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2010年 私的十大ニュース (下)


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山伏 壱 / saison one と山伏 弐 / saison noir。志賀高原ビールとはちがう新定番として発売を開始したのが今年のはじめ。相当の思い入れと準備で始めたこの山伏でしたが、おかげさまで事前の想定を大幅にうわまわる立ち上がり。最初は欠品でご迷惑をおかけしました。さすがに最初の勢いではありませんが(←あの勢いでは、自家栽培のホップも酒米も足りなくなりそうでした)しっかり定番として定着しています。

今年は、この他にも新作ビールがつづきました。自家栽培の大麦をつかって仕込んだ Domestic Dry Stout、昨年カナダでつくった Dieu du Ciel! とのコラボを日本で再現した一石二鳥、そして大好評だったセゾンのホップ強化版 Indian Summer Saison。いたずらにラインアップを広げるつもりはありませんが、来年にむけてもいくつか新しい試みが控えています。お楽しみに!

酒の方では、山本杜氏が、今年はじまった「日本酒造杜氏」認定制度の認定をうけました。この第一回目で「日本酒杜氏」に認定されたのは全国で193人。今までの努力と実績への評価です。また、金紋錦で醸した大吟醸が、ことしの全国新酒鑑評会で金賞を受賞。賞を撮るために酒をつくっているわけではありませんが、一昨年につづく受賞で、金紋錦の実力を多少なりとも証明できたのではと思っています。今後も、長野の米にこだわって、自分たちの飲みたい酒をつくっていきたいと思っています。

「そんなのが本当に十大ニュースなのか?」と思われる方も多いかもしれませんが、今年印象に残ったのは外国のお客さんの増加。ギャラリーを訪ねてくれるお客様の半分以上が外国の方なんていう日も全然珍しくなくなってきました。ビールに対する、外国からの問い合わせもすごく増えています。なにかた自信喪失気味の今の日本ですが、海外の方には魅力的に見える部分もあるようです。自分たちのできること、魅力をよく理解して、それを強化し、しっかり伝えていきたいと思っています。

最後は、ブルワリー・オブ・ザ・イヤー の受賞。コンテスト等に出品したことがないので、ビールに関しては賞とは無縁だったのですが、思わずこんな賞をいただき、正直うれしかったです。前にも書きましたが、これはぼくらの「真剣な遊び」を面白がってもらったり,多少でも評価していただいた結果だと思っています。これからも、楽しみながら真剣に遊んでいきたいと思っています。

というわけで、みなさん今年も大変お世話になりました。よいお年を!
06:00 | 玉村本店 | comments (2) | trackbacks (0) | edit | page top↑

2010年 私的十大ニュース (上)


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恒例の、まとめです。

今年も、やっぱりホップづくりははずせません。また新しい畑をつくり、新品種に挑戦。今年もたくさんのブルワーやファンのみなさんに参加していただき、収穫を楽しみました。Harvest Brew シリーズは、全8本。今年は、天候的には楽ではありませんでしたが、収量的にはまずまず。株の成長にともない、品質も向上している気がしています。

昨年苦戦した米づくりですが、ことしは必死の雑草対策も奏功し、上々の収穫。この米をつかった新しい酒も新年早々にデビューの予定。さらに、もうひとつの蔵人がつくった酒米、Y君が育てた「ひとごこち」の酒もラインアップに加わることになっています。

「いつもつかっている原料を知るための実験」としてはじめた大麦づくり。やってみると「ああ、麦ってこうなるんだ」という新鮮な驚き(←知っているひとには当たり前のこと)が一杯。手で刈って藁で結び、足こぎ脱穀機にかけ、棒でたたき、唐箕にかけて収穫した、完全無肥料・無農薬の大麦。量はたいしたことなかったけど、品質はいい感じ。味をしめて畑の広さを約五倍に広げて、二年目の挑戦がはじまっています。

ホップ、米、麦とつづけばブルーベリーもはずせません。玉村本店に縁の深い方に譲っていただいた樹齢30年以上のブルーベリー畑。こいつが結構大変でした。猛暑だった今年、玉村本店総動員で連日つづいた手摘みでの収穫作業。「これは酒屋の仕事なのか?」という素直な疑問をだれも(表立っては!?)口にすることもなく、みんながんばりました。「で、収穫したブルーベリーはどうなった?」それに関しては、また来年のお楽しみです。

畑の話題がつづきましたが、こうした作業もふくめ貢献したのが新戦力、ボルボ君。東京での仕事から、まったく環境の違う玉村本店に加入。戸惑いもあったのではと思いますが、最後には「仕事がぬるすぎるので自転車で片道30kmを通勤してくる」というアピールをするまでに。いま、あらためてひどい目にあわせています!?

