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シリア、暫定政権下で改憲へ 円滑な政権移行は未知数、治安も課題

ウマイヤド広場に集まり、反体制派の旗を掲げてアサド政権崩壊を喜ぶ人たち=シリア・ダマスカスで2024年12月12日、和田大典撮影
ウマイヤド広場に集まり、反体制派の旗を掲げてアサド政権崩壊を喜ぶ人たち=シリア・ダマスカスで2024年12月12日、和田大典撮影

 シリアでアサド政権が崩壊して15日で1週間となる中、反体制派が主導する暫定政権は憲法改正に着手した。国内少数派も尊重した政権運営を目指す方針を打ち出しているが、反体制派は一枚岩ではない。過激派組織の伸長を懸念する声もある。円滑な政権移行ができるかは未知数だ。

 暫定政権は12日、旧政権下での憲法と議会を一時停止し、改憲のための専門委員会を設置する方針を明らかにした。バシル暫定首相は中東の衛星テレビ「アルジャジーラ」で「少数派の権利を守り、治安の安定を実現させる」と訴えた。

 ただ、反体制派の中心となっている「ハヤト・タハリール・シャム」(HTS)は国際テロ組織アルカイダ系の組織が前身で、イスラム主義的な統治を懸念する声も根強い。反体制派の中には利害が対立する組織もあり、改憲に向けた協議がスムーズに進むのかが焦点だ。

 治安の安定も大きな課題だ。…

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