~ 資産形成と資産運用 ~私が保有しているほとんどの投資信託は、手数料と信託報酬が立派に高いものです。若い人たちから見ると、なんと無駄なことか!と思われても仕方がないと思っています。
それもそのはずで、若い人たちの投資の主な目的は
資産形成だと思いますので、1円でも資産を増やすことを考えておられるはずです。そのためには、インデックスファンドのようなノーロードで信託報酬の安い金融商品を中心に運用しようとするのは当然の選択でしょう。私みたいに、手数料が高く、定期的に分配金が出るような非効率な投資信託は買わないでしょう。
一方、私の場合の投資目的は、
資産運用です。バイアンドホールドだけの長期投資スタンスは、私みたいな年齢になるとあまり積極的にはなれません。このくらいの年齢になってくると、お金は増やすより使え!という感覚になってきます。最後の一滴まで、いかにうまく使い切るかです。毎日、そのことばかり考えているといっても過言ではありません。増やすのも(貯めるのも)難しいですが、使うのはそれ以上に難しいと最近思い始めました。それも、残りの人生、途中で絶対不足しないように、常に先を見越しながら計画的に使っていくことが・・。
退職して以来、年齢を重ねるほど、残りの人生がどんどん少なくなっていきます。気分的に焦りを感じ始めています。やりたいことはできるだけ早く、しかも多くのことをやってしまいたいと考えています。そんな状態で、投資に時間や労力をかけることは、非常にもったいないので、少々コストが高くても、手間のかからない楽な金融商品を必然的に選んでしまいます。
投資信託に関するブログやコメントを見ていますと、毎月(定期)分配型の投資信託に対する議論があちこちでされているようです。人によって色々な考え方があるので、一概に分配型が良いとか良くないとは言えません。要はその人にマッチしているかどうかです。マッチしていたら分配型であろうとなかろうと、それはそれで良いと思います。私のような場合には、既にセカンドライフに突入しているので、使えるお金がどんどん分配されてくるのが有利だと思っています。
私が毎月(定期)分配型投資信託を保有しているのは、ズバリ利益確定のためです。生きているうちに、有効にお金を使い切るためにも、利益確定が必要だと思っています。残りの人生が少ないだけに、分配金を一銭ももらわないまま、基準価額が暴落したり、あるいは生涯を終えてしまったら最悪の結果になります。
非分配の投資信託を買った場合、利益確定をするには、いつどれだけ売るかについて考えなくてはいけません。私だけではないと思いますが、その時は非常に迷ってしまいます。大変なエネルギーが要ります。つまり、手間がかかるのです。高齢になると、この手間が非常に負担になり、悠々自適どころか、毎日売ることばかり考える羽目になってしまいそうなのです。
分配型であれば、何も考えずに分配金を受け取っていくだけでいいのです。たとえ、分配する場面ではないだろうと思っても、制度ですから勝手に分配されてくるわけです。最近思っているのですが、何か利益確定売りの
後押しをしてくれているように思えます。
そして、分配金を含めた基準価額が買値を上回っている限り、儲けがあり利確できているわけです。確かに複利効果が得られないことや、分配金が出るたびにかかる税金は非効率ですが、楽に利益確定できる方が私にとっては大きなメリットです。基準価額が徐々に下がっていっても、分配金を確保していれば、評価額の下がっていく不動産投資(貸家経営)みたいなものです。不動産投資はわずらわしさが残りますが、投資信託は何もありません。楽です。要するに
自分にぴったり合った金融商品なんでしょうね。
その代わり、長期に亘って優秀な投資信託を選ぶことと、うまくリスク分散する必要があります。これで投資が成功するかしないか決まってしまいます。私にとって、この投資信託選びは最も面白味があり、楽しいときです。お金があれば、もっと色々な投資信託を買いたいのですが、そういうわけにはいかないのが残念です。
嗚呼!、もっと資産があれば・・・。
ポチっと一押し、ご協力を・・・↓ ↓ ↓ ↓↑ ↑ ↑ ↑FC2ブログランキング参加中!
上のバナーを一押しお願いします!
テーマ:資産運用について - ジャンル:株式・投資・マネー
- 2007/02/20(火) 21:00:36|
- 投資信託
-
| トラックバック:0
-
| コメント:4
うわ~ん! FXでまたこてんぱんにやられちゃいました陽子です。なので昨晩はいつになく早く床に就いて、今朝はお年寄り並に4:30に起床して、朝日と飼い猫達と戯れているのよ!
