2009/05/23(土)
1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 19:40:50.30 ID:ZU9DDsp60
紅「キャンプってあれでしょ……外で食事を作って布張りの小屋で寝て……」
翠「それってただの野宿じゃねーですか」
金「野宿とは違うかしら。ちゃんと雨風をしのげるテントもあるかしら」
紅「大体まだ夜は結構冷えるでしょ?」
金「鞄で眠れば寒さは気にならないかしら」
紅「住む家があるのにわざわざそんなことをするのは理解できないわ」
金「う~~~……」
蒼「そうかな?僕はちょっと面白そうだと思うけどね」
紅「キャンプってあれでしょ……外で食事を作って布張りの小屋で寝て……」
翠「それってただの野宿じゃねーですか」
金「野宿とは違うかしら。ちゃんと雨風をしのげるテントもあるかしら」
紅「大体まだ夜は結構冷えるでしょ?」
金「鞄で眠れば寒さは気にならないかしら」
紅「住む家があるのにわざわざそんなことをするのは理解できないわ」
金「う~~~……」
蒼「そうかな?僕はちょっと面白そうだと思うけどね」
3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 19:45:32.98 ID:ZU9DDsp60
紅「あら蒼星石、いらっしゃい」
翠「蒼星石は野良乙女にでも興味があるですか?」
蒼「そうじゃないよ。ただ僕たち皆で外泊って今まであまりなかったじゃない?」
蒼「ドールだけで宿泊施設は使えないけどキャンプなら誰に気兼ねすることもないと思うんだ」
翠「そう言われてみればそうですね」
蒼「アウトドアもいいものだよ。道具さえ揃えば下手な施設より快適に過ごせるよ」
金「キャンプ用品ならカナに任せてほしいかしら」
4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 19:50:55.20 ID:ZU9DDsp60
雛「ヒナはみんなでお泊まりってすごく楽しそうだと思うのよ?」
蒼「どうかな二人とも。道具や知識なら僕もそれなりに協力できると思うけど」
翠「蒼星石がそう言うなら翠星石に異存はねーですよ」
紅「あなたがプランを立ててくれるなら私も付き合ってあげてもいいわ」
金「何でカナのときと反応が全然違うかしら」
5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 19:58:55.24 ID:ZU9DDsp60
蒼「決まりだね。せっかくだから水銀燈にも声をかけておくよ」
紅「嫌よ、あの子が来るのなら私は行かないわ」
翠「まぁそう言うんじゃねーですよ。野外生活のプロだからきっと役に立つですよ」
雛「ヒナはみんな一緒がいいのー!」
紅「はぁ……仕方ないわね」
7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 20:01:53.54 ID:9TXfqEglO
銀様が流浪の民な設定はデフォルトかよw
8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 20:02:34.75 ID:ZU9DDsp60
蒼「それじゃ金糸雀。僕も手伝うから計画をお願いできるかな」
金「え、あ……任せるかしら、カナが最高のキャンプにしてあげるかしら!」
紅「この子にやらせるのは何か不安なのよねぇ……」
9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 20:04:16.14 ID:ZU9DDsp60
銀「やっほー、来たわよぅ♪」
紅「遅刻よ水銀燈、時間厳守だと言ったでしょう?」
銀「ごめんなさぁい、ちょっと道が混んでいたのよぉ」
紅「あなた今空を飛んできたじゃないの!」
金「ちょっと二人ともやめるかしら」
蒼「水銀燈、今日は来てくれてありがとう。君が同行してくれるのは心強いよ」
翠「おめーは毎日がアウトドアだから期待してるですよ」
銀「なっ……何言ってるの!?私は教会に住んでるの!野外生活者じゃないの!」
12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 20:10:13.41 ID:ZU9DDsp60
翠「おめーえらくその大荷物ですけど一体何を持ってきたですか?」
金「テントに固形燃料、食材、調理器具……その他アウトドア用品一式かしら」
金「キャンプに行くって言ったらみっちやんが用意してくれたかしら」
翠「たかが一泊でそんなに色々いるですかねぇ?」
金「カナとみっちゃんを信じるかしら。絶対必要になるかしら」
13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 20:12:57.11 ID:ZU9DDsp60
紅「やっぱり鞄で飛ぶと早いわね」
翠「チビカナ、おめーさっきから遅れてるですよ」
金「に……荷物が重いから仕方ないかしら。少しは手伝ってほしいかしら」
14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 20:16:33.98 ID:ZU9DDsp60
金「ここが今回のキャンプ地かしら」
蒼「正規のキャンプ場ではないけど緑が多くていいところだよ」
紅「そうね。ここなら静かに過ごせそうだわ」
金「この場所はカナが見つけてきたかしら」
翠「おめーにしてはいいチョイスですね」
金「この金糸雀にかかればこれくらいどうということはないかしら♪」
翠「こいつは……ちょっとほめるとすぐ調子に乗るですね」
16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 20:19:11.42 ID:ZU9DDsp60
蒼「さっそくだけどテントの設営をはじめようか」
翠「え~、めんどくせーですぅ……」
金「文句を言ってないで翠星石も早く手伝うかしら」
17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 20:22:53.62 ID:ZU9DDsp60
銀「結構しっかりしたテントねぇ」
金「カナの持ってきた道具は全部ここに入れておくから自由に使っていいかしら」
紅「ちょっと鞄を置くスペースがなくなるじゃないの」
翠「おめーはモノが多すぎですぅ。少しは考えて持ってくるです」
金「ぜ、全部必要なものかしら。あとで絶対カナに感謝することになるかしら」
20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 20:29:40.10 ID:ZU9DDsp60
金「とりあえず夕方までは各自何をしていてもいいかしら」
金「自然と親しみつつ自由に親睦を深めるかしら」
蒼「僕は夕方まで本でも読んでいようかな」
銀「こんなところまで来てもの好きねぇ」
紅「私もそうしようかしら。雛苺、紅茶を淹れて頂戴」
雛「はいなのー!」
銀「私は食べられる野草でも探しに行ってくるわ」ばさばさばさ
翠「おめーら翠星石を一人にするんじゃねーですよ!」
翠「蒼星石、お前は翠星石に付き合うです!」
蒼「仕方ないね……わかったよ翠星石」
金「なんて纏まりのない集団かしら。自由行動というのは判断を誤ったかしら」
23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 20:35:35.01 ID:ZU9DDsp60
紅「ぬるいわ雛苺。お湯は95℃といつも言っているでしょう?」
雛「うゆー……魔法びんのお湯だから仕方ないの」
翠「見るです蒼星石、こんなところからチョコボールが生えてるです!」
蒼「それはヤツデの実だよ翠星石。チョコボールは自然には生えないよ」
金「(あれ?何かカナだけちょっと浮いてないかしら……?)」
24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 20:40:36.91 ID:ZU9DDsp60
紅「テントに固形燃料があったでしょう」
雛「お外で火を使うのは怖いのよ」
翠「今度は間違いねーです蒼星石、石の下にチョコボールの群れを発見です!」
蒼「や、やめてよ翠星石、それはダンゴムジじゃないか」
金「(……結局一人になってしまったかしら)」
25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 20:47:49.14 ID:ZU9DDsp60
金「(皆といてもカナは何故かこうなってしまうことが多いかしら)」
金「(こういうの何て言うんだったかしら。最近パソコンで見たような……)」
金「(そうだ。これは『ぼっち』って言うかしら)」
金「(この状況が進行すると確か……)」
金「(……思い出した。おトイレでご飯を食べないといけなくなるかしら)」
27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 20:52:09.44 ID:ZU9DDsp60
金「うぅ……おトイレで食べるたまご焼きは美味しいのかしら……」
金「やっぱり嫌かしら。たとえ美味くてもあんなところで食べたくはないかしら」
雛「おトイレがどうかしたの金糸雀?」
金「ひぃっ、雛苺!あなたいつからそこにいたかしら!?」
29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 20:58:32.16 ID:ZU9DDsp60
雛「おトイレはご飯を食べるところじゃないのよ金糸雀」
金「……やっぱり全部聞かれていたかしら」
雛「ヒナも前に一度騙されそうになったのよ?」
金「いえ、あの……カナはそれくらいわかっているかしら」
30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 21:02:28.12 ID:ZU9DDsp60
金「そういえばあなた真紅と一緒じゃなかったの?」
雛「読書のじゃまだからあっちにいってなさいって言われたの」
金「そう……じゃああなたも一人なのね雛苺」
雛「うゆ?ヒナはひとりじゃないのよ?」
雛「みんなと一緒だし今は金糸雀といっしょにいるの」
31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 21:06:08.16 ID:ZU9DDsp60
金「…………」
雛「どうしたの金糸雀?ヒナ何かおかしなこと言った?」
金「いいえ。あなたの言うとおりかしら雛苺」
32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 21:07:24.57 ID:LuEa2lEWO
そう言えば銀ちゃんは食べられる草を探してるんだな。
かなりシュールな光景だな
33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 21:11:01.77 ID:ZU9DDsp60
金「あなたといるとカナの悩みなんてとても小さなことに思えてくるかしら」
雛「うゆ?ヒナは難しいことはよくわからないの……」
雛「でもね、金糸雀とこうしている時間はとても楽しいと思うのよ?」
37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 21:20:26.11 ID:ZU9DDsp60
雛「どうしてヒナのことをぎゅってするの金糸雀?」
金「あ、ごめんなさい。嫌だったかしら雛苺」
雛「ううん。ヒナはこうされるのとても好きよ?」
金「……ごめんなさい。もう少しこのままにさせてほしいかしら」
雛「どうして謝るの?悪いことなんて何もないのよ」
39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 21:27:07.91 ID:ZU9DDsp60
金「…………」
雛「…………」
金「……ありがとう、雛苺」
雛「うゆ?どうしてお礼を言われるかわからないけど」
雛「どういたしましてなの!金糸雀」
41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 21:31:53.24 ID:+KJy3FKfO
