スリランカ大統領選挙、経済運営の評価焦点 現職劣勢か
【ニューデリー=花田亮輔】スリランカの大統領選挙が9月21日に迫った。経済危機で前政権が退陣してから初の直接選挙で、経済運営への評価が焦点となる。現職のウィクラマシンハ大統領は国際通貨基金(IMF)からの支援を獲得した実績があるが、緊縮路線への不満も大きい。世論調査では野党候補の優勢が伝えられる。
スリランカの大統領任期は5年で、通常は国民による直接選挙で選ばれる。ラジャパクサ前大統領は2022...
グローバルサウスとはインドやインドネシア、トルコ、南アフリカといった南半球に多いアジアやアフリカなどの新興国・途上国の総称で、主に北半球の先進国と対比して使われる。世界経済における格差など南北問題の「南」にあたる。実際に領土が南半球に位置しているかにかかわらず、新興国全般を意味する場合が多い。特に近年、民主主義と権威主義の分断のなか中立を貫くスタンスをとる特徴で注目されている。また冷戦期に東西双方の陣営と距離を置いた「第三世界」を表現するときにも使われる。