つづく。
08:00 | 玉村本店 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

今年最後の仕込終了です。


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今年最後の仕込終了。

最後は saison one でした。

それにしても今年はたくさん仕込みました。

これも、みなさんに、たくさん飲んでいただいている証拠。

忙しいとかは、いってられません。

玉村本店は、大晦日までまだまだいそがしいですが、それでもなんとか、一年の仕込が無事に終わってほっとしてます。

とかいって、冷静に考えると、来年の仕込って来週早々から、もう始まるわけなのですが。
21:39 | 志賀高原ビール | comments (2) | trackbacks (0) | edit | page top↑

みとれる


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静かな蔵の中で、タンクの中の酒が、小さくプクプクいっている様子には、ついみとれてしまいます。

(ビールの場合は、うちの場合密閉タンクのなかでの発酵ですから、これはみれないのです。)

この酒は、自家栽培の美山錦をつかった新製品。

まだ、できあがるまでには時間がありますが、とてもいい感じです。

楽しみだなあ。

23:59 | 縁喜 / NEW ENGI | comments (2) | trackbacks (0) | edit | page top↑

緊張の仕込、終了する。


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なんか、溶接でもしてるみたいですが、ちがいます。

町工場とかではなく、玉村本店です。(あっ、ある意味で町工場か!?)

まあ、それはともかくとして、

構想数ヶ月。

先週、ついに仕込んだ新作ビールの最後の行程です。

朝6時にスタートしたこの日の仕込ですが、この時点でもう21時近く。

いろんな不安要素を、徹底的に頭の中でシュミレーションして、必要な道具を準備して、何十回もレシピを書き直して望んだ本番。

時間はかかってしまいましたが、それも想定内。

結果的には、いろいろ発見もありましたが、むしろ予想以上にうまくいった感じです。

それにしても、馬鹿みたいに贅沢なビール。

とはいっても一番大事な問題は、もちろん味。

こればかりはぼくらも待つしかありません。

酵母さん、頼むね!
23:59 | 志賀高原ビール | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

そこらじゅうが冷蔵庫


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なんか、魚市場とかみたいですが、ちがいます。

玉村本店です。

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スキーシーズンも本格的にスタート。

おまけに、年明け、東京ドームでひらかれるふるさと祭り東京というイベントに参加することになって、そのための仕込や詰めの作業が重なり、本当にばたばたです。

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というわけで、冷蔵庫の場所もたりないのですが、さいわいこのシーズンの蔵の中は、ちょうど冷蔵庫のような温度。

助かっています。
23:59 | 志賀高原ビール | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

はじめての料理


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娘たちが、夕飯をつくってくれました。

もちろん、はじめてです。

娘二号が友達といってきた子供むけの料理教室でつくったものを、家で再現してくれるということで、

「お父さんは、材料買ってきてくれるだけでいいから」

と朝からはりきってました。

とはいえ、けがや火傷をしたらいけないのでずっとそばで観ていましたが、娘一号をアシスタントとしてつかいながら、タマネギをきざみ、ひき肉とつなぎをこね、空気を抜きながらまるめ...

と、自分たちだけで、やっていきます。

ぼくは、時々レシピを読んだり、火のつけ方や火加減をアドヴァイスしたり、調味料などの場所を教えたりしたくらい。

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で、出来上がったのが、この「煮込みハンバーグ」。

お皿の上は、付け合わせ、ご飯も含めすべて二人がつくりました。

もちろん、盛りつけも。(スープや、ピクルスはぼくがつくりましたが。)

味の方ですが、レシピ指定の時間通りやったはずの人参がちょっと固かったけど、あとは、「小学三年生がつくったにしては」というわけではなく、本当にびっくりするくらい美味しかったです。

まあ、子供でもちゃんとつくれるレシピになっているというところが、一番の成功の理由なのでしょうが。

「おいしー、今日のご飯最高!」

とうれしそうな娘たち。

記憶に残る日になったのではと思います。
23:59 | 雑文 | comments (2) | trackbacks (0) | edit | page top↑

メイキング・オブ・The 杉玉


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きのう書いた杉玉ですが、今年も、もちろんたかしくんの自家製です。

日本につくり酒屋は1,500軒くらいあるはずなのですが、こんなのつくっているところは、一体何軒あるでしょうか?

