ムガベ大統領が辞任 37年間実権、独裁に幕
【ハラレ小泉大士】植民地解放闘争の英雄として1980年の独立以来、37年間実権を握り続けてきたアフリカ南部ジンバブエのムガベ政権が崩壊した。自身の後継問題を巡って、長期独裁体制を支えた国軍の反発を招いて辞任に追い込まれた。
ムガベ氏は93歳と高齢ながら意中の後継者を明確にせず、与党内では派閥争いが先鋭化していた。有力候補とみられた大物が政権を去る中、ここ数年で急速に影響力を拡大させてきたのが妻のグレース氏(52)だった。
グレース氏は大統領就任の野心を隠さず、軍内からも支持を得るムナンガグワ前第1副大統領(75)と対立。ムガベ氏が今月6日、妻への政権移譲に道を開くためムナンガグワ氏の解任に踏み切ったことで、事態が急展開した。
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