2011/09/29

10年ぶりのモンテベロー①

アウトリーフは大きな波が次々と立っていた。
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モンテベローは西オーストラリア州の北部にある小さな諸島である。ここで英国が1952年から合計3回の核実験を行った。英国はビクトリア砂漠などでも核実験を続け1957年までにオーストラリア国内で12回も行った。先住民族のアボリジニの生活を無視した実験だったらしい。

原水爆禁止2001年世界大会国際会議での報告
http://www.antiatom.org/GSKY/jp/NDPM/WC/01wc/Intl/j01AU-White.html
軍人と民間人がモルモットのように人体実験に使用されたと長く伝えられている。
事実なら恐ろしい出来事である。


そして2年前にオーストラリア人が突然俺の店に現れ、翌年のノマード遠征で再会して、とんとん拍子に勧誘されて10年ぶりにモンテに行くことになった。

10年前(2001年7月)に行ったモンテベロー
http://www.uminchu-mogi.com/MontebelloIslands.html
みんな若い(笑)

確か2000年ごろから一般人の立ち入りができるようになり、その第1号として行ったような記憶がある。ただしそれを教えてくれた豪州在住日本人コーディネーターの話はあまりにも大げさで実際は大きく違っていた。いまでもどこまでが本当なのか俺にはわからない(笑)

そのときコーディネーターから届いた凄いお話

この群島は、1955年前後に英国の核実験場所だったので、つい最近まで立ち入りが禁止(いまでも一部は禁止)の無人島群ですので魚影がすこぶる濃い場所であり、現在でも数隻のチャーターしかアクセス出来ない隔離された場所です。もちろんオーストラリアでも知っている人がごくわずかですし、欧米や日本人の アングラーは誰も入っていないはずです。
昨年: パースの船長仲間がこの群島に立ち入って、釣りものの調査をした結果。
GT..無尽蔵(最低でも30キロ、大きいのは50~60キロ。
GT以外のトレバリー類(ゴールデン、スポット)でも40キロをマークした。
ツナ.50~60キロ以上、100キロクラスの姿を見たとのことです。
ツナはキハダ、ビックアイが主体で、トローリングでの成果です。
尚、ドックテイースは調査していないとのこと。
セイルフィッシュ..EXMOUTHとBROOM間は世界的に有名なセイルのポイントです。
その他.サワラ、バラクーダー、フエフキ類は停泊地でいくらでもとの事。


これを釣り仲間16人にメールを送ったら14人が参加という返事だった。それにしてもGTは小さくて30キロ、ゴールデン(コガネアジ)、ゴールドスポット(ホシカイワリ)などのトレバリーも40キロがいたというのは凄すぎ。

そして結果は
GTは入れ食いだったが最大が27キロ、ゴールデン、スポットもいっぱい釣れたが最大で10キロ、ツナはロングテールの10キロくらいが最大だった。

最終日にキャプテンに聞いた。
俺「GTは小さくて30キロと聞いたてけど」
キャプテン「そんな話は嘘だ。今回君たちが釣ったのが一番大きい」

まあ今では笑い話です。


今回は行く前にオーストラリア人から悪い情報ばかり聞かされていた。
「モンテは根魚ばかり」「行くだけ時間の無駄」などなど。

かなり強引に誘われたからね。やはりそういうわけだったのか・・・

そんなわけで俺からの同行者への一言

「今回は釣れないよ」

まあオーストラリアに着いてから言われても困るよな(爆)


日本からパースまではバンコク経由のタイ航空。パースからカラッサまではカンタス航空で。
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カラッサ到着。
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俺を強引に誘ったオーストラリア人です。右は息子。
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このあたりは塩田で有名なところだとか。
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スーパーで食材を大量購入。
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バーベキュー。オーストラリア人、ニュージーランド人、そして日本人。今回は3か国合同である。
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翌朝。これはモンテまで同行するフィッシングボート。
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港に待機中のブルーライトニング号。
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ドラム缶、食糧、ビール、ソフトドリンク、発電機、テント、寝袋、クーラーボックスなどで満杯です。
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小型ボート2艇はロープで引っ張って行った。他に3艇が自走して向かった。
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この海域はクジラが多い。水深10メートルもないところで母子で泳いでいた。
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半日かけてキャンプ設営。
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発電機で明かりを
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1日目のディナー
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釣り初日の朝
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一番艇が出て行った。
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湾内は穏やかだが、アウトリーフに出ると大きな波が次々と現れた。
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サーファーが大喜びしそうだね。
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そしてキャスティング開始。

次々とGTをキャッチ。まずはオオサンショウウオ。
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続いてH君
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さらにビルダーも続いた。
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次々と釣れるけど、10年前と同じでやはり小さい。でも直前情報と違って数はコンスタントに釣れた。

俺「けっこう釣れるじゃん」

まあみんなもホッとしたような顔だった。

俺「ガンマの25がいいかもね(笑)」

波の写真とカメ、クジラの写真が撮れたので、俺は午前中だけ参加して、午後は昼寝と決めた。



ところが

午後は違った。

ビルダーにでっかいGTがヒット(撮影はクルー)
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ズドーン!

