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社債市場、かりそめの活況 「利上げ待ち」に波乱の芽
南泰葉
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国内社債市場が充実の秋を迎えている。10月の社債発行額は7月以来の高水準となった。日銀が時間をかけて金融政策正常化を進めるとの見方から、急激な金利上昇に対する投資家の警戒感が和らいだためだ。ただ日銀の植田和男総裁は31日の記者会見で「利上げ継続」の基本方針を強調した。これが投資家の「利上げ待ち」を促し、今後、社債市場に波乱をもたらすリスクがある。
「空が晴れてきた感じだ」。大和証券デット・キャピ...