2015/06/25

次世代に残す義務

我々には次世代に残す義務がある。


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カナダ・プリンスエドワード州は釣り人が釣ったクロマグロはすべてリリースと義務づけられている。



自然、文化、遺跡、生物・・・

この中には消えてしまったものも多い。

そして、現在も消えつつある生物がいる。

何百年も、何千年も、何万年も、さらに人類が現れるはるか大昔から存在した生き物が、このたった100年間の間に数えきれないほどの種が消えて行った。

6か国22研究機関の科学者たちがまとめたこの論文によると、地球は現在、有史以来6度目の大量絶滅期の最中にある。しかし、過去の大量絶滅とまったく違うところは、今回は完全に人類の活動によって引き起こされているという点だ。

http://d.hatena.ne.jp/sarabande/20130702




国民が知らなければならない現実


太平洋クロマグロは昨年11月に絶滅危惧種と認定された。

原因は乱獲である。黒いダイヤと呼ばれ、100年ほど前から営利目的に毎年大量に捕獲されてきた。

その親魚(SSB)資源量は初期資源の3.6パーセントまで減少したと報告されている。

https://swfsc.noaa.gov/FRD-Pacificbluefintuna/

親魚の初期資源は推定633,648トン。2010年には推定22,606トンまで減少した。2015年現在は2パーセント前後(12,669トン)と専門家は推定している。

※初期資源とは人類が漁を開始する前の資源

※我が国の太平洋クロマグロの漁獲のピークは1935年の47,635トン。



6月22日、その黒いダイヤが大暴落!

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鳥取県産のまき網(中)はなんと安値キロ500円である。しかも競り場では500円でも買い手が付かず、大量に売れ残ったそうだ。

※大は100キロ以上、中は40~99キロ、小は40キロ以下


メバチやキハダより安い!
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この中(40~99キロ)は計画的に獲ればキロ5000円以上の値が付く。大(100キロ以上)ならキロ1万円以上が相場である。


輸入冷凍物より安い!
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絶対にあってはならないことである。

ここまで暴落する理由は

1.一度に獲りすぎ
2.一番不味い産卵期の漁獲
3.大量に獲りすぎて、処理が追いつかない(身が痛む、身が焼ける)

連日、大量に獲っているのは大手水産会社が所有するまき網船である。


売れ残ったマグロはどこかの業者が交渉してまとめ買いをする。1キロ400円とも、それ以下ともいう噂。これはいくらでも伝票操作でごまかせるらしい。

暴落するほど獲るなんて完全に狂っている。未来を考えるなら獲らないで海に残し産卵させるべきである。
まして、壱岐と対馬の漁師さんが資源を危惧して産卵期である6月と7月の2か月間を今後3年間禁漁に決めたばかりである。
そんなときに連日大量に獲り放題。まったく盗賊と変わらない。
※詳細は前回のブログ参照
http://uminchumogi.blog111.fc2.com/blog-entry-433.html

海の資源は国民の財産。一部漁業者(大手水産会社)のものではない。



今年の産卵期の境港への水揚げ
※産卵期のまき網船の水揚げは境港に集中する(一部は島根JFや塩釜などに水揚げ)

境港
5月29日 19.6トン 第1光洋丸(共和水産)
6月1日 43.2トン 第1光洋丸(共和水産)
6月9日 50.3トン 第63惣宝丸(青森県)
6月12日 2.5トン 第8光洋丸(共和水産)
6月12日 14.3トン 第21たいよう丸(東京都)
6月15日 94.6トン 第63惣宝丸(青森県)43.1トン 、第18輪島丸(石川県)51.5トン
6月16日 96.1トン 第18輪島丸(石川県)61.7トン、第1光洋丸(共和水産)34.4トン
6月17日 133.2トン 第28光洋丸(共和水産)122.9トン、第21たいよう丸10.3トン(東京都)
6月18日 107.1トン 第8光洋丸(共和水産)
6月19日 64.3トン 第1光洋丸(共和水産)
6月19日 43.4トン 第21たいよう丸(東京都)
6月20日 43.7トン 第18輪島丸(石川県)
6月21日 52.9トン 第1わかば丸(鳥取県)

合計 21日現在 765.2トン(うち共和水産が394トン)
※共和水産はニッスイグループ。ニッスイは日本最大の水産会社。

日本一の水産会社が絶滅危惧種であり、お腹に卵を抱えた産卵直前のクロマグロを獲りまくっているのだ。しかも値崩れするほど。


この暴落マグロは翌日から全国の大手スーパーなどで格安販売された。
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解体ショーもあちこちで開催。
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格安だが、スーパーの仕入れは激安なので利益は大きいかも?
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あちこちのスーパーで売れ残り、この価格からさらに値引き販売。そして最後まで売れ残り廃棄処分も多いと聞く。


