災害時の避難勧告・指示の前段階で出される「避難準備情報」。これには「要援護者は避難行動を始める」との意味があるが、8月30日に上陸した台風10号による豪雨被害を受けた岩手県岩泉町で、高齢者グループホーム「楽(ら)ん楽(ら)ん」を含む町内全5カ所の入居型高齢者施設が理解していなかったことが毎日新聞の取材で分かった。全国的にも周知が進んでおらず、発令の仕方を見直す自治体も出ている。
避難準備情報は、市町村長が国のガイドラインに基づき発令する。岩泉町は台風上陸前の30日午前、発令した。入居者9人が死亡した「楽ん楽ん」を管理する社団医療法人の常務理事は「避難準備情報が出たことは知っていたが、意味を理解していなかった」とした上で「準備情報が出た時に避難しておけば良かった」と話した。
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