北信越

諏訪の技術力、空へ　小型ロケット　岡谷で8日打ち上げ実験　9回目、信州大と企業が協力　／長野

　信州大学と長野県諏訪地域の企業などによる「SUWA小型ロケットプロジェクト」（SRP）は8日、岡谷市の岡谷湖畔公園多目的広場（同市湖畔3）で打ち上げ実験を行う。2日にはSRPメンバーらが同広場で打ち上げに向けた予行演習を行い、作業工程や役割などを確認した。【宮坂一則】　今回打ち上げるのは9号機で、

列島・北から南から　定信の詰め合わせ

　福島県白河市の老舗和菓子店「白河菓匠大黒屋」が、NHK大河ドラマ「べらぼう」に登場する白河藩主松平定信にちなんだクッキーと日本酒の詰め合わせを発売した。　クッキーは地元のしょうゆを使ったみたらし味の餅入り。パッケージに商品名「定信」を揮毫した。3658円。店舗やホームページで購入できる。（福島）

関口十日町市長、進退を表明せず　3月定例会初日　／新潟

　任期満了に伴う十日町市長選（4月20日告示、27日投開票）は現職の関口芳史市長（66）が進退を表明していない。3月定例会初日の4日も表明せず、現時点で立候補を表明しているのは同市、不動産業、樋口弘明氏（77）のみだ。　関口市長は同日、市の2025年度一般会計予算案について答弁した後、「立候補し当選

列島・北から南から　温泉宿を彩る氷柱

　長野県小諸市の温泉宿「菱野温泉常盤館」が、敷地内の池に氷柱をつくり、午後4時半～11時にライトアップしている。31日まで、入場無料。　氷柱は高さ約6メートル、幅約5メートル、奥行き約2メートル。2023年からつくっており、今年から赤、青、緑の3色でのライトアップや、地元商工会の協力で周囲に灯籠の飾

新潟水俣病解決へ協議　被害者団体・環境省　論点を整理　未認定患者救済など4テーマ　／新潟

　水俣病の解決に向け、新潟水俣病被害者団体と環境省による実務者協議が4日、県庁であった。被害者団体側によると、四つのテーマ（未認定患者の救済▽被害者の医療・福祉の問題▽阿賀野川流域の住民健康調査▽偏見・差別のない社会づくり）を中心に協議していくことで一致した。【中津川甫】　協議には被害者団体側から現

柏崎刈羽原発　再稼働　6号機、先なら話を　柏崎市長、東電に求める　／新潟

　東京電力柏崎刈羽原発の再稼働について、柏崎市の桜井雅浩市長は4日の定例記者会見で、「基本的には順番通り（7、6号機の順に）やってほしい。可能性として6号機（再稼働）の方が早くなるならば、東京電力から柏崎市に話をいただかなければいけない」との認識を示した。　東電は2月末、設置が義務付けられている7、

含み損「損失ではない」　県債基金運用で県が認識　／新潟

　県債管理基金で運用する債券に百数十億円の評価損（含み損）が生じている問題で、県は4日の県議会総務文教委員会の質疑で、20年国債などを購入し始めた2020年度時点で現在のような金利上昇局面を「予見できたわけでない」と述べ、今回の含み損は「一概にそう（損失）ではないと考える」との認識を示した。　同基金

春告げる押し合い　南魚沼　／新潟

　南魚沼市浦佐の普光寺毘沙門堂で1日、「裸押し合い大祭」が行われた。豪雪の魚沼地方に春の訪れを告げる伝統行事に、多くの人たちが訪れた。　日が暮れ、堂内には「サンヨ」「サンヨ」の掛け声が響き渡った。頭上に福物が投げられると、それを手にしようとたくさんの手が伸びた。　市内から参拝に訪れた行方誠さん（71

センバツ2025　選手紹介／11　敦賀気比　東川太紀投手／日本航空石川　及川蓮志主将　／福井

　◇敦賀気比　東川太紀投手（2年）　178センチ、84キロ▽右投右打▽福井県越前市万葉中▽140キロ超の速球と、横滑りするスライダーを投げ込む力投型投手。奪三振能力が高く、バットに当てられても押し返す球威がある。　◇日本航空石川　及川蓮志主将（2年）　175センチ、67キロ▽右投右打▽岩手県宮古市立

センバツ2025　選手紹介／11　日本航空石川　及川蓮志主将／敦賀気比　東川太紀投手　／石川

　◇日本航空石川　及川蓮志主将（2年）　175センチ、67キロ▽右投右打▽岩手県宮古市立宮古西中▽遊撃手がメインで、堅実に守る。主将としても成長。中村隆監督は「『俺についてこい』という雰囲気が出てきた」と目を細める。　◇敦賀気比　東川太紀投手（2年）　178センチ、84キロ▽右投右打▽福井県越前市万

