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プロフィール

ないちゃーれきおーず

Author:ないちゃーれきおーず
山陰、鳥取県に生息。

日南町民のねこばす氏は、元々、1950年代~1960年代のアメリカンポップスのバンド『ロスレガリートス』に所属しており、
2013年、地元、日南町での音楽祭に出演しようと思いつくが、メンバーの都合がつかず断念。
小心者であるためピン出演には勇気が足りず、
カホンをミスタ・ハルサに、また、一時、ロスレガリートスで共に活動し、今はてーげーなんくるないさーずサポート・メンバーの海月(くらげ)を、中国箏奏者にでっちあげ、仲間に引き入れることに。
かくして『ないちゃーれきおーず』は結成した。

以後、もともとの企画とは路線は変わったが、
ねこばす氏はパーカッショニストの横パパも仲間に引き入れ
紆余曲折しながら、ゆるゆると新曲を増やしつつある。

現在のメンバー
 リーダー:ねこばす氏
 制御担当:パーカス横パパ
 記録当番:海月(くらげ)


『ないちゃーれきおーず』とは。
 「うちなーんちゅ」とは沖縄生まれ又は地元が沖縄の人のことを指す言葉。
対して、うちなーんちゅ以外の日本他府県民のことを「やまとんちゅ」「本土のひと」「ないちゃー」と呼びます。
 「レキオ」は琉球王国の時代にポルトガル人が琉球人をそう呼んでいました。
 ないちゃーなのにレキオの音楽が好きなわたしたち、ないちゃーれきおーずを
よろしくお願いします。

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  ないちゃーれきおーず 
  ねこばす氏&海月
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おいしいものとあったかい心が、いっぱい。

海月、『お料理苦手ですの相』がにじみ出ているのか、餌付けしていただける機会に恵まれております。


最近は、公民館活動の会長ご夫妻まで。


香茸が大好きだって言われたから、冷凍してたやつを差し上げたら、
香茸おこわに変身して返ってきました~

香茸ごはん


出来立てホカホカをぢいにうさぎまーす。


カマスの焼いたのと香の物と次郎柿も戴きました。

おいしそう! うさがみそーれ


お風呂から上がって、ゆっくりウサンデー。


Xmasイブだってね、
「海月ちゃん、今夜のゴハンはどうするの?18時に鯛飯が炊きあがるから、取りにいらっしゃい」


うにゃーっ。
参ります、参ります。
炊きたて鯛飯

ぢいのお供えに、鶏ももちゃんを買ってはおりましたが、
鯛としょうがの風味を楽しむのには、他のおかずを食べるなんて、もったいないよーん。

鯛の旨味凝縮 もも肉

畑から抜いてこられた大根の、丁度、味がなじんだ酢漬けに、

大根酢漬け

今朝釣ってきましたとの鯵くんのオマケつき。

釣りたて鯵くん

塩豆腐と、アツアツ焼ちくわも山積みにして、

酒盛りの準備万端ではございませんか!


命をいただくありがたさを感じる機会と、ひとさまの親切に触れる機会には、全く不自由することのない海月でありました。
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最強寒波の倉吉の、熱ーい沖縄の夜。

那覇のヤヨイさんからメールが届きました。

沖縄のおさかな、水温が13℃を下回ると仮死状態で浮いてるって聞いたことあるけど、
ヤヨイさんも拾ったのかな?




「39年振りにみぞれが降って大騒ぎしていた沖縄本島です。(笑)
やっと今日から寒さが和らぎました。

テレビで、石垣島の様子が放送されていました。
おばさんが魚を拾う姿、八重山らしくて懐かしかったです。

沖縄本島では、あのような現象はあまりないみたいですが…
もともと、冬はそれなりに寒くなる場所だから、
あそこまで極端な現象は起きにくいのかもしれません。

大きめのタマンやカワハギが拾われていました。
煮付けにしたら美味しいはず~。(笑)」





いーなー。
マース煮もイケそうだなー。


23日のこと。

この日はぢいの月命日なので、
アツアツお抹茶しるこで、おもちをうさぎましたー。

抹茶おしるこ


そして、大荒れ予報にビビりつつ、安全速度で鳥取県中部の倉吉に向かいます。


くらよしかりゆしさんで、22日~24日の3日間、沖縄フェアが開催中だったのでございますよ。

リニューアルしてる


食彩館の各店舗も協力体制のようで、

バイキングレストランLOOSEさんでは、
もずくのてんぷら、ラフテー、マンゴークレープが。

らく太郎さんでは、ソフトクリームに宮古島の雪塩をかけて。


パン工房papanさんとコラボの「伊計の塩 ぬちまーす塩パン」がかりゆしさん店舗前に並んでました。

1個160円。
でーじおいしかったっす。


沖縄県中頭郡読谷村の三線工房 株式会社ASOVIVAさんの三線展示ブースでは…。

変わりどころもズラリ

三線、ウッド三線、ペグ三線、ミニマム三線など、変わりどころもいろいろ。
おもしろいねー。


物産展コーナーで、
じゅーるくにちーのウサンミ(グソーのお正月にお供えするお重)用に、なにか買い出しをと思いましたが、
残念、さすがにそんなもんは売ってるわけないですね(笑)


さーたーあんだーぎーをたくさん買いました。
冷凍しとこ。


夜のライブ『倉吉の熱い沖縄の夜』がはじまりました。

始まるよッ

ワンドリンク付き2000円。


温かいお酒を、と頼んだら、
泡盛かりゆしナミナミに、ちょっぴりお湯割り。

なんて大盤振る舞いなんだ(笑)


一番手、Taka-c(たかしい)さん登場。

最年少たかしーちゃん

オリジナル曲の
 『ミルキーウェイ』
 『届くまで』
 沖縄フェアだしっちゅーことで、喜納庄吉さんの、花。


神山陽一郎さん

草刈り好きの神山さん

やっぱり沖縄フェアってことで、
 島人ぬ宝
 auのCMソング
そして、オリジナル曲『クサカリノウタ』


女性デュオの、黄昏ぴーちくぱーちくさん

黄昏ぴーちくぱーちくさん
 
 オン・ザ・サニーサイド・オブ・ザ・ストリート
 チャイニーズスープ
 風になりたい
で、沖縄曲は、三線の花

どれも、個性的なアレンジで、すてきィ


そして、 琉球音楽野村流教師  ASOVIVA山崎陽太社長の三線ライブですよ~。

いよいよ山崎先生

かじゃでぃふう
ハリクヤマク
ひやみかち節

六線を使って、
奄美のワイド節

六線で

複弦が大島弦なので、沖縄の爪でも、奄美っぽくなるのだとか。


そして、『琉球ミーツジャパン』と題して、津軽三味線風メロディラインのオリジナル。

続いて、
バイバイ沖縄
スタンド・バイ・ミー

お約束のカチャーシーは、唐船どーい


あっという間の楽しい夜でした。
そして、駐車場もあっという間に凍結でございますよ。


楽しいのはまだまだこれからだよーんという雰囲気の中、
後ろ髪をひかれる思いで米子へ向かう、ねこばす氏と海月。
(涙)


あったかくなったら、今度はゆっくりしに来ましょうね~

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まさかの異種親子?