ヒナいい子だ…
42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 21:38:18.96 ID:ZU9DDsp60
蒼「少し早いけどそろそろ夕食の支度をはじめようか」
雛「今日は何を食べさせてもらえるか楽しみなのー!」
翠「おめーも手伝うですよこのおバカ!……んで、何を作ればいいですか蒼星石?」
金「……それはカナから発表させてもらうかしら!」
44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 21:44:42.25 ID:ZU9DDsp60
金「夕食は2人ずつ3チームに分かれて一品ずつ作り、その出来を競うかしら!」
金「何を作るかは自由。優勝チームには賞品と最下位には罰ゲームもあるかしら!」
銀「え?それって、もしかして……」
金「桜田家では散々だったけどここで仇を討ってやるかしら!」
48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 21:51:48.86 ID:ZU9DDsp60
翠「翠星石はそんなのは嫌ですぅ」
金「えっ?」
銀「そうねぇ、私も料理で争うのはこの間のでもう懲りたわ」
紅「やりたければあなた一人でやりなさい」
金「え?でも……カナはこのために食材を山ほど持ってきたかしら」
翠「そんなのはおめーの勝手ですぅ」
49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 21:56:14.84 ID:ZU9DDsp60
翠「大体何で皆でキャンプに来てるのにいちいち競争しないといけねーですか」
紅「たまにはいいことを言うわ翠星石」
翠「たまには余計ですぅ」
金「でも、あの……カナは」
蒼「…………」
蒼「僕は金糸雀の意見に賛成するよ」
紅「……蒼星石!?」
54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 22:00:09.47 ID:ZU9DDsp60
翠「蒼星石、おめー何言ってるですか!?」
蒼「……ただし勝負はナシ。二人で協力して美味しいものを作る」
蒼「それを3組で持ち寄れば全員で同じものを作るより豪華な晩餐になると思わない?」
翠「ん、まぁそういうことなら翠星石は構わねーですが……」
紅「そうね。それなら私も異議はないわ」
翠「真紅、おめーは野放しにしとくと危険だから翠星石とやるですよ」
雛「ヒナはお料理苦手だから水銀燈と一緒がいいの」
金「…………」
蒼「それじゃあ僕は君とだね。よろしくお願いするよ金糸雀」
金「わ、わかったかしら蒼星石」
57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 22:03:23.47 ID:ZU9DDsp60
翠「これ真紅!おめーは一切手を出すなと言ったはずです!」
紅「そんなに露骨に邪魔者扱いしなくてもいいじゃない」
雛「水銀燈、あいとあいとー!」
銀「あなたも少しは手伝いなさいよぉ」
雛「ヒナはここでいっしょうけんめい水銀燈を応援するのー!」
銀「はぁ……やってられないわぁ……」
58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 22:07:11.73 ID:ZU9DDsp60
金「……蒼星石は大人かしら」
蒼「いきなりどうしたの、金糸雀?」
金「いつも周りに気を配って皆が楽しく過ごせるようにしてくれる……」
金「だからみんな蒼星石の言うことなら素直に聞いてくれるかしら」
62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 22:11:56.38 ID:ZU9DDsp60
金「カナはいつも子供みたいなことばかり言っているかしら」
金「カナは蒼星石がうらやましいかしら」
蒼「そんなことはないよ金糸雀」
金「でも……」
蒼「僕は逆に君が羨ましい」
金「えっ?」
蒼「いつも言いたいことを言って明るく笑える君をとても羨ましいと思ってるよ」
66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 22:15:04.32 ID:ZU9DDsp60
金「カ、カナはそんなのじゃないかしら……」
金「いつも考えなしに喋って皆を不快にさせてしまうだけかしら」
蒼「そうかな?少なくとも僕は不快になったことなんてない……」
蒼「君といると楽しいよ、金糸雀」
67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 22:17:35.36 ID:ZU9DDsp60
金「さっき雛苺も同じことを言っていたかしら」
蒼「みんなそう思ってるさ。真紅たちは少し口が悪いだけ」
金「そんなの……カナは信じられないかしら」
71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 22:20:06.88 ID:ZU9DDsp60
蒼「元気を出して。言っただろう?君は笑っている方が素敵だよ」
金「ま、真顔でそういうこと言うのはやめてほしいかしら……///」
蒼「それが僕の性格だからね。今更変える気はないよ」
蒼「君も同じだよ金糸雀。無理に変える必要はないんじゃないかな」
75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 22:30:26.78 ID:ZU9DDsp60
金「あの、蒼星石……」
蒼「なぁに?」
金「……ありがとう、かしら」
蒼「ふふ、じゃあそろそろ調理にかかろうか」
蒼「勝負はしないと言ったけどどうせなら一番美味しいものを作りたいからね」
金「えっ……?」
蒼「僕はね、こう見えて結構負けず嫌いな性格なんだよ?」
金「…………」
金「カナもがんばって手伝うかしら」
77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 22:36:10.64 ID:ZU9DDsp60
雛「ふゆぅ、どれもおいしかったのー」
紅「そうね。特に蒼星石たちのものは絶品だったわ」
蒼「そうかい?喜んでもらえてよかったよ」
金「それじゃあ分担して後片付けをするかしら」
蒼「あ、竈の片付けも忘れないようにね」
紅「それってどうすればいいのかしら?」
蒼「火を使った跡が外から見えないよう土を被せておくんだよ」
81 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 22:39:20.64 ID:ZU9DDsp60
銀「私はパスね。手が汚れるもの」
紅「あなたは人一倍食べたのだから率先してするべきよ」
銀「人聞きの悪いこと言わないで。あなただって同じくらい食べたでしょう?」
紅「わ、私はそんなに食べてないのだわ!」
翠「おめーらいちいち喧嘩してんじゃねーですよ」
金「あ、あの……ちょっといいかしら」
83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 22:45:46.56 ID:ZU9DDsp60
紅「何?どうかしたの金糸雀?」
金「スコップを持ってきたからこれを使うといいかしら」
銀「あら、ずいぶん用意がいいのね」
金「キャンプファイアーのあとにも使うものだから……」
銀「そういえばこのあとやるって言ってたわねぇ」
雛「ヒナもすごく楽しみなのよ」
翠「アレは一度翠星石もやってみたいと思ってたです」
翠「おめーらとっとと片付けて早くはじめるですよ!」
85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 22:51:18.08 ID:ZU9DDsp60
翠「チビカナ、おめーのお陰で手っ取り早く終わったですよ」
金「そ、そうかしら。それはよかったかしら」
翠「??……おめー何かいつもと様子が違わねーですか?」
金「そ、そんなことはないかしら」
紅「それにしてもまだ明るいわ。少し時間が早いんじゃない?」
蒼「大丈夫。実はその前に一つ別の予定を組んでいるんだ」
88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 22:53:54.30 ID:ZU9DDsp60
紅「なっ!?き、肝だめしですって……!?」
翠「そんなの聞いてねーですよ!?」
蒼「ふふ……こういうのはサプライズだから面白いんじゃないか」
蒼「あ、事前にやる怪談なら大丈夫だよ。僕が面白いのをいくつか仕入れてきたからね」
翠「だ、誰もそんな心配はしてねーです!」
雛「うゆー?きもだめしってなに?そんなに面白いの蒼星石?」
蒼「うん、楽しみにしているといいよ雛苺」
91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 22:59:38.63 ID:ZU9DDsp60
金「(ガタガタガタガタ……)」
雛「(ブルブルブルブル……)」
蒼「……つまりは遊び半分で山に入ってはいけないということだね」
紅「(ガチガチガチガチ……)」
翠「(デスデスデスデス……)」
蒼「それじゃあ次のお話なんだけど……」
金「や、やめるかしら蒼星石、もう十分怖すぎるかしら……」
紅「はいれたはいれたはいれたはいれたはいれたはいれたはいれたはいれたはいれた」
翠「ぽぽ、ぽぽっぽ、ぽ、ぽっ……」
雛「そ、蒼星石のうそつき……こんなのぜんぜん面白くないのよぅ……」
94 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 23:03:11.69 ID:ZU9DDsp60
蒼「……最後に。この国の山の神様は女性を嫌う」
蒼「さっき話した『山の怖い話』も被害者はほとんど女性なんだ。みんなくれぐれも気をつけてね(ニコッ)」
翠「お、おめーは……笑顔で恐ろしいこと言うんじゃねーですよ!」
紅「この国の山には怪奇がいっぱいなのだわ……」
蒼「(ま、僕たちの存在自体人間から見れば怪奇現象そのものだけどね……)」
96 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 23:04:53.17 ID:ZU9DDsp60
蒼「雛苺は危ないから僕が連れて行ってあげる」
雛「いいけど途中でヒナのことおどかしたりしないでほしいのよ?」
蒼「あはは。大丈夫、約束するよ雛苺」
翠「(腰が抜けちまって立てねーです……)」
紅「(腰が抜けてしまって立てないのだわ……)」
金「水銀燈……カナと一緒に行ってもらってもいいかしら」
銀「ん……私は別に構わないわよぉ?」
98 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 23:07:59.06 ID:ZU9DDsp60
蒼「ルールは簡単。決められたコースを歩き予め用意したおふだを取ってくるだけ」
蒼「僕と金糸雀はコースを知ってるから翠星石たちには地図を渡しておくよ」
蒼「最初は金糸雀と水銀燈にお願いできるかな?」
100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 23:09:52.14 ID:ZU9DDsp60
金「(ガチガチガチガガチ……)」
バサバサバサバサ……
金「ひぃ!何かしら今の音!?」
銀「大丈夫よ。ただの鳥の羽音じゃない」
スルッ……
金「あふぇっ!今何か顔に触れたかしら!」
銀「ただの蔓草よ。怖がることは何もないわ」
101 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 23:12:33.37 ID:PTaZ8qHsO
銀様冷静w
102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 23:13:42.21 ID:ZU9DDsp60
金「(ガチガチガチガガチ……)」
銀「……そんなに怖いならどうして肝だめしなんて予定に入れたのよ?」
金「キ、キャンプに肝試しは絶対欠かせない必修科目かしら……」
