スーパーメトロイド |
リリース | 1994/03 |
メーカー | 任天堂 |
プラットフォーム | スーファミ |
ジャンル | アクション |
このblogでは大体有名どころのシリーズ作品は1本くらいずつは取り上げようとは思っているんだけど、そう言えばメトロイドは取り上げていなかった。この時点でファミコン(ディスクシステム)の初代メトロイド、ゲームボーイのメトロイドIIと2本出ていたが、どちらも扱っていない。単純に忘れてたというのもあるし、私がこのシリーズにあまり触れてこなかったというのもある。そういう訳で、この3本目の「スーパーメトロイド」を取り上げようと思う。
皆さんご存知かと思われるが、メトロイドシリーズは現在に至るまで続編が作られている息の長いシリーズだ。正直私も初代をプレイした時に、こんなに長続きするタイトルだとは思わなかった。しかしこのゲームは海外(特にアメリカ)で大ヒットしたらしい。徐々に人気が出てきたとかではなく、初代の時点でウケていたようで、メトロイド2の時点で「アメリカで人気の」みたいな宣伝をされていた。
そんな海外で根強い人気を持つメトロイドをちょっとだけ攻略してみる。
最初に背景設定が表示される。
基本的にはFC版、GB版それぞれのストーリーを要約している。そしてそのGB版の最後で、メトロイドの卵から孵った「ベビーメトロイド」を主人公のサムス・アランが捕獲し、研究のために連れ帰ったという事が説明される。このGB版のラストが、今回の作品に繋がっている。
そのベビーメトロイドを預けたスペースコロニーから緊急通報が入ったのでサムスがスターシップでやってくる。
中は人気がなく、研究者らしい人達がバタバタ倒れている。
そしてベビーメトロイドの部屋に、サムスの宿敵
リドリーがいた。リドリーは元々初代メトロイドの途中に出てきたボスだったが、このスーパーメトロイドで色々設定が強化された。サムスと敵対する宇宙海賊(スペースパイレーツ)の幹部であり、こんな見た目だがそれなりに知性はあるらしい。
そのリドリーが、ベビーメトロイドを奪って逃げてしまう。
直後にスペースコロニーの自爆シーケンスが作動し、右上の制限時間内に最初のスペースシップまで戻らないといけなくなる。
ただ、さすがにこれはプロローグ部分なのでそんなに難しくはない。
そしてサムスはリドリーを追いかけて惑星ゼーベスに来る。
ゼーベスは初代メトロイドの舞台であり、その頃からスペースパイレーツが支配する惑星だったが、サムスによって基地を破壊されている。が、その後また基地を再建したようだ。
ゼーベスに入ってすぐのエリアは特に倒せる敵もおらず、静かな展開が続く。
この雰囲気が凄く良かった。アクションゲームなんだけど派手なBGMがなく、静かな音が鳴り響いている。何が出てくるか分からない恐怖を煽り立てている。映画「エイリアン」や「遊星からの物体X」を想起させる不気味な演出だ。なかなかこういうのを徹底しているゲームはなかった。
ちょっと進むと、左に青いゲート(もう壊しちゃってるけど)、右に赤いゲートがある。青いゲートは普通にショット一発で開くが、赤いゲートは何発撃っても開かない。
青いゲートを先に進むと、
「丸まり」があった。画面にはモーフィングボールと表記されているし、後の作品では「モーフボール」という名称になった。しかし実は初代からしばらくの間このアイテムの正式名称は「丸まり」だった。このスーパーメトロイドの説明書にもそう書かれている。
正直、初代の頃から「丸まりって変だろ…」って思ってた。なんかアイスビームとかミサイルとかはきちんと手に入れたら強くなるアイテムみたいな名前をしているのに、これだけ「丸まり」だ。なんかこう…それは動作を表す言葉であって…アイテム名っぽくないだろ…みたいな気持ちだった。
丸まりを使うとサムスがダンゴムシのように丸くなる。その結果、身長が1/3くらいに縮み、これまで通れなかった細い通路を進めるようになる。
丸まりでしか行けない通路の先には、
ミサイルがあった。
このようなサブウェポン系アイテムは、セレクトボタンで武装を切り替えて使う。
ミサイルを5発撃ち込むと、先程開かなかった赤いゲートも開く。
この流れでメトロイドのゲーム性が理解してもらえただろうか?
