小林製薬、香港ファンドオアシスが株買い増し 10%超に
香港投資ファンドのオアシス・マネジメントが小林製薬株を買い増し、保有比率を10.1%に高めたことが25日、分かった。オアシスが同日、関東財務局に変更報告書を提出した。保有比率は7月に5.2%、11月に7.54%と段階的に高まっている。
小林製薬の紅麹(こうじ)原料を含むサプリメントによる健康被害問題に関連して、オアシスは調査体制の見直しなどのため臨時株主総会の開催を要求している。
オアシスは小林製薬に対して臨時株主総会のほかにも、小林一雅前会長らを対象に損害の賠償を求めて提訴するよう請求している。創業家出身の前会長ら7人が対象で100億円超の支払いを要求している。
2024年12月期の半期報告書によると6月末時点の筆頭株主は小林章浩前社長(12.46%)で、今回のオアシスの保有比率はそれに迫る水準だ。
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