[ワシントン 14日 ロイター] - 1997年に米航空宇宙局(NASA)の宇宙探査機ガリレオが木星の衛星エウロパの地表200キロの高度を通過してプルームを通り抜けた際のデータをあらためて分析したところ、水が宇宙に噴出していることを示す根拠が見つかったとの研究結果が、ネイチャー・アストロノミー誌に掲載された。これにより、エウロパは地球外生命体が存在する可能性のある有力な候補となった。
分析は、米ミシガン大学の宇宙物理学者Xianzhe Jia氏が主導。記事は、ガリレオが捕らえた磁場のゆがみが地下の海から氷の地殻を突き抜けて宇宙に噴出している間欠泉によって生じていたと考えられると報告した。今回の分析結果を含め、これまでにもエウロパにはプルームが存在する根拠が示されている。
エウロパは、月よりやや小さいサイズで、厚さ15─20キロの氷の層の下に深さ60─150キロの海が存在する。生命体存在の可能性が考えられている天体はほかにもあり、土星の衛星エンケラドスのプルームをNASAの探査機カッシーニが採取したところ、地球の生命誕生をもたらした可能性があるとされる熱水噴出孔から噴出した水素が発見されている。
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