境港さんは資源管理に取り組んでいます・・・と。
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競りで売れ残った大量の産卵前のマグロ。何度も言うが、獲らないで産卵させるべきである。絶滅危惧種でもあるのだ。
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マグロが安く買える秘密




さらに一言

この産卵期の乱獲は消費者の皆さんが「安いから」と言って飛びついて買うのも大きな原因である。

「絶滅危惧種であり、産卵期でもあり、一年を通じて一番美味しくない時期でもある」

国民の皆さんがそれに気づいて6月から8月の国産生クロマグロを買い控えることもマグロを絶滅から救うために大切なことです。(売れなくても水産会社が乱獲を続けているようでしたら、完全に日本の水産業に未来はありません)


市場が暴落している、そんなときでも、対馬近海ではまき網船が漁師さんの仕掛け(シイラうけ)に付いたヨコワ(クロマグロの幼魚)を横取りしようと狙っている。
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漁師さんが見張っていても、平気でヨコワを獲っていくらしい。見張ってないときはシイラうけごと巻いていくそうだ。その被害は毎年甚大。証拠写真を見せて抗議しても無視と聞いている。


21日はついに壱岐、対馬の漁師さんの最大の仕事場であり、現在は禁漁している七里ヶ曽根にも巻き網船が現れた。
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2008年にこのような合意が壱岐とまき網との間で決められてます。

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2008年に壱岐と日本遠洋まき網組合、山陰まき網組合、長崎まき網組合との間で交わした暫定合意書には、『七里ヶ曽根周辺には周年いついかなる時も近づかない。』と明記されています。

※七里ヶ曽根を航行しているだけでも暫定合意違反になります。

もし、七里ヶ曽根周辺でまき網漁船を見かけた場合には、写真・日時・船名・緯度経度などを勝本町漁協までお知らせ下さい。
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こんな泥棒猫のようなことをしているのは日本最大の水産会社なのです。泥棒猫は魚を盗むだけです。この大猫は漁師さんの仕掛けまで壊します。もう呆れて返す言葉もありません。


漁師さんの未来。
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ピーク時は100万人もいたのです。魚が獲れなくなって毎年1万人ずつ減っています。

離島の経済は漁業が支えてきました。このままでは離島の暮らしはさらに厳しくなり、過疎化がさらに進みます。政府が唱える地方創生は掛け声だけで終わります。


魚が獲れなくなった最大の原因は巻き網の乱獲です。そしてそれを規制せず野放しの水産庁です。グルになって乱獲をやっていると言われても仕方ないと思います。

食用とされるほとんどの魚がこの100年間で90パーセント以上減少しました。

数年後は、自然界の魚を獲りつくし、日本のスーパーに並ぶのは養殖と輸入物だけになるかもしれません。

かつては世界一の水産大国でした。現在は上位10位から外れていると思います(2013年は世界8位)。

現在は世界の笑われ者になってます。

「資源管理のできない国」「金のためなら絶滅するまで獲りつづける国」・・・etc


完全に狂っている水産庁はなんと釣り人を規制をしようとしています。釣り人が獲るクロマグロは全体の0.2パーセント(約15トン)です。これを規制して資源は回復するのでしょうか?
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まき網は1回の水揚げで100トンを超すことも多々あります。そのまき網はほぼ野放しです。

※最新鋭のまき網船はソナー、魚探、GPSなどを最新式の強力なものを装備。群れを探す技術、そして見つけたらほぼ100パーセント巻いてしまうそうです。産卵で集まるマグロが一番のターゲットになります(集まるので巻きやすい)。

しかも、多くの釣り人や釣り船がすでに壱岐や対馬の漁師さんに協力して産卵期を自粛と決めてます。水産庁がやらなくても釣り人は自主規制をやってます。

まったく我が国の水産庁は何を考えているのかわかりません。

国民が知らない不条理は山ほどあります。調べれば調べるほど、怒りがこみあげてきます。


世界銀行が試算した2030年の世界の水産業。日本は一人負けです。
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大西洋のクロマグロはTAC(総漁獲量)の大幅削減(実質80パーセント)、産卵場の禁漁(地中海は1年のうち20日間前後しか漁ができない)(メキシコ湾は1982年から通年禁漁を現在も続けている)等、厳しい漁獲規制を実施した結果、2013年ころから急激に資源が回復している。

