「井村先生の手紙に涙」 リーダーのやりがいとは 小谷実可子さん
毎日新聞
2024/10/31 06:30(最終更新 11/8 12:52)
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1988年ソウル・オリンピックのシンクロナイズドスイミング(現アーティスティックスイミング)銅メダリストの小谷実可子さん(58)。日本オリンピック委員会(JOC)などで役職を多く務めるとともに、50代になってマスターズの世界大会に挑戦を始めた。女子テニス元世界4位の伊達公子さん(54)との対談で、「権力って楽しい」とリーダーシップを取るやりがいを表現し、「80歳で金メダル」と選手としての夢を語った。そこにはどんな思いがあるのか――。
伊達 今は何の活動に一番時間を割いているのですか。
小谷 JOCですね。夏はアーティスティックスイミング(AS)の指導をする子どもたちの発表会があって、体力的、精神的にはそこに集中していました。その前はパリ・オリンピックがあり、JOC絡みの会議が増えました。
伊達 JOCなどから最初に声が掛かり始めたのはいつですか。
小谷 ソウル・オリンピックの後に1回、休養期間があって、長野冬季オリンピックの招致活動に関わり、JOCの嘱託職員をしていました。招致活動を通して、オリンピックをやるまでにこんなにいろいろな人が時間や労力、お金をかけているんだとか、選手派遣のためにこんなに頑張ってくださっているんだと知りました。92年のバルセロナ大会が終わって選手を引退したのですが、JOCに関わっていたことでいろいろな役職に呼ばれるようになりました。
伊達 やりがいは?
小谷 20代の頃は、必死でした。最近は昔つながった人がIOCやOCA(アジア・オリンピック評議会)にいるので、やりやすいですね。IOCとも本気で物を言い合ったりしています。
活字にすると誤解を招く…
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