北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森八雲. Since July 10, 2006.)
Intel to Omit Release of Enthusiast-Class "Ivy Bridge" Processors This Year.(X-bit labs)
Updated Intel processor roadmap for the desktop(ComputerBase)

現在ハイエンド向けに投入されている6-coreのCore i7 3900 seriesは“SandyBridge-E”コアであるが、これの後継となる“IvyBridge-E”は2013年下半期まで待たなければならないかもしれない。少なくともIntelは2012年中に“IvyBridge-E”を投入する計画はないようである。
AMD A6-4400M "Trinity" CPU sighted in HP laptop(CPU World)
HP Pavilion g4-2002ax Notebook PC (B3J41PA) - Specifications(HP)

今年中盤にAMDは“Bulldozer”マイクロアーキテクチャを改良した“Pildriver”を使用したAPUである“Trinity”を投入する。“Trinity”のうちデスクトップ向けに関してはスペックが明らかになっているものもいくつかある。一方、Mobile向けに関しては2月にArcticのMT101 HTPCにその記述があったのが最初である。Arctic MC101では4-coreのA8-4500MとA10-4600Mを選択可能となっているようである。GPUはA8-4500MがRadeon HD 7640Gを、A10-4600MがRadeon HD 7660Gを搭載する。周波数に関しては明らかになっていない。
そして3番目のMobile向け“Trinity”の名がHPの“Pavilion g4-2002ax”と“g4-2003ax”のスペックを記したページで見つかった。その3番目のMobile向け“Trinity”がA6-4400Mである。
PC hardware new "Kepler," GPU micro-architecture(Chiphell / 繁体中文)
The new "Kepler," GPU micro-architecture(HKEPC / 繁体中文)
GTX 680 Generally Faster Than HD 7970: New Benchmarks(techPowerUp!)
GK104 Block Diagram Explained(techPowerUp!)
NVIDIA's New AA Algo is TXAA, Adaptive V-Sync and New 3DVision Surround Detailed(techPowerUp!)

“Kepler”では消費電力を低減した新しい“Advanced SMX”と呼ばれるアーキテクチャを採用する。製造プロセスは28nmプロセス。そしてGK104では35億4000万のトランジスタを集積する。

現行世代の“Fermi”では発熱と消費電力が問題視された。“Kepler”ではコアの性能と消費電力の最適化を行い、高いPerformance-per-Wattを実現した。これが一番の注目点である。
“Kepler”のコア自体は完全な新アーキテクチャというわけではなく、“Fermi 2.0”をベースにアーキテクチャの改良・最適化を行ったものである。
複数のRaster Engineを搭載すること、GPC(Graphics Processing Clusters)と呼ばれるユニット構造となっていること、L2キャッシュとメモリコントローラなどは“Fermi”から引き継がれているが、要素要素で改良が行われている。
◇A85Xチップセットは既に出荷開始されており、第2四半期に発表される
Trinity A85X chipset ready(Fudzilla)

AMD A75 FCHとA68 FCHはSocketFM1だけでなくSocketFM2にも対応できるチップセットとなる。そしてこれとは別にSocketFM2のCPU―“Trinity”に対応する新たなチップセットとなるA85X FCHが既に出荷されているという。

A85 FCHはS-ATA 6.0Gbpsを8ポート、USB 3.0を4ポート、USB 2.0を10ポート、USB 1.1を2ポート搭載する。またRAID 0 / 1 / 5 / 10やCrossFireに対応する。TDPは7.8WでパッケージはFCBGA656となる。

AMDはA85X FCHを2012年第1四半期中盤に出荷開始しており、これを搭載したマザーボードは“Trinity”登場とともに2012年第2四半期に登場するという。A85X FCH搭載マザーボードの価格はそれほど高いものにはならないようで、60~100ユーロの価格帯に収まるという。

チップセットは既に準備がほぼ整っているようです。
一番最初のA75 FCHとA68 FCHはSocketFM1とSocketFM2に対応というくだりは、決して現行のSocketFM1マザーでFM2 CPUが搭載できるということを言っているわけではなく、SocketFM2マザーにおいてもA75 FCHを使用したものが登場しうるという話でしょう。かつてGeForce6150+nForce430がSocket939とSocketAM2の2世代にわたって使われたのと同様の話です。
IBM, GlobalFoundries, Samsung to go FinFET, 3D Transistor with 14nm Process (Bright Side Of News)
Common Platform confirms no FinFET til 14nm(bit-tech.net)
Common Platform Transitions to Adopt FinFET 3D Transistor with 14 nm Fab Process(techPowerUp!)