銀「そうなの?私にはよくわからないけど……」
金「それにしても水銀燈は落ち着いているかしら。怖くないのかしら」
銀「こんなので怖がってたら廃教会に一人で住むなんてできないわよ」
銀「それに別におどかし役がいるわけじゃない、ただの夜の散歩でしょ?」
104 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 23:16:59.91 ID:ZU9DDsp60
銀「……でね?結局オカルト的な面から見ても山神と女性を結ぶ明確な根拠はないの」
銀「せいぜい日本神話の石長比売くらいかしら。乱暴な言い方をすればこじ付けね」
金「はー……全然知らなかったかしら」
銀「実質的には危険な場所に足手まといになる女を入れたくないというところでしょうね」
銀「この国では女性は海も山も禁止だもの」
金「あ、それは聞いたことがあるかしら。日本の女性は家から出ないことが美徳かしら」
105 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 23:20:26.41 ID:ZU9DDsp60
銀「まぁ私の話にも特に根拠なんてないけどねぇ……」
銀「オカルトもこういう捉え方をすればそれほど怖いものでもないでしょう?」
金「そういえばいつの間にか震えもおさまっているかしら」
銀「あなた小難しい講釈が好きだものね、こういう話をすれば少しは落ち着くと思ったのよ」
金「……水銀燈はすごいかしら。やっぱりカナのお姉さんかしら」
107 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 23:26:40.48 ID:ZU9DDsp60
銀「わかったら少し離れてくれる?そんなにくっつかれると歩きにくくて仕方ないわ」
金「?あっ……ごめんなさい。全然気が付かなかったかしら」
109 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 23:31:04.40 ID:ZU9DDsp60
金「やっぱり山は星がきれいかしら」
銀「そぉ?私にはいつもと同じに見えるけれど」
金「そ、そんなことないかしら。絶対いつもよりきれいかしら」
110 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 23:32:19.70 ID:ZU9DDsp60
銀「ところでおふだのある場所まではまだ遠いの?」
金「…………」
銀「…………」
金「…………」
銀「…………」
金「……道に迷ってしまったかしら」
111 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 23:35:07.76 ID:ZU9DDsp60
銀「あなたねぇ、自分で決めたコースじゃなかったの?」
金「ごめんなさい……話に夢中で道を間違えたことに気が付かなかったかしら」
銀「しょうがないわねぇ。空からテントの場所を探してくるから一度戻るわよ」
金「待ってほしいかしら!カナを一人にしないでほしいかしら!」
銀「……もう怖くないんじゃなかったのぉ?」
金「そ、それは水銀燈が一緒だったからかしら」
金「こんなところに一人で残されたらカナは泣き出してしまうかしら!」
112 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 23:39:59.31 ID:ZU9DDsp60
銀「メイメイ、あなたが行ってキャンプ場を探してきなさい」
メ「チカ チカ……」
金「うぅ……ご迷惑をおかけして申し訳ないかしら」
113 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 23:41:23.54 ID:ZU9DDsp60
銀「急に星が見えなくなってきたわ。もしかしたらひと雨くるかも」
金「そんな、天気予報はちゃんと確認してきたかしら」
銀「ここは山だから……予報はあまりあてにならないわ」
114 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 23:43:08.78 ID:ZU9DDsp60
金「たまごやき」
銀「きんぴら」
金「ラング・ド・シャ」
銀「鮭の切り身」
金「ミ、ミルフィーユ」
銀「湯漬け」
金「も、もうしりとりはやめるかしら……」
116 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 23:47:14.42 ID:ZU9DDsp60
ポツ ポツ……
銀「とうとう降ってきちゃったわね」
金「このままだと服が濡れてしまうかしら」
銀「そうね……どこか雨宿りできるところでもあるといいけど」
120 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 23:52:22.64 ID:ZU9DDsp60
金「水銀燈、これを使うかしら」
銀「これってあなたの傘じゃないの」
金「日傘だけど少しの雨なら大丈夫かしら」
銀「私が使っちゃっていいわけ?」
金「水銀燈が戻れなかったのはカナのせいだから……これは水銀燈に使ってほしいかしら」
銀「おばかさぁん」
金「えっ……?」
銀「いらっしゃい。ふたりで使えばいいでしょう?」
123 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 23:57:57.22 ID:ZU9DDsp60
銀「あらメイメイ、キャンプ場は見つかった?」
メ「チカ チカ……」
銀「雨が降りそうだから戻ってきた?あなたどこのお嬢様よ?」
メ「チカ、チカ……」
銀「近くに山小屋があるから雨宿りしたい……?」
銀「ナイスよメイメイ。キャンプ場のことは許してあげる」
124 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 23:59:24.53 ID:ZU9DDsp60
ポツ ポツ ポツ……
銀「もう少し傘に入りなさい、服が汚れてしまうわよ」
金「でもそれじゃ水銀燈が濡れてしまうかしら」
銀「はぁ、あなた本当におばかねぇ……」
銀「もっとくっつけばいいだけじゃない」
126 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 00:04:37.54 ID:qvDVw/vx0
ギィ バタン
銀「間一髪ね、本格的に降ってきたわ」
銀「今日はここで一晩過ごすことになるかもね」
金「ごめんなさい。カナのせいで……」
銀「あなたまだ言ってるの?」
金「だって今日は鞄で眠れないかもしれないから……」
銀「一日くらいどうってことないわ」
金「それに夜はまだ冷えるかしら」
銀「そんなの……」
金「……?」
銀「何でもないわ。それよりもういつまでも気にしちゃダメよ?」
127 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 00:08:27.95 ID:qvDVw/vx0
銀「メイメイ、私たちは雨が止んだら戻るって真紅たちに伝えてきて」
メ「チカ チカ……」
銀「あなた別に濡れても平気じゃないの」
メ「チカ チカ……」
銀「しょうがないわねぇ……ヤクルト一週間分で手を打たない?」
メ「チカッ!(キリッ!)」
ピュー……
金「(行っちゃった……精霊も持ち主に似るのかしら?)」
129 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 00:10:18.53 ID:qvDVw/vx0
金「…………」
銀「いい加減落ち込むのやめなさいよぉ」
金「あ、えっと……違うの、そうじゃなくて……」
銀「何よぅ?」
金「あの、少し寒くて……」
銀「…………」
銀「これ力使うからイヤなのよねぇ」
金「……?」
ばさっ!
金「ふぁ……黒い羽根がたくさん……」
130 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 00:13:44.81 ID:qvDVw/vx0
銀「これで少しは暖かいでしょ?」
金「ええ、でも……」
銀「でも、何よ?」
金「何だかとってもちくちくするかしら」
銀「……剥き出しのフェザー100%なんだから仕方ないじゃない」
金「せめてダウンならよかったかしら」
銀「贅沢言ってるんじゃないわよぉ」
133 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 00:17:15.75 ID:qvDVw/vx0
銀「…………」
金「……?」
銀「はぁ……多分こうなると思ってたわ」
金「何の話かしら……?」
銀「何でもない。それよりもっとこっちに来なさいよぉ」
金「えっ?」
銀「『え?』じゃないわよ。一人より二人の方が暖かいに決まってるでしょう?」
136 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 00:20:20.17 ID:qvDVw/vx0
金「えっと……いいのかしら?」
銀「早くしなさい、寒いんでしょ?」
金「それじゃ、あの……失礼するかしら」
きゅー……
銀「抱きつくのはいいけど変なトコ触らないでよぉ?」
金「あ、ご、ごめんなさい」
銀「大丈夫よ。それよりもっと寄りなさい」
金「水銀燈……」
銀「何よ?」
金「……ありがとう」
銀「別に、お互い様よ。こうしていれば私だって暖かいわ」
138 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 00:22:39.70 ID:qvDVw/vx0
銀「……何かあった?」
金「えっ?」
銀「あなた今日はやけにしおらしいじゃない」
金「そ、そんなことはないかしら」
銀「ふぅん、ならいいけど」
金「…………」
金「色々あったけど、カナはもうだいじょうぶかしら」
143 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 00:26:04.90 ID:qvDVw/vx0
金「水銀燈、いい匂いがするかしら」
銀「そ、そういうこと言うのやめなさい……」
金「まさちゅーせっちゅーかしらー」
銀「何よぉ、甘えちゃって」
金「だって水銀燈はカナのたった一人のお姉さんかしら」
金「皆の前ではカナもお姉さんだけど、今はそういうことは気にしなくていいかしら」
146 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 00:27:59.91 ID:qvDVw/vx0
金「あ、でも……」
銀「なに?」
金「水銀燈は一番上のお姉さんだから、常に気にしてないといけないのかしら?」
銀「私は……そんなこと考えたこともないわ」
金「水銀燈、おねえちゃん……」
銀「何よぅ?」
金「もし甘えたくなったらいつでもカナに言うといいかしら」
金「そのときだけカナがお姉さんになってあげてもいいかしら」
銀「…………」
銀「……ばっかじゃないの」
148 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 00:29:54.91 ID:qvDVw/vx0
金「すー、すー……」
銀「やっと落ち着いたと思ったら寝ちゃったわ。本当に子供ねぇ」
金「んん……おねえちゃぁん……すー、すー……」
銀「まったく、手のかかる妹ね……」
銀「そんなにくっつかれたら私ここから動けないじゃない」
149 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 00:34:47.32 ID:qvDVw/vx0
銀「はあ……やっぱりまだちょっと寒いわね」
金「すー、すー……」
銀「この子、体温が高くて気持ちいいわ」
金「すや、すや……」
銀「結構かわいい寝顔してるじゃない……」
金「zzz……」
銀「完全に寝てる……わよね……?」
金「…………」
銀「ん……」
ちゅっ
154 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 00:43:36.83 ID:qvDVw/vx0
バタン!
