01/22/2025(Wed)
Bar Sal's / Sal's Zake、Web 限定で発売です!Extra Quadrupel、OXBOW グリゼットも!!
昨日ご案内した、
NaRa x Yama-Bushi / Extra Quadrupel
まずは、業務用から発売開始です。
弊社 Web 販売の開始は、いつも通り、本日19時とさせていただきます。
(発売開始前までは、HP上では「売り切れ」表示となりますが、ご了承ください。)
樽生の一般販売はございません。
そして、今週のもう1本。
Bar Sal's x 山伏 / 木樽熟成山伏 Sal's Zake
去年は、志賀高原ビールの20周年でしたが、同時に Bar Sal's の25周年。
基本、ぼくらはOEM的なものはつくらないのですが、ごく稀に大切な人のためのビールをつくるのです。
古くは、Takashi Imperial Stoutだったりするのですが、例外的につくったのが fumuo とか cozyも。
Bar Sal's のマイケルといえば、このブログにも頻繁に登場。
いまでこそ、世界中のビールをたくさんのインポーターさんが、日本にどんどん紹介してくれていますが、マイケルは間違いなくその先駆け。
日本では強面で面倒くさいやつだと思われがちだったりしますが、海外では超ナイスで人気者。
ぼく自身、Nogne Ø の創業者でもあった Kjetil 君、Stone の Greg、Cambridge Brewing の Will、Pizza Port の マイクなんかと出会うきっかけも彼。
何度か一緒にアメリカにもいって、Russian River の Vinnieや、 Hill Farmstead の Sean Hill、 3FLOYDS などを訪ねたり。
実は、イチローズモルトの肥土さんや、山木真さんとの出会いもマイケルがきっかけ。
彼のおかげで、本当にいろんな人と繋がったおかげで、いまのぼくらがあるのは間違えない、大事な友人。
というわけで、彼の節目を祈る特別なビールをつくるのは、自然なながれだったりするのです。
名前も、説明不要ですよね。
で、こいつ。
ベースは、マイケルがぼくに紹介した中でも、最も大切な友達である Hair of the Dog のアランとつくった ECKHARDT。
それを、イチローズモルトの樽で、50ヶ月(4年超!)、野生酵母や微生物のミックスカルチャーで再発酵、熟成をした特別なやつです。
詳細はこちらを。(ラベルのQRコードからも、こちらに飛べます。)
13.5%。
濃いめの琥珀色。
飲んだ印象は、高級なシェリーのよう。
キャラメルや黒糖みたいな甘やかさや、ウイスキーのようなニュアンス。
スパイシーなエステル香をかんじながらも、フィニッシュはドライ。
やっぱりこれは食後かな。
なんだか、すごく複雑で、とても高級な洋酒のように仕上がりました。
375ml サイズで、796本限定。
半分近くをマイケルに送ります。
鷺沼の彼の店、現在は Bar Sal's 改め、さるのこしかけ でお楽しみいただけます。
というわけで、残りはかなり少ないので、一般販売はございません。
本日19時から、web 限定で 240本 だけ発売します。
残りは、ぼくらも大切なストックとしようと思いますが、ギャラリー玉村本店で少量販売します。
量が少ないですが、よろしければこの機会に!
それからこれ。
OXBOW x SHIGA KOGEN / GURIZETTO
去年の4月に、ぼくらの20周年のために、メイン州にいってつくってくれたやつ。
"志賀高原ビール20周年を祝うコラボレーションビール。Gurizettoは、小麦とホワイトセージを使用したファームハウスエール。製造工程の一部でビールを日本の杉の樽で熟成しました。その結果、セージの清涼感溢れるハーバルな香りとほのかなウッディさが心地良い、4.5%のドライでゴクゴク飲める素晴らしいビールに仕上がりました!"
「ラベルにコラボのことかいてないんじゃ?」
なんて思われた方もいらっしゃるかと思いますが、
「安心してください。書いてますよ」
実は、輸入の際に貼られたバーコードを剥いでもらうと、書いてあるのです。
改めて飲んでみると、よりクリアになってセージの香りがキレイに入ってくる感じで、すごく美味いです。
もうすでにお買い求めになった方もいらっしゃるかと思いますが、ぼくらの在庫、このタイミングで販売します。
というわけで、このコラボ3本。
どれも、最高です。
「友達が少ない方」なんて書きましたが、こうしてみるといいともだちが多くて本当にうれしいな。
どうぞよろしくお願いします!
