小林製薬の報告漏れ、厚労相「遺憾」 紅麹問題で
武見敬三厚生労働相は15日の閣議後記者会見で、小林製薬の「紅麹(こうじ)」原料を含む製品の健康被害問題を巡り、厚生労働省への死亡事例の報告に11件の漏れがあったことについて「遺憾だ」と述べた。
同社は遺族から連絡を受けた際の事務処理ミスが原因としている。武見氏は紅麹原料を使った機能性食品との関連が疑われる死亡事例について、7月21日時点で調査が必要とした97件のうち8割にあたる79件で調査が終了したと明らかにした。現時点で製品の摂取と死亡の因果関係があるものはなかった。残る18件は医療機関への聞き取りなど調査を続ける。
小林製薬は2024年3月22日、紅麹(こうじ)を使った機能性表示食品を自主回収すると発表しました。摂取した消費者から腎疾患などの健康被害が発生したためです。最新ニュースや解説記事をまとめています。