銀「……え?」
紅「大丈夫?水銀燈、金糸雀。迎えに来たわ」
翠「お?こいつらふたりで抱き合って寝てるです」
雛「なんだかとっても仲良しなのー」
銀「違っ……これはただ鞄がないと寒いから……!」
金「ふぇえ?何かしら、もう朝になったかしら……?」
156 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 00:47:00.89 ID:qvDVw/vx0
蒼「メイメイが報せてはくれたけどやっぱり心配で迎えに来たんだよ」
銀「そ、そう。悪いわね。あなたたち濡れなかった?」
紅「テントの中に傘が何本かあったから使わせてもらったわ」
銀「へぇ?用意がいいじゃないの金糸雀」
金「いえ、あの……結局持って出かなかったから皆に迷惑をかけてしまったかしら」
157 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 00:49:14.51 ID:qvDVw/vx0
金「いつの間にか雨が上がっているかしら」
紅「眠りの時間にはまだ少し間があるわ。今から戻れば間に合うわね」
158 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 00:50:57.30 ID:qvDVw/vx0
金「ごめんなさい。カナのせいで予定が大幅に狂ったかしら」
雛「大丈夫なのよ。こっちはこっちで結構盛り上がってたの」
金「でもみんな楽しみにしてたキャンプファイヤーもできなかったかしら」
翠「何言ってるですか、雨が降ったんだからどの道そんなの無理ですよ」
金「それは、そうだけど……」
蒼「…………」
蒼「……そうだ」
160 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 00:53:38.15 ID:qvDVw/vx0
蒼「おいで、レンピカ」
雛「うゆ?どうしたの蒼星石?」
紅「そういうことね。ホーリエ」
翠「スィドリーム。ほれチビ苺、おめーもですよ」
雛「??ベリーベル……?」
金「え?え……?みんな何をしてるかしら」
銀「ほら、あなたも……」
チカチカチカチカチカ……
金「あ……!」
金「ピチカート」
銀「メイメイ……キャンプファイアーとは違うけど、これはこれでいいかもねぇ」
162 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 00:58:40.43 ID:qvDVw/vx0
紅「そろそろ眠りの時間だわ」
雛「ヒナはもうちょっと起きていたいの」
翠「そうですねぇ、みんな揃っての夜なんて滅多にないですからねぇ」
銀「私はどちらでも構わないわ」
蒼「少しくらいならいいんじゃないかな。金糸雀、君は?」
金「え、あの……カナは……」
銀「言いたいことがあるならはっきり言うですよ」
金「えっと、カナも……もう少しみんなとお喋りしていたいかしら」
紅「はあ……仕方ないわねあなたたち」
紅「夜は眠りの時間だわ。でも……」
紅「今日だけ……少しだけ付き合ってあげるのもいいかしらね」
164 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 01:03:54.94 ID:qvDVw/vx0
蒼「そろそろ出発するよ。忘れ物はない?」
翠「チビカナ、おめーぐずぐずしてんじゃあねーですよ」
金「ごめんなさい。荷物が多くて……」
翠「しょうがねーですね。翠星石が少し持ってやるからさっさとするですよ」
金「え、でも……いいのかしら?」
翠「ま、まぁ今回は何だかんだで思ったよりずっと楽しめたです」
翠「自分たちで遊んだものくらい自分たちで片付けて当然です」
翠「ほれ、おめーたちも楽しんだんだからちっとは手伝ってやるですよ」
169 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 01:08:27.09 ID:qvDVw/vx0
銀「一泊って思ったより短いわねぇ」
翠「そうですね。このまま帰るのがもったいねーくらいです」
雛「ヒナはもう少しいたかったのよ」
蒼「また来ればいいさ」
紅「そうね……またいつでも来れるわね」
170 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 01:12:07.26 ID:qvDVw/vx0
金「それじゃあカナの家はこっちだから……」
紅「待ちなさい、金糸雀」
金「?……何かしら?」
紅「これから私の部屋で皆でお茶でもしようかと思うのだけど」
翠「いいですね、お菓子がまだ結構残ってるからついでにさらえちまうですよ」
雛「ヒナモまだうにゅーいっぱい持ってるのー!」
紅「どうかしら?もちろん疲れているのなら無理にとは言わないけど……」
金「…………」
金「カナもごちそうになるかしら♪」
金糸雀「みんなでキャンプに行くかしら!」 ~fin~
171 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 01:13:35.77 ID:RsEhfGuJ0
乙
172 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 01:13:53.51 ID:+4rR+4kXO
乙
金糸雀好きだからハブられてないこの流れはとてもよかったよ。
173 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 01:14:03.87 ID:QnXQ9edb0
乙
180 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 01:18:39.98 ID:qvDVw/vx0
金糸雀「みんなでキャンプに行くかしら!」
After Story
182 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 01:20:47.07 ID:QnXQ9edb0
>180
キレイに終わったのにwwwww
183 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 01:20:57.23 ID:KEUffveo0
お前まさか・・・これを貼りたいがために・・・
188 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 01:29:09.12 ID:qvDVw/vx0
>>180はうそです。
多分この後は楽しくお茶会をして、
カナを荷物持ちがてら草笛家まで送ってあげて終わりです。
お付き合いありがとうございました。
189 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 01:34:33.68 ID:VcN9ffeO0
乙!
でも>>180で台無しじゃねぇかw
--------
お絵かき掲示板よりラムズさんありがとうです。
読み物:ローゼン
お絵かき掲示板
画像掲示板
紅「あら蒼星石、いらっしゃい」
翠「蒼星石は野良乙女にでも興味があるですか?」
蒼「そうじゃないよ。ただ僕たち皆で外泊って今まであまりなかったじゃない?」
蒼「ドールだけで宿泊施設は使えないけどキャンプなら誰に気兼ねすることもないと思うんだ」
翠「そう言われてみればそうですね」
蒼「アウトドアもいいものだよ。道具さえ揃えば下手な施設より快適に過ごせるよ」
金「キャンプ用品ならカナに任せてほしいかしら」
4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 19:50:55.20 ID:ZU9DDsp60
雛「ヒナはみんなでお泊まりってすごく楽しそうだと思うのよ?」
蒼「どうかな二人とも。道具や知識なら僕もそれなりに協力できると思うけど」
翠「蒼星石がそう言うなら翠星石に異存はねーですよ」
紅「あなたがプランを立ててくれるなら私も付き合ってあげてもいいわ」
金「何でカナのときと反応が全然違うかしら」
5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 19:58:55.24 ID:ZU9DDsp60
蒼「決まりだね。せっかくだから水銀燈にも声をかけておくよ」
紅「嫌よ、あの子が来るのなら私は行かないわ」
翠「まぁそう言うんじゃねーですよ。野外生活のプロだからきっと役に立つですよ」
雛「ヒナはみんな一緒がいいのー!」
紅「はぁ……仕方ないわね」
7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 20:01:53.54 ID:9TXfqEglO
銀様が流浪の民な設定はデフォルトかよw
8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 20:02:34.75 ID:ZU9DDsp60
蒼「それじゃ金糸雀。僕も手伝うから計画をお願いできるかな」
金「え、あ……任せるかしら、カナが最高のキャンプにしてあげるかしら!」
紅「この子にやらせるのは何か不安なのよねぇ……」
9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 20:04:16.14 ID:ZU9DDsp60
銀「やっほー、来たわよぅ♪」
紅「遅刻よ水銀燈、時間厳守だと言ったでしょう?」
銀「ごめんなさぁい、ちょっと道が混んでいたのよぉ」
紅「あなた今空を飛んできたじゃないの!」
金「ちょっと二人ともやめるかしら」
蒼「水銀燈、今日は来てくれてありがとう。君が同行してくれるのは心強いよ」
翠「おめーは毎日がアウトドアだから期待してるですよ」
銀「なっ……何言ってるの!?私は教会に住んでるの!野外生活者じゃないの!」
12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 20:10:13.41 ID:ZU9DDsp60
翠「おめーえらくその大荷物ですけど一体何を持ってきたですか?」
金「テントに固形燃料、食材、調理器具……その他アウトドア用品一式かしら」
金「キャンプに行くって言ったらみっちやんが用意してくれたかしら」
翠「たかが一泊でそんなに色々いるですかねぇ?」
金「カナとみっちゃんを信じるかしら。絶対必要になるかしら」
13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 20:12:57.11 ID:ZU9DDsp60
紅「やっぱり鞄で飛ぶと早いわね」
翠「チビカナ、おめーさっきから遅れてるですよ」
金「に……荷物が重いから仕方ないかしら。少しは手伝ってほしいかしら」
14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 20:16:33.98 ID:ZU9DDsp60
金「ここが今回のキャンプ地かしら」
蒼「正規のキャンプ場ではないけど緑が多くていいところだよ」
紅「そうね。ここなら静かに過ごせそうだわ」
金「この場所はカナが見つけてきたかしら」
翠「おめーにしてはいいチョイスですね」
金「この金糸雀にかかればこれくらいどうということはないかしら♪」
翠「こいつは……ちょっとほめるとすぐ調子に乗るですね」
16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 20:19:11.42 ID:ZU9DDsp60
蒼「さっそくだけどテントの設営をはじめようか」
翠「え~、めんどくせーですぅ……」
金「文句を言ってないで翠星石も早く手伝うかしら」
17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 20:22:53.62 ID:ZU9DDsp60
銀「結構しっかりしたテントねぇ」
金「カナの持ってきた道具は全部ここに入れておくから自由に使っていいかしら」
紅「ちょっと鞄を置くスペースがなくなるじゃないの」
翠「おめーはモノが多すぎですぅ。少しは考えて持ってくるです」
金「ぜ、全部必要なものかしら。あとで絶対カナに感謝することになるかしら」
20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 20:29:40.10 ID:ZU9DDsp60
金「とりあえず夕方までは各自何をしていてもいいかしら」
金「自然と親しみつつ自由に親睦を深めるかしら」
蒼「僕は夕方まで本でも読んでいようかな」
銀「こんなところまで来てもの好きねぇ」
