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柔道|パリ・オリンピック

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一二三は人生懸け、詩は昇り竜 柔道阿部きょうだい 再び同日優勝へ

柔道男子66キロ級の阿部一二三(右)と女子52キロ級の阿部詩=東京都目黒区で2023年12月8日、幾島健太郎撮影
柔道男子66キロ級の阿部一二三(右)と女子52キロ級の阿部詩=東京都目黒区で2023年12月8日、幾島健太郎撮影

 きょうだいそろって、当代きっての柔道家。2024年パリ・オリンピックは、自らの強さをさらに揺るぎないものにする舞台だ。

 男子66キロ級の阿部一二三選手(26)、女子52キロ級の詩選手(23)=ともにパーク24。今年の決意を色紙にしたためてもらうと、一二三選手は「オリンピック2連覇」、詩選手は「パリオリンピック優勝」。示し合わさずとも、21年の東京大会から2大会連続の兄妹五輪金メダルは当然の目標である。

 23年も、畳の上では変わらぬ力を見せつけた。

 5月の世界選手権(ドーハ)は、ともに4回目の優勝。一二三選手は丸山城志郎選手(ミキハウス)を2年続けて決勝で退け、代表決定戦までもつれた東京五輪代表選考に象徴される長いライバル関係を今回も制した。

 一方、詩選手は、全5試合を一本勝ち。全日本柔道連盟は国内2番手以下の選手より「明らかに優位になった」として、大会開幕1年以上前の6月、早くも2人をパリ五輪代表に内定した。

 一二三選手がよく口にする言葉がある。

 「圧倒的に勝つ」

 23年12月のグランドスラム(GS)東京。パリ五輪前に国内で開催する最後の国際大会で、トーナメント前半から…

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