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たかしくんがつくってくれるようになってから七~八年になります。

単につくるだけではなく、山に行って材料の杉の枝を切ってくるところからはじまるのです。

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今年は、例年になくいそがしいのですが、それでもちゃんと新酒ができるのに間に合わせてくれました。

吊るしてからも、出来映えがきになるらしく、しきりに微調整。

今年も力作です!
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新旧交代


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新酒ができたのにあわせて、杉玉も新しいものに変えました。

こうして見くらべると、同じ杉でも、山から切ってきたばかりの新しいきれいな緑と、一年がんばった茶色の対比が明らかです。

酒も、新酒のよさと、熟成した旨さがあるわけで、どちらがいいかは一概にいえるものではないのですが、

「新酒が出来ました!」

ということをつたえるには、とてもわかりやすい方法だなあと思います。

同時に、酒がだんだんに熟していく様子も、杉玉の色が一年を通じて伝えているんだなあとも感じます。

しぼり立ての良さと、熟した酒の旨さ。

どちらもいいんです。

それぞれのよさを、楽しんでいただきたいと思っています。
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新酒しぼりたて生酒、出来ました!


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連日宣伝ですみません。

今年の最初の新酒出来ました。

この「しぼりたて生酒」は、玉村本店のこの季節人気No.1。

上撰本醸造の生原酒です。

ことしは、去年とくらべてよりしっかりとした酒。

といっても、粗く飲みづらいというわけでは全然なく、逆に食事と一緒にくいくい飲めちゃう感じ。

つまり、ぼく好みです。

毎年のことですが、楽しみにまっている最初の酒がうまいというのは、うれしいことなのです。

どうぞよろしくおねがいします!
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冬ですが、ISS 再登場です!


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昨日の記事をごらんになって、

「ISSってなんだ!?」

と思われた方もいたかもしれませんが、今年8月に発売して大好評をいただいた、

Indian Summer Saison(インディアン・サマー・セゾン)

再登場です!

House IPA、一石二鳥につづく12月の第三弾。今年最後の限定ビールです。

多くのお声にお応えしての再登場なのですが、やっと出来上がりました。

冬なのに、"Summer" というのが気になる方もいらっしゃるかもしれませんが、この名前、通常よりもホップが効いたセゾンという意味でつけています。(くわしくは、こちら。)

冬のビールというと、ボディのある高アルコールのイメージですが、こんなビールを、ドライな白ワインやシャンパンみたいに楽しんでいただけくのも、アリなのではと思っています。

アルコール度数は7%ですが、セゾン酵母由来のフルーティーさと、ふんだんにつかったニュージーランドとアメリカのアロマホップのレモンやグレープフルーツを思わせる、ちょっと青/黄色い柑橘系の味わいがあいまって、ぐいぐい飲める仕上がりです。

バランスを重視して、夏の仕込みにくらべて、ほんの少し酵母由来の香りを控えめにしているのですが、その分一層ホッピーに感じられると思います。

今回も、樽生とボトル同時発売です。

お世話になっているバーやお酒屋さんで順次発売の予定です。

お楽しみいただけるとうれしいです。

玉村本店のHPはこちら
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完売御礼!


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一石二鳥、大好評です。

おかげさまで、弊社販売分のボトルは完売いたしました。どうもありがとうございます。

Luc もよろこんでくれるはずです。

ひきつづき、お酒屋さんや、バーで見かけたら、どうぞよろしくおねがいします!

かわりといってはなんですが、次は ISS いきます。

冬ですが、なにか?

詳細はまた明日。
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もうじき出来ます!


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今シーズン最初の酒ができるまで、あと一歩。

毎年のことですが、ぼくも出来が楽しみです。

しぼりたて生酒をお待ちのみなさん、もう少しだけお待ち下さい。

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摘みたて生ホップ使用


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北海道のお客様が送ってくれたこのビール。

札幌の北海道限定、摘みたて生ホップ使用の サッポロクラシック '10 富良野 VINTAGE。

いやあ、しっかりホッピーで美味しかったです。

こうした素敵な商品をだしてもらえるのはいいですね。

北海道のみなさんがうらやましくなりました。

長野もうらやましがってもらえるように、がんばります。
23:59 | ビール全般 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

蔵のお祀り


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ここで書くまでだいぶ時間が経っちゃいましたが、ことしの蔵のお祀りも終わっています。

お祓いをしてもらうのは、蔵の二階。

酒毋室や麹室のあるところです。

年に一度ですが、一同集まって厳かな雰囲気の中、酒づくりの安全と、いい酒ができることを祈ると、気が引き締まる思いです。

全部が終わってから、正座に弱いなあと感じるのも、毎年この時ですね。
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志賀高原でお待ちしてます!