紅「私もそうしようかしら。雛苺、紅茶を淹れて頂戴」
雛「はいなのー!」
銀「私は食べられる野草でも探しに行ってくるわ」ばさばさばさ
翠「おめーら翠星石を一人にするんじゃねーですよ!」
翠「蒼星石、お前は翠星石に付き合うです!」
蒼「仕方ないね……わかったよ翠星石」
金「なんて纏まりのない集団かしら。自由行動というのは判断を誤ったかしら」
23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 20:35:35.01 ID:ZU9DDsp60
紅「ぬるいわ雛苺。お湯は95℃といつも言っているでしょう?」
雛「うゆー……魔法びんのお湯だから仕方ないの」
翠「見るです蒼星石、こんなところからチョコボールが生えてるです!」
蒼「それはヤツデの実だよ翠星石。チョコボールは自然には生えないよ」
金「(あれ?何かカナだけちょっと浮いてないかしら……?)」
24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 20:40:36.91 ID:ZU9DDsp60
紅「テントに固形燃料があったでしょう」
雛「お外で火を使うのは怖いのよ」
翠「今度は間違いねーです蒼星石、石の下にチョコボールの群れを発見です!」
蒼「や、やめてよ翠星石、それはダンゴムジじゃないか」
金「(……結局一人になってしまったかしら)」
25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 20:47:49.14 ID:ZU9DDsp60
金「(皆といてもカナは何故かこうなってしまうことが多いかしら)」
金「(こういうの何て言うんだったかしら。最近パソコンで見たような……)」
金「(そうだ。これは『ぼっち』って言うかしら)」
金「(この状況が進行すると確か……)」
金「(……思い出した。おトイレでご飯を食べないといけなくなるかしら)」
27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 20:52:09.44 ID:ZU9DDsp60
金「うぅ……おトイレで食べるたまご焼きは美味しいのかしら……」
金「やっぱり嫌かしら。たとえ美味くてもあんなところで食べたくはないかしら」
雛「おトイレがどうかしたの金糸雀?」
金「ひぃっ、雛苺!あなたいつからそこにいたかしら!?」
29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 20:58:32.16 ID:ZU9DDsp60
雛「おトイレはご飯を食べるところじゃないのよ金糸雀」
金「……やっぱり全部聞かれていたかしら」
雛「ヒナも前に一度騙されそうになったのよ?」
金「いえ、あの……カナはそれくらいわかっているかしら」
30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 21:02:28.12 ID:ZU9DDsp60
金「そういえばあなた真紅と一緒じゃなかったの?」
雛「読書のじゃまだからあっちにいってなさいって言われたの」
金「そう……じゃああなたも一人なのね雛苺」
雛「うゆ?ヒナはひとりじゃないのよ?」
雛「みんなと一緒だし今は金糸雀といっしょにいるの」
31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 21:06:08.16 ID:ZU9DDsp60
金「…………」
雛「どうしたの金糸雀?ヒナ何かおかしなこと言った?」
金「いいえ。あなたの言うとおりかしら雛苺」
32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 21:07:24.57 ID:LuEa2lEWO
そう言えば銀ちゃんは食べられる草を探してるんだな。
かなりシュールな光景だな
33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 21:11:01.77 ID:ZU9DDsp60
金「あなたといるとカナの悩みなんてとても小さなことに思えてくるかしら」
雛「うゆ?ヒナは難しいことはよくわからないの……」
雛「でもね、金糸雀とこうしている時間はとても楽しいと思うのよ?」
37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 21:20:26.11 ID:ZU9DDsp60
雛「どうしてヒナのことをぎゅってするの金糸雀?」
金「あ、ごめんなさい。嫌だったかしら雛苺」
雛「ううん。ヒナはこうされるのとても好きよ?」
金「……ごめんなさい。もう少しこのままにさせてほしいかしら」
雛「どうして謝るの?悪いことなんて何もないのよ」
39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 21:27:07.91 ID:ZU9DDsp60
金「…………」
雛「…………」
金「……ありがとう、雛苺」
雛「うゆ?どうしてお礼を言われるかわからないけど」
雛「どういたしましてなの!金糸雀」
41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 21:31:53.24 ID:+KJy3FKfO
ヒナいい子だ…
42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 21:38:18.96 ID:ZU9DDsp60
蒼「少し早いけどそろそろ夕食の支度をはじめようか」
雛「今日は何を食べさせてもらえるか楽しみなのー!」
翠「おめーも手伝うですよこのおバカ!……んで、何を作ればいいですか蒼星石?」
金「……それはカナから発表させてもらうかしら!」
44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 21:44:42.25 ID:ZU9DDsp60
金「夕食は2人ずつ3チームに分かれて一品ずつ作り、その出来を競うかしら!」
金「何を作るかは自由。優勝チームには賞品と最下位には罰ゲームもあるかしら!」
銀「え?それって、もしかして……」
金「桜田家では散々だったけどここで仇を討ってやるかしら!」
48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 21:51:48.86 ID:ZU9DDsp60
翠「翠星石はそんなのは嫌ですぅ」
金「えっ?」
銀「そうねぇ、私も料理で争うのはこの間のでもう懲りたわ」
紅「やりたければあなた一人でやりなさい」
金「え?でも……カナはこのために食材を山ほど持ってきたかしら」
翠「そんなのはおめーの勝手ですぅ」
49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 21:56:14.84 ID:ZU9DDsp60
翠「大体何で皆でキャンプに来てるのにいちいち競争しないといけねーですか」
紅「たまにはいいことを言うわ翠星石」
翠「たまには余計ですぅ」
金「でも、あの……カナは」
蒼「…………」
蒼「僕は金糸雀の意見に賛成するよ」
紅「……蒼星石!?」
54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 22:00:09.47 ID:ZU9DDsp60
翠「蒼星石、おめー何言ってるですか!?」
蒼「……ただし勝負はナシ。二人で協力して美味しいものを作る」
蒼「それを3組で持ち寄れば全員で同じものを作るより豪華な晩餐になると思わない?」
翠「ん、まぁそういうことなら翠星石は構わねーですが……」
紅「そうね。それなら私も異議はないわ」
翠「真紅、おめーは野放しにしとくと危険だから翠星石とやるですよ」
雛「ヒナはお料理苦手だから水銀燈と一緒がいいの」
金「…………」
蒼「それじゃあ僕は君とだね。よろしくお願いするよ金糸雀」
金「わ、わかったかしら蒼星石」
57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 22:03:23.47 ID:ZU9DDsp60
翠「これ真紅!おめーは一切手を出すなと言ったはずです!」
紅「そんなに露骨に邪魔者扱いしなくてもいいじゃない」
雛「水銀燈、あいとあいとー!」
銀「あなたも少しは手伝いなさいよぉ」
雛「ヒナはここでいっしょうけんめい水銀燈を応援するのー!」
銀「はぁ……やってられないわぁ……」
58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 22:07:11.73 ID:ZU9DDsp60
金「……蒼星石は大人かしら」
蒼「いきなりどうしたの、金糸雀?」
金「いつも周りに気を配って皆が楽しく過ごせるようにしてくれる……」
金「だからみんな蒼星石の言うことなら素直に聞いてくれるかしら」
62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 22:11:56.38 ID:ZU9DDsp60
金「カナはいつも子供みたいなことばかり言っているかしら」
金「カナは蒼星石がうらやましいかしら」
蒼「そんなことはないよ金糸雀」
金「でも……」
蒼「僕は逆に君が羨ましい」
金「えっ?」
蒼「いつも言いたいことを言って明るく笑える君をとても羨ましいと思ってるよ」
66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 22:15:04.32 ID:ZU9DDsp60
金「カ、カナはそんなのじゃないかしら……」
金「いつも考えなしに喋って皆を不快にさせてしまうだけかしら」
蒼「そうかな?少なくとも僕は不快になったことなんてない……」
蒼「君といると楽しいよ、金糸雀」
67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 22:17:35.36 ID:ZU9DDsp60
金「さっき雛苺も同じことを言っていたかしら」
蒼「みんなそう思ってるさ。真紅たちは少し口が悪いだけ」
金「そんなの……カナは信じられないかしら」
71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 22:20:06.88 ID:ZU9DDsp60
蒼「元気を出して。言っただろう?君は笑っている方が素敵だよ」
金「ま、真顔でそういうこと言うのはやめてほしいかしら……///」
蒼「それが僕の性格だからね。今更変える気はないよ」
蒼「君も同じだよ金糸雀。無理に変える必要はないんじゃないかな」
75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 22:30:26.78 ID:ZU9DDsp60
金「あの、蒼星石……」
蒼「なぁに?」
金「……ありがとう、かしら」
蒼「ふふ、じゃあそろそろ調理にかかろうか」
蒼「勝負はしないと言ったけどどうせなら一番美味しいものを作りたいからね」
金「えっ……?」
蒼「僕はね、こう見えて結構負けず嫌いな性格なんだよ?」
金「…………」
金「カナもがんばって手伝うかしら」
77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 22:36:10.64 ID:ZU9DDsp60
雛「ふゆぅ、どれもおいしかったのー」
紅「そうね。特に蒼星石たちのものは絶品だったわ」
蒼「そうかい?喜んでもらえてよかったよ」
金「それじゃあ分担して後片付けをするかしら」
蒼「あ、竈の片付けも忘れないようにね」
紅「それってどうすればいいのかしら?」
蒼「火を使った跡が外から見えないよう土を被せておくんだよ」
81 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 22:39:20.64 ID:ZU9DDsp60
銀「私はパスね。手が汚れるもの」
紅「あなたは人一倍食べたのだから率先してするべきよ」
銀「人聞きの悪いこと言わないで。あなただって同じくらい食べたでしょう?」
紅「わ、私はそんなに食べてないのだわ!」
翠「おめーらいちいち喧嘩してんじゃねーですよ」
金「あ、あの……ちょっといいかしら」
83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 22:45:46.56 ID:ZU9DDsp60
紅「何?どうかしたの金糸雀?」
金「スコップを持ってきたからこれを使うといいかしら」
銀「あら、ずいぶん用意がいいのね」
