水戸出身の洋画家・中村彝像、2025年1月6日に移設
茨城県近代美術館(水戸市)と同館を支援する14の企業・団体で組織する運営支援協議会は2025年1月6日、美術館の近隣にある水戸市出身の洋画家、中村彝(つね)の銅像を移転させる工事をする。美術館の敷地内にある、中村彝の復元アトリエのそばに移設する。
アトリエはクラウドファンディングで調達した資金を活用して現在、大きくなり過ぎた植栽を刈り込むなど庭園の整備を進めており、銅像移設もその整備事業の一環。銅像もアトリエの近くに置き、中村彝の事績をしのぶために訪れる人々などの目に入りやすいようにする。
中村彝は明治、大正期に活躍しながら、若くして亡くなった洋画家。県近代美術館では11月から企画展「没後100年 中村彝展」を開催しており、今月27日には来場者1万人達成の記念式典開催を予定している。