「運用のモノサシ」の元記事が全文無料で公開されました

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以前書いたブログ記事「投資信託のベンチマークは「運用のモノサシ」というのは言い得て妙。配当込みか配当抜きかはけっこう大事」で取り上げた、日本経済新聞電子版の記事(有料)が、NIKKEI STYLE で全文無料公開されました。

投信の評価は「配当込み」 運用のモノサシ見直し機運|マネー研究所|NIKKEI STYLE

三菱UFJ国際投信は7月以降、株式などのインデックス(指数連動)型投資信託約110本のベンチマーク(運用の指標)を、配当抜きの指数から配当を含む指数にすべて切り替える。投信の成績評価の在り方が見直されるきっかけになりそうだ。ベンチマークはいわば運…



引用元記事では、日経平均株価の「配当抜き」指数と「配当込み」指数を30年間比較したグラフ(けっこう差が出ています)や、趣旨のポイントを誰がコメントしているのか等がわかります。

株式に投資する投資信託は、実際には保有している企業の株式から配当を得るのだから、それを得る前提での運用実績(配当込み指数との比較)で評価されるべき。つまり、インデックスファンドのベンチマークは「配当込み」指数が良い、ということです。

配当抜き指数をベンチマークにしている投資信託は、インデックスファンドなのにベンチマークから乖離してしまうものが多かったり、本当は成績が悪いアクティブファンドがベンチマークを上回って見えてしまったりと、個人投資家にとって悪影響が多いです。

日本では、まだまだ配当抜き指数をベンチマークにしている投資信託が大半かと思いますが、最近新規設定される投資信託では配当込み指数をベンチマークにする運用会社も増えてきました。

急には無理かもしれませんが、日本の投信業界も一歩、一歩、良くなっていってほしいです。

すぐに読める文量だと思いますので、インデックスファンドに投資する投資家さんは読んで損はないと思います。

それにしても、ほんと日経田村さんは良い投資記事を書かれますね。ありがたや🙏

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