えちぜん鉄道が落石衝突で脱線　乗客にけがなし　／福井

　2日午前5時25分ごろ、福井県勝山市のえちぜん鉄道勝山永平寺線の比島駅付近で、ワンマン運転の列車（2両編成）が線路付近にあった落石と衝突して脱線した。乗客2人にけがはなかった。運転士は衝突時に脚をぶつけ、軽傷とみられる。国土交通省によると、石は幅約2・5メートル、高さ約1・7メートル。先頭車両の前

能登半島地震と豪雨の被害・復旧状況（石川県）　／石川

※3月4日の石川県の発表などに基づく地震の死者（うち災害関連死）527（299）人地震の行方不明者　　　　　　2人水害による死者　　　　　　　16人地震避難者（水害同）　　　　11（106）人地震による住家被害（水害同）11万5449（1750）棟公費解体申請棟数（完了数）　3万6950（1万854

能登地震１．１

崩壊地5000カ所超　豪雨災害、地震の亀裂で拡大　自然環境の変貌テーマにシンポ　／石川

　シンポジウム「能登半島地震による自然環境の変貌」が1日、金沢市銚子町の石川県立自然史資料館で開かれた。同県自然史センターの主催で、柳井清治・同県立大特任教授、のと海洋ふれあいセンターの荒川裕亮氏、高木政喜・県自然史センター元理事長、珠洲市自然共生室の宇都宮大輔氏がパネリストを務めた。【戸田栄】　◇

「災害対応」今夏に総括　県、関連死など検証継続　／石川

　2024年元日の能登半島地震発生当時の初動対応の妥当性などを検証する石川県設置の委員会に関し、同県は今月中を目指していた最終とりまとめを延期することを決めた。馳浩知事は4日、「石川モデル」として今後参考にしてもらうため、災害関連死を防ぐ取り組みの検証を進めるとした。今夏をめどに取りまとめる。　検証

海の宝石　漁解禁　富山湾・ホタルイカ　／富山

　富山湾の春の風物詩ホタルイカ漁が1日、富山県滑川市沖で解禁された＝写真。滑川漁業協同組合によると、初日の水揚げ量は約18キロで平年より少なめ。昨年は約106キロだった。今後、海水温が上昇すれば、漁獲は増える見込みだという。漁は4月から5月初旬ごろにかけてピークを迎え、6月まで続く。　冷たい風が吹く

焼岳、噴火警戒レベル2に　火山性地震増、噴石の飛散に警戒　気象庁

　気象庁は4日、長野、岐阜両県にまたがる焼岳で、山頂直下が震源とみられる火山性地震が増加しているとして、噴火警戒レベルを「活火山であることに留意」の1から「火口周辺規制」の2に引き上げた。想定火口域から約1キロの範囲に影響する噴火が発生する可能性があり、噴石の飛散に警戒するよう呼びかけている。　気象

戦後８０年

庶民の歴史1枚に　長野・須高郷土史研究会が出版　95～19歳の125人執筆　／長野

　◇母が握る手　孤児にさせぬ意志感じた　軍服姿…父では、と道路に飛び出した　長野県の須高郷土史研究会は創立50周年を記念して「紙で残す私の1枚」（文藝出版、税込み3520円）を発行した。125人の執筆者が、各自1枚の写真とともに自身の暮らしぶりをつづった庶民の近現代史。刊行委員会委員の片山久志さん（

第61回創玄展入賞者　／長野

　（国立新美術館、東京都美術館。毎日新聞社など後援。敬称略）■山梨県　秀逸＝山口恵芳、吉川依空（甲府）■長野県　創玄展準大賞＝一志水鏡（安曇野）　＜学生展＞毎日新聞社賞＝羽生彩華（飯田高）

バス4路線で距離短縮　新潟交通　30日から　運転手不足で　運行本数は維持　／新潟

　新潟交通（新潟市）は3日、今月30日のダイヤ改正から、新潟市内を走る路線バス4路線について、一部の便で運行距離を短縮すると明らかにした。慢性的な運転手不足への対応で、全体の運行本数は維持しつつ、利用の少ない路線を中心に終点より手前のバス停で折り返し運転するダイヤに変更することで、運転手全体の労働時

地上から雪下ろし実演　燕の企業開発　知事視察、後押し　／新潟

　雪下ろし作業中の転落事故ゼロに向けて燕市の農機具メーカーが開発した屋根雪下ろし機「憲太郎」の実演が3日、三条市早水の農業体験学習施設「よってげ邸」であった。視察した花角英世知事は、早期の社会実装に向けて後押しする考えを示した。　県内では大雪時の除雪作業での死傷者が絶えず、今冬の人的被害は負傷者15