2024年 梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー的 3大ニュース

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2024年がもうすぐ終わります。今年もよいこと悪いこと、いろいろなことがあった1年でした。

能登半島地震発生、大谷翔平選手史上初の50-50達成、パリ五輪日本メダル45個、20年ぶりの新紙幣、日本の探査機「SLIM」月に初着陸、衆院選与党過半数割れ、被団協ノーベル平和賞受賞など、思い返すときりがないほどたくさんのことがありました。

2024年最後に、梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー的、3大ニュースをまとめておきたいと思います。

(1) ついに新NISA開始!「オルカン」の純資産残高5兆円突破
(2) 日経平均、史上最大の暴落でブラックマンデー超え
(3) 経済評論家山崎元氏逝去

以下、ふりかえっていきます。

(1) ついに新NISA開始!「オルカン」の純資産残高5兆円突破

2024年1月1日より、新NISA(少額投資非課税制度)がスタートしました。生涯投資枠が1800万円に拡大され、非課税期間は無期限となるなど、制度が大幅アップデートされました。これをきっかけに多くの投資家、特に20代~30代の若年層が投資をはじめました。新NISA利用者のうち、7割超が運用益を確保しているとの調査結果も出ていました。

そのなかで、私もブログや著書で勧めていた全世界株式インデックスファンドの「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」、通称オルカンが多くの投資家から支持を集めました。オルカンは12月には国内の公募投信で純資産残高5兆円台に達した3本目の投信となりました。

純資産残高の拡大と競合他社のより低コストなインデックスファンドの登場により、オルカンは運用コストの引き下げを行い、今後ますますよい投資ツールとなってくれそうです。


(2) 日経平均、史上最大の暴落でブラックマンデー超え

8月5日の東京株式市場で日経平均株価が急落し、前週末比4451円(12%)安の3万1458円となり、下落幅はブラックマンデー翌日の1987年10月20日の3836円安を超えて史上最大となりました。

先物でサーキットブレーカーが発動するなど市場は混乱し、マスメディアはパニック状態で連日「史上最大の下落幅更新」と連呼し、興奮したインフルエンサーたちも真っ赤な株価ヒートマップや急落する株価チャートを連日拡散しまくっていました。下落に驚き、資産を売却して市場から退場してしまった初心者投資家の声も聞こえてきました。

ところが、日経平均はすぐに反発して、あっという間にもとの水準に戻り、それだけでなく上昇を続け、史上初の4万円超えの大相場になりました。所定の資産配分を守り、バイ&ホールドを続けた投資家は、大きな果実を手にすることとなりました。相場はほんとうにわからないものですね。


(3) 経済評論家山崎元氏逝去

経済評論家で私の共著者でもあった山崎元氏が、元日に逝去されました。いまでも信じられない気持ちでいますが、それはもう受け入れるしかありません。たくさんのことを教えていただき、ほんとうにありがとうございました。

ウイスキー好きの山崎さんのことですから、きっと天国で思う存分飲んで笑っておられると思います。どうか安らかに。


以上、2024年 梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー的、3大ニュースでした。ふりかえれば本当にいろいろあった1年でしたが、終わりよければすべてよし。なんとか生き残ることができた、それだけで十分です。

みなさま今年も1年おつかれさまでした。乾杯!
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