ブラジルが火力発電強化 干ばつで再エネ路線揺らぐ
【サンパウロ=水口二季】ブラジルが火力発電所を相次いで建設する。電力需要が急拡大している上、歴史的な干ばつで電源の6割を占める水力発電の供給が不安定になり、安定性確保が必要になっているためだ。再生可能エネルギー重視路線の足元が揺らぎかねない。
「エネルギー安全保障は優先事項だ」。ブラジルのアレシャンドレ・シルベイラ鉱業・エネルギー相は2025年からの10年間で発電などに投じる3.2兆レアル(約8...
グローバルサウスとはインドやインドネシア、トルコ、南アフリカといった南半球に多いアジアやアフリカなどの新興国・途上国の総称で、主に北半球の先進国と対比して使われる。世界経済における格差など南北問題の「南」にあたる。実際に領土が南半球に位置しているかにかかわらず、新興国全般を意味する場合が多い。特に近年、民主主義と権威主義の分断のなか中立を貫くスタンスをとる特徴で注目されている。また冷戦期に東西双方の陣営と距離を置いた「第三世界」を表現するときにも使われる。
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