衆院解散権の重みと岸田首相の誤算 秋までやまぬ「風」
編集委員 清水 真人
「首相の最大の権力」ともいわれる衆院解散権は重い。全衆院議員の身分を失わせ、総選挙で国民に新たな政権の選択を委ねる。民意の信任を得て政局を打開する最強のカードとなりうる半面、取り扱いを誤れば政権の致命傷ともなりかねない劇薬だ。先の通常国会会期末に解散をちらつかせた首相の岸田文雄に誤算はなかっただろうか。
防衛財源法案の成立担保狙う
「会期末に一部野党に内閣不信任決議案提出の動きがあり、防衛財源確...
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