色にもこだわり 終電後のホームで見せる作業員の「早ワザ」
毎日新聞
2022/2/20 13:00(最終更新 2/20 13:43)
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よく使っている駅に、いつのまにかホームドアが設置されていた、という経験は何度もある。それなのに、設置工事のために駅内の通行が制限されたり、目張りされたりしているのは見たことがない。東京メトロ裏側探検隊の第5回の舞台は日比谷線・仲御徒町駅。深夜のホームに、あっという間にホームドアを設置する早業を見せてもらった。【北山夏帆】
深夜の駅に集合
思い返せば、毎日新聞社に直結する東西線・竹橋駅のホームドアは約3年前に突如として現れた。広報担当者に尋ねてみると「ホームドアは、1ホームあたり一晩で設置が完了するんです」との回答。ぜひ見せてください!
深夜0時。仲御徒町駅に集合した我々(探検隊)は、1番ホームで最終電車の発車を待った。まだホームドアは設置されていない。到着した電車からはポツポツと乗客が降りてくる。「この人たちの中には明日になって、様変わりしたホームに驚く人もいるに違いない……」。乗客を降ろした電車は何事もなくトンネルの闇に消えていった。
終電が出た後の駅に取り残されたせいだろうか、胸がドキドキしている。0時半過ぎ、駅員が残留客がいないことを確認すると、今度は数十人の作業員がぞろぞろとホームに下りてきた。思ったより軽装だ。すぐにホームドア設置のための土台の取り付け作業が始まった。作業員は小さな部品や工具などを手に持っている。あれっ、肝心のホームドアはどこにあるのだろう?
今回の案内人である電気部設備課の三ツ橋佑介副主任(38)に聞くと、「ホームドアはあとから到着します」とのこと。「そ、そうなんですか」。始発前には作業が終わるという。一緒に来た…
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