IBM、GlobalFoundries、SamsungからなるCommon PlatformはサンタクララでCommon Platform Technology Forum 2012を開催し、現行のPlanar transistorから“3D transistor”とも呼ばれるFinFETへの切り替えは14nmプロセスからになると明らかにした。
Thunderbolt may become standard for PCs in 2013(DigiTimes)
Thunderbolt To Become Standard for PC in 2013, Optical at That(techPowerUp!)

Thunerboltは現在銅線のケーブルを使用しているが、これが2012年末には光ケーブルに移行する。そして今後Thunderboltの採用は増え、2013年のPC関連製品においてはThunderboltは標準的な接続法となっているだろうという。

ASUSなどのマザーボードメーカーは“IvyBridge”に対応した製品をローンチすべく準備を進めているが、光ケーブルに対応したThunderboltポートを搭載した製品を予定している。
現行の“SandyBridge”世代のThunderboltは銅線ケーブルを使用しているが、次の“IvyBridge”世代では光ケーブルに移行し、(データスループットにおいて)より広い帯域とより長い通信距離を実現する。


2011年2月にはIntelはThunderboltで高速データ転送とHD画質ディスプレイ出力を1本のケーブルで行えるとしていた。そして10Gbpsの速度でThunderboltによりFull HD動画が30秒いないに転送できるとしていた。

Windows環境では現時点ではほとんどThunderboltを見る機会はないため、2013年にこれが標準的になると言われても正直あまり実感はありません。
ただMSIの“Z77A-GD80”など次の“IvyBridge”製品でThunderboltを搭載するものが出る予定であり、まもなくこの話が実際のものとして感じられるようになる日も近いかもしれません。

Launch plans of Intel upcoming CPUs updated(DigiTimes)
More solid information on Ivy Bridge's launch dates(PC Perspective)
Intel Haswell and Lynx Point Chipset Arrive in March 2013: Report(techPowerUp!)
Intel Haswell CPUs and Lynx Point chipset launch March 2013(Fudzilla)

Intelは次の世代のCPUである22nmプロセスの“IvyBridge”のうち11種類を4月に投入する。4月に第1陣として投入されるのはCore i7 3770K, i7 3770, i7 3770S, i7 3770T, i5 3550などである。続いて第2陣として6月初めにCore i5 3470, i5 3470S, i5 3475S, i5 3570, i5 3570Sなどが登場する。
(初出:2012年3月14日23時36分)
(追記:2012年3月16日1時26分)

Nvidia GeForce GT 640M Review: Kepler Arrives For Mobile(PC Perspective)
NVIDIA GeForce GT 640M Review - The First Real Kepler Benchmarks(Legit Reviews)
GeForce GT 640M Benchmarked(techPowerUp!)

AcerはCeBITで“Timeline Ultra”ファミリーの新製品となる“Aspire M3”を発表した。この“Aspire M3”はCPUとして“SandyBridge”―Core i5 2467M(2-core, 4-thread / 1.60GHz)を搭載する。そしてGPUにはGeForce GT 640Mを搭載する。このGeForce GT 640Mを含むGeForce 600 seriesはNVIDIAからの発表はまだされていないものである。
そして今回PC PerspectiveがこのGeForce GT 640Mのベンチマークスコアを“Aspire M3”を使用して計測した。


以下にベンチマークスコアを抜粋します。
Marvell Unveils Third-Generation SSD 6Gb/s SATA Controller(Legit Reviews)

Marvellは3月14日、88SS9187 S-ATAコントローラをアナウンスした。“88SS9187”は6.0Gbpsに対応するS-ATA Revision 3.1に対応し、SSDへの使用に最適化したものとなっている。
“88SS9187”を搭載した製品は今年後半に登場する見込みである。


主な特徴は以下の通り。
HIS Launches HIS 6670 iSilence 5 1 GB(techPowerUp!)
HIS outs passively-cooled 6670 iSilence 5 graphics card(HEXUS)
(参考)
HIS 6670 iSilence 5 1GB DDR3 PCI-E DVI/HDMI/VGA(HIS)