01/21/2025(Tue)
NaRa x Yama-Bushi / Extra Quadrupel !そして、明日の予告です。
さあて、まずはこれ。
NaRa x Yama-Bushi / Extra Quadrupel
麦雑穀工房工房さんとのコラボ Quadrupel の別バージョン。
ベースの Quadrupel は、雑穀さんでは設備的制約で難しいハイアルコールのベルジャンに挑戦するということで生まれたのですが、当初から、別バージョンも念頭にありました。
実は、ぼくらの自家栽培のブルーベリーやラズベリー、雑穀さんの山桃などといったフルーツをつかったものがイメージにありました。
ところが、Quadrupel 自体が、ぼくらの想定以上にいい感じに出来上がってきて、変な言い方ですが、フルーツでその個性を薄めちゃうのがなんだかもったいないなと思うように。
一方で、お互い、自分たちで直接 Farmhouse として農業に直接関わり、木樽なんかもつかったサワーエールを大瓶でリリースしている同士、そうしたビールをもっとたくさんの人に知ってほしいという気持ちを共有してもいます。
NaRa シリーズは、オークの大樽 フーダーでの熟成を経た、ぼくらでいう木樽熟成山伏的な位置付けです。
"麦雑穀工房ではフーダーと呼ばれる、木製(ホワイトオーク)の熟成タンクを使ったビールを造っております。ビール造りは人間の技術で効率的に管理しながら工業的に造るものという印象が強いですが一般的に管理しやすいステンレス製でなく、あえて木製タンクを使うということは回帰的であり人間が管理できない木が持つ菌の力や時間に任せるといった、コントロールできない部分が多くなります。管理が難しく汚染などのリスクを伴いやすいという側面もありますが、出来上がるまでの過程は他のスタイルのビールとは異なる年月を経て変化する期待と緊張感に溢れていて、オンリーワンの個性を皆様に楽しんでいただけるビールを目指してチャレンジ中です。長期熟成と木が持つ乳酸やタンニンとビールのバランスを味わっていただければと思っています。"
というわけで、別バージョンは、NaRa と 山伏のコラボにしたいというのは、自然の流れではありました
ちょっとしつこいですが、整理すると:
麦雑穀工房 x 志賀高原 / Quadrupel
NaRa x Yama-Bushi / Extra Quadrupel
ということです。
「お互いのバレルエイジのサワーを、Quadrupel とブレンドするのはどうでしょう?」
と、提案してみると、鈴木さんはすぐに快諾してくれました。
結局、雑穀さんの、3年熟成された超貴重なレッドエールと、うちの、同じく 3年以上、ワインとウイスキーの樽で熟成した、木樽熟成山伏 "red" の原酒を、つかうことになったのです。
雑穀さんのは、量が限られる上に、そのまま自社でリリースしたら必ず瞬間蒸発のやばいやつなので、なんだか申し訳ないような感じの、超責任重大なやつ。
テイスティングを繰り返し、ブレンド比率を決定。
当初思った以上に、サワーの比率が高いブレンドとなりました。
タンクでブレンドをして、瓶詰。
そしてボトルコンディション。
山伏のシリーズでも、サワーエール同士ではなく、こうして木樽熟成のものとそうでないもののビールのブレンドは初の試み。
仕上がりのイメージはもちろん想像していましたが、ブレンド後、さらに発酵がすすむわけで、実際どうなるかはやってみるまで完全にはわかりません。
瓶内での発酵はかなりゆっくと進み、最終的にカーボネーションが落ち着くまでに、およそ5ヶ月を要しました。
結局、約7ヶ月の瓶内発酵と熟成を経てのリリースです。
詳しい経緯は こちら をご参照ください。(商品についている QRコードからも、こちらのページにアクセスいただけます。)
で、仕上がったのがこいつ。
11.5%。
色は、赤に近いアンバー。
豊かな泡立ち。
ブレンドにより、いまでの純粋なサワーエールにはない甘味が加わって、甘みと酸のバランスが特徴です。
イチゴや赤いブドウを想わせる果実味と相まって、ちょっと重厚な赤ワインのような味わいです。
ベースとなった Quadrupel の方は、より食後酒よりの仕上がりでしたが、こちらは食中酒として、食事と一緒にお楽しみいただけるかと思っています。
先週、OXBOW の Tim とマイケルと gonki さんに行った際に、無理言って持ち込ませていただいて一足先に一緒に飲んだのですが、こんな料理とは、まさに最高なのでした。
限定1650本です。
もうすでにかなりいい状態かと思いますし、ある意味このタイミングで飲んで欲しいと思う一方で、今後の熟成にもかなり期待が持てます。
今回も2本以上は買わないといけないやつです!?
