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渋沢栄一ら描くも焼失 不運の画家・柳敬助の功績に光
渡辺茂男(元高校教諭)
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新1万円札に描かれた渋沢栄一と出くわした方も多いだろう。一方で失われてしまい、もう見られない渋沢の肖像画がある。描いたのは千葉県君津市出身の画家、柳敬助(1881〜1923年)。熊谷守一や彫刻家・詩人の高村光太郎らと切磋琢磨(せっさたくま)し肖像画の第一人者となったが、42歳で早世。4カ月後の追悼展が関東大震災に遭い、代表作の多くが焼失した。
23年9月1日は、友人らが日本橋三越で開く追悼展初日...
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