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ある日の積荷。

先日も書きましたが、スキーシーズンはすでにスタート。

今週末あたりは、ホテルもリフトもフル稼働ですので、それにあわせて志賀高原ビールもお届けです。

100%とまではいいませんが、志賀高原のほとんどでお飲みいただけるはずです。

樽生を飲める場所も、30か所以上。

志賀高原で、志賀高原ビール。

お待ちしてます!
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綱渡り


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毎年ばたばたする12月ですが、今年はいつにも増していそがしいです。

ビールの仕込計画づくりも、どうやって限られた時間とタンクの数でやりくりするか、まるでパズルのような感じになっています。

売り上げの予測にも、今までにない要素が加わったりして、なかなか難しい部分も。

あれを詰めて、すぐにタンクを洗って、これを移動して、次にあれを仕込んでと、綱渡り的スケジュール。

空いた時間も、箱を準備したり、樽を洗ったりといったしごとでびっちりです。

スケジュールに微修正をくわえつつも、品質第一で、きっちりこなしていかないといけません。

ひとり欠けても大変なので、体調は崩せません。

まあ、いそがしいことはいいことだと前向きに考えてがんばらないと。

あっ、樽をお取り扱いいただいているみなさん、業務連絡というかお願いです。

空き樽の迅速なご返却に、なにとぞご協力下さい!
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お燗酒


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何をしているか、わかりますか?

配達用の酒にお燗をつけているところ。

そう、人が集まって、お燗をした酒を飲む機会が、まだまだあるのです。

大勢で話しながら、あったかい酒を酌み交わす。

この文化がなくならないことを願ってます。
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100仕込目のペールエール


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先週、ペールエールの100回目の仕込をしました。

100回なんて、他の先輩ビール会社からすればたいしたことないのでしょうが、ぼくら的には、なんとなく特別な気分です。

6年と3か月ほど前の、志賀高原ビールの最初の仕込がこのペールエール。

志賀高原ビールの定番中の定番です。

まだ、トータルで400仕込までは到達してませんから、1/4以上を占めているわけです。

初醸造以来、より良い味を求めて常にちょっとずつ変わっては来たのですが、基本のレシピは不動です。

最初の仕込を、あらためて飲んでみたいなあなんて思います。

100回目と飲みくらべでみたいですね。

で、その100回目。

特別なビールにしようかとも考えたのですが、やっぱり、全然違うビールにするのではなく、あくまでも現状のぼくらが考える「最良の定番」でいこうということで、普段のまま仕込みました。

でも、ちょっとだけ特別仕様もつくろうかなあとは考えてたりもするのですが。
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三食OK!


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よく書いていますが、蕎麦好きです。

この日も、朝から長野駅で、かき揚げそば。

立ち食いなのですが、ちゃんと生蕎麦からゆでてくれていて、ちょっとムラはありますがなかなかいけます。駅に立ち寄ると、かなりの確率で食べています。

昼は、シンガポールから訪ねてくれたイギリス人二人組に「何が食べたい?」ときいたところ、「SOBA」と即答だったので、渋温泉の玉川さんに。

彼らは鴨南蛮、ぼくはざる、それもついつい大盛りに。

それにしても、女将さんのメニューの英語での説明があまりに見事で驚きました。

これからの季節、海外のお客様の方が多い日もあるとのことで、相当馴れているのです。

仕込を終えて夕食。

でてきたのが、写真の蕎麦。

ご近所の蕎麦打ち名人にいただいたもの。

この方の打ってくれる蕎麦は、本当にうまいのです。

よく知らないのですが、三段だか四段だか、をもつすごい腕前。

蕎麦どころ長野ですが、お店でもこれだけうまい蕎麦にはなかなかありつけません。

というわけで、三食連続の蕎麦だったわけですが、もちろん ノープロブレム。

堪能しました。

あっ、もちろん蕎麦には日本酒です。
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シーズンイン!