水道の復旧まで、イオンで飲料水が支給されることになりました。


うちはチョロチョロながら出るけど、全く出ない地区もあるんだね。
大変なことでございます。


でも、今朝は水道の水圧が戻り、暖かいシャワーを浴びることができました。

ありがたや、ありがたや。


海月のアパートの給湯風呂システムは、温度調整がついて便利ではございますが、
水圧が足りないと点火しないのです。

ちょろちょろと水を溜めて追い炊きすることもできますが、節約しないとね。


ラスカリング(お洗濯)も滞りがちなので、海月、くーさくなっておりましたが、これで一安心。



この寒空で、野良の動物たちは、ちゃんとご飯食べれているのかな。


猫さんの餌やりは禁止されていますが、鳥さんとかにゴハンあげるのも、
アパートのほかの住人さんに迷惑になるから、だめなのかな。


先日、大焦りの出来事がございました。


片側2車線、植木の植えられてる中央分離帯がある交差点。

赤信号で停車し、なにげに中央分離帯を見たら、茂みの中に、丁度飛べるようになったくらいのスズメちゃんが三羽。


ひゃー。こんなところに。
危ないじゃん。

むくむくして、まんまるだ。
可愛いなあ。


一生懸命、何か、ついばんでいます。


ところが、植木2本先に、小ぶりのカラスが一羽。


た、たいへんだ!
チュンチュが見つかったら、つつかれちゃうよ!


複雑な交差点なので、車から降りることはできないし…。


固唾をのんで見守っていたら、
カラスが道路を飛び越えて、歩道側の植木に飛び移った。


え?
チュンチュ、気づかれなかったのかな?


そしたら、なんと、三羽のスズメ達も、
揃ってカラスのあとを追って、歩道側の花壇にパタパタと移ったのです。


うっそおー。

もしかして、
家族なのお?


カラスは、スズメちゃんたちの周りを歩きながら、あたりを見まわしたり、土を掘り返してみたり。

右折信号が出たので、その先は見届けられませんでした。


その後も、時々通りますが、それらしい姿は見当たらず。


あの4羽が家族だとすれば、
車に巻き込まれず、元気に生きていてほしいものです。

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この寒気は、初めての体験かも。

2016年1月26日。

マイナス4℃でございます。


カーテンにプチプチ緩衝材貼って保温効果をupさせていても
エアコンも効かないので、
電気毛布が、ひざ掛けになったり電気カーペット代わりに敷いたりと大活躍。


一昨日なんか、ねこばす氏が、車のドアは開かんし、給湯器のお湯が出ないと。

「海月んちでお風呂どうぞ」、と誘ったら、なんと、我が家も出ませんがね!


これは初めてのことでございますよ。


ビニールハウスのはんだまちゃんもこんなこと。

はんだまちゃん哀れ

ありゃりゃ~。


今朝、トイレに行ったら、タンクに水が補充されない。
おや?

断水のようで、どこの蛇口も出ないです。

水道管破裂したかな?


防災無線で臨時放送で、復旧の見込み無しとのこと。


ねこばす氏のアパートの様子を見に行ってみました。


トイレと台所は出ませんが、洗面とお風呂はチョロ~リと出ます。

水道管に残ってるやつかな?


お母さんの忌日法要の二七日のために、昨日から実家に帰っているねこばす氏に、
「水が出ないから、しばらくそっちにいた方がいいですよ」とメール。


ねこばす氏んちの隣の可愛いお姉さんの情報によると、「只今、圧を下げて修理中」だそうな。


今日は、海月のハハが松江で試験なので、JR米子駅まで送迎をする。

ついでに、ありったけのタンクに水をもらっとこ。

「とんでもない寒気だから、うちに来なよ」と誘っておったのですが、ハハ、来なくて正解だったなあ(笑)


一昨日の夜はお湯が凍結して、昨日の午後溶けたから助かったけど、今日からはお水まで…。

顔も洗えないから、マスクして行ってきまーす。



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今更ながら、月本一史氏の生ファドを聴いた感激のご報告です。

平成27年12月23日、ぢいの月命日のことでございました。


境港の夢みなとタワーで、
ポルトガルギター奏者でファド研究家の月本一史(つきもとかずふみ)氏と、境港出身(ギター)田中真二氏によるクリスマスコンサートに行ってまいりました。


『ファド』とは、ポルトガルに生まれた伝統歌謡。
大好きなんですが、とにかく、耳にする機会がない!


一部は14時から。

夢みなとタワーは、ジャパンエキスポ '97鳥取「山陰・夢みなと博覧会」のシンボルタワーでしたが、今でもいろんな企画で活用されてますの。

1部は、1Fのエントランスホールにて。

1部

夜想曲
夕焼けの空のリスボン
ノスタウジーア
風の模様
  など

初めて聴く曲ばかりなのに、懐かしい感じがたまらんですにゃ。


終了後、いろいろお話を伺う。


間近で芸術品を見られるなんて。

リュートに似ています。

ぽるとがるギター

12弦もあるんですね。
スチール弦で、6つが複弦になっています。

てっぺんにはこんなぐるぐるが。

ぐるぐるが


とてもすてきだったので、18時からの2部にも行きました。


夜は、夢みなとタワー最上階の展望室にて、イルミネーションを楽しみながら、という趣向です。

最前列かぶりつきで堪能いたしました。

二部

夕焼け空のリスボン
ファド とぅみ
花売りのジュリア
風の模様
沈黙
夜想曲
ノスタウジーア


…あとは。

すみません。

にきやくとか、
こんたるととか、
ぷりえらとか、
ファドまるりあーととか、

いっぱい演奏していただいたのに、難しくてよく聞き取れませんでした。

ベースも


地元のベーシストさんも参加され、昼間とはまた違った、大人な空間でございます。

お酒飲みながら楽しみたかったなあ。(笑)


てなわけで、
大満足の終了後、久しぶりにマテウス・ロゼ買っちゃいました。

だって、世界中で愛飲されている、ポルトガルを代表するワインってイメージじゃないですか。


あ。
ボトルのデザインが変わってる!

