシーでかい? オーケー、わかったよ」
192 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 23:23:58.52 ID:DyoHjCJG0
ほむら(どういうことよ! さらに病状が進行してるじゃない)
ほむら(『交わした約束忘れないよ』って……あの日の誓いは嘘だったの?)
杏子(へへっ、耳が痛いな……これは業【カルマ】を背負っちまったかもな……)
ほむら(……くっ、邪気眼が開き始めている……!?)
ほむら(今すぐにでも『第四回 致死性劇症型巴マミ厨二伝染病対策会議』を開かないと)
さやか(あー『第四回 チキチキ対策会議』ねー)
杏子(ちょwwそれナイショwww)
ほむら(??? 何をわけのわからない事を)
195 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 23:28:22.49 ID:DyoHjCJG0
まどか「ねえ、さっきから三人で何してるの?」
ほむら「な、なんでもないのよ」
杏子「いやー、ほむらが必殺技を叫ぶ事だけじゃなく、二つ名を付けられるのも嫌だってゴネるからさー」
ほむら「ちょっ、おま……!」
まどか「そんなぁ~……」シュン
さやか「ああ~、泣かした~」
マミ「あらあら、困ったわね」
ほむら「あうぅぅぅ……」
199 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 23:30:53.43 ID:DyoHjCJG0
さやか「別に二つ名で名乗りを上げろって言ってるわけじゃないじゃん」
杏子「あたし達仲間だろ? これくらいは付き合えよ」
マミ「暁美さん、あなたのクールな性格は好きだけど、少しは協調性を身につけた方がいいわよ」
ほむら「でも、さすがに……」
マミ「あのね、そんなことだから何時までたってもお友達ができないのよ」
ほむら(なん…だと……?)
QB(なん…だと……?)
201 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 23:32:01.99 ID:rRU1FFyp0
なん・・・だと・・・・・・?
202 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 23:32:10.86 ID:Zsfm4i4r0
言いやがったなマミさん
205 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 23:33:26.83 ID:vURcQ7Rw0
え…?マミさん…?え…?
209 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 23:36:04.44 ID:DyoHjCJG0
まどか「ほむらちゃん……お願い」
ほむら「わ、分かった、分かりました」
ほむら「自分で名乗ったりはしないけど、あなた達が私をそう呼ぶのは認めるわ。それでいいでしょう?」
さやか「そうこなくっちゃ!」
まどか「ありがとう! ほむらちゃん」
ほむら「はあ……、どうしてこうなったのかしら……」
QB「暁美ほむら、君は本当に損な性格をしているよ」
杏子「よっしゃ、話もまとまったことだし、そろそろ魔女退治に向かおうぜ」
マミ「ええ、行きましょう……私達の戦場【ヴァルハラ】へ」
・
・
・
・
・
214 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 23:40:58.50 ID:DyoHjCJG0
QB「見つけたっ! 魔女だよ」
マミ「さあ、舞踏【ゲーム】の始まりよ。『魔弾の射手』巴マミ、shooting!」
さやか「聖剣の裁きを受けてみよ! 『†蒼天の聖騎士†』美樹さやか、出陣!」
杏子「炎を統べる王、『紅帝』佐倉杏子、推して参る!」
まどか「『円環の理』に導いてあげる! 鹿目まどか、行きます!」
ほむら(背中がムズムズするわ)
マミ「……」チラッ
さやか「……」チラッ
杏子「……」チラッ
まどか「……」チラッ
ほむら(えっ! 何、この視線……!)