HISは3月14日、“HIS 6670 iSilence 5 1GB”を発表した。
“HIS 6670 iSilence 5 1GB”はファンレス冷却機構を搭載したRadeon HD 6670カードとなる。冷却機構は190×97×32mmのヒートシンクと6mm径のヒートパイプが4本で構成されたものである。
Embedded Intel Pentium G2120 CPU is in the works(CPU World)

“IvyBridge”のリリースまで1ヶ月余りとなり、Processor Numberやスペック、価格などが明らかになりつつある。Core i7とi5については昨年頃から詳細が明らかになっており、Core i3に関しても先月頃より情報が出始めている。
ところが、その下―Pentiumについてはまだほとんど分かっていない。今回まだベールに包まれた“IvyBridge”世代のPentiumのうち、組込み向けとなるPentium G2120についての情報を入手することが出来た。Pentium G2120は第4四半期に登場する。そしておそらく似たようなナンバーのものがコンシューマ向けにも投入されるのではないかと思われる。
OEM and embedded Intel Xeon E5 CPUs are launched(CPU World)

CeBITでIntelは“SandyBridge”世代のサーバー向けCPUである“SandyBridge-EP”を発表し、2-way向けのXeon E5-2600 seriesを17種類、1-way向けのXeon E5-1600 seriesを3種類ラインナップした。しかし、これらとは別にIntelはひっそりとXeon E5-2689, E5-2658, E5-2648L, E5-1670, E5-1603を組込み向けのCPUとしてリリースした。
AMD Preparing A4-3420 Socket FM1 APU(techPowerUp!)
AMD preparing A4-3420 APU(Fudzilla)

AMDはまもなくSocketFM1に対応するAPUの新モデル―A4-3420をローンチする。このA4-3420はOEm向けには1月より提供されてきたが、今回リテール向けにもBOXパッケージとしてリリースされることになった。

A4-3420はx86 CPUコアを2つ搭載し、CPU周波数は2.80GHzである。L2キャッシュ容量は1MB×2である。搭載するGPUはStreamProcessor数:160、コア周波数:600MHzのRadeon HD 6410Dである。
メモリコントローラはDual-channel DDR3-1600に対応。PCI-Express 2.0コントローラを搭載する。TDPは65Wである。価格は$65となる見込みだ。


スペックは以下の通り。
NVIDIA GeForce GTX 680 Specifications Slide Leaked(LegitReviews)
GeForce GTX 680 Specifications Sheet Leaked(techPowerUp!)
Down really! The Kepler final parameters of exclusive exposure(PConline.com.cn / 繁体中文)
GK104 Transistor Count and Exact Die-Size Revealed(techPowerUp!)
nVidia GK104: 3.54 billion transistors on 294mm2 die area only(3DCenter.org)
Rumor: NVIDIA GTX 680 Faster Than AMD Radeon HD 7970 By Up To 40%(Legit Reviews)
GeForce GTX 680 Up To 40% Faster Than Radeon HD 7970: NVIDIA(techPowerUp!)
Benchmarks and specifications for GeForce GTX 680 leaked(NordicHardware)

PCOnline.com.cnがNVIDIAのGeForce GTX 680のスペックを記したとされるスライドをリークした。
今回の内容は基本的には今までの情報を補強するものとなっている。例えばCUDA core数は1536と記されている。またメモリ周りのスペックはメモリインターフェースが256-bit、メモリ周波数が1500MHz(6000MHz)で帯域は192GB/sとなる。搭載するメモリはGDDR5 2GBである。
ARM Announces the Cortex-M0+ as the World's Most Energy-Efficient Processor(techPowerUp!)

ARMは3月13日、Cortex-M0+ processorを発表した。Cortex-M0+は最高の電力効率を有するMicroprocessorとされ、超低消費電力で低価格なMCUとして最適化された設計となっており、内蔵センサーやコントロールシステムなどありとあらゆる分野で使われることを想定している。

32-bit Cortex-M0+ processorはARM Cortexファミリーとしては最新のものとなる。消費電力は9μA/MHz、製造プロセスは低コストな90nm LPプロセスである。消費電力は現行の8-bitまたは16-bit processorの1/3である一方、性能は劇的に引き上げられている。