今夜の月命日パーティーは、半額オードブルでおしゃれに(笑)。

ポルトガルと言えば
半額まつり


甘い口当たりを楽しみつつ、早速購入したCDをかけました。


ちぇっ。
やっぱ、生で聴きながらいただきたかったなー
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今年も、ぢいのおばさんから可愛らしい縁起もの。

今年のお正月も、ぢいのおばさんから干支の編みぐるみが届きました。


海月嫁ぎ先母の兄嫁さんは、右麻痺なのに、釘を打ちつけた板と左手で器用に編み物をされ、毎年、岐阜から干支の編みぐるみを送ってくださる。

おさるちゃん ぢいと記念撮影

いっぴきは、嫁ぎ先の床の間の鏡餅の隣に。

うちの床の間にも


いっぴきは、ちきんくんにお願いして、デイケアの皆さんに愛でていただいております。


海月ひとりが可愛がるより、なるべく沢山の方に見てほしいし、
利き手が動かなくても、こんなことできるんだ、って、力をもらってほしいから。


報告メールをもらいました。

「毎年プリチィな、お人をありがとうございます
今年も良い感じで鎮座してくれています。
ありがとうございましたm(_ _)m
おばさまに、よろしくお伝えくださいマセ」


おー。お正月飾りコーナーの中心で目立っていますね~。

縁起物コーナー


そして、こちらもお正月恒例、姪っ子作、干支の色紙。

こっちはじーちゃんばーちゃんに。

じーちゃんばーちゃん用には

こっちはお寺に奉納します。

萬福寺さんには


一方、海月は、年末ダウンだったため、アパートの神棚はシンプルこの上ない。

すっきりぴっかり

正月花もお鏡餅も間に合いませんでしたが、
鯛のタイがたくさん貯まった瓶と、
10月に御本部の神具店で手に入れたお神酒の瓶子と水玉さんがチャームポイントです


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みんな、大丈夫だって言ってほしいから。

ここんとこ、よく、カーステ大音量で、泣きながら聴いています。

ビッグミュージック


世間に疎い海月、今まで、全然存じ上げなかったんだけど。

昨年12月に、横パパから誘われたライブ。

浜端ヨウヘイさん151207_2115~01

151207_2115~03


米子観光大使であるBBBB(ブラック・ボトム・ブラス・バンド)のSEIYAくんの飲み仲間だそうで、
全国ワンマンツアーなんだけど、米子に限り、ドラムとのデュオが実現したのです。


1曲目から、海月びっくりこ。
会場全体が、元気とやさしさと熱い思いで包まれる。


トラベラー
大男のブルース
鴨川
東京
べろんべろん
ミュージック
サンキューソーマッチ


この人、すごい!

笑顔も、大きな手も、何気なくお客様を気遣う言葉も、
何もかもが、温かい包容力に溢れてる。


そして、SEIYAくんのドラム。

お互いが相手を尊重しあってる。


観ていて、とても元気がもらえるライブでした。

なんて気持ちいいんだろう。


初めて聴かせていただくから、YouTubeでちらっと検索したけれど、
このほとばしるエネルギーは、生じゃなきゃ伝わらない。


追っかけしてたら、海月、鬱病治るへん?(笑)


『無責任』っていう曲。

歌詞、紹介してもいいのかな。

 


 
 作曲:浜端ヨウヘイ
 作詞︰浜端ヨウヘイ


「死にたい」って書いて 「生きたい」って読んだ
カーテンの向こうはもう朝
「くそったれ」って思いながら
「ありがとう」って呟いた

本当の自分を守るために
数え切れない嘘をつくだろう
まっすぐに歩いて行くために
山ほどの回り道するだろう

大丈夫さ 大丈夫さ 大丈夫さ 大丈夫だよ
大丈夫さ 大丈夫さ 大丈夫さ
だから笑っていて欲しい

諦めるにはちょっと早くて 
引き返すにはもう遅い
不細工に足掻きながら 
今日をまた見送ってる

迷い立ち止まる日が来るだろう
眠れない夜もまたあるだろう でも
泣きながら僕ら生まれてきた
笑うために生まれてきたんだよ

大丈夫さ 大丈夫さ 大丈夫さ 大丈夫だよ
大丈夫さ 大丈夫さ 大丈夫さ
だから笑っていて欲しい
諦めないでいて欲しい
どうか笑っていて欲しい



こんなにこころが溶けるのに、『無責任』なんて題名をつけるぐらい、真剣な人。


「大丈夫。」
この言葉に救われたひとが、どれだけたくさんいるんだろう。


海月もその一人です。

ひとりで運転できるよ。
大丈夫。


SEIYAくん、いい先輩を持ってしあわせだなあ。

横パパ、素敵な音楽との出会いをありがとうです。
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枕元ライブ。

