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「シリアに介入する口実ない」 反体制派指導者、イスラエル空爆批判

シリア反体制派「ハヤト・タハリール・シャム」のジャウラニ指導者(中央)=首都ダマスカスで2024年12月8日、AP
シリア反体制派「ハヤト・タハリール・シャム」のジャウラニ指導者(中央)=首都ダマスカスで2024年12月8日、AP

 アサド政権が崩壊したシリアで反体制派の中心となっている「ハヤト・タハリール・シャム」(HTS)のジャウラニ指導者は14日、シリア空爆を続ける隣国イスラエルについて、イランの部隊が撤退した今、「シリアに介入する口実はない」と訴えた。地元テレビ局のインタビューで語った。政権崩壊後、ジャウラニ氏がイスラエルについて言及するのは初めて。

 ジャウラニ氏は、イスラエルのシリア空爆は「レッドライン(越えてはならない一線)」を越えており、正当化できないと批判。一方で、イスラエルとは対立する立場にないとも主張した。アサド政権の後ろ盾となっていたイランに関しては、シリアや近隣諸国に脅威をもたらしたと非難し、「イランの部隊のシリア駐留を終わらせることができた。イラン国民は敵ではない」と語った。

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