太平洋は有効な資源管理を一切やってない。未成魚(30キロ未満)は2002年から2004年の漁獲の平均から50パーセント削減と昨年決まったが、2倍以上獲れていた時の50パーセント削減なので実質獲り放題と同じである。成魚(30キロ以上)に関しては2002年から2004年の漁獲の平均を超えないとなっている。成魚に関しては現在の3倍以上獲れていた。いまはどんなに頑張っても規制枠の半分も獲れない。規制したように見せかけて、実質はまったく規制していない。国民を騙していると思われても仕方ない。


水産先進国は環境NGOが育つ。それだけ国民の環境や資源への関心が高い証拠である。悲しいことに日本は環境NGOがほとんど育たない。
欧米の先進国では環境NGOが行政のチェック機関として機能している。それが水産資源の持続、成長へと繋がっている。日本はまったくチェック機関がない。行政の都合の良いように決められている。それが企業との癒着、そして天下り、腐敗へと繋がっている。

日本で環境NGOの話をすると「左」とか「共産党」とか言われてしまう。悲しいことである。俺は集団自衛権は賛成。そして原発は反対である。良い悪いは左だとか右だとかで決めるものではない。良いことはそんなことに関係なく良いのである。悪いことはそんなことに関係なく悪いのである。

今のクロマグロの問題に関しては水産庁より、グリーンピースやWWFのほうがはるかに正論である。


そして環境NGOの育っている国は魚もいっぱい釣れる。環境NGOが育たない国は魚も釣れない(ますます減少、小型化)。これは俺が70か国以上で釣りをして感じた事実である。


これは水産先進国ノルウエーの漁業を視察したある記者の感想である。
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魚とつきあう。「量」より「質」の漁。
http://globe.asahi.com/feature/101101/02_1.html

筆者は最後はこう結んでいる。

ノルウェーの漁業団体役員に「IQに抵抗する漁師も多かったのでは?」と尋ねると、次のような答えが返ってきた。「水産資源は漁業関係者のものではない。国民のものだ」

たしかに、漁業関係者の言い分ばかり聞いていたら、禁漁や減船といった大胆な施策は進められない。ノルウェーでは改革が進んで資源が安定し、自らの収入が増えるようになって初めて、漁業関係者たちもその意義を理解したという。かつては膨らんだ政府の補助金支出も、いまはほとんどない。

現状のまま尻込みしているようでは、日本の漁業はじり貧だ。改革の荒波に乗り出すには勇気がいるが、けっして「海図なき航海」ではない。



絶滅直前まで減少したガラパゴスゾウガメ。今は厳しく保護されて資源は年々回復している(保護が間に合わなくて絶滅した島もあります)。
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最後に、嫌なことばかり読んでいただいたので、ウユニ塩湖の美しい写真をとくとご覧ください。
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我々はこの美しい地球を次世代に美しいまま残す義務があります。

我々はこの水産資源を次世代に残す義務があります。



みんなで力を合わせて太平洋クロマグロを守ろう!
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2015/06/17

俺の「感情論」

6月10日、ペルーから帰国するなり、対馬の漁師さんから電話をいただいた。面識もない方である。

対馬がとんでもないことになっている。
こんなことが日本で現実にあるの?
日本は法治国家のはず?
民主主義って、日本はいまだに封建主義?

メディアもTV局も取り上げない。国民が知らないところでこんな理不尽なことが起きている。


これは対馬の漁師さんがまき網船に抗議するために集まった写真である。その数は94艇とも150艇とも聞いている。
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5月30日、対馬と壱岐の漁師さんは激減したクロマグロの未来を考え、6月と7月の2か月をクロマグロ成魚を禁漁にすると決定しました。我々釣り人、遊漁もそれに協力する形で動き始めた(すでに自粛と決めた釣り人、釣り船も多い)。