このCortex-M0+の低消費電力・高性能の恩恵はレガシー名8-bit / 16-bitアーキテクチャを使用するような用途でももたらされる。もちろん熟成した32-bitデバイスなら当然である。

そこら辺の何気ない電子機器にしれっと入っているようなもののようです。
PCとはやや遠い製品となりますが、いろいろ話題を振りまいているARMに関連する話題ということで少しだけ紹介しました。

New NVIDIA GeForce GTX 680 Pictures Hit The Web(techPowerUp!)
Pictures of the final GeForce GTX 680?(ComputerBase.de / ドイツ語)
GeForce GTX 680 comes with 1536 shader units at $ 549 list price on 22 March(3DCenter.org / ドイツ語)
Nvidia GTX 680 to go against HD 7970(Fudzilla)

ChipHellにNVIDIAのGK104搭載カード―GeForceGTX 680の新たな写真が投稿された。今回の写真は上面から撮ったものと裏面を撮ったものであった。

まず外観は黒を基調としており、基板も冷却機構もファンも黒色である。また上面の写真ではSLIコネクタが2つとPCI-Express電源コネクタとして6-pin×2が搭載されている様子が分かる。
ディスプレイ出力は4系統でDual-DVI, HDMI, DisplayPortである。
Dual-GK104 Graphics Card Arrives in May(techPowerUp!)
Kepler nVidia dual-chip solution based on GK104 in May(3DCnetr.org / ドイツ語)

今月後半にNVIDIAはGeForce GTX 680をローンチするといわれている。GeForce GTX 680はGK104をベースとしたSingle-GPUカードとなる。そして、このGeForce GTX 680に使われるGK104を用いたDual-GPUカードがエンスージアスト向けとして予定されているという。
このGK104のDual-GPUカード―GeForce GTX 690は5月に登場する。
GK104 Silicon Roughly As Big As G92b(techPowerUp!)
GK104 GPU is as big as G92(Fudzilla)

先日GK104の最初のリファレンス基板の写真が掲載された。その写真を元にGK104のダイサイズを推測したところ、おおむね320mm2前後という値となった。そして今回、GK104のコアを接写した写真が掲載され、GK104のダイサイズをより性格に推測することができるようになった。今回の新しい写真から推定されるGK104のダイサイズは300mm2前後である。

このGK104の300mm2前後というダイサイズはちょうど55nmプロセスのG92bと同程度である。

NVIDIAの最近の最上位GPUコアとしては320mm2あるいは300mm2というダイサイズは比較的小さな部類です。ただ、下1桁が“4”のコアであることを考えるとちょうどいい値でしょう。

にしてもここでG92bが出てくるとは思いもよりませんでしたね。

Intel to Integrate PCI Express 3.0 Support into Thunderbolt.(X-bit labs)

Intelは今週に入ってからThunderboltの速度と機能の向上について明らかにし始めた。そしてThunderboltでPCI-Express 3.0をサポートするようにするとした。ただ、現時点ではより詳しいことについてはまだ明らかにされておらず、PCI-Express 3.0がサポートされる時期についても不明である。
Kaveri 2013 Fusion supports DDR3 2133(Fudzilla)

AMDは2013年に“Trinity”の後継を投入する。“Trinity”は“Virgo”プラットフォームを構成するAPUで、CPUコアには“Piledriver”を最大4-core / 2-module搭載し、GPUにはDirectX 11対応のものを、メモリコントローラはDDR3-1866に対応するものを搭載する。そしてTurbo Core 3.0をサポートし、SocketはSoskcetFM2となる。
 
“Trinity”に続く第3世代のAPUが“Kaveri”である。“Kaveri”はCPUとして最大4-core / 2-moduleの“Steamroller”を搭載する。GPUは新しいDirectX 11対応のものとなる。そしてメモリはDDR3の最高スペックとなるDDR3-2133に対応する。

“Kaveri”は28nmプロセスのAPUとして予定されている。また同時期に“Brazos 2.0”の後継のAPUとして予定されている“Kabini”も同様に28nmプロセスで予定されており、どちらも製造ファウンドリはGlobalFoundriesになると言われている。

“Kaveri”のSocketについてFudzillaの記事中でSocketFS2Lという記述があります。ただ、SocketFSxはMobile向けのSocketに使われている名称のため、今回の記事からはデスクトップ向けの“Kaveri”がSocketFM2を継承するのか、あるいはSocketFM2Lなどといったものになるのかは不明です。