昨日、帰りに赤猪岩神社にお礼の参拝に行った。

初めて神主さんがおられるところに遭遇したので、少し会話。
「そりゃ、よう頑張られましたなあ」


闘病記、もっと長期戦になる可能性に期待していたけど、残念です。


お母さんが市内の病院に移るか、容態が落ち着いたら、出雲の日御碕(ひのみさき)神社にもお参りしたかったんだけど。


日御碕神社の奥の石段の上の小さな祠に、お稲荷さんが祀られているんです。

心の拠り所

こちらのお稲荷さん、なんだかとてもやさしくて、なんでも相談したい、離れたくない気持ちになるのです。


そして、ぢいの事故の時には知らなかったんだけど、

地鎮祭のお清めとして使う「お砂」が霊験あらたかだそうで、

「交通事故で医師から見放された友人に塗り付けたところ
一命を取り留めて、全快された」
との説明の立て看板をみつけたのです。

寝たきりの方の枕元に置いたり、
身体に痛みがある人は、毎日患部をお砂で撫でるとよいそうです。


分けていただけないか、1日も早く、お稲荷さんに相談したいと思っていました。

ぢいの事故の時に、どんなにか欲しかったことでしょう。


一夜明けて1月14日。

お母さん、救命処置のせいもあってか、口元からの出血が続いています。

納棺の時に、きれいなままでおられるといいけれど。


三線を届けたくて、ちょうどお母さんのおうちに向かおうとしていたら、ねこばす氏から連絡がありました。

みなさんの送迎用に普通車が必要になるから、車を取りに戻って冬用タイヤに交換するとのこと。

交換したタイヤを、海月のあおこぐるまに積んで、一緒に向かうことになりました。


ぼたん雪の冬景色。

お母さんもおんなじくらいきれいで、ぼたん雪を頬にのせても溶けないくらい、冷たくなっておられました。


趣味の書が飾ってあります。

160110_1126~01 160110_1126~02


留守番がねこばす氏だけになったので、お母さんの枕元で三線を聞いていただきました。


「海ぬちんぼーら~赤山」
「ひやみかち節」
「ふなやれ」
「豊年のあやぐ」


豊年のあやぐで弦が切れた。

急いで張り替えたけど、ねこばす氏の唄はキーが高すぎて、弦がもたない。


「来夏世」
「涙そうそう」


お客様が来られたから、ゲリラライブ終了。


お母さんの船出を、『ふなやれ(出航)』で讃えることができた。

お母さんが笑顔で横たわっておられる。


この曲を大事にしてきて、本当に良かった。
いちばん捧げたい人の枕元で、聞いていただくことができた。


口元から滲み出る血をスポイトで吸う。

さっきまでの笑顔がなくなっちゃったな。


納棺が17時。
お通夜が18時。

道が凍結するから、海月は早めに失礼する。


…さすがに、帰り道で仮眠しました。
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12時44分。ねこばす氏を作ってくださった方が、出航されました。

大事な人が苦しんでいる姿を見守る辛さを、知っているひとがいるのといないのでは、気の持ちようがぜんぜん違う。

どれだけやっても気づいてもらえない虚しさ。
やった分だけねぎらってくれる人の存在の大切さ。


付き添いも、闘病中の本人も、ひとりでないってことが大事だと思うの。


海月は、アルバイト身分で良かったと、つくづく思った。

定職だったら、ねこばす氏に同行できていない。


お母さんや家族の苦しみを記録することが、いつか、ねこばす氏の支えになるかもしれない。


ちっちゃい時のねこばす氏、お母さんが大好きで大好きで、
アイロンで火傷するぐらいびっちり張り付いて離れなかったらしい。

そんな思い出話を耳元ですると、お母さんが頷く。

okaasann.jpg

お母ちゃん、ごめんなさい。
お母ちゃん、ありがとう。


毎日、沢山話しかけた。


吸い飲みから水を含ませて、まだごっくんしてないのに
「おいしいかや?もっと飲む?」

…むせるがな(笑)


でも、さすがお母さん。
ねこばす氏の、畳み掛ける話しかけをよく心得ておられ、上手に対応されていた。

「舌で押さえながら飲むから大丈夫。」

さすが親子だ。


1月13日。
11時前に病院に着いたら、出勤前の従妹さんがお世話をしてあげておられた。

昨夜もお仕事のあと、寄ってあげておられたそうな。

お母さん、寂しい時間が少なくていいなあ。


バトンタッチする。

まず、おしっこが気になる。

昨日から全く出ていない。

黄疸も紫斑もかなりひどい。


点滴にアルブミン製剤が入ってる。
血管内の水分量を増やし、血液の流れを調節する輸血。


こんな高価な製剤まで入ってるってことは、かなりまずい状況だってことだやね。

浮腫や、たぷんたぷんのお腹が、少しでも改善すればいいんだけど。


舌が腫れぼったく、しゃべれないから、でっかいアイウエオ表や質問リストを作ってきたけど、見えるかな。

手を振って話しかけると、こっちを見て微かに笑顔。

わかってくださったみたい。


口の中は潰瘍だらけ。
背中やお尻はどうなっているんだろう。


看護師さんに聞いてみた。

「入院してすぐにできた床ずれは、エアマットに変えてからは、悪化してないみたいですよ」


ほ。
じゃ、今まで通り触れていても大丈夫だね。


早速、肩と骨盤の下にタオルを敷いて、
左右を持って、タオルごと身体の圧を左右交互に移す。

お母さんの顔が解れ、ほーとため息が出る。


良かった。

こんなんで苦しみが紛れるなら、1日中だってできるよー。


喉のゴロゴロがひどいので、吸引してもらう。


今日の担当は、お兄さんのお友達の看護師さん。
看護師さん、みんな優しいけど、
お友達だから、仕事を越えた部分もストレートに話してくださるから、心強い。

「そろそろかな」


血圧が低い。

血中酸素濃度も、今までになく低い。


酸素マスクをつけてもらった。
良かった。
この方が、喉が潤うもんね。


12時過ぎ。

血小板輸血が開始になってから10分も経過しないうち、ガクンと呼吸が変わった。

大きく吸って止まる。
不規則になる。


「向かうよ。」
看護師さんが先生を呼ぶ。
先生、あまりの急激な変化にビックリ。


「いつから?」
「ほんのさっきです」


お兄ちゃんは用事を三件済ませて、15時に来ると言っておられたけど、
それじゃ間に合わない。

酸素MAX。

「長男さんすぐ呼んで下さい」


救命措置が迅速に開始になった。

心臓マッサージ。
アンビューバッグで換気をする。
心臓の機能亢進のため、アドレナリン2回。


ねこばす氏、話しかける。


お母ちゃん、俺等の為に頑張ってくれてありがとうな

お兄さんも俺も向こうでまた会えるけん、大丈夫だ

お父さんもエス(わんこ)も待っとるけん、安心してな

親不孝してごめんな

ありがとう

ありがとうな


お母さん、間違いなく聞こえてるよ。
親子だもの。


心電図の波形が、心臓マッサージの波と、薬の反応の微弱な形になりました。

お兄さんが到着するまで身体のみ生かし続けるのは酷です。



ねこばす氏のお母さんは、何度か小さい奇跡を起こしながらも、尊い生涯を閉じられました。

死亡時刻は12時44分。


お母さんお疲れさま。

ずいぶん頑張られました。


お兄さんが到着した。

「おー。お母さん、ありがとな。」


お兄さんが、お母さんのおでこを軽くピンと弾いてあげた。


ねこばす兄弟は、今後の手配で大忙し。


お兄さんのお友達に薄化粧をしてもらい、生き生きと寝ているだけみたいなお母さんを
おうちに連れて帰る。

まだ温かいよ!


