~ アンプはラックスマンの管球式、スピーカーはタンノイのイートンに決まり!!! ~
電気店で色々のアンプで試聴を繰り返した結果、やはり管球式にすることに決めた。当時、トランジスタ式アンプが一般的、管球式は一部のマニア向けになっていた。一言でアンプといっても、カートリッジからの音信号を受け取るプリアンプ部とスピーカーへ音を送るメインアンプ部に分かれており、その二つの部分が一体型になったタイプ(一般的にはこのタイプ)と、各々別々になったセパレート型がある。ここでも散々迷った挙げ句、どうせ買うなら良いものをとセパレート型に決めた。
メーカーは迷うことなく日本のメーカーで
ラックスマン(LUXMAN)、型式は、
メインアンプはMQ-60、
プリアンプはCL-35に決めた。当時両方揃えると30万円を越えたと思う。
とりあえずメインアンプMQ-60を購入して既設のスピーカーにつないだ。このときはそれほどの音の変化はなかった。
オーディオは、最終出力部のスピーカーがそのシステムの音を決める。それゆえに選定に時間がかかった。迷った。ダイヤトーン(三菱)、ビクター、デンオン(コロンビア)、英国タンノイが候補となり、最終はビクター、タンノイが残った。最後に電気店で両方のスピーカーを並べ、アンプはMQ-60、同じレコードで聞き比べて決めた。決め手はバイオリンの音だった。
●決めたスピーカー
タンノイのイートン(EATON) ●比較したスピーカー ビクターのSX-7
スピーカーをつなぐと音が完璧に高級になりました。音のふくらみと伸び、スケールの大きさ、そして奥行きの深さが完璧! 嬉しかった!!
それから約1年後プリアンプを交換して、それまでのモジュラーステレオはお役御免! オーディオ改造計画は無事完了した。
トータル4年かかってしまった。かけた総費用は60万円強。生命保険を解約してお金を工面したこともあった。
最後のプリアンプを交換すると、高低音のバランス、中音の伸びが向上し、ジャズにもクラシックにも対応できる素晴らしいオーディオセットになった。
真空管式のアンプは自分にとって最高のもの。でも、ひとつだけ難点がある。真空管からの発熱で夏場は大変だということだ。それ以外は手のかかるペットみたいなものでかわいい存在だ。
これで32歳に立てたライフプランの1項目である「オーディオセットを管球式で揃える」という目標を達成した。
プリアンプを交換した夜、妻と二人、チャイコフスキーのバイオリン協奏曲を聞きながらウィスキーで乾杯!!!
~ 続 く ~
- 2005/09/15(木) 23:00:00|
- オーディオ
-
| トラックバック:0
-
| コメント:2
32歳に立てたライフプランの「オーディオセットを管球式で揃える」という目標を達成されたわけですね。
こだわりのスピーカーっていいですよね。音が魂に直接響いてくるというか、音と魂がハウリングして、自然に涙が流れる瞬間ってありますよね。特にバイオリンは!弦楽器は魂がハウリングしやすいです。(私だけかもしれませんが)
肉声は、私の場合、魂より肉体が反応します。良い意味で鳥肌がたち、体が震え、耳が冴え渡る。ゾクゾクッってくることあります。
久しく良い音楽にふれていないので、来月はウイーンに行ってみようかと計画しています。
- 2005/09/16(金) 09:16:37 |
- URL |
- くに #-
- [ 編集]
そうですね。最初にあのスピーカーでバイオリンを聴いたときはびっくりしました。スピーカーの前で釘付け状態です。それがくにさんがおっしゃる魂とのハウリングかどうか、表現力の乏しい私には分かりません。でもきっとあまり変わらない状態なんだろうと思います。それからはバイオリンの曲をあさりました。
ウィーンですか?良い響きですね。
ヨーロッパは全体がひとつの国の様な感覚があるので、すぐ行けちゃうんですよね。毎日パソコンとにらめっこしている私にとって、羨ましい限りです。
- 2005/09/16(金) 09:59:40 |
- URL |
- フランク #-
- [ 編集]