野良投信ブロガーがファイナンシャル・プランナーの会報誌「FPジャーナル」に掲載されました

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ファイナンシャル・プランナー(CFP・AFP)の会報誌「FPジャーナル 2018年9月号」に水瀬が掲載されました。

「FPジャーナル」は、ファイナンシャル・プランナー(CFP・AFP)に日本FP協会から届けられる会報誌です。ブロガーが掲載されるのはおそらく初めてとのこと。

さて、掲載内容ですが、巻頭特集の「『長期×分散×積立』投資を徹底検証 今こそしっかり伝えたい資産形成のセオリー」で、ファイナンシャル・ジャーナリスト竹川美奈子氏(AFP認定者)と、日本経済新聞社編集委員田村正之氏(CFP®認定者)と、わたくし水瀬ケンイチ(野良投資ブロガー)の対談です。

「iDeCo」や「つみたてNISA」を機に投資を始めた人のなかで、このところの市場の変動に狼狽し、弱気になっている人も多く、基本的な金融リテラシーを理解して顧客に伝えたい、というのが趣旨です。

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対談の中ではいろいろな話が出ましたが、竹川氏も田村氏も、現在のFPの活動に対して問題意識があるようでした。

「中立的なアドバイザーは重要だが、独立系のFPから積極的に“長期×分散×積立”をすすめられたという話はあまり聞かない」「立場の違いや手数料について明確に提示し、相談者が選びやすいようにする必要がある」等、けっこう厳しい提言を投げかけています。

私はFPではないので、個人投資家としての経験とブログ運営経験を中心に話をしました。「FPには口座開設の手続きのような基本的な手続きから、そっと背中を押してあげるような役割もあるのではないか」というような話もしました。

ブログに寄せられる質問や相談から、頭では分かっていても行動に移せない方々がたくさんいるという実感からの発言です。

投資や資産運用の浸透にともない、今後、FPが担う役割はより大きくなっていくと思います。もちろん、個人でコンサルティングをがんばっているFPも何人かは知っていますが、投資のアドバイスができず、保険会社など金融機関の販売員でしかないFPもたくさんいるようです。

FPは顧客のためになる資格であってほしいと切に願います。今回、日本FP協会は、私のようなFPに厳しい意見を持っている野良投信ブロガーを、よく会報誌の対談に迎えようと考えたと思います。協会も変わろうとしているのかもしれません。

賛否両論あろうかと思いますが、巻頭から全部で5ページにわたる対談なので、読み応えがあると思います。

店頭販売はしていない会報誌なので、AFP・CFP®の方々しか読めないと思いますが、読めるかたで、ご興味があればぜひご覧くださいませ。




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