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酷暑の労働損失100兆円 働き方は「ニューノーマル」に
プラス2度⑤
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2050年8月昼、都内の建設現場。鉄筋は目玉焼きができるほどの熱を持ち、頻発する豪雨でコンクリートも乾かない。作業は3日止まる。宅配会社はドライバーの安全に配慮し、昼の配達指定を取りやめた。
熱ストレスによる世界の労働損失はすでに年6700億ドル(約100兆円)。米研究チームは暑さによる働き手への影響をまとめて英科学誌で発表した。気温が産業革命前より2度上がると1.6兆ドルに膨らむという。
今年8...