すべてのいのちを守るために――。これこそが2019年11月、フランシスコ・ローマ教皇(83)が日本を訪れた際のメインテーマだった。カトリックの最高指導者として38年ぶりに来日した教皇は、実質3日間で被爆地である長崎・広島、そして東京を訪れ、日本社会に多くのメッセージを残した。今一度、教皇の言葉に込められた意味をかみしめたい。【奥村隆】
フランシスコ教皇が最初に日本国民の前に姿を現したのは、長崎の爆心地だった。石碑に献花し、黙とう。降りしきる雨の中、1分40秒にわたって祈りをささげた。そして、次のように語り始める。
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