なんと45キロ!(推定)
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モンテ記録だそうだ。

ちなみにクルーは50キロアップと言ってました。

タックル
ロッド:カーペンターMH80H
リール:ステラ18000HG
ライン:PE8号
リーダー:170lb
先糸:フロロ60号
ルアー:GT-ガンマ160H

1日目終了
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明日以降がメチャ楽しみになったきたぞ!


2へ続く



2011/09/25

青森マグロ挑戦15年目の夏

逃げるシイラ
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逃げるときは必ず高く飛ぶ
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シイラに襲いかかるマグロ
a3_20110916215423.jpg体当たりを免れた(弾かれた?)シイラがマグロの上に

マグロの直撃をくらって空中高く弾かれたシイラ
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写真を確認してわかったことはマグロはシイラに対してまず体当たりをしていることだ。

直撃をくらいほとんど仮死状態となったシイラをマグロは反転して食べていた。

マグラーズのイチローや今会長から教えていただいた「ルアーを動かすな」はこのようなシイラを演出しているのだろう。

もちろんフローティングルアーでないと演出できない。

イワシのナブラに対してもマグロは全速で突っ込んで体当たりしている。そして直撃をくらって即死状態のイワシはゆっくりと沈んでいく。それを水中でマグロは食べているのだ。だからルアーはシンキングであり、これもまたルアーをほとんど動かさない。

今回はマグロの数も多く、活性も高かった。
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これも体当たりだった。このあとベイトは空中高く弾かれていた。
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竜飛沖は日本を代表するマグロ漁場である。大間の漁船も竜飛沖に連日現れる。近年は大間沖より竜飛沖のほうがマグロは多いとも聞く。
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ルアー船もこの数年で激増した。
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ただしこの海域のルアー船はマナーが良い。話し合いでいくつかのルールが決められ、それをほとんどルアー船が守っているからである。相模湾や駿河湾のルアー船はナブラに競争で近づくことが多い。それはナブラをすぐにつぶしてしまうし、危険も伴う。
ここでは船が他の船を追い越してナブラに近づくことはほとんどない。

初日は巨大なマグロを見るだけに終わったが、2日目は多くのルアー船がマグロをキャッチした。

益田は今年4回目の青森挑戦で60キロをキャッチ!
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食べることしか考えてないので内臓が飛び出した写真になってしまった(笑)

続いてヘルニア中本にヒット!
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ワタ(内臓)抜きで43キロをゲット!
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ロッドは2人ともカーペンターBLC83/40
ルアーも二人ともガンマ60
ファイティングタイムも二人とも5分

遊海班ではギンバラクラブの海老根君がファイト中
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海老根君はこの日50キロクラスを2本キャッチしていた。
ロッドはTUNA87と七里86、ルアーはブルーフィッシュ60と鮪郎100

宴会は益田のマグロが出た。
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こんな満足そうな顔は初めて見たよ。
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近海クロマグロに感激の同行者
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キャッチにいたるまでに数々のドラマ(トラブル)があったらしい。益田と中本がそれを再現してくれた。メチャ面白かったです。ギャフもネットもなくて中本がハンドランディング。しかもマグロが暴れてとんでもないことに・・・
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詳しいことは2人に聞いてくだされ。

マグロ犬花子登場・・・すぐに寝てました(笑)
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メガ太郎丸で大物がヒット!
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61キロだったそうです。


マグロ第一人者イチロー、そしてインドネシアからモッコリ君も加わって大宴会♪
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そしてペンペンブラザーに代引きでロッドが届いた。
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朝一のシイラパターンでワラサ君に巨大マグロがヒット!
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とんでもないパワーに翻弄されて、最後は漁師の仕掛けを巻いてエンド・・・

数時間後、凄いナブラが沸いた!

俺とペンペンにほぼ同時にヒット!

ペンペンは昨夜購入したロッドで2分でキャッチ!
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ロッドはBLC83/40。ルアーはガンマ60。

俺は5年ぶりのマグロをのんびりと楽しんでました。
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あまりにのんびりなので
ボン船長「まだナブラが沸いてるので早く上げてください」

5分もかかったマグロです(^^;;;
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ロッドはBLC84/25
ルアーはガンマ45

ペンペンが小さな声で「俺の方が早い!」と自慢してたそうだ(弟報告)

近くで佐野君もキャッチ!
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その日は今会長も加わって楽しい宴会でした(^^)
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ブラザーは最後まで頑張った。
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次回を期待♪

俺もいつの間にか撮られてた。
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ナイスショット♪

最終日は栓抜き、屑弁も加わりハチャメチャ宴会(爆)
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楽しかった6日間の青森でした。

みちのくマグロ狙いはかれこれ15年連続です。


ほとんど坊主で帰ってますが・・・



来年も行きます(^^)