おうちのお布団に落ち着かれた時に、ふーって息を吐かれたから、思わず心臓に耳を当てたけど、
きっと体内の空気が漏れたんだね。

目は開きませんでした。


痛みから解放されたお母さん、菩薩様のような微笑みを湛えておられました。

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転院か?

1月12日。

病院から、電話がありました。

「血液検査数値が悪いけど、今の治療以外は打つ手がない。
血液内科に転院できないか、打診中です。」


救急車に同乗しないといけないだろうから、急いで向かう。

ねこばす氏 「今日1日がどんな流れになっても、あとで後悔はしないから。」

そうだね。


打診中の医師は、手が離せず、返事待ちで待機。

結果、転院は中止となった。


市内の病院に移っても、できる治療は変わらないし、受け入れるベッドがない。

他の病院も、血液内科専門医は1名なので、手が回らない。


ねこばす氏とお兄さんには大変だけど、お母さんは動かさないほうがいいだろう。


先生 「もう、こちらでできる検査はないので、転院をと思いましたが、血液の病気ではないだろうとの回答でした。

お母さんは、抗がん剤の『リウマトレックス』を、リウマチの薬として週1回服用している。
最後に飲まれたのは12月31日のはず。

リウマトレックスには、免疫抑制薬と抗がん薬としての横顔があり、他の正常な細胞に少なからず悪影響します。
骨髄抑制という副作用がひどくなると、骨髄幹細胞が破壊され、血液細胞が再生不能になる。

お薬はきちんと飲むのに、食が細くてご飯を食べないから、年末の時点で、すでに肺炎になっていたのかもしれない。

感染で脱水症状がおこり、腎機能が低下したところに、きつい抗がん剤を飲んだので、一気に悪化したことが考えられる。

手は打ち尽くしましたが、いままで通りの治療でよいでしょうか」


ねこばす氏、承諾。


お母さんは、我慢強すぎて困る。
具合が悪いなら、早めに言ってくださらないと。

大みそかには、ご自分で年越しそばのおつゆまで作られたそうなのに。


「お母さん、医大にお引っ越しはなくなりましたよー。
今まで通り、こちらの先生に診ていただきましょーねー」


筆談も、即席のアイウエオ表も、イマイチ。
明日は、でっかいの作って来よっと。

角膜が混濁し始めているからね。


それでも、表情で判断ができる。


深夜ラジオでオモトタケオを聴いておられたから、お好きな曲だと聞いた『パーマ屋ゆんた』を流す。

昔の写真をスライドにして見せる。

昔の写真見よう このビューティーペアは?

こりゃ、何の写真だ?

床の間に飾ってある、お父さんの航海士帽、実はお母さんのだったりして(笑)。


…今日は、おしっこ出ないなあ。

身体が水を含んでずっしり重い。

皮下出血が広がっているから、触れるとき、一か所に力を込められない。


ふわふわタオルを敷いて、肩を両側から寄せてあげる。

骨盤をゆらゆら揺らす。


お母さん、気持ちいいらしく、表情が穏やかになる。

うれしくて、ちょいちょい揺らす。


舌も唇も血が滲んでるから、数分毎に口を湿らせる。

そばにいても、これぐらいしかできないからね。


白血球を増やすお薬、グランシリンジを注射してもらった。

採血も、血管を探して探して、首からやっとできました。

血糖値の検査も、血行不良で指先に血がにじまないので四苦八苦。


そして、鼻注栄養になりました。

お母さん、先生からの説明にイヤイヤされるけど、血糖値がどんどん上がって、インシュリンの量が増えているから、点滴を減らすには仕方がないの。

ねこばす氏 「お母ちゃん、ごめんよ。おれのせいだけんな。かんべんな」


今日は、ずっと空っぽだった胃がびっくりしないように、まず、お白湯から。
明日からは、おくすりも栄養も鼻から入ります。

ベッドを起こすと、血圧がぎゅーんと下がる。


お母さん、頑張れー。


今日の輸血は、血小板5つに赤血球1つ!

5時間かかります。

スッゴい体重増えたりして。


ねこばす氏、今日の松江のお仕事は、明日に回しました。
お兄さんも、今日は早めに帰る。

二人とも、疲れが溜まっているから、すこし休まないと。


「お母ちゃん、帰るけど、明日も居ってよ。約束だよ。」


帰り道、赤猪岩神社にお礼を申し上げる。

今日を乗り切りました。

明日もお守りください。
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入院から9日目まで。


今日一日ありがとうございます

昨日1日が無事に過ごせてありがとうございます。
今日もよろしくお願いします。


病室に入るまでは、毎日ドキドキです。


でも、見た目的にはちょっと安心。


モニターも、心電図以外は外してあった。

身体が動かしやすくなってありがたい。


傍にいても、お水を勧めたり、マッサージや爪切り程度。


脱肛が治ってから痛みが少なくなくなったので、関節の可動域訓練も始めた。

動かし慣れておかないと、体の向きを変えたり、お下の処置をしてもらうたびに痛いのでは、よけいに衰弱してしまう。


こんな感じなら、様子を見て、先生のお話を聞くぐらいで帰ってもよさそうだなあ。


ねこばす氏のお兄さんは、仕事が終わってから、凍結した夜道を往復することになるから、
お母さんの様子が落ち着けば、ずいぶん安心ですにゃ。


ねこばす氏も、早めに松江に向かって確定申告のお仕事ができるし。

病院帰りにお仕事行くと、終わったら0時だもんね。


海月も、たまに読み合わせのお手伝いや、税理士先生の送迎をさせてもらって、
あとは、ねこばす氏のお仕事が終わるのを待ってる間に、みなさまのblog訪問。


デオデオさんでキーボード買いましたー。

キーパット

これで、直接スマホに触れなくても操作できるのかな。


海月は、手先の感覚が鈍くて、薬や小銭を器用に扱えないので、
タッチパネルは大の苦手なのです。


うっかり触れてしまう部分が減れば、ちっとはマシだへんかと思いまして。


病室では、スマホで薬の効能調べやblog訪問をしたくても、なぜか、ネットワークエラーの連続なのですよ。
先へ進める方法がわかんないから、ログアウトしてはログインの繰り返し。


やっぱ、妨害電波でも出てんのか?