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写真は、昨日(金曜)の午前。

玉村本店のあたりでは、この日までにも何度か雪はちらちらしてましたが、ちゃんと積もったのはこの日が最初。

雨は好きじゃないけど、雪は大好きです。

志賀高原のスキー場開きはもう前の週末。

今年は、ちょうどいいタイミングで雪が降ったりでスキーシーズンのスタートとしては最高だったとのことです。

こんなにいい感じのシーズンインは過去数年ない感じ。

志賀高原の関係者から聞こえてくる声も、なんだか前向きなものが多い気がします。

雪猿目当ての外国人も多いです。

「スキーにいかなきゃ」って気がしてきました。

みなさん、もうシーズンですよ!
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ご感想おまちしてます!


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一石二鳥について、ちょっと補足です。

このビールでコラボレーションしたDieu du Ciel!(←フランス語の発音に自信はないのですが、デュー・ドゥ・シエルって感じ)は、カナダモントリオールの人気ブルワリー。

前にも何度か書いていますが、カナダはもとより海外でも高く評価されています。

あらためて、アメリカのビール評価サイト、Beeradvocate のランキング(Top Beers on Planet Earth)を確認してみると、Dieu du Ciel! のPeche Mortel というインペリアルコーヒスタウトが地球で(←アメリカらしくおおげさですが)第16位。カナダではもちろん一位です。

ランキング上の他の銘柄をみていただいても、どのくらいすごいかビール好きのかたにならお分かりいただけるかと思います。

で、わが一石二鳥ですが、去年の6月に一緒に醸造して以来、去年だけで三回、今年もぼくらと一緒に醸造して帰国した Luc がすぐに仕込んでいます。

一回限りではなく、つくり続けられているのは、もちろん人気があるから。

ratebeerBeeradvocateといったサイト上の評価も非常に高いです。

さて、今回の一石二鳥は、もちろん同じレシピをもとに一緒につくったわけではありますが、使っている原料や水、設備もちがいます。

仕込みの時も書きましたが、Dieu du Ciel!はホールホップをつかわなかったり、今回はぼくらの自家栽培ホップをたっぷりつかったりと、同じビールでも多少のちがいがあるはずです。

インペリアルスタウトとセゾンを組み合わせたビールなんて、他にはないわけですし、このビールが日本でどう受け止められるか非常に気になります。

Dieu du Ciel! のみんなも興味津々。ちゃんとフィードバックしないといけません。

みなさんのお声お待ちしております!



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Isseki Nocho / 一石二鳥 発売です!


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昨日予告した限定ビール第二弾がこれ。

そう、Brasserie Dieu du Ciel! とのコラボレーションビール、一石二鳥です。

昨年、モントリオールで醸造してきたもので日本に届いたのは、ごく数樽でした。

今回は、その一石二鳥を Dieu du Ciel! の Luc と一緒にぼくらのブルワリーで醸造したもの。

10月の Nippon Craftbeer Festival でお披露目してから、さらなる熟成を経て発売開始です。

カナダの人気ブルワリー、Brassserie Dieu du Ciel! とのコラボレーションで生まれたビール。二つの醸造所の個性、インペリアルスタウトとセゾンという全く違う二つのスタイルの両方を一度にお試しいただける、まさに「一石二鳥」なビールです。

もちろん、そんなスタイルは存在しないのですが、一応 インペリアル・ダーク・セゾンといいうことにしておきます。

9.5%と高アルコールですが、セゾン酵母とふんだんにつかったホップの影響で、度数を感じさせない飲み口。

アロマホップには、自家栽培のカスケードと、センテニアルをふんだんにつかっています。IBU は75といったところ。

当初は焙煎したモルトのロースト香、フルーティーな酵母の香りと強烈なホップのそれぞれの個性が強く主張し合っていたのですが、5か月をこえる熟成により、それらがうまく調和してきています。

もちろん、ビールだけでもお楽しみいただけると思いますが、ぼくらが目指す「自分たちが飲みたい食中酒」としても、いい感じに仕上がったのではと思っています。

今回も樽生とボトル同時発売です。

毎度のことながら一仕込み限りの限定醸造。

みなさまのご感想、お待ちしております!