◇TDP65Wで4-coreのA8-3820 APUが発売される
Llanoの省電力4コア版が登場、TDP 65W
動作クロック2.5GHz
(AKIBA PC Hotline!)
日本AMD、クアッドコア/TDP 65WでTurbo CORE対応の「A8-3820」を発売(Impress PC Watch)
AMD、デスクトップPC向けAPU「A8-3820」の販売を開始(4Gamer.net)
待望の65W版APU「A8-3820」をベンチマーク(Impress PC Watch)

4-coreの“Llano”としては初のTDP65WモデルとなるA8-3820 APUが3月9日に発売された。価格は12800円前後。

CPUのスペックは4-core / 2.50GHz, TC 2.80GHz / L2=1MB x4となる。GPUはRadeon HD 6550Dを搭載しスペックは400sp / 600MHzである。
AMD FX 8350 Vishera CPU production in Q3(Fudzilla)

AMDのFX-8150の後継となるFX-8350は2012年第3四半期に生産が開始される。今のところ第3四半期中にローンチされるかどうかはわからないものの、おそらくはそのような計画で動いているものと思われる。

次のFX series CPUこと“Vishera”は現在Engineering sampleの段階であると思われ、2012年第2四半期の初期にパートナーにサンプルを渡し、そして第3四半期初期に生産候補版の段階のサンプルを渡すと話しているという。

そして2012年第3四半期にAMDは“Vishera”の量産を開始する。“Vishera”は32nmプロセスで製造され、FX-8350は8-core / 4-moduleのモデルとなる。“Vishera”ではEnhanced AMD Turbo CORE technologyが搭載され、メモリはDDR3-1866に対応、SocketはSocketAM3+に対応する。なお、周波数に関しては一切明らかにされていない。

現行の“Bulldozer”の最上位モデルであるFX-8150は8-core / 4-moduleで3.60GHz / TC 4.20GHzである。FX-8350ではこれよりも性能が向上し、同周波数でもより良い性能を実現するとしている。

以前の情報でも“Vishera”は第3四半期頃と述べているものが多く、今回の話もそれから大きく外れるものではありません。

AFOX shows off single slot Radeon HD 7850 at CeBIT(VR-Zone)
AFOX Readies Single-Slot Radeon HD 7850(techPowerUp!)

AFOXがCeBITで同社独自仕様のRadeon HD 7850搭載カードを展示した。このカードはRadeon HD 7850としては初の1スロット仕様となるものである。そして1スロットとしながらも画像出力は4系統を搭載した。

“AF7850-1024D5S1”のスペックであるがコア周波数は900MHzでリファレンスの860MHzより引き上げられているが、メモリ周波数は1125MHz(4500MHz)に落とされ(リファレンスは1200MHz(4800MHz))、メモリ容量も1GBに半減している。

画像出力はDual-link DVI、HDMI、DisopayPort、miniDisplayPortを1系統ずつ合計4系統搭載する。

1スロット仕様というのはなかなか興味深いものですが、メモリ周りのスペックが目立って落ちている点には注意が必要です。またVR-Zoneでも指摘されているとおり、ファンの騒音が大きいのではないかという懸念もあります。

Ivy Bridge notebook comes an April 29(Fudzilla)

“IvyBridge”は4月29日に第1弾の4-coreモデルが登場し、2-core版は6月3日になるとされている。

Mobile向けの“IvyBridge”は多くが2-coreであり、これらはノートPCベンダーに5月中に出荷され、公式発表は6月3日となる。一方、上位モデルとしてラインナップされるMobile向け“IvyBridge”の4-core版は4月29日で、搭載ノートPCもこの日に登場するという。

今までの情報ではややぼかされていたMobile向け4-core版“IvyBridge”の登場時期ですが、デスクトップ向けの4-core版の第1弾の登場日と同じ4月29日となるようです。

Rumor: TSMC Stops Making 28nm Chips - AMD & NVIDIA Impacted?(Legit Reviews)
TSMC suddenly halts 28nm production(SemiAccurate)
28nm process changes rumoured at TSMC(bit-tech.net)

