遠征あれこれ
9月のロンピン遠征には19人が参加した。
1989年に始めての海外遠征をしてから20年が経った。以来訪れた国は52カ国。海外遠征回数は200回以上になるだろう。昨年は20回も行った。年々増える傾向だったが、もう限界だ。これ以上は体がついていかない。最近は帰国してからしばらくはボーっとしていることが多い。
その他に国内遠征が15回くらいある。奄美、トカラ、玄界灘、青森、北海道などなど。奄美は1991年に始めて行って以来100回以上行った。遠征というよりご近所に行くような感覚でいる(笑)
その間にたくさんの航空会社が倒産したり吸収されたり撤退したりした。パンアメリカン、アンセットオーストラリア、バリグ、ノースウエストなどなど。来年3月からはフィジー路線のエアーパシフィックも日本を撤退するらしい。
年々海外遠征は難しくなっている。
もちろん不景気は航空業界、旅行業界だけではない。帝国データバンクの発表でも倒産は増える一方である。最近の異常な円高は日本の企業をとことん追い詰めている。
海外遠征を20年も続けているけど、これから先は今までのようには仲間も集まらないだろう。先の見えない世の中で遊んでばかりもいられない。でも遊ぶことができなくなったら・・・
そんな時代が来て欲しいなんて思っている人は一人もいないだろう。
仕事もバリバリやって遊びもバリバリやる。それがみんなの理想的な生き方だったはずだ。そして家庭をもったら家族を大切に。でもほどほどに遊びは続ける。収入が多ければ遊びの額も多い。それは回りの人を見ているとよくわかる(笑)。どれだけ遊ぶかはどれだけ稼ぐなのかも。俺のように生活費をとことん切り詰めて遠征に行っている人もいますけど(^^;
思いっきり遊べる時代が来て欲しい。多くの人がそう望んでいるはずだ(勝手に判断)
そのためには景気がよくならないと・・・こればっかりはどうにもならない。
釣り、たかが釣りだけど、されど釣りなのだ。こんな面白い遊びはない。そして俺のポリシーは「釣りはスポーツ」ということ。魚との一対一のファイトなのだ。だから交代は絶対認めないし、やらない。電動リールもロッドキーパーも使わない。もちろん電気ショッカー(マグロ漁師さんが使っている)も使わない。アメリカやオーストラリア、ニュージーランドなどではモリも使わない。スポーツである以上、ルールというものがあり、彼らはそれを忠実に守っている。
マラソンだって完走してこそ価値があるのだ。交代、途中自動車に乗る、近道をするなんてこをはしてはいけないのだ。どんなに時間がかかっても、たとえビリでも完走することが大切であり、そして感動があるのだ。
マラソンの由来:ギリシャの時代に戦いに勝利し本国へ伝えようと伝令が命をかけて走った。そして伝えると息絶えた。 2000年以上も語り継がれ、そしてオリンピックの種目となり、数々の感動を与えてきた。
それを最近は簡単に交代する人が多い。これは時代の逆行と見える。もともとは釣りは魚を獲って食べることが目的として進化してきた。それが生活が豊かになり、獲ることでなく、釣り上げるまでのファイトを楽しむとことがメインとなった。そして魚の保護を考えるようになった。無秩序に釣ってはいけない。小さい魚はリリース。食べきれないほどキープしないなどなど。釣りと漁は別物となっていったわけである。
そして釣りはスポーツと言われるようになった。スポーツならルールがある。交代などしてはならない。電動リールなども使ってはいけない。
そして一番大切なことは魚がいなくなったら釣りもできないということ。
みんなそのことを一番真剣に考えて取り組まなくてはならない。メーカー、ショップなどの関係者も。
釣り人は誰もが夢を持っている(勝手に判断)
「大物を釣りたい」「遠征をしたい」「入れ食いを経験したい」「最高の景色の中で釣りがしたい」などなど。
そんな夢をとことん追っかけている釣り人が俺の回りは多い。
9月以降、3回の海外遠征をした。みんな生き生きとしていた。
これからも続けられる限り、夢を追い続け、遠征を続けていきます。
9月のロンピンです。
渋い中でルアーでキャッチ!
10月のジュエルリーフです。
GTポイントへGO!
夢を追う仲間と
11月は8年連続でロードハウへ。これは高さ551メートルのボールズピラミッド
とても綺麗な島である。そして島民もいい人ばかり。観光客もいい雰囲気の人が多い。
ここは世界遺産の島。植物の8割が固有種であり、もともと哺乳類のいなかった島は鳥のパラダイス。