玉村本店のHPはこちら
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クリスマスの気分


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ここのところ仕込みに追われていて、師走という気分は十分なのですが、クリスマス気分にはなかなかなれません。

雪はふっても、イルミネーションとかと無縁の田舎にいるからでしょうか。

でも、クリスマスまであと二週間ほど。

街では、きっと盛り上がってきているんでしょうね。

House IPA につづく12月の限定ビール第二弾、明日にでもご案内できる予定です。

クリスマス用に仕込んだ訳ではないのですが、これは結構クリスマスっぽいのではと思っています。

乞うご期待です。
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次期ヴィンテージの試飲をする 2010


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今日は、次期志賀高原ワインの試飲の日でした。

国産ワインの雄、メルシャンさんにお願いして、玉村本店のためだけに特別に醸造してもらっている志賀高原ワイン。

長野メルロー、長野シャルドネという長野産のブドウ100%の本格ワインです。

メルシャンと玉村本店とのコラボレーションももう30年以上です。

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次期ヴィンテージはシャルドネが2009年、メルローが2008年。

メルローは塩尻、シャルドネは玉村本店からも遠くない北信地方のブドウが主体です。

それぞれ、三つずつのサンプルを用意してもらい、真剣に試飲をします。

毎年感じるのですが、ワインの品質が年々良くなっているように感じるのは、さすがです。

今年は本当に選ぶのに苦労しました。

どれもはっきりと違うのですが、それでいて甲乙つけがたかったのです。

発売の時期が今から待ち遠しい程の素晴らしい出来映えです。

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我が麦畑の写真を撮っているのは、今年も東京からきてくれたメルシャン商品部の山口さん。

ブドウ畑にはかなわないのですが、ぼくらの遊びをみてもらったというわけです。

ワインと日本酒・ビールとつくる酒は違いますが、お互いに醸造に携るもの同士。

いろんな話をすることで、逆に刺激をうけたりヒントをもらったり。

試飲という仕事でもあるのですが、楽しい時間でもあるのです。

玉村本店だけの特別なこのワイン。

みなさんもどうぞお試しを!
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進化の途中の多様性に惹かれる


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車に興味がなくなってだいぶたちますし、あたらしく買い替えたりする予定もまったくないのですが、たまに古くて可愛い車をみかけると、いいなと思っちゃいます。

最新のなんかとくらべると、あきらかに性能も劣るはずですし、無駄ですらあると思うのですが、個性的な姿に、ものとしての魅力を感じます。

進化を重ねて生き残ったものが、性能や効率を追求して似通ってきてしまうのは仕方のないことなのでしょうが、進化の途中の多様性のなかに、惹きつけられるものが多いように思います。

そのうち余裕ができたら、可愛い古い車を手に入れるのもいいなあなんて、時々考えます。

やっぱり、無駄なんですが。
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呼吸


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酒づくりは、原料処理、麹づくり、仕込といった様々な行程を蔵人たちが協力したり、分担したりしながら続きます。

いろいろな作業を効率よく正確に続けていくには、いいチームとして機能することが不可欠です。

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各自が経験をつむことによって、自分がどう動けばいいのかということの判断力も高まり、呼吸もあってくるのです。

このチームも、去年より確実にレベルアップしていると思います。
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「そぞろ歩き」のついでに


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今日の日経新聞 / NIKKEI プラス 1の「何でもランキング」。

「そぞろ歩きが楽しい温泉街」の第二位に、渋温泉が選ばれてます。

草津や道後温泉などなど、なだたる温泉をおさえての二位とは立派!

九つある外湯めぐりや、木造の建物が多数のこる街並などが評価されたようです。

この渋温泉から、ちょっと坂を上って数分のところに玉村本店があります。

温泉の「そぞろ歩き」のついでに、足をお運びください!
23:59 | 渋・湯田中・上林温泉 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

冬のビール !?


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今回の House IPA は、今年の三仕込め。

春と夏につづいての発売です。去年の発売も夏でした。

ハイアルコールのビールというと、日本ではどうも冬というイメージです。

そういう意味では今回、やっと冬の発売なのですが、ぼくらがこのビールに求めているのはあくまでもホップの爽快さ。

季節に関係なく、楽しんでいただけるのではと思っています、というかぼくたち自身、年中飲みたいのです。

なにかと飲む機会も多い12月。

食後に体を暖めるビールもいいと思いますが、あくまでも食事とかといっしょにがんがん飲んで欲しいと思っています。
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日差し


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12月ですから当たり前なのですが、日が短いです。

仕込開始が日の出前、終わったときにはもう真っ暗。

昼間の陽の光もこんなに斜めですからね。
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