222 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 23:46:06.89 ID:DyoHjCJG0
ほむら「いやいやいやいや、私はやらないわよ」
マミ「暁美さん」
ほむら「私は絶対に……」
さやか「転校生」
ほむら「だって、約束した……」
杏子「ほむら」
ほむら「ううっ……」
まどか「ほむらちゃん」
ほむら「…………………………………」
ほむら「フ、フ、フ、漆黒の氷刃【フリージング・エッジ】、暁美ほむら、い、行きます///」
223 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 23:46:46.02 ID:QzyOi6ZnP
きましたわー
224 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 23:46:50.50 ID:wHa1AkY80
言っちゃったw
231 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 23:48:26.71 ID:DyoHjCJG0
まどか「おめでとう!」
さやか「おめでとう!」
杏子「おめでとう!」
マミ「おめでとう」
ほむら「えーと……あ、ありがとう?」
QB「わけがわからないよ」
237 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 23:52:59.10 ID:DyoHjCJG0
マミ「暁美さん、これを……」チャキ
ほむら「これは?」
マミ「いつかくる日の為に用意していたの。『黒刀・八咫烏』よ」
QB「どこに持ってたんだよ」
ほむら「私の為に、こんな……」
マミ「いいのよ、優れた武器は使い手を選ぶと言うわ」
マミ「聞こえるでしょう? 戦いの予感に震える『八咫烏』の鳴き声が……」
ほむら「……ええ、確かに聞こえる気がしないでもない風かもしれないような」
魔女(うわっ……私の存在感、薄すぎ?)
239 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 23:54:23.84 ID:u+SenBR/0
その刀は間違いなく通販
241 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 23:55:41.59 ID:DyoHjCJG0
マミ「さあ、速攻で片付けるわよ!」
一同『はいっ!』
さやか「はあっ! 狂嵐の蒼剣【シュトゥルム・シュヴェーアト】!!」
杏子「喰らえっ! 紅龍翔炎覇!!」ドバァァァァッ!!
まどか「さあ、ほむらちゃんも!」
ほむら「え、ええ、時よ止まれ……凍れる時の魔女【フリージング・ウィッチ】」ピキーン
247 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/23(土) 00:00:05.82 ID:fipSiA550
ほむら(ああ、ついに言ってしまったわ)
ほむら(……どうせ誰にも見られてないんだし、ちょっとだけ試してみようかしら)
ほむら「え~と、えくすかーにばる」ズバッ!
ほむら(あれ? 何この感じ……)
ほむら「聖剣の祝祭【エクスカーニバル】!」ザシュッ!
ほむら(ちょっとかっこいいかも///)
ほむら「鳴け──八咫烏!!!」斬!
ほむら「そして時は動き出す……!」ピキーン
249 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/23(土) 00:00:19.41 ID:9uuDHYYeP
染まりつつあるなw
257 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/23(土) 00:03:12.10 ID:fipSiA550
ほむら「みんな、魔力をまどかに集めて!」
まどか「ほむらちゃん!?」
マミ「はっ! 暁美さん、アレをやるつもりね」
さや杏「アレ?」
マミ「心が一つになった今の私達なら出来る……!」
マミ「未完成だった鹿目さんの最終奥義【アルティマ・アーツ】が!」
264 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/23(土) 00:06:14.21 ID:fipSiA550
杏子「そうかっ、あの技か!」
さやか「あたしの魔力、使って……!」
ほむら「私の想いを……!」
マミ「届け……祝福の詩……!」
まどか「感じる……みんなの魔力が私の中で一つになっていく……!」
杏さやほむマミ『いっけぇぇぇぇぇ!!!!!』
まどか「神翼の流星群【デウス・エクス・メテオール】──『零式』!!!」バシュ!
・
・
・
・
・
268 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/23(土) 00:08:51.52 ID:2rncHoLUO
これにはワルプルギスの夜も苦笑い
271 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/23(土) 00:09:58.65 ID:fipSiA550
QB「やれやれ」
QB「まさか暁美ほむらまでがあちらの世界へ導かれてしまうなんてね」
QB「あれほど抵抗していたのに、何故こんな結末になってしまったんだろう?」
QB「ほんと人間って……」
QB「わけがわからないよ」
──おわり──
272 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/23(土) 00:10:28.65 ID:/wN2zPkM0
おつ!
273 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/23(土) 00:10:38.21 ID:y232/DvS0
零式やっちゃうのかよww
277 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/23(土) 00:12:42.78 ID:EVVIGaK80
>ほむら「鳴け──八咫烏!!!」斬!
・・・かっこよくね?いや・・・かっこよくね?
278 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/23(土) 00:12:46.49 ID:9llOUlIwi
乙っちまどまど!
281 :1:2011/07/23(土) 00:13:13.41 ID:fipSiA550
以上です。ありがとうございました
後、デミさんとか言った奴ちょっと屋上来い
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この記事へのコメント
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名前: 通常のナナシ #-: 2011/07/28(木) 02:46: :editああムズムズするwww
-
名前: 通常のナナシ #-: 2011/07/28(木) 02:47: :editその幻想を―――
-
名前: 通常のナナシ #-: 2011/07/28(木) 02:47: :edit幻想殺し―――!
