テレワークない働き方に逆戻り?マスクは? コロナ指針緩和の影響は

マスクを着けて通りを歩く人たち=東京都千代田区で2022年5月20日、和田大典撮影
マスクを着けて通りを歩く人たち=東京都千代田区で2022年5月20日、和田大典撮影

 経団連が17日、新型コロナウイルスの感染対策指針を改定し大幅に簡略化した。感染状況の改善を踏まえたものだが、コロナ禍のもとで進んだ企業のテレワーク(在宅勤務)やマスク着用は今後どうなるのか。

感染者減り、テレワークから出社に戻る企業が増加

 新型コロナの感染拡大で在宅勤務はこの2年で急速に広まったが、企業からは「社員同士のつながりの不足や仕事のやり方に悩む」(食品大手)といった懸念もあり、感染者が減少傾向となる中で出社を増やす企業が増えている。

 自動車大手のホンダは、コロナ禍をきっかけに本社などで在宅勤務を本格的に導入。1カ月間出社しない働き方も可能だった。しかし、「ソニーグループとの提携など社内の動きが激しくなり、テレワークのコミュニケーションに限界を感じた」(担当者)ため、今年5月には「対面」が基本の制度に切り替えた。ホンダは「三現(現場、現実、現物)主義」を掲げていることもあり、「実際に顔を合わせて仕事を進めることを重視した」という。化学大手の三菱ケミカルホールディングスもテレワークを導入しているが、最近は出社率が徐々に上がっており、今後の状況次第で働き方の見直しを検討する。

 これまでの経団連指針は通勤について「テレワークなどさまざまな勤務形態を検討する」と明記していた。今回はこうした企業の動きを踏まえて「感染拡大期においては」の文言を加え、従来の出社勤務を是認する姿勢に改めた。

週休3日など働き方の探求続ける社も

 しかし、…

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