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火論

社会部、ワシントン・エルサレム特派員などを歴任した大治朋子専門記者によるコラム。

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ガザ市民の「心の支え」=大治朋子

ポリオワクチンの接種会場に、おしゃれをして現れた少女=ガザ中部ヌセイラットのUNRWA施設で2024年9月、清田明宏さん撮影
ポリオワクチンの接種会場に、おしゃれをして現れた少女=ガザ中部ヌセイラットのUNRWA施設で2024年9月、清田明宏さん撮影

 <ka-ron>

 「水がなく食料がなく、これから冬になって雨が降って寒くなるなかで、支援が止まることへの市民の不安が大きいのです」

 国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の保健局長で医師の清田明宏さんが先月、日本記者クラブでの記者会見で語った。

 イスラエル国会は10月末、「ハマスの隠れみのになっている」としてUNRWAの活動を禁じる法案を可決した。来年1月末には、発効する予定だという。清田さんは会見で、疑義を唱えた。

 「UNRWAは国連総会の議決で設けられた機関です。イスラエルの国会決議だけで変えられるべきものではないはずです。活動が継続できるよう、ぜひ日本の皆さんに声をあげていただきたい」

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