何かしらのアイテムを取るとサムスに新たな能力が追加され、その結果行けなかった場所に行けるようになる。このようにして、アイテムを取得しながら行動範囲を広げるというような事を繰り返していく、アドベンチャーゲームっぽいスタイルになっている。
このようなゲーム性は、ゲームデザインを手掛けたのが「ファミコン探偵倶楽部」や「カエルの為に鐘は鳴る」などアドベンチャー系ゲームを得意としていた坂本賀勇だった事もあるが、どうも同じく任天堂の出した「ゼルダの伝説」にヒントを得ているらしい。ゼルダもダンジョンでアイテムを見つけ、それによって行動範囲を広げるというゲーム性になっていた。メトロイドは更に徹底しているとも言える。初代ゼルダの伝説やリンクの冒険では、アイテムの中には特定の場所を通れるようになるだけの「鍵」として役割しかないアイテムもあった。それに対しメトロイドでは、ほとんどのアイテムがサムスのパワーアップに繋がっている。そしてそれで新しい所に行けるようになるので、成長実感が強い。
なんか時折強いザコがいる。こいつ。ちょっと固いし、ビームをひたすら撃ってくる。
後から知ったけど、こいつはゼーベス星人らしい。つまりここの原住民。いや原住民とはちょっと違うか。元々惑星ゼーベスに住んでいたのは
鳥人族と呼ばれる、鳥の顔をした宇宙人だ。彼らは驚異的な身体能力と知能を持っており、はるか昔に栄えたものの現在は行方が分からなくなっている。その鳥人族のテクノロジーを求めてゼーベスにスペースパイレーツが入植したのであり、ゼーベス星人は名前とは異なり他の星の生き物だ。
このエリアのマップを手に入れた。
ゼルダのダンジョン同様、マップを手に入れるまでは自分が通った場所しかマッピングされないが、マップを手に入れるとそのエリア一帯の地図が明らかになる。この時はクレテリアというエリアのマップを手に入れた。
続いてボムを手に入れる。これは丸まり状態でXボタン(※普段はショット)を押すと、その場にボムをセットする。ボムは数秒で爆破する。これを使って敵にダメージを与えたり、壊れる壁を破壊したりできる。あと、丸まり状態だとジャンプできないんだけど、ボムを使ってちょっと浮く事ができる。このテクニックを活用しないと進めない場面もある。
ちなみにボムはゼルダの爆弾と異なり、自分自身にはダメージを与えない。
このボムを手に入れた時の鳥人族の像が動き出して戦闘になる。いい具合に足元に攻撃判定がないので、ボムを使うと楽に倒せる。
しかしなんでここは鳥人族の像が襲ってくるのだろう? 先程書いたように、鳥人族は超テクノロジーを持った古代の種族だ。サムスの着ているパワードスーツはそのテクノロジーで作られている。だから鳥人族の残したアイテムを手に入れるとパワーアップする…というのはなんとなく分かる。しかし襲ってくるのは良く分からない。アイテムを守っている…? だとしたら取る前に戦えや…。
それからエネルギータンクも拾った。
画面左上に今「ENERGY 99」と書いてあるが、これはまあHPとかLIFEとかそういった感じのものだと思っていい。ダメージを受けると減り、ゼロになると死亡する。エネルギータンクを拾うと予備ゲージみたいなのが増える。この予備ゲージ1個がエネルギー99の価値がある。まあ、1機増えるみたいなイメージでいい。
先程丸まりを手に入れたブリンスタというエリアに戻ってきた。ここから進むとボス戦となる。
(続く)
- 2024/01/26(金) 10:00:00|
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