おや?
お母さん、血糖値を測ってもらってる。

高栄養の点滴『エルネオパ』が毎日入ってるし、
身体の炎症を抑えようとストレスホルモンがバカスカ出るから、
血糖値がかなり高くなっちゃって、とにかく喉が渇くのは、その為らしい。

ヒューマリンRというインシュリンも投与開始になった。


8日にごはんが再開になってほっとしたのもつかの間、初回にお粥を7割食べられて以後は、頑なに拒否。

口を堅く引き結び、味見しても押し出しちゃうぐらいイヤイヤされる。


ゴハンが食べられれば、点滴を減らせるんだけどなあ。


1月10日。
お母さんは、昨日ぐらいから、トロトロと半覚醒状態。

耳が急に遠くなった。

体力がないから、疲れとかストレスで自律神経のバランスが崩れて血流が悪くなったかな?

話しておられることが、むにゃむにゃ言って聞き取りにくい。
舌や喉が乾燥して痛いんだろうな。

口の中も喉も潰瘍だらけで、デキサルチン軟膏を塗ってもらった。


貧血の皮下注射もしてもらった。

少しずつ皮下のあちこちが出血してる。

身体の黄色味が増してきた気がする。


仕事が終わったお兄さんが、従姉妹さんを連れてきて会わせてあげた。


先生、難しい表情。
「一時、持ち直したかと思われましたが、やはり厳しいですね。
再確認ですが、急変時のご意向は呼吸器まで変わりなしですか」


ねこばす氏の心に迷いが生じた。

本当にいいのか?
お母さんの苦しみを長引かせていいのか?


お母さんが大好きだ。
居なくなるのは耐えられないけど、苦しませるなんてできない。


1月11日。
かなり衰弱している。

カリウムの点滴『アスパラK』が増えていた。


お母さん、話している相手の顔はわかるみたいだし、意思表示もできる。

もともとのリウマチの飲み薬が再開になっていて、痛み止め・しびれ止め・安定剤が効きすぎているらしい。


お兄さんと一緒に、緊急時の対応について、改めて先生と相談することにした。


「毎日の輸血でも、血小板が増えない。

血小板にもHLA抗原というものがあり、
血小板輸血を受けた患者さんの中には、HLA抗体ができて輸血の効果が出ない人もあるので、
明日、検査しましょう。

このままでは、刺激で大動脈や脳の血管が破れるのが心配です。
息子さんたちが通うのに便利な病院に転院するにも、
救急車の振動に耐えられるかどうか…

白血病の検査については、
血小板が少なすぎる間は、骨髄穿刺検査はしない。

肺炎は悪化すれば呼吸が苦しくなるが、今は、それがないし、
ようやく抗生物質が効き始めたところです。
炎症反応は悪化していません。

栄養改善については、いちばんいいのは腸が動くことだけど、
早急には、鼻腔から直接胃までチューブを入れる方法をとりましょうか。」


急変時の対処についても、細かく擦り合わせた。


・肋骨が折れる可能性が大きいが、心臓マッサージはお願いする。
・同時に、血圧を上げ、心臓を強く早く動かすアドレナリンも使ってもらう。
・人工呼吸はアンビューバッグまで。
・気管挿管はしない。
 心臓マッサージ中に心臓が打ち始めたからといって、呼吸器をつけても、ただ命を延ばすだけ。
 一時的なもので、回復の期待は薄いので、そんな場合でも挿管はしない。


そんな話をしながらも、同時に、退院できたら施設か在宅かなんてことも考える。
前向きなのに こしたことはないからね。


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とにかく、なんでも可能性に懸ける。

今日は、なぜか、病室でもケータイやスマホが圏外になるので
「クラスター爆弾でも落とされたのかな?」 と話していたら、
水爆実験があったそうな。

いろんな電波が飛び交ってんのかな。


状態が良くなったわけではないけれど、
こんな数値の時ばかりだと、安心できるなあ。
  ↓
昨日よりいいへん?

SPO2(ヘモグロビンがどのくらい酸素を運べているか)がの数値が低いのは、指先が冷たいからです。


敗血症の菌が特定できない時期は、殆どの菌に利くメロペンって抗生剤が投与されていました。

スペクトルが大きい分、耐性菌ができちゃったらアウトらしいんで、ちょい心配でしたが、敗血症の菌が黄色ブドウ球菌と判明してからは、ユナシンという抗生剤に変わりました。


ほぼ毎日、輸血です。


血圧下がると、昇圧剤ノルアドレナリンをちょい追加。


今日は、昨日より心拍数が落ち着いてお熱もなくて、「そこが痛い」とか、「口が乾く」とかの意思表示が明確なんですよ!
うれしいね


右足の指がわずか一晩で紫色になった。
血行不良


写真は、背中を擦りながら、一緒にないちゃーれきおーずのDVDを見る息子と母の図。

気を確かに。

ウケをねらって「気をたしかにTシャツ」を着る。

だって、笑いは免疫力を高めるって言うでしょう?


先生からのお話で、新たな心配も浮上した。

こんなに輸血してるのに、
輸血の量の割には数値が上がらない 。
血小板は、相変わらず消費されつづけてる。

しかも、白血球数が少な過ぎる。


もしかして、白血病ではなかろうか。


ふつうは、血球の赤ちゃん『芽球』は、成長してから血管内に送り出される。
白血病だと、未成熟な芽球が、末梢部の血管でも発見されるそうだ。

お母さんの腕からの採血では芽球は発見されなくて、骨髄穿刺して調べればはっきりするけど、そんなたいへんな検査をすると、血が止まらなくなる。
今の状態では無理だろう。