金「キャンプファイアーのあとにも使うものだから……」
銀「そういえばこのあとやるって言ってたわねぇ」
雛「ヒナもすごく楽しみなのよ」
翠「アレは一度翠星石もやってみたいと思ってたです」
翠「おめーらとっとと片付けて早くはじめるですよ!」
85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 22:51:18.08 ID:ZU9DDsp60
翠「チビカナ、おめーのお陰で手っ取り早く終わったですよ」
金「そ、そうかしら。それはよかったかしら」
翠「??……おめー何かいつもと様子が違わねーですか?」
金「そ、そんなことはないかしら」
紅「それにしてもまだ明るいわ。少し時間が早いんじゃない?」
蒼「大丈夫。実はその前に一つ別の予定を組んでいるんだ」
88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 22:53:54.30 ID:ZU9DDsp60
紅「なっ!?き、肝だめしですって……!?」
翠「そんなの聞いてねーですよ!?」
蒼「ふふ……こういうのはサプライズだから面白いんじゃないか」
蒼「あ、事前にやる怪談なら大丈夫だよ。僕が面白いのをいくつか仕入れてきたからね」
翠「だ、誰もそんな心配はしてねーです!」
雛「うゆー?きもだめしってなに?そんなに面白いの蒼星石?」
蒼「うん、楽しみにしているといいよ雛苺」
91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 22:59:38.63 ID:ZU9DDsp60
金「(ガタガタガタガタ……)」
雛「(ブルブルブルブル……)」
蒼「……つまりは遊び半分で山に入ってはいけないということだね」
紅「(ガチガチガチガチ……)」
翠「(デスデスデスデス……)」
蒼「それじゃあ次のお話なんだけど……」
金「や、やめるかしら蒼星石、もう十分怖すぎるかしら……」
紅「はいれたはいれたはいれたはいれたはいれたはいれたはいれたはいれたはいれた」
翠「ぽぽ、ぽぽっぽ、ぽ、ぽっ……」
雛「そ、蒼星石のうそつき……こんなのぜんぜん面白くないのよぅ……」
94 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 23:03:11.69 ID:ZU9DDsp60
蒼「……最後に。この国の山の神様は女性を嫌う」
蒼「さっき話した『山の怖い話』も被害者はほとんど女性なんだ。みんなくれぐれも気をつけてね(ニコッ)」
翠「お、おめーは……笑顔で恐ろしいこと言うんじゃねーですよ!」
紅「この国の山には怪奇がいっぱいなのだわ……」
蒼「(ま、僕たちの存在自体人間から見れば怪奇現象そのものだけどね……)」
96 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 23:04:53.17 ID:ZU9DDsp60
蒼「雛苺は危ないから僕が連れて行ってあげる」
雛「いいけど途中でヒナのことおどかしたりしないでほしいのよ?」
蒼「あはは。大丈夫、約束するよ雛苺」
翠「(腰が抜けちまって立てねーです……)」
紅「(腰が抜けてしまって立てないのだわ……)」
金「水銀燈……カナと一緒に行ってもらってもいいかしら」
銀「ん……私は別に構わないわよぉ?」
98 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 23:07:59.06 ID:ZU9DDsp60
蒼「ルールは簡単。決められたコースを歩き予め用意したおふだを取ってくるだけ」
蒼「僕と金糸雀はコースを知ってるから翠星石たちには地図を渡しておくよ」
蒼「最初は金糸雀と水銀燈にお願いできるかな?」
100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 23:09:52.14 ID:ZU9DDsp60
金「(ガチガチガチガガチ……)」
バサバサバサバサ……
金「ひぃ!何かしら今の音!?」
銀「大丈夫よ。ただの鳥の羽音じゃない」
スルッ……
金「あふぇっ!今何か顔に触れたかしら!」
銀「ただの蔓草よ。怖がることは何もないわ」
101 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 23:12:33.37 ID:PTaZ8qHsO
銀様冷静w
102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 23:13:42.21 ID:ZU9DDsp60
金「(ガチガチガチガガチ……)」
銀「……そんなに怖いならどうして肝だめしなんて予定に入れたのよ?」
金「キ、キャンプに肝試しは絶対欠かせない必修科目かしら……」
銀「そうなの?私にはよくわからないけど……」
金「それにしても水銀燈は落ち着いているかしら。怖くないのかしら」
銀「こんなので怖がってたら廃教会に一人で住むなんてできないわよ」
銀「それに別におどかし役がいるわけじゃない、ただの夜の散歩でしょ?」
104 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 23:16:59.91 ID:ZU9DDsp60
銀「……でね?結局オカルト的な面から見ても山神と女性を結ぶ明確な根拠はないの」
銀「せいぜい日本神話の石長比売くらいかしら。乱暴な言い方をすればこじ付けね」
金「はー……全然知らなかったかしら」
銀「実質的には危険な場所に足手まといになる女を入れたくないというところでしょうね」
銀「この国では女性は海も山も禁止だもの」
金「あ、それは聞いたことがあるかしら。日本の女性は家から出ないことが美徳かしら」
105 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 23:20:26.41 ID:ZU9DDsp60
銀「まぁ私の話にも特に根拠なんてないけどねぇ……」
銀「オカルトもこういう捉え方をすればそれほど怖いものでもないでしょう?」
金「そういえばいつの間にか震えもおさまっているかしら」
銀「あなた小難しい講釈が好きだものね、こういう話をすれば少しは落ち着くと思ったのよ」
金「……水銀燈はすごいかしら。やっぱりカナのお姉さんかしら」
107 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 23:26:40.48 ID:ZU9DDsp60
銀「わかったら少し離れてくれる?そんなにくっつかれると歩きにくくて仕方ないわ」
金「?あっ……ごめんなさい。全然気が付かなかったかしら」
109 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 23:31:04.40 ID:ZU9DDsp60
金「やっぱり山は星がきれいかしら」
銀「そぉ?私にはいつもと同じに見えるけれど」
金「そ、そんなことないかしら。絶対いつもよりきれいかしら」
110 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 23:32:19.70 ID:ZU9DDsp60
銀「ところでおふだのある場所まではまだ遠いの?」
金「…………」
銀「…………」
金「…………」
銀「…………」
金「……道に迷ってしまったかしら」
111 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 23:35:07.76 ID:ZU9DDsp60
銀「あなたねぇ、自分で決めたコースじゃなかったの?」
金「ごめんなさい……話に夢中で道を間違えたことに気が付かなかったかしら」
銀「しょうがないわねぇ。空からテントの場所を探してくるから一度戻るわよ」
金「待ってほしいかしら!カナを一人にしないでほしいかしら!」
銀「……もう怖くないんじゃなかったのぉ?」
金「そ、それは水銀燈が一緒だったからかしら」
金「こんなところに一人で残されたらカナは泣き出してしまうかしら!」
112 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 23:39:59.31 ID:ZU9DDsp60
銀「メイメイ、あなたが行ってキャンプ場を探してきなさい」
メ「チカ チカ……」
金「うぅ……ご迷惑をおかけして申し訳ないかしら」
113 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 23:41:23.54 ID:ZU9DDsp60
銀「急に星が見えなくなってきたわ。もしかしたらひと雨くるかも」
金「そんな、天気予報はちゃんと確認してきたかしら」
銀「ここは山だから……予報はあまりあてにならないわ」
114 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 23:43:08.78 ID:ZU9DDsp60
金「たまごやき」
銀「きんぴら」
金「ラング・ド・シャ」
銀「鮭の切り身」
金「ミ、ミルフィーユ」
銀「湯漬け」
金「も、もうしりとりはやめるかしら……」
116 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 23:47:14.42 ID:ZU9DDsp60
ポツ ポツ……
銀「とうとう降ってきちゃったわね」
金「このままだと服が濡れてしまうかしら」
銀「そうね……どこか雨宿りできるところでもあるといいけど」
120 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 23:52:22.64 ID:ZU9DDsp60
金「水銀燈、これを使うかしら」
銀「これってあなたの傘じゃないの」
金「日傘だけど少しの雨なら大丈夫かしら」
銀「私が使っちゃっていいわけ?」
金「水銀燈が戻れなかったのはカナのせいだから……これは水銀燈に使ってほしいかしら」
銀「おばかさぁん」
金「えっ……?」
銀「いらっしゃい。ふたりで使えばいいでしょう?」
123 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 23:57:57.22 ID:ZU9DDsp60
銀「あらメイメイ、キャンプ場は見つかった?」
メ「チカ チカ……」
銀「雨が降りそうだから戻ってきた?あなたどこのお嬢様よ?」
メ「チカ、チカ……」
銀「近くに山小屋があるから雨宿りしたい……?」
銀「ナイスよメイメイ。キャンプ場のことは許してあげる」
124 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/01(金) 23:59:24.53 ID:ZU9DDsp60
ポツ ポツ ポツ……
銀「もう少し傘に入りなさい、服が汚れてしまうわよ」
金「でもそれじゃ水銀燈が濡れてしまうかしら」
銀「はぁ、あなた本当におばかねぇ……」
銀「もっとくっつけばいいだけじゃない」
126 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 00:04:37.54 ID:qvDVw/vx0
ギィ バタン
銀「間一髪ね、本格的に降ってきたわ」
銀「今日はここで一晩過ごすことになるかもね」
金「ごめんなさい。カナのせいで……」
銀「あなたまだ言ってるの?」
金「だって今日は鞄で眠れないかもしれないから……」
銀「一日くらいどうってことないわ」
金「それに夜はまだ冷えるかしら」
銀「そんなの……」
金「……?」
銀「何でもないわ。それよりもういつまでも気にしちゃダメよ?」
127 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 00:08:27.95 ID:qvDVw/vx0
銀「メイメイ、私たちは雨が止んだら戻るって真紅たちに伝えてきて」
メ「チカ チカ……」
銀「あなた別に濡れても平気じゃないの」
メ「チカ チカ……」
銀「しょうがないわねぇ……ヤクルト一週間分で手を打たない?」
メ「チカッ!(キリッ!)」
ピュー……
金「(行っちゃった……精霊も持ち主に似るのかしら?)」
129 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 00:10:18.53 ID:qvDVw/vx0
金「…………」
銀「いい加減落ち込むのやめなさいよぉ」
金「あ、えっと……違うの、そうじゃなくて……」
銀「何よぅ?」
金「あの、少し寒くて……」
銀「…………」
銀「これ力使うからイヤなのよねぇ」
金「……?」
ばさっ!