資産形成と資産運用は同じようでも全然意味が違うんですね。私の場合はまだまだ形成していかねばならないので、日々努力はしているけれど、どうも曲がり屋らしくって、FXは絶不調。こりゃあ、やらんほうが資産形成への早道かも・・・。
私も分配型の投資信託買ってるけど、確か、分配してくれなくていいっていう設定になってる。つまり複利運用をしているってことなのかな?
いけないことかも知れないけど、自分がどんなタイプの投資信託を買っているのかいまいち理解していなくて、基準価格が上がってるからいいかなと放置状態。一番気になってるのは、何年間も放置してある投資信託で、たいして価格が上がっていないもの。
持ってる意味あるんかなぁ~って思う。ただ単に、為替リスクにさらしているだけのような・・・。
あ、でも、それらの資金はやっぱり投資信託で監禁しておいた方が、私がFXに使うより遥かに安全ってことは確信しましたよっ♪ うふふ。
フランクさんのFXポジションの記事が読みたいから
また書いてね☆
- 2007/02/22(木) 07:55:16 |
- URL |
- ようこ #-
- [ 編集]
放置している投資信託が、意外に値上がりしていることも良くあるのでは・・。
私みたいに、毎日リターン率を計算しているほうが、なかなか上がらないといえるかも・・・。
いずれにしても、数ヶ月に1回程度はリターン率をチェックして、評価されてみてはいかがですか? ニンマリ顔かニガムシ顔か、はっきりすると思いますよ。
私が持っている投資信託も、ほとんどが常に為替リスクにさらされていますよ。そのために、分配金でせっせと利確しています。
FXが絶不調とのことですが、コメントの明るい文面から察しますに、まだまだ余裕がありそうにお見受けします。今後もがんばって下さい!!
私のFX投資はまだまだ小規模ですが、近々に記事をアップしますのでよろしくお願いします。
- 2007/02/22(木) 10:57:41 |
- URL |
- フランク #9q.KjBZc
- [ 編集]
フランクさん。バンコクより戻りました。
>お金は増やすより使え!最後の一滴まで、いかにうまく使い切るかです。
これはセカンドステップの大きな課題ですね。
ファーストステップはいかにしてお金(資産)を増やすかです。
私はまだまだファーストステップの真っ最中。
しかし、子無し夫婦二人生活でお金を残す必要なない。
これを考えると、「いかにうまく使い切るか」は非常に難しい課題となります。
早期リタイアに必要な目標額の設定も現在悩んでいます。
一般に言われる資産1億円で年利5%の資産運用でリタイア後の生活費も安心。
これはあくまで原資を減らさずに利息・配当だけで生活する事が前提です。
しかしこの原資を残す必要がないのですから本当は1億円など必要はないのです。
実際何歳まで生きているかも不明。
ひょっとして不幸にして若くして重い病気にかかるかもしれない。
よって出来うる限り、若いうちにリタイアしたいのです。
40代前半で1億円が貯まればそれに越したことは有りません。
未来のことは誰にも分からないので、資産運用がどのようになるかは全く不明です。
私も日々こんなことばかり考えています。
- 2007/02/27(火) 12:23:09 |
- URL |
- スマイリー #TMk8PTho
- [ 編集]
お帰りなさい! いい旅だったようですね。
早期リタイヤに必要な目標額、確かに悩ましいですね。
そういう場合には、キャッシュフローによるシミュレーションで、ある程度目標が定まると思います。シミュレーションの条件(ライフプランニング)さえきっちりと設定すれば、かなりの高精度で目標額が決められます(と思います)。
まぁ、まだスマイリーさんはお若いのだから、病気のことは考えずに、平均寿命まで生存するとした目標額設定と資産運用手段に考えを集中されたらよろしいかと思いますが・・・。
資産1億円を5%運用で人生楽しめるか? 私の場合は何とかやっていけると思いますが、スマイリーさんの年代では少々疑問を感じます。やはり、生涯のライフプランニングとキャッシュフローの繰り返しが、問題点の摘出と対策が見つける早道か?と思います。
- 2007/02/27(火) 22:03:47 |
- URL |
- フランク #9q.KjBZc
- [ 編集]