白血球を増やす薬、グラン注射液が処方されました 。


貧血なので、赤血球輸血も開始に。


病院の行き来に、赤猪岩神社にお参りする。

『赤猪岩神社』は、大国主命や、母神の刺国若比売命(サシクニワカヒメ)がお祀りしてある、受難・再生・再起にご加護のあるお宮。

赤猪岩神社 再生の説明

再生のお札と健康長寿の御守りを買って、神社にお供えして拝む。

あたまの上にお守りさん


お母さん、身体が痛くて痛くて、6日には、あまりの痛さに「あんたたちにこの痛さはわからんわ!」と看護師さんに言えるぐらいパワーがあったそうな。

痛み止めのアセリオが投与され、
ようやくウトウト 。


お母さん、
「腰の奥の奥が痛い。
オナラが出るとよけい痛い。」と言い続けておられ、
グランの副作用の骨痛(骨髄が、白血球を作ろうとフル稼働するため)でしょうかね、と首をひねっていたら、
やっと原因が判明した。


脱肛だった。

どおりで、どこをさすっても腰の奥の痛みが治らなかったわけだわ。


便意があって摘便してもらったときに初めてわかり、
押し込んでもらった途端、
生まれ変わったように晴れ晴れと
「ありがとうー。楽になったわー」と看護師さんを拝む。


水分がオッケーになり、
7日からは、ご飯も開始になる 。


飲めるなら栄養があるものにしなくちゃ。

用意していたメイバランスが飲めました!

ガンガン栄養つけてね


ねこばす氏、毎日、オニキスブレスレットを泡盛で浄化しては
お母さんの身体を擦り、気を送る。

ただ願う

「毎日、触れることで改善するに違いない」の、揺るぎない信念を持って触り続ける息子。


『手当て』って言うぐらいだから、
効くに決まってる。
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一喜一憂。

昨日のねこばす氏の記事で、疲弊している状況がお察しいただけるかと存じますが、
毎日毎分が、一喜一憂でございます。


3日に入院し、4日には見た目的には意外にお元気そうだったお母さん、
翌朝、状況が激変し、
8時30分に先生から連絡を受けました。


緊急呼び出しに備えて早朝から待機してはいたので、すぐに向かいます。


血圧が急激に低下し、 中心静脈からカテーテル導入となりました。

首んとこから、ぷっすり入れるので、当然、ご本人の負担も感染の確率も大きいわけで、
しかも、挿入時の合併症として、先端位置がうまく血管内に収まらない事態が、比較的高い頻度で起こります。

幸い、うまく入っていることがレントゲンで確認できましたが、
管理中に自然にカテーテルが浅くずれて、鎖骨の下に移動したりするので、海月としては、動かすのもコワい。


腎機能が著しく低下しているので、抗生物質は、ほんとは3回入れたいところ、2回だけ。

酸素マスクで呼吸を助ける。
たっぷり3リットル。


血圧が下がれば、ノルアドレナリンという昇圧剤を入れてコントロールします。

お熱が38℃。
炎症があるからね。

意識が朦朧としている。

播種性(はしゅせい)血管内凝固という、血管内で血液が固まっちゃう状態なので、
血液センターからの血液製剤到着を待って、血小板輸血開始です。


お母さんは、家でも、ないちゃーれきおーずのDVDをよく観ていてくださってたから、
お母さんの耳元で流そうと、
近くのハウジングセンターでポータブルDVDプレーヤーを買う。

入院前日に、ねこばす氏が縁側で練習してたら、
こたつから、「こっちですりゃいいのに」と声をかけられたらしい。


ほーら。
ねこばす氏の唄三線ですよ~。

病室では三線弾けないから、代わりにね。


モニターの数字や波形に釘づけ。


不整脈だっ。
心拍数と脈の間に、なんでこんなに差があるのっ。

この全く安定しない波形たち、大丈夫なのか?

うわー。アラーム鳴ってる。
あ、酸素濃度測る指のブローブが外れただけだった(汗)


てな具合です。


お兄ちゃんも仕事あがりに駆けつけ、先生から説明を受ける。

お兄ちゃんがストレートに切り込むと、
「この状態から持ち直すことはほぼあり得ない」と言われた。


それでも。
奇跡を信じたい。

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延命治療

本日、弱り苦しんでいる母を見て、兄と相談して、ただ生きているだけになる様な延命治療はやめてもらう様、主治医に伝えた欲しいと担当看護師さんにお願いしました。

前回の記事を読んで頂いた皆様、スミマセン。

延命治療を望んだり、撤回したりは私の心の弱さが原因です。

重篤な母の状態を認めたくなかったのだと思います。

ほんとうに、ごめんなさい。
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急変時の延命治療についての意思を確認しあう。


ねこばす氏、先生の説明を受けた後、お母さんの病室に行く。

「ありゃ?おりならん。」


個室に移っておられた。当然ですわにゃ。

ここが集中治療室ってわけです。


点滴だらけになってるお母さん、意外なことに、意識がある。

海月を見て、「あらー。ありがとうね」


ずっと何日もおしっこが出なかったけど、朝、検査の為に導尿してもらったそうだ。

意思の疎通も上々。


便意があり、看護師さんを呼んだ。

部屋の隅にポータブルトイレがある。
座れるんだー。


部屋の外で待機してたら、看護師さんが「まだ時間がかかるそうだから、出たら教えてくださいね~」と、他のお仕事に行かれた。


海月、カーテンの外から
「ここにいるから、えらかったらすぐ言ってくださいね」

お母さん、淡々とながら即答。
「えらいです」


「あらっ、失礼しますよ」

覗いたら、

うわああああ
畳んだお布団みたいになってるよ!


きれいに二つ折りになったお母さんを支えて、ナースコール。
「座ってられませーん。便は出ました」

やー。
ビ、ビックリだったね!
やっぱ、座れないんだー。



先生から、急変時にはどこまでの治療を望むのかを尋ねられた。

こういうことは、はっきりさせておかないと。

肺が悪く、長く闘病しておられたお父さんの場合は、
予め、夫婦間で「延命は望まないから緩和ケアを」と話をされていたらしい。

ご家族としても、苦しませるのが嫌だし、辛くて見ていられないから、気管挿管せずに看取られた。


ねこばす氏 「私としては、あらゆる手を尽くしていただきたいです。」

お兄さんにも電話で確認。同じ意見だった。


ねこばす氏、ストレートにお母さんにきく。

「お母ちゃん、どんなえらい思いをしても頑張って生きたいか、お父さんの時みたいに、自然に任せるか、どっちだ?
おれとお兄さんの希望は、全ての手を尽くしていただくことだって、先生に伝えたけど」

お母さん 「まだ、せにゃならんことがいっぱいある。
あんたたちを残しては死ねんなあ。何でもしてもらうだな」


三人の意見が揃った。


さあ、お母さん、大変な日々を一緒に乗り切っていきましょうぜ!



