三原じゅん子副厚生労働相と中山泰秀副防衛相がそれぞれ国会の委員会審議に遅刻し、審議がストップする混乱を招いた。SNS(ネット交流サービス)上では三原、中山両氏への非難が相次いだ一方、審議を止めるほどのことだったのか疑問視する意見も目立った。国会と世間一般では遅刻の重さは違うのだろうか。
三原副厚労相が30分遅刻
「極めて遺憾だ。国民に大変申し訳ないと思うし、議会関係の皆さんにも迷惑をかけて申し訳ない」。菅義偉首相は20日夜、首相官邸で記者団に三原、中山両氏の遅刻への見解を問われ、苦言を呈した。
三原氏が遅刻したのは13日の参院厚生労働委員会だった。委員会は昼の休憩を挟んで午後1時半に始まったが、野党が三原氏の不在に気づいた。三原氏は厚労省内で開いていた自らがトップを務める「コロナ禍の雇用・女性支援プロジェクトチーム」の会議に出ていたという。連絡を受けて急きょ委員会に向かったが、約30分遅刻した。
野党は「今回のようなサボタージュは万死に値する」(立憲の難波奨二参院国対委員長)と猛反発。委員会は5時間以上ストップし、予定していた医療法改正案の採決は見送られた。
三原氏は18日に改めて開かれた委員会で「審議に迷惑をかけたことにおわびを申し上げる」と謝罪。「(雇用や女性の)支援策が十分に届いていない状況を打開しなければと気負うあまり会議に出席する判断をしてしまった」と釈明した。ただ…
この記事は有料記事です。
残り1715文字(全文2312文字)
あわせて読みたい
' +
'
' +
'' + csvData[i][2] + '
' + '' +
'' + listDate + '' +
'
' +
'