TSMCが28nmプロセスの生産ラインを止め、イールドを向上させるための機械のテストと調整を行っているという話が出てきている。

この話はSemiAccurateが紹介したもので、TSMCは3週間ほど前の2月中旬に28nmプロセスの生産ラインを突然止めたという。もしこれが本当ならAMDやNVIDIAの28nm GPUの供給に大きな影響が及ぶことは間違いない。既に販売されているRadeon HD 7000 seriesの一部モデルは品薄状態が続いているが、28nmプロセス生産ラインの停止が本当であるなら、品薄の理由の1つがそれであるのかもしれない。
AMDやNVIDIAの関係者にこの噂について尋ねてみたところ、彼らは説明も否定もしなかった。ゆえに、この噂が嘘であると断定することはできないだろう。


SemiAccurateによると現在は少量の生産が再開されているかもしれないという状態で、3月終わりまでにある程度の生産量に戻ると言われています。
Intel prepares new desktop Pentium CPU(CPU World)
Cheapest Ivy Bridge desktop starts at $86

“SandyBridge”コアのPentiumがリリースされたのは昨年5月である。そして9月に1度リフレッシュされて高速なモデルが追加された。
Pentiumに“IvyBridge”がもたらされるのは2012年第3四半期で、$86になると言われている。しかし、その前に“SandyBridge”でPentiumの上位モデルが追加される。それがPentium G870である。
Prices of AMD FX-4170 and FX-6200 processors(CPU World)
AMD's FX-4170 and FX-6200 get priced(Fudzilla)

先日FX-4170とFX-6200が新たに追加されたが、その際には価格は明らかにされなかった。
しかし今週初めにFX-4170とFX-6200の価格が公式Price listに掲載された。


公式Price listに掲載された価格はFX-4170が$135、FX-6200が$165である。

以下に既存のFX seriesも含めて表にしまとめました。
◇GK104で使用されるNVIDIAの新しいロゴ
New NVIDIA GeForce Logo Pictured(techPowerUp!)
NVIDIA Revamps GeForce Logo(Legit Reviews)

現在のGeForceのロゴは2006年のGeForce8800 GTXから使われているものである。しかしNVIDIAは現行のものに代わる新たなロゴを用意している。

新しいGeForce GTXのロゴは“GeForce GTX”がハイエンドゲーマーに向けのカードであることを表したものとなっている。新ロゴのGeForceブランドの文字は全て大文字で“GEFORCE GTX”と描かれている。そしてフォントは角が強調されたものとなっている。そして今まで使われていたNVIDIAの“eye”は右下に隠れるように配置されている。
GeForce GTXではないGeForceのロゴも似たようなものになると思われ、GTXの文字が変更されたものとなるだろう。


NVIDIAのあの渦巻きマークは“eye”―目を表現していたようです。その渦巻きマークは今回の新ロゴでは右下から少し覗くように配置されています。

なんとなくAndroidのドロイド君が右下からニュッと覗いているようなロゴを連想してしまいます(ドロイド君も黄緑色だからだろうか?)。
Thunderbolt Port Pictured on MSI Z77A-GD80(techPowerUp!)
MSI first to show Thunderbolt equipped motherboard at CeBIT(VR-Zone)
MSI shows Z77 mobo with Thunderbolt built in(The Tech Report)
MSI Unveils its Complete Line of Intel Z77/H77/B75 Motherboards at CeBIT(techPowerUp!)

MSIは1月のCESで“Z77A-GD80”の試作品を展示していた。“Z77A-GD80”はThunderboltが搭載されると説明されていたが、CESの際に展示されていた試作品にはまだ搭載されていなかった。

そして今回CeBITでMSIはもう少し製品に近い段階の“Z77A-GD80”マザーボードを展示した。そして今回のマザーボードにはThunerboltが搭載されていた。
ASUS P8Z77-I Deluxe Detailed(techPowerUp!)
A sneak peek at Asus' next-gen Intel motherboards(The Tech Report)

ASUSはMini-ITX規格のIntel Z77搭載LGA1155マザーボード―“P8Z77-I Deluxe”を明らかにした。

“P8Z77-I Deluxe”は小型ながらつめるだけの機能を搭載したようなモデルで、例えば電源回路は強力な10-phase Digi+ VRMとなる。このVRMエリアの設計は非常に手が込んでいて、CPU socketの上方にライザカードのような形で追加されている。
電源コネクタは24-pin ATXと8-pin EPSとなる。