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みなさま、メッセージたくさんありがとうございます。

あたたかいお言葉、
ねこばす氏も海月も、しっかり読ませていただいているのですが、
お返事もできず申し訳ありません。


海月、いつも、
ガラケーで打った文章をパソコンに送る
  ↓
それを、パソコン画面で編集し、ねこばす氏に「記事あがりました」と報告する
  ↓
ねこばす氏がチェックしてアップする

という方式で、blogを作成しております。


最近は、なかなかパソコン前に座れないので、
付き添いの合間に、苦手なスマホで皆様のブログ訪問を始めさせていただきました。


あーっ
自分にイライラするゥ!


とにかく色んな場所に手が当たっちゃって、収拾がつきません。

拍手ボタン見つけた!

拍手できた!…と思ったら、なんでか広告画面に変わってる。

ボタンの下の四角い広告欄に指が触れているのですね。


あと一歩だったのに…

バカヤロー!

パチぐらい入れさせろよ!(怒)


拍手ごときで誤操作を繰り返すぐらいだから、当然、スマホでコメントなんて、書かせていただけるわけもなく。


こんな状態ですが、みなさま、よろしくお願い申し上げます。
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肺炎と肺血症。

脱水だと思って受診したねこばす氏のお母さん。

日曜日なのに、即、入院させてもらえて、安心したのもつかの間、
翌日、容態が悪化しました。


病院の主治医からのお電話の時に、丁度ねこばす氏ん家のゴミ出しに来ていた海月、
内容を漏れ聞き、腰を抜かす。

「肺炎と敗血症です。」


うっそー。


いいことを考えないときは、一人で運転しないほうがいい。
まだ寝ぼけていたねこばす氏に同行し、慌てて病院に向かう 。


詰所で先生から説明を受ける。

お母さんの輪切り写真と血液検査の数値を見ながら、丁寧に教えてくださった。


両肺の下に水が溜まってる。

左の肺が真っ白。


肺炎だ。


先生 「昨日の時点では、腎臓の数値が悪く、脱水と思われました。
CRP値が33と高めでしたが(正常なのは、陰性、または0.6mg/dl以下)、リウマチの方なので、何かの感染とは考えにくかった。
白血球は正常値。(4000~9000個/μL)
血小板は38000(正常値15万~40万個/μL)と低めでしたが、
会話もできるし、発熱もないし、血圧も、もともと低めですし。

ところが、今朝になって、血小板が19000に激減していました。

白血球も、800と異常に少ない。


どんな菌が悪さをしているかは、培養中なので、結果がでるまで時間がかかりますが、
ほぼ間違いなく敗血症です。

抗生剤の投与を始めました。

急変の可能性があるので、必要時に輸血を行ってよいか、同意をいただきたい。」


輸血は、エイズや肝炎に感染する危険性もあるけど、
今の状態を改善するのが優先。

ねこばす氏 「お願いします。」


たったひとりのお母さん。
何が何でも、元気になっていただかないと。


次回に続きます。
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ねこばす氏の新年は、こうして始まりました。

今年は、お正月から、一日の境界線が曖昧な日々が続いております。

今日が、まだ六日だなんて。

元旦が、遠い昔のように思えます。


当ブログ、しばらくは、ねこばす氏のお母さんの闘病日記の記事が多くなるかもしれません。


ねこばす氏のお母さん、夏から骨折で入院しておられたのですが、11月22日に退院され、独居生活に戻っておられました。


年末からは、ねこばす兄弟が実家に帰っていたのですが、

今年の1月2日、
「なんだかいつもと返答が違う」と相談があり、
「そりゃ、腰痛で動けないんじゃなくて、脱水と栄養失調じゃないか?」


当分入院して、栄養管理をしてもらえればいいけどなー、と、海月は内心思っておりました。


その日の夜は、水分摂取を勧め乍ら過ごし、

翌3日。
日曜日だったけど、先月まで入院しておられた病院に受診したら、無事入院となったと聞き、一安心。


ねこばす氏 「脱水とは気づかんだったわー。マブイが落ちとるのかと心配した」


笑。

うちなんちゅは、マブイを落としやすい人が多いらしいけど、ないちゃーが落とす時って、よっぽどだへん?

ぢいの場合は、たまたま事故現場に落としてたから、拾いに行ってお墓に戻したけどね。


様子を聞くと、
退院してから、腰が痛くて座れないから、
一日、こたつに横になって過ごしておられたそうです。


毎日、ご近所さんが差し入れや掃除に来てくださるけど、
お風呂も入らず、
トイレは、歩行器を使わず、四つん這いで行っておられたらしい。


兄弟で、「ケアマネさんに、訪問サービスの相談をしよう」と話していた矢先のこと…。


ところが、翌朝の、病院からの連絡で、状況が一変したのでございます。


次回に続きます。
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皆様にとって、さらに 幸多き一年となりますように。

いー そーぐゎち でーびる 。

ウチナーグチの「明けましておめでとうございます」は、
「よい正月でございます」だそうでございます。


昨年は、当ブログにお越しくださいまして
本当にありがとうございました。

あ、この記事のカテゴリ名の『あらーぐふがらっさ』は
与那国島の方言で「どうもありがとうございます」です。


本年もどうぞよろしくお願いいたします。
見捨てないでやってくださいましね。


ねこばす氏が実家に帰っている年末年始の間、

メカ音痴の海月は、パソコンに完全に見くびられ
ここぞというときに弱い海月は、スコーンと風邪をひき
実母にさえ、電話口の声が自分の娘だと気づいてもらえない海月は、それでもお正月行事を若干こなすなどしつつ

とりあえず新年を迎えさせていただきました。


ありがたいことでございます。


昨年12月に経験した数々のワクワクの、
ご報告しそびれたままの下書きを、
今更、どうやって仕上げよう…


今年の12月に回すかな(笑)

なんてわけにもいかず、
ぼちぼちに思い出していきたいと思います。


てなわけで、船便のごときズレズレの記事が当分続くと思われますが、よろしくお付き合いのほど、お願い申し上げます。
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