
イスラエルが1967年にシリアから奪って実効支配しているゴラン高原には、今も約2万人のシリア人が暮らす。シリアでは独裁を敷いたアサド政権が倒れて新しい国づくりへの動きが始まる中、ゴラン高原の住民にも「祖国」への期待と不安が渦巻いていた。
村はお祭り騒ぎ
「お母さん、お母さん! アサドの最後の日が来た! シリア国民は一つ!」
アサド政権崩壊翌日の9日、イスラエルの占領地、シリア領マジダルシャムス村。中心部の建物にはシリア反体制派の巨大な旗が掲げられ、数百人が独裁政権の打倒を祝っていた。住民の多くはシリア側に親戚がおり、アサド政権に殺害されたという親戚の写真を掲げる人の姿もあった。
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