出演強要など一連のアダルトビデオ(AV)問題を受け、ベテランAV監督で、女性心理や恋愛に関する著書も多い二村ヒトシさん(51)が毎日新聞の動画インタビューに応じた。二村さんは「セックスと自傷行為は結び付きやすい」と指摘した上で、「強い“承認欲求”を満足させようとして無理をしてしまう女優がいる」と証言。性を能動的に楽しむ女性を描き、一見すると強要とは相いれないように思える「痴女もの」の撮影時にも、「この女優は頑張り過ぎている」と感じることがあるといい、「本当は出ない方が良かった人、向いていない人というのはいる。強要や洗脳をする側はそういう人の弱さを突いてくる」と分析した。
二村さんは、女性が主導権を握って男性を責めるシーンを多用する「痴女表現」を確立したAV界の“異才”として知られる。「自己否定感が強かった女性が、裸の仕事を通じて自己受容感を育てていける場合もある」としながらも、「自分の意思で(AVに)出たから幸せだとは言い切れない」と複雑な胸の内を明かした。
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