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名前: 通常のナナシ #-: 2011/07/28(木) 02:48: :edit4げと
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名前: 通常のナナシ #-: 2011/07/28(木) 03:09: :editそいつの言葉に耳をかしちゃらめぇええええええええ!!!!!
-
名前: 名無しさん #-: 2011/07/28(木) 03:15: :editやっぱキタ――(゚∀゚)――!!
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名前: 通常のナナシ #-: 2011/07/28(木) 03:30: :editおされだなwww
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名前: #-: 2011/07/28(木) 03:40: :edit※2
それアニメ版ARIAのタイトルっぽいぞwww
第0話 その素敵な幻想を…
みたいな -
名前: 通常のナナシ #-: 2011/07/28(木) 03:42: :editま、まぁ、必殺技持ちの方が、実は多い世界らしいですし?
…でも、これはねえよw -
名前: 通常のナナシ #-: 2011/07/28(木) 03:54: :edit今回も良かった
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名前: 通常のナナシ #-: 2011/07/28(木) 04:00: :editま、五人が幸せならそれでいいやwwwww
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名前: 通常のナナシ #-: 2011/07/28(木) 04:25: :editイマジンオチンチン
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名前: 名無しさん@ニュース2ちゃん #-: 2011/07/28(木) 04:35: :editあかん…マミさんあかんでぇ…
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名前: 名無しさん #-: 2011/07/28(木) 04:36: :edit最後の良心だったほむらまでもが・・・
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名前: 通常のナナシ #XnESHXvQ: 2011/07/28(木) 04:38: :editマミ「『最後の射撃』というのは」
マミ「私自身が弾丸になることよ」
あれ、違和感ねーや ただただオサレだ -
名前: 通常のナナシ #-: 2011/07/28(木) 04:57: :editほむほむのふとももにおにんにんはさみたいよぉ
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名前: 通常のナナシ #-: 2011/07/28(木) 05:52: :edit届け……祝福の詩……
普通にカッコイイわwwww -
名前: 通常のナナシ #-: 2011/07/28(木) 06:14: :editこれはひどい
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名前: 名無しさん #-: 2011/07/28(木) 06:55: :edit祭りってのは 楽しんだ方が勝利者なんだぜ
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名前: 通常のナナシ #-: 2011/07/28(木) 07:10: :edit体中が痒くなったわww
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名前: も #-: 2011/07/28(木) 07:14: :editクソワロタwwww
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名前: 通常のナナシ #-: 2011/07/28(木) 07:45: :editあのさ、あの世界実は必殺技持ちの方が多い訳でさ、
つまりマミさんは厨二病でも何でもない訳でさ、
結局何が言いたいかと言うと斬魂刀振るほむほむ可愛い -
名前: 通常のナナシ #UzUN//t6: 2011/07/28(木) 08:00: :editこれを元に、同人マンガでも描いてみようかなξ(✿_>‿❛)ξ
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名前: 通常のナナシ #BsqUATt6: 2011/07/28(木) 08:01: :editここから何年で目が覚めるかな
覚めた後確実に全員魔女化するとは思うがw -
名前: ゆとりある名無し #-: 2011/07/28(木) 08:21: :editキュウべえの的確で控えめなツッコミが良い感じだw
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名前: 通常のナナシ #-: 2011/07/28(木) 08:26: :editワンピースの世界じゃ当たり前
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名前: 通常のナナシ #-: 2011/07/28(木) 08:29: :editまさかの続編ありがたや
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名前: 通常のナナシ #HF13wXwo: 2011/07/28(木) 08:32: :edit厨二病発症>ノリノリで色々やっちゃう>現実に立ち返る>黒歴史に絶望する
上がったテンションと絶望の差から生まれるエネルギーにQBが目を付けて、QBに厨二病を広めさせる流れに
これなら誰も死なない、黒歴史が公開されるくらいで -
名前: 通常のナナシ #-: 2011/07/28(木) 09:20: :editamazonは俺の愛読書幻想ネーミング辞典だと信じていたのに…
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名前: 通常のナナシ #-: 2011/07/28(木) 09:35: :editとりあえずデブさんがほむほむに友達できないって言ったことだけは許さない
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名前: 通常のナナシ #-: 2011/07/28(木) 10:52: :edit化物語ネタ良かったわ
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名前: 通常のナナシ #-: 2011/07/28(木) 10:53: :edit半日かけずにこの伸びwww
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名前: 名無しさん #-: 2011/07/28(木) 11:05: :editマミさん天才だろ・・・・
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名前: 通常のナナシ #-: 2011/07/28(木) 11:17: :editサブイボ発症率がハンパない
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名前: 名無しさん #-: 2011/07/28(木) 11:21: :edit面白かったw
こういうの共有できる友達って、いいよねww -
名前: 通常のナナシ #-: 2011/07/28(木) 11:30: :edit面白かった!