金「ふぁ……黒い羽根がたくさん……」
130 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 00:13:44.81 ID:qvDVw/vx0
銀「これで少しは暖かいでしょ?」
金「ええ、でも……」
銀「でも、何よ?」
金「何だかとってもちくちくするかしら」
銀「……剥き出しのフェザー100%なんだから仕方ないじゃない」
金「せめてダウンならよかったかしら」
銀「贅沢言ってるんじゃないわよぉ」
133 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 00:17:15.75 ID:qvDVw/vx0
銀「…………」
金「……?」
銀「はぁ……多分こうなると思ってたわ」
金「何の話かしら……?」
銀「何でもない。それよりもっとこっちに来なさいよぉ」
金「えっ?」
銀「『え?』じゃないわよ。一人より二人の方が暖かいに決まってるでしょう?」
136 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 00:20:20.17 ID:qvDVw/vx0
金「えっと……いいのかしら?」
銀「早くしなさい、寒いんでしょ?」
金「それじゃ、あの……失礼するかしら」
きゅー……
銀「抱きつくのはいいけど変なトコ触らないでよぉ?」
金「あ、ご、ごめんなさい」
銀「大丈夫よ。それよりもっと寄りなさい」
金「水銀燈……」
銀「何よ?」
金「……ありがとう」
銀「別に、お互い様よ。こうしていれば私だって暖かいわ」
138 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 00:22:39.70 ID:qvDVw/vx0
銀「……何かあった?」
金「えっ?」
銀「あなた今日はやけにしおらしいじゃない」
金「そ、そんなことはないかしら」
銀「ふぅん、ならいいけど」
金「…………」
金「色々あったけど、カナはもうだいじょうぶかしら」
143 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 00:26:04.90 ID:qvDVw/vx0
金「水銀燈、いい匂いがするかしら」
銀「そ、そういうこと言うのやめなさい……」
金「まさちゅーせっちゅーかしらー」
銀「何よぉ、甘えちゃって」
金「だって水銀燈はカナのたった一人のお姉さんかしら」
金「皆の前ではカナもお姉さんだけど、今はそういうことは気にしなくていいかしら」
146 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 00:27:59.91 ID:qvDVw/vx0
金「あ、でも……」
銀「なに?」
金「水銀燈は一番上のお姉さんだから、常に気にしてないといけないのかしら?」
銀「私は……そんなこと考えたこともないわ」
金「水銀燈、おねえちゃん……」
銀「何よぅ?」
金「もし甘えたくなったらいつでもカナに言うといいかしら」
金「そのときだけカナがお姉さんになってあげてもいいかしら」
銀「…………」
銀「……ばっかじゃないの」
148 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 00:29:54.91 ID:qvDVw/vx0
金「すー、すー……」
銀「やっと落ち着いたと思ったら寝ちゃったわ。本当に子供ねぇ」
金「んん……おねえちゃぁん……すー、すー……」
銀「まったく、手のかかる妹ね……」
銀「そんなにくっつかれたら私ここから動けないじゃない」
149 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 00:34:47.32 ID:qvDVw/vx0
銀「はあ……やっぱりまだちょっと寒いわね」
金「すー、すー……」
銀「この子、体温が高くて気持ちいいわ」
金「すや、すや……」
銀「結構かわいい寝顔してるじゃない……」
金「zzz……」
銀「完全に寝てる……わよね……?」
金「…………」
銀「ん……」
ちゅっ
154 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 00:43:36.83 ID:qvDVw/vx0
バタン!
銀「……え?」
紅「大丈夫?水銀燈、金糸雀。迎えに来たわ」
翠「お?こいつらふたりで抱き合って寝てるです」
雛「なんだかとっても仲良しなのー」
銀「違っ……これはただ鞄がないと寒いから……!」
金「ふぇえ?何かしら、もう朝になったかしら……?」
156 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 00:47:00.89 ID:qvDVw/vx0
蒼「メイメイが報せてはくれたけどやっぱり心配で迎えに来たんだよ」
銀「そ、そう。悪いわね。あなたたち濡れなかった?」
紅「テントの中に傘が何本かあったから使わせてもらったわ」
銀「へぇ?用意がいいじゃないの金糸雀」
金「いえ、あの……結局持って出かなかったから皆に迷惑をかけてしまったかしら」
157 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 00:49:14.51 ID:qvDVw/vx0
金「いつの間にか雨が上がっているかしら」
紅「眠りの時間にはまだ少し間があるわ。今から戻れば間に合うわね」
158 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 00:50:57.30 ID:qvDVw/vx0
金「ごめんなさい。カナのせいで予定が大幅に狂ったかしら」
雛「大丈夫なのよ。こっちはこっちで結構盛り上がってたの」
金「でもみんな楽しみにしてたキャンプファイヤーもできなかったかしら」
翠「何言ってるですか、雨が降ったんだからどの道そんなの無理ですよ」
金「それは、そうだけど……」
蒼「…………」
蒼「……そうだ」
160 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 00:53:38.15 ID:qvDVw/vx0
蒼「おいで、レンピカ」
雛「うゆ?どうしたの蒼星石?」
紅「そういうことね。ホーリエ」
翠「スィドリーム。ほれチビ苺、おめーもですよ」
雛「??ベリーベル……?」
金「え?え……?みんな何をしてるかしら」
銀「ほら、あなたも……」
チカチカチカチカチカ……
金「あ……!」
金「ピチカート」
銀「メイメイ……キャンプファイアーとは違うけど、これはこれでいいかもねぇ」
162 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 00:58:40.43 ID:qvDVw/vx0
紅「そろそろ眠りの時間だわ」
雛「ヒナはもうちょっと起きていたいの」
翠「そうですねぇ、みんな揃っての夜なんて滅多にないですからねぇ」
銀「私はどちらでも構わないわ」
蒼「少しくらいならいいんじゃないかな。金糸雀、君は?」
金「え、あの……カナは……」
銀「言いたいことがあるならはっきり言うですよ」
金「えっと、カナも……もう少しみんなとお喋りしていたいかしら」
紅「はあ……仕方ないわねあなたたち」
紅「夜は眠りの時間だわ。でも……」
紅「今日だけ……少しだけ付き合ってあげるのもいいかしらね」
164 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 01:03:54.94 ID:qvDVw/vx0
蒼「そろそろ出発するよ。忘れ物はない?」
翠「チビカナ、おめーぐずぐずしてんじゃあねーですよ」
金「ごめんなさい。荷物が多くて……」
翠「しょうがねーですね。翠星石が少し持ってやるからさっさとするですよ」
金「え、でも……いいのかしら?」
翠「ま、まぁ今回は何だかんだで思ったよりずっと楽しめたです」
翠「自分たちで遊んだものくらい自分たちで片付けて当然です」
翠「ほれ、おめーたちも楽しんだんだからちっとは手伝ってやるですよ」
169 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 01:08:27.09 ID:qvDVw/vx0
銀「一泊って思ったより短いわねぇ」
翠「そうですね。このまま帰るのがもったいねーくらいです」
雛「ヒナはもう少しいたかったのよ」
蒼「また来ればいいさ」
紅「そうね……またいつでも来れるわね」
170 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 01:12:07.26 ID:qvDVw/vx0
金「それじゃあカナの家はこっちだから……」
紅「待ちなさい、金糸雀」
金「?……何かしら?」
紅「これから私の部屋で皆でお茶でもしようかと思うのだけど」
翠「いいですね、お菓子がまだ結構残ってるからついでにさらえちまうですよ」
雛「ヒナモまだうにゅーいっぱい持ってるのー!」
紅「どうかしら?もちろん疲れているのなら無理にとは言わないけど……」
金「…………」
金「カナもごちそうになるかしら♪」
金糸雀「みんなでキャンプに行くかしら!」 ~fin~
171 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 01:13:35.77 ID:RsEhfGuJ0
乙
172 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 01:13:53.51 ID:+4rR+4kXO
乙
金糸雀好きだからハブられてないこの流れはとてもよかったよ。
173 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 01:14:03.87 ID:QnXQ9edb0
乙
180 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 01:18:39.98 ID:qvDVw/vx0
金糸雀「みんなでキャンプに行くかしら!」
After Story
182 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 01:20:47.07 ID:QnXQ9edb0
>180
キレイに終わったのにwwwww
183 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 01:20:57.23 ID:KEUffveo0
お前まさか・・・これを貼りたいがために・・・
188 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 01:29:09.12 ID:qvDVw/vx0
>>180はうそです。
多分この後は楽しくお茶会をして、
カナを荷物持ちがてら草笛家まで送ってあげて終わりです。
お付き合いありがとうございました。
189 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/02(土) 01:34:33.68 ID:VcN9ffeO0
乙!
でも>>180で台無しじゃねぇかw
--------
お絵かき掲示板よりラムズさんありがとうです。
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この記事へのコメント
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名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/23(土) 20:19: :edit1か?
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名前: 蒸発した名無し #-: 2009/05/23(土) 20:26: :edit壮大な前フリだったな
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名前: PT #-: 2009/05/23(土) 20:30: :editあっー
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名前: VIPPERな名無しさん #-: 2009/05/23(土) 20:31: :editJAMがいない!!