とにかく20周年同志、木樽のビールに真剣に取組む者同士のぼくらがつくった渾身のコラボ。
ぼくらの期待以上の出来になったと思います。
明日の正午から、まずは、業務用から発売開始です。
樽生の一般販売はございません。
弊社 Web 販売の開始は、明日 1月22日の19時とさせていただきます。
その際は、Web 販売のみ(=業務用の販売はなし)となる、真ん中のやつ(→詳細は明日)と、昨年アメリカの OXBOW で仕込んできた、20周年コラボ グリゼットも同時発売の予定です。
どうぞよろしくお願いします。
01/20/2025(Mon)
今週は、大事なともだちとのやつ x 2 です。
ともだちは、少ない方だと思います。
この歳になって、やっと自覚し始めているのですが、たぶんぼくが面倒くさいやつだからみたい。
志賀高原ビール20周年では、そんなぼくの数少ないともだちたちといろいろ出来たのですが、年が明けてほぼ最後となる大事なやつを今週お披露目。
勝手にともだちだと思っている中で、誰もが文句ない最高にいいやつと、ぼくと同じくらい面倒くさいやつとの対照的な二つ。
でも、かなり特別。
右のは、一般発売しますが、左のは、面倒くさい人限定販売となります。
よろしくです。
01/19/2025(Sun)
ともだち
先週の写真。
OXBOW の Tim と マイケルこと野村くん。
大事な友達です。
美味いものを食べて、美味い酒を飲んで、最高でした。
で、そんなマイケル。
ちょっと怖くて、敵も多め。
えっ、おれも?
まあとにかく、去年は、ぼくらの20周年でしたが、同時に Bar Sal's の 25周年でもありました。
彼なしには、志賀高原ビールもこんなじゃなかったはず。
というわけで、スペシャルなやつつくりました。
怖い親父コラボ。
今週行きます!
01/18/2025(Sat)
我らが山田錦
山田錦。
今シーズンの米も、とてもよく出来ました。
そして、仕込み。
農薬や化学肥料を一切つかわず、というか麦芽粕からつくった自家製堆肥を必要最小限つかって、100% 自分たちでつくった米だけでつくる酒。
改めて書いてみると、われながらなかなかです。
2シーズン目の今年も、いい酒になりますように!
01/17/2025(Fri)
もはや巨匠
もう一週間も前になっちゃうのですが、この人のアトリエにお邪魔してきました。
そう、山木真 @makoyamaki 氏。
雪猿にはじまり、SNOW MONKEY BEER LIVE の全部の作品、そして、 GIGANTIC & Hair of the Dog とのコラボまで。
ぼくらにとってはとても大事な彼は、今やまさに売れっ子。
この日は、ちょっと写真を撮らせてもらうのが目的だったのですが、話は尽きず、長居しちゃいました。
それでも時間は十分じゃなかったので、また飲み行こうと約束。
01/13/2025(Mon)
INKHORN!
ライオンから向かったのは、目白。
ずっと行きたかった INKHORN BREWING さんに初訪問。
すごい勢いの大人気ブルワリー。
この一枚しか撮らなかったのですが、もっと絞ってなきゃいけなかった。
ピントが合っているのが、オーナーで醸造責任者の駿さん。
だいぶ前にイベントで一度あった以来なのですが、その時に、すごく美味しいと思ってとても印象に残っていました。
場所も雰囲気も人もいい感じ。
ぼくらみたいなじじいとは大違いの勢いを感じます。
負けないようにするのは大変だあ。