小ネタ多くて読んでて楽しかったし、続きQBが染まるのをだな -
名前: 通常のナナシ #-: 2011/07/28(木) 12:57: :edit※22
実は名前ありの魔法少女の内、必殺技持ちが11人で無いのが7人なんだっけ?
このSSの世界では残り3人と化した訳だがw -
名前: 通常のナナシ #-: 2011/07/28(木) 13:02: :edit
お、おう…乙… -
名前: 名無しさん #-: 2011/07/28(木) 13:15: :editいってええええええ
痛ってえええええええwwwww -
名前: 駄目人間名無しさん #-: 2011/07/28(木) 13:45: :edit>マミ「『最後の射撃』というのは」
>マミ「私自身が弾丸になることよ」
南斗人間砲弾ですねわかります -
名前: 名無し@まとめいと #-: 2011/07/28(木) 13:59: :editあームズムズするwwwww
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名前: 名無しさん #-: 2011/07/28(木) 14:10: :editさすがデブさんやな……カレーの染みって落ちないよね
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名前: チハリス #-: 2011/07/28(木) 14:18: :edit覚醒ww
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名前: 名無しさん #-: 2011/07/28(木) 16:52: :editむずむずしたww
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名前: 通常のナナシ #-: 2011/07/28(木) 17:00: :edit別に刀じゃなくてもいつぞやの一斉射撃でも十分必殺技だと思うんだがなぁ…w
瞬滅の焔【マタタ・ホロ・フレイム】とか。ほむらなだけにwww -
名前: 通常のナナシ #8IfCPVaI: 2011/07/28(木) 17:21: :editこんなの見つけた
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm14419777 -
名前: 通常のナナシ #cWKxWiaI: 2011/07/28(木) 18:44: :edit※46
ワロタwwwwwww -
名前: 名無し@まとめいと #-: 2011/07/28(木) 19:11: :editほむほむは時が止まった時に言うわって言葉の逃げ道は思いつかなかったの?
後ブリーチととあるシリーズの厨2病率はやべえ、 -
名前: てぃりあちゃん #-: 2011/07/28(木) 20:08: :editニヤニヤがとまらんwwwww
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名前: 通常のナナシ #-: 2011/07/28(木) 20:33: :edit魔法少女って時点で厨2なのに何言ってんだろう
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名前: あ #-: 2011/07/28(木) 21:35: :edit鳥肌が
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名前: 通常のナナシ #-: 2011/07/28(木) 22:40: :editいかんな「心優しき金の閃光」とかで若干耐性がついてるようだ…
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名前: 名無しさん #-: 2011/07/28(木) 22:48: :editうっかり黒歴史思い出しちまったあああああああああああ
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名前: 通常のナナシ #-: 2011/07/28(木) 23:00: :edit魔法少女って本来は中二って言うか小児だけど
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名前: 通常のナナシ #-: 2011/07/29(金) 00:25: :edit※54がピンク色の光を浴びて消し飛んだんだが
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名前: 通常のナナシ #-: 2011/07/29(金) 00:38: :edit†って墓場の意味じゃなかったっけ
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名前: 通常のナナシ #-: 2011/07/29(金) 04:34: :editネットじゃ中二やらオサレやら揶揄されてる作品も
なんだかんだで人気なの多いもんな、現実問題。 -