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名前: 高校生の名無し #/sGCFVKE: 2009/05/23(土) 20:36: :edit180で台無しww
雛はキライだったけどこれの雛はいいな。 -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/23(土) 20:38: :editひさびさに蒼星石が普通だ……
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名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/23(土) 20:39: :edit久々になごんだ
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名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/23(土) 20:46: :editアバ茶wwwwww
いや、でも真紅のなら……うーむ -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/23(土) 20:54: :edit面白かった
絵うめぇなwww -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/23(土) 20:54: :editメイメイもヤクルト飲むのか
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名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/23(土) 20:54: :editちょっとかしらかしら言いすぎだな
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名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/23(土) 20:57: :edit12なのー
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名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/23(土) 20:59: :edit180wwwww
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名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/23(土) 21:04: :edit金銀はやっぱいいなハァハァh
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名前: 名無し #-: 2009/05/23(土) 21:11: :edit>>180 の終わりかたはかなりやだなあ。「かなりや」だなあ。なんどでもいうよ。『かなりや』だなあ。
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名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/23(土) 21:13: :edit金糸雀かわいい
ハァハァハァ -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/23(土) 21:14: :edit※15
黙ってろ馬鹿wwwww -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/23(土) 21:26: :editやっぱ金糸雀は真っ当にやると「空回り+お世話される側」って扱いになっちゃうよなぁ
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名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/23(土) 21:29: :edit金糸雀は空回りポジションだけど、それを見て他が成長する
つまり金糸雀は他の親度を促進するポジション?
良い様に見えてかなり切なくて虚しいポジションだなぁ・・・ -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/23(土) 21:40: :edit俺、金銀の魅力に気付き始めたかも知れない…
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名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/23(土) 21:42: :editこれ続きがあったはず
金糸雀がモテモテになるやつ -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/23(土) 21:46: :edit金の扱いがまともで嬉しい…
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名前: #-: 2009/05/23(土) 21:46: :editこの作者は普通の蒼星石を書いてくれるから好きだ
米21
さらにその次が現在進行形で書かれてるぜ -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/23(土) 21:57: :editヒナとカナは一緒にしないでくれ
金糸雀だけで良いんだ! -
名前: 通常のナナシ #TNMtb/9k: 2009/05/23(土) 21:58: :edit※19
確かにそうかもね。
原作で雛が死んだ後のカナなんか特にそう感じる。
最近、俺の中で金糸雀株がストップ高。 -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/23(土) 22:01: :edit蒼い子格好良いよ蒼い子
※23に同じ -
名前: 蒸発した名無し #-: 2009/05/23(土) 22:12: :editやっぱ蒼星石は皆の嫁にふさわしいな
細やかな気配りとかが -
名前: #-: 2009/05/23(土) 22:13: :edit蒼星石は俺の嫁だって言ってんだろうが屑
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名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/23(土) 22:17: :editおもしろかった。
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名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/23(土) 22:22: :edit>「元気を出して。言っただろう?君は笑っている方が素敵だよ」
蒼がえらく男前だなw 作者乙 -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/23(土) 22:23: :edit作者は銀金を分かってるな。金が実は次女だということ、銀が金にとって唯一の姉であるということがよく活かせてる。
あと易々と銀をお姉ちゃんとか言わせなかったのはよかったな。基本、姉妹でも名前で呼び合うのがこいつらだからな。俺きめぇ。 -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/23(土) 22:35: :editイイハナシダナー
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名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/23(土) 22:38: :editドールは銀金、翠蒼、紅雛でそれぞれ姉妹って感じがするね
ドールだけのイベントっていいなー。トレーナーなしでポケモンだけで協力して野宿する話思い出した
原作で一生懸命やっても空回りのカナをうまく再現してて和んだ!カナかわいいよう作者乙 -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/23(土) 22:39: :editコイツの~かしらって言い方、
間違っていないのか? -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/23(土) 22:57: :edit面白かった
贅沢言うと、もう少しボリュームあっても良かったな -
名前: #-: 2009/05/23(土) 23:12: :edit>>33
ドールズはみんな姉妹なんですけどね^^ -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/23(土) 23:12: :edit>>162の銀様・・・
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名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/23(土) 23:12: :editうーむ、カナを軸にして
うまく姉妹の特徴を引き出したな。
いい話だぜ。
※5
雛苺は基本いつもこんな感じだぞ。
幼稚で考えは浅いが
たぶん姉妹の中で一番善良だ。 -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/23(土) 23:13: :edit米34
SSでは口癖を多用しないと
金雛・紅銀あたりの区別がつかなくなるのかしら~ -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/23(土) 23:36: :edit※5
この話の雛は原作に似ているぞ
普段は姉妹中最も幼いが、常に優しく、
いざという時は最年長の様な深みのある言動をする
※33
翠蒼と紅雛は原作でも姉妹感バリバリなんだけど銀金はSSのみだからねぇ・・・ -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/23(土) 23:40: :edit※この後カナリアはスタッフがおいしくいただきました
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/24(日) 00:42: :edit※41
どうぞどうぞ
俺は蒼星石をおいしくいただくぜ -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/24(日) 01:03: :editこれ見ると改めて思うけど
原作の雛苺の性格の方がいいな -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/24(日) 01:36: :edit米5
そういうコメントは原作読んでから言ってもらいたいもんだね。 -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/24(日) 01:36: :edit雛苺マジエンジェル
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名前: 通常のナナシ #bUOqhcfc: 2009/05/24(日) 01:38: :editアバ茶ならぬ真紅の茶
正に紅茶・・・・!
PS
金糸雀マジプリティ
最近の金糸雀はらしくない程に輝いとるw -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/24(日) 01:51: :editとりあえず巴はもらっておく。
あまり無いけど金銀の絡みは良いね。
名前も繋がってるし、実は結構気が合うのかもしれない。 -
名前: 通常のナナシ #jAJVykEM: 2009/05/24(日) 01:56: :editちょっと待て
>180
まさかそのアバ茶は真紅の…
ゴクリ -
名前: #-: 2009/05/24(日) 02:01: :edit米42
海でクラゲと戯れさせるぞ糞野郎 -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/24(日) 02:31: :edit翠「そうですねぇ、みんな揃っての夜なんて滅多にないですからねぇ」
キラキー「・・・」 -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/24(日) 02:35: :editいい。いいよおおおおお
-
名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/24(日) 05:04: :editおもしれえええええ!
いいなぁ姉妹エピ…いい話だった
雛は子どもの純粋さ=幼稚であり真理、ってのを体現してるマジテンシ -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/24(日) 05:50: :edit>銀「……でね?結局オカルト的な面から見ても山神と女性を結ぶ明確な根拠はないの」
オカルトは知ったこっちゃ無いが、トンネルでは
女性の高い声は致命的。
落盤の前触れの音が聞こえなくなる。 -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/24(日) 06:26: :edit実は空気じゃない金
変態じゃない蒼
黒くない雛
でも銀ちゃんはいつも通りなかんじだったな
なんにせよ面白かった -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/24(日) 06:28: :edit空回りしてるカナかわいい
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名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/24(日) 06:32: :edit良いね
皆普通ってすばらしいね -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/24(日) 06:42: :edit翠星石がおめー多用しすぎでうざかった。
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名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/24(日) 09:43: :editきっときらきーは肝試しで脅かす役だったんだお……でもみんなに忘れられてしまってるんだお……(´;ω;`)
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名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/24(日) 10:53: :edit金糸雀マジかわいいかしらー
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名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/24(日) 11:15: :editマジプリティ
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名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/24(日) 12:38: :editほんわかした!
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名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/24(日) 12:46: :edit金糸雀て努力家だよなぁ
ドールで一番がんばってるんじゃね? -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/24(日) 14:39: :edit金糸雀は頑張り屋さんなのが一番良い
蒼星石は男前なのが一番良い
こういうのがもっと増えて欲しい -
名前: #-: 2009/05/24(日) 14:51: :edit米63
蒼星石のことをもう少し理解してから書き込んでくださいゆとりさん -
名前: 名無し #-: 2009/05/24(日) 21:29: :edit蒼い子が何時本性現すのかと思いながら読んでました><
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名前: VIPPERな名無しさん #cRy4jAvc: 2009/05/24(日) 21:47: :edit最近後ろにゆとりをつけるのがはやってるのか?ゆとり。
馬鹿に一つ覚えみたいにゆとりって言葉を乱用してんじゃねーよゆとり。
ゆとりって言ってるやつが一番ゆとりなんだぜゆとり。
あ、ゆとりの釣りでしたかゆとり^^; -
名前: moero #-: 2009/05/24(日) 22:03: :edit銀「言いたいことがあるならはっきり言うですよ」
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名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/24(日) 22:29: :edit和んだ……!
米欄なんか荒れてるな
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名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/24(日) 22:33: :edit>>※66
ほこりちゃんかてめーは -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/25(月) 00:21: :edit米68
ただの感想にケチつける奴が最近増えてるんだよ -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/25(月) 00:45: :edit蒼星石怪談の知識豊富すぎ。
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名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/25(月) 12:53: :editうーむなんだろう。
ところどころ違和感を感じて最後まで集中できなかった -
名前: 通常のナナシ #-: 2009/05/25(月) 17:50: :edit※66
ツッコミうまいなw -
名前: ※73 #-: 2009/05/25(月) 17:51: :edit間違えた。※69ね
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名前: 通常のナナシ #vZbA1Su2: 2009/05/26(火) 12:52: :edit蒼は俺の嫁で雛は俺の娘
まぁ俺もアニメしか見てないけど※5はとりあえず
雛が手紙書く回とJUM登りと雛が止まる回と・・・
ああ!もう、雛が出てる回全部見てこい!
ちなみにカナは娘に欲しいドール第2位だ -
名前: 通常のナナシ #-: 2013/02/27(水) 13:20: :editカナマジプリティかしらー!!
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名前: 通常のナナシ #-: 2013/03/07(木) 12:26: :edit登場するのがドールズだけってのも珍しいねェ
俺の妹がこんなに可愛いわけがない 黒猫 白猫Ver.