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勘違いしやすい地震保険の内容
- 2012-10-06(20:27) /
- 損害保険
これまで地震保険の加入率は低く、世帯加入率は2011年3月末で
23.7%でしたが、大震災後は福島県で前年同期比80%増、
宮城県で48%増など新規加入者が相次ぎ、
2012年3月の加入率は25%を超えていることでしょう。
また、2011年度に新たに火災保険を契約した人が、地震保険も付帯した割合が
初めて5割を超えたことが、損害保険料率算出機構の調べでわかりました。
それによると2011年度の地震保険加入率は全国平均で53.7%でした。
9年連続の上昇で、前年度に対しては5.6ポイント増加。
都道府県別では、宮城県、高知県、愛知県、宮崎県、鹿児島県、岐阜県、徳島県、三重県の順で
付帯率が60%を超えました。
このうち宮城県は前年度から12.1ポイント増えて81.1%に達しているほか、
福島県、岩手県も前年度から10ポイントを超える上昇となるなど、東日本大震災の被災地で
加入率が増えていることもわかりました。
そんななか、地震保険の中身を正しく理解してみえる方が少ないのが気にかかります。
簡単に説明させていただくと、まず、
『地震保険に関する法律』にあるように、あくまで地震等による被災者の生活の安定に寄与する
ことを目的とするものが地震保険なのです。
”地震保険 ”という名称から、地震で壊れた家屋や家財を元通りにしてくれると思われがち
ですが、これは勘違いです。
そして地震保険は、最近、火災保険で主流になっている新価実損払いや再調達価額を補償
するものとは違い、時価までが限度です。
火災保険と一緒に契約されるので間違いやすい点です。
そして、地震保険での損害認定が全損に認定されても満額でないケースがあります。
それは、総支払限度額というものがあるからです。
1回の地震で支払う保険金の総額が、一定限度額を超えると個別の保険金支払いが按分での
支払いになります。現在、その限度額が6兆2,000億円となっています。
この金額は、段々引き上げられておりますので、さほど心配する必要はないと思われますが、
ルール上は、全額支払われないケースはあるわけです。
最後に、上記のことを聞かされると「それでは地震保険に加入しても、あまり意味がない」と
思われるかもしれませんが、住宅ローンの残債が多く残っている方や預貯金が少ない方に
とっては、この保険金の有難さは非常に大きいと考えます。
当面の生活費がさっと支払われる精神的な安心感、
再建する際のマイナス分が減らせる安堵感は
あるのとないのとで全然違うと思います。
そのあたりを踏まえ、地震保険の加入の是非を検討してください!!
23.7%でしたが、大震災後は福島県で前年同期比80%増、
宮城県で48%増など新規加入者が相次ぎ、
2012年3月の加入率は25%を超えていることでしょう。
また、2011年度に新たに火災保険を契約した人が、地震保険も付帯した割合が
初めて5割を超えたことが、損害保険料率算出機構の調べでわかりました。
それによると2011年度の地震保険加入率は全国平均で53.7%でした。
9年連続の上昇で、前年度に対しては5.6ポイント増加。
都道府県別では、宮城県、高知県、愛知県、宮崎県、鹿児島県、岐阜県、徳島県、三重県の順で
付帯率が60%を超えました。
このうち宮城県は前年度から12.1ポイント増えて81.1%に達しているほか、
福島県、岩手県も前年度から10ポイントを超える上昇となるなど、東日本大震災の被災地で
加入率が増えていることもわかりました。
そんななか、地震保険の中身を正しく理解してみえる方が少ないのが気にかかります。
簡単に説明させていただくと、まず、
『地震保険に関する法律』にあるように、あくまで地震等による被災者の生活の安定に寄与する
ことを目的とするものが地震保険なのです。
”地震保険 ”という名称から、地震で壊れた家屋や家財を元通りにしてくれると思われがち
ですが、これは勘違いです。
そして地震保険は、最近、火災保険で主流になっている新価実損払いや再調達価額を補償
するものとは違い、時価までが限度です。
火災保険と一緒に契約されるので間違いやすい点です。
そして、地震保険での損害認定が全損に認定されても満額でないケースがあります。
それは、総支払限度額というものがあるからです。
1回の地震で支払う保険金の総額が、一定限度額を超えると個別の保険金支払いが按分での
支払いになります。現在、その限度額が6兆2,000億円となっています。
この金額は、段々引き上げられておりますので、さほど心配する必要はないと思われますが、
ルール上は、全額支払われないケースはあるわけです。
最後に、上記のことを聞かされると「それでは地震保険に加入しても、あまり意味がない」と
思われるかもしれませんが、住宅ローンの残債が多く残っている方や預貯金が少ない方に
とっては、この保険金の有難さは非常に大きいと考えます。
当面の生活費がさっと支払われる精神的な安心感、
再建する際のマイナス分が減らせる安堵感は
あるのとないのとで全然違うと思います。
そのあたりを踏まえ、地震保険の加入の是非を検討してください!!
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