名前: 通常のナナシ #-: 2011/07/29(金) 10:28: :editほむら「戦争を、しましょう」
この時点で素質充分じゃねーかw -
名前: 永遠に厨二な名無しさん #-: 2011/07/29(金) 10:38: :edit前作含めてクソワロタwwwww
ほむホーム
「第十八回 《五人揃っての最終必殺技を決定する》 会議を始めるわ・・・」
ワル先輩笑いすぎで自分で木星に逃げていきそうな勢いだわwww -
名前: 通常のナナシ #-: 2011/07/29(金) 14:16: :edit何かとても悲しい気持ちになった。
-
名前: 通常のナナシ #-: 2011/07/29(金) 23:41: :edit「俺の必殺技パート1!」くらいにしておけ。
-
名前: 通常のナナシ #SFo5/nok: 2011/07/30(土) 00:21: :editほむほむの二つ名は
紫天の聖焔【エデンズファイア】
時間停止は
寂夜の護り手【グレイヴウォッチャー】
ってのもアリだと思います(キリッ -
名前: 名無しさん@ニュース2ちゃん #-: 2011/07/30(土) 01:49: :editほむほむのは完全に同属嫌悪だよな
-
名前: 通常のナナシ #-: 2011/07/31(日) 11:58: :edit本編よりも153に同意ww
-
名前: 名無しのやる夫だお #-: 2011/07/31(日) 13:06: :edit技名叫んでるところを、3年後ぐらいに動画で延々見せ続ければいい
死にたくなるだろう -
名前: 通常のナナシ #-: 2011/08/02(火) 02:11: :edit必殺技を見立てて貰うだけなら三流
自分で必殺技を編み出して二流
他人の必殺技を考えてあげてようやく一流よ
・・・・あなた達は一体、いつになったら一流になるのかしら?(ドヤッ -
名前: 通常のナナシ #OARS9n6I: 2011/08/06(土) 15:23: :editほむらはそのうち時間を止めたうえで大量のナイフを投げまくるようになる。
-
名前: 通常のナナシ #-: 2011/08/15(月) 02:44: :edit†←厨棒っていうんだよな、これ
-
名前: 通常のナナシ #-: 2011/08/23(火) 09:15: :edit紅龍の顎【クリムゾン・バイト】普通にカッコいいと思うんだけど俺はおかしくないな
-
名前: 通常のナナシ #-: 2011/08/26(金) 00:33: :editkome69
おかしくないよ! ふつうだよ! -
名前: 通常のナナシ #-: 2011/08/28(日) 08:39: :edit※30・※42
やっぱり空気の読めないデブねたやさやか叩き
をするキモオタはほむら厨だったか。 -
名前: 通常のナナシ #-: 2011/09/21(水) 15:35: :editこんなの絶対おかしいよ
-
名前: 通常のナナシ #-: 2011/12/19(月) 17:08: :editおかしくないよ
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名前: 通常のナナシ #-: 2011/12/19(月) 17:12: :edit溜め技は必要だな しかし叫ぶ必要(ry
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名前: 通常のナナシ #-: 2011/12/19(月) 17:15: :edit溜め技は必要だわな しかし叫ぶ必要は(ry
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名前: 通常のナナシ #-: 2012/03/12(月) 09:31: :edit二つ名とか必殺技考えるのムズいよな…
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名前: やっぱり皆普通が一番!点 #-: 2012/04/15(日) 11:21: :edit>>199 マミ「あのね、そんなことだから何時までたってもお友達が出来ないのよ」あれ?お前もぼっちじゃなかったっk(ティロ・フィナーレ!
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名前: 通常のナナシ #-: 2012/05/07(月) 23:55: :editお前ら厨二をなめすぎだぞ。
ガノタの一部は平然と「シャァイニングフィンガー!」と叫ぶし、かめはめ波をどれだけリアルにできるかどうかを競う国際大会も存在する。 -
名前: 通常のナナシ #-: 2012/05/12(土) 05:51: :editほむらちゃんはザ・ワールドで十分なのに・・・
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名前: 通常のナナシ #-: 2012/05/18(金) 21:45: :edit※57
「俺だって同じような妄想したことあるのになんでこれがヒットしたんだ」
みたいなのも含まれてるだろうな
厨二病を揶揄として用いてる連中の仲には
俺の妹がこんなに可愛いわけがない 黒猫 白猫Ver.