そんな海域でまき網船が大集結してクロマグロを大量に巻いているというのだ。まさに泥棒猫である。

まず8日に大量に巻いたまき網船が突然対馬に入港した。そして大量のヨコワ(クロマグロの幼魚)が蓄養の生簀に入れられた。

そのとき一人の漁師が質問をした。
漁師「どこで巻いたのですか?」
まき網乗組員「五島沖です」

怪しいと思った対馬の漁師は、そのあと近海で監視を始めた。

9日未明だった。なんと対馬西沖から南沖にかけて20隻を超えるまき網船が漁師のレーダーに映った。
漁師は近づいて船名を確認した。

源福丸
大吉丸
喜代丸
天王丸
海幸丸
新幸丸

まき網船団は4艇から多いのは7艇で行動する。6船団だと25艇前後となる。

10日、再びまき網船団は対馬に入港しようとした。

そして抗議に集まった漁船の写真が1枚目である。

連絡を受けて急きょ集まった。その数約100隻。

港の前に集結してまき網船の入港を阻止した。

まき網船はやがて入港をあきらめて南の方向へ移動していった。

翌日は何もなかった。


ところが12日に再び現れた。もう来ないだろうと油断していた漁師さんは集結に間にあわなかった。


生簀を引きながら入港するまき網船
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海幸丸、ニッスイグループ所有のまき網船である。受け入れた蓄養会社もニッスイグループだった。
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蓄養の生簀に移されたマグロは40~60キロサイズを700本。推定35トン。たった1艇で35トンである。100キロクラスも混ざっていたらしい。蓄養に使われるマグロは水産庁への自己申告となっているらしい。自己申告なんていくらでもごまかせる。

このときも、どこで巻いてきたかと聞くと「五島沖」と答えたそうだ。

漁師さんが海上保安庁に確認を依頼した。海上保安庁は水産庁に確認をもとめたが明確な返答はなかった。

※大中まき網船には税金を投入してVMS装置が取り付けられている。これは位置を常時確認できる装置である。しかし、これの開示を求めても断られた。どうやら操業中はスイッチをオフにしているらしい。先進国では常時オンが義務付けられている。また先進国ではコーストガード(日本で言う海上保安庁)が管理している。日本は水産庁が管理しているのでまったく機能していない。

漁師さんたちは水産庁の出先機関である九州漁業調整事務局に抗議をしたが、逆に「まき網の邪魔をしないように」と言い返された。

こんなこともまき網側は言ってたらしい。「今回のまき網は水産庁から依頼を受けてヨコワやマグロの成育など調査目的で行っています」と。

調査に20艇以上も必要なのか?

調査に何百トンも必要なのか?



続いて鳥取県の境港。ここは毎年6月から8月にかけて生クロマグロの水揚げで賑わう。
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6月から8月は日本海でのクロマグロの産卵期である。ここで毎年まき網船が北上してくるクロマグロを待ち伏せて巻いているのだ。

これは昨年の漁獲である。
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今年は15日現在240トンを水揚げしている。

境港
5月29日 19.6トン(平均64キロ)「第一光洋丸」(共和水産)
6月1日 43.2トン(平均35キロ)「第一光洋丸」(共和水産)
6月9日 50.3トン(平均29キロ)「第63惣宝丸」(青森県)
6月12日 12トン
6月15日 115トン(2隻)。「第63惣宝丸」(青森県)が35トン(30~40キロ) 、「第28輪島丸」(石川県)が80トン(20~50キロ)

サイズが小型化している。


我が国のクロマグロは産卵期に漁獲が集中している。

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離島の一本釣り漁師の水揚げは激減した。

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新規で加入する0歳魚の数も激減している。

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3年周期で増減するから2015年はほぼ0となる。


水産学者の第一人者である小松先生の推定だと2015年の親魚資源量は5000トン・・・

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初期資源は60万トンと推定されてます。


境港の成魚の水揚げも激減
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ここまで危機的状況なのに、我が国の水産行政は巻き網に対して有効な資源管理をまったくやってない。野放しである。


こんな腐った資源管理は世界広しと言えども聞いたことがない。最悪である。


我が国の漁業関係の団体は水産庁など官僚の天下り先となっている。

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日本の水産業全体の水揚げは1988年をピークに減少するばかりである。漁業者人口はピーク時100万人だったのが17万人まで激減した。零細、沿岸、離島、そう呼ばれる小規模漁業の衰退が激しい。このままだと離島の漁師はやがて消え、その空いた沿岸は大手水産会社に独占(養殖用の生簀などで)されるのでは?
離島の植民地化。それが大手水産会社と水産庁の狙いのように思えてならない。


離島の漁師さんが現状と未来を危惧して10年くらい前から農林水産省や水産庁に何度も陳情に行ったが、まったく動いた形跡はない。

動かない理由は・・・


利権が原因?

天下りが原因?

大手水産会社が水産庁を牛耳っている?

大手スーパーが絡んでいる?

俺の頭では何が何だかいまだにわからない。

ただ腐っていることだけはよくわかる。



イオンの方針だそうである。

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妊婦マグロを大量に売っていて、よく言えたもんである。




ニッスイの企業理念である。

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毎年、産卵期に待ち伏せて一網打尽。資源悪化の張本人である。よく言えたもんである。




以下は俺に届いた悲鳴のほんの一部です。


そのお母さんマグロは生簀の中で産卵するしかないですね。それって生き残れるのでしょうか???

2010年まで長崎にいたので…(アジ曽根へは)浮き流し(真鯛)に通ってました。夜中に巻き網船団が入った翌日は、誰にも1尾も釣れませんでした。お金を貯めて北九州や久留米から遠征してきた人たちは可哀想でした。一番気の毒なのは釣らせることが出来なかった船頭さまでした。あれからもう4年か…いまはアジ曽根とはお別れして…壱岐の七里ヶ曽根へ鯛ラバに通ってるJIJIでした(涙)。

数年前にも、対馬北西沖にパヤオを設置したんですが、根こそぎ巻き網に破壊されました。数m沈めラジオブイで位置を出してましたが、パヤオごと網を巻き引きちぎってそれをレッコ。ひどい話です。

五島では、去年まで養殖業者が一本釣り漁師を給料制で雇い上げ船団を組ませ、稚魚釣りをさせてました。
しかも、キズが付いてたらダメなので、口にキズがあったり少々擦れてたりしてる子達は捨てられます。
また、マグロ養魚以外を釣ると、それも全部、セリに上げることは許されず捨てさせられるようです。
お陰で、夏から秋にかけて漁師がいなくなり、豊富な漁場にも関わらず魚が居なくなる現象が起きています!
対馬、壱岐の漁協から五島の漁協などに呼び掛けてはもらえないでしょうか?
一仲買の私が言っても、私が扱う魚が少なくなるから言ってるとしか思われず、取り扱ってくれません(TдT)
毎年、毎年、マグロには泣かされっぱなしです。

茂木さん例えば、例えばの、話ですよ。例えばですけど、まきあみの船が違法スレスレの操業している時に、私がまきあみの船の土手っ腹に突っ込んでやったら嫌でもニュースになりますよね。前にもこう言う相談を先輩にしたことがありますが、馬鹿な事考えんなと言われました。でももう今は、馬鹿相手には馬鹿で望まなければいけない気持ちになってます。それくらいはがゆくて、悔しくて、やるせないです。大々的にニュースになれば、国民皆さんもこの問題を目にし、理解してもらえると信じています。

かつて(2007年ごろ)壱岐の漁師が七里に入った巻き網船団を取り囲んだ事件もありました。さらに火炎瓶を投げ込んだ漁師も。そのくらい漁師は真剣なんです。マグロに命を賭けてます。

初めまして。よく分かりました。
僕は去年からマクロ釣りを始めた54才のおっさんです。やっとタックル揃ったところです。
正直この話を最初に聞いたとき勘弁してよ!と思いました。三年禁漁だと57才じゃん。マグロ釣り出来るかよ?って感じです。仕事上冬は行けないのに。
しかし、未来に資源や釣りの楽しみを残す事は、何より大事です。
この怒りを何処にぶつけるか!一人ネガティブキャンペーンですね。
ニッスイはわかりました。他はどこですか?三年かけて体鍛えますけどね・笑

シイラ漬け漁をされてる方から、直接話しを聞きましたが、この10年間の被害額が半端なかったと記憶してます。
また、証拠写真を提出しても、相手にされないと嘆いてました。

ヨコワの反応のソナーでは、何か重りみたいな物をぶら下げて漁師が居る時はシイラウケから魚を外し巻いてます。漁師が居ない時はシイラウケも関係なく巻いて壊しているそうです。




最後にイオンとニッスイの社員に対して俺の叫びです。

あなたは自分の子供に言えますか。


ニッスイ様へ

「お父さんの会社はお腹に赤ちゃんを抱えたお母さんマグロを毎年いっぱい殺しているんだよ」

「お父さんの会社は子供のマグロを毎年いっぱい殺しているんだよ」

「お父さんの会社は弱い者虐めばかりしているんだよ」

「お父さんの会社はクロマグロを絶滅させようとしているんだよ」



イオン様へ

「お父さんのスーパーではお母さんマグロを毎年いっぱい売っているんだよ」

「お父さんのスーパーでは子供のマグロを毎年いっぱい売っているんだよ」

「お父さんのスーパーは美味しくない安いマグロをいっぱい扱っているんだよ」

「お父さんのスーパーでは絶滅寸前の魚もいっぱい売ってるよ」