
【カイロ篠田航一】サウジアラビアなどがカタールとの国交断絶を決めた問題で、ペルシャ湾を挟んでカタールの対岸に位置するイランは11日、野菜など生鮮食品のカタールへの空輸を開始した。イランのメディアが伝えた。唯一陸路で接するサウジが国境を封鎖する「兵糧攻め」に踏み切ったための措置。カタールとの断交は、サウジなどが敵対するイランへの融和的な姿勢が理由の一つだったが、サウジの思惑とは裏腹に、カタールとイランの一層の接近を招く結果となっている。
サウジやエジプト、アラブ首長国連邦(UAE)などはカタール政府の「テロ組織支援」を理由に5日に断交を通告。カタールは食糧の大半を輸入に依存しており、市民生活への影響が懸念されている。11日には1機あたり約90トンの食糧を積んだイラン航空の貨物機5機がカタールに到着した。イランは